四半期報告書-第83期第3四半期(令和2年10月1日-令和2年12月31日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間において、当社グループでは「ドラゴンボール」シリーズ、「ワンピース」、「プリキュア」シリーズといった主力作品群からの安定的な収益の確保・拡大を図るとともに、海外事業に引き続き注力しました。また、持続的な成長と中長期的な企業価値向上を目指すため、映像製作・販売事業にも積極的に取組みました。
しかしながら、新型コロナウイルスの感染拡大による劇場作品の公開延期、テレビアニメの新作話放送休止、商品販売店舗の営業自粛、イベント・催事の延期・中止等があり、売上にも大きく影響しました。
この結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は、376億32百万円(前年同期比9.1%減)、利益については、営業利益は119億2百万円(同2.7%減)、経常利益は121億63百万円(同4.5%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は86億24百万円(同3.0%減)となりました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります(セグメント間取引金額を含む)。
なお、セグメント損益は、営業利益及び営業損失ベースの数値であります。
①映像製作・販売事業
劇場アニメ部門では、7月に映画「人体のサバイバル!」、8月に「東映まんがまつり」、10月に「映画プリキュアミラクルリープ」、11月に映画「魔女見習いをさがして」を公開しました。新型コロナウイルス感染拡大による影響や、前年同期にヒットした劇場版「ONE PIECE STAMPEDE」の反動減により、前年同期比では大幅な減収となりました。
テレビアニメ部門では、「ワンピース」、「ヒーリングっど♥プリキュア」、「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」、「デジモンアドベンチャー:」、「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」、「おしりたんてい」の6作品を放映しました。前年同期好調に稼働したゲーム向け音声製作や催事イベント向け映像製作の反動減により、大幅な減収となりました。
コンテンツ部門では、劇場版「ONE PIECE STAMPEDE」のブルーレイ・DVDが好調に稼働したことから、増収となりました。
海外映像部門では、サウジアラビア向け劇場作品の納品に加え、北米向け劇場上映権、北米・アジア向け映像配信権の販売が好調に稼働したことから、大幅な増収となりました。
その他部門では、前年同期好調に稼働した劇場版「ONE PIECE STAMPEDE」の劇場公開に向けた映像配信権販売の反動減に加え、アプリゲーム『聖闘士星矢 ギャラクシースピリッツ』のサービス終了により、大幅な減収となりました。
この結果、映像製作・販売事業全体では、収益性の高い海外映像の売上が増加したことや、映像展開縮小に伴う売上原価減少等により、売上高は146億3百万円(前年同期比6.7%減)、セグメント利益は41億77百万円(同8.5%増)と減収増益となりました。
②版権事業
国内版権部門では、「ドラゴンボール」シリーズのゲーム化権販売が、好調だった前年同期の勢いには至らなかったことや、前年同期好調に稼働した劇場版「ONE PIECE STAMPEDE」の劇場公開に向けたタイアップ・キャンペーン向け許諾や遊技機の契約の反動減等により、大幅な減収となりました。
海外版権部門では、欧米で「ドラゴンボール」シリーズ、アジアで「スラムダンク」等、アプリゲームが好調に稼動したことにより、大幅な増収となりました。
この結果、版権事業全体では、売上高は211億97百万円(前年同期比2.5%減)、セグメント利益は103億91百万円(同1.0%減)と減収減益となりました。
③商品販売事業
商品販売部門では、前年同期好調に稼働した、劇場版「ONE PIECE STAMPEDE」の劇場公開に向けたタイアップ・キャンペーン向けノベルティグッズ等の販売の反動減に加え、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で商品販売店舗の営業自粛を行ったこと等から、大幅な減収となりました。
この結果、売上高は16億7百万円(前年同期比53.3%減)、セグメント損失は1億59百万円(前年同期は、63百万円のセグメント利益)と大幅な減収減益となりました。
④その他事業
その他部門では、催事イベントやキャラクターショー等を展開しました。新型コロナウイルスの感染拡大によるイベント・催事の延期・中止等の影響から、大幅な減収となりました。
この結果、売上高は2億72百万円(前年同期比59.3%減)、セグメント損失は1億39百万円(前年同期は、14百万円のセグメント損失)と大幅な減収減益となりました。
(資産)
流動資産は、前連結会計年度末に比べて3.6%増加し、622億20百万円となりました。これは、現金及び預金が9億99百万円、商品及び製品が1億12百万円、仕掛品が17億13百万円それぞれ増加し、受取手形及び売掛金が6億26百万円減少したこと等によるものです。
固定資産は、前連結会計年度末に比べて10.4%増加し、374億67百万円となりました。これは、投資有価証券が21億66百万円、投資その他の資産のその他が15億41百万円それぞれ増加し、有形固定資産が2億74百万円減少したこと等によるものです。
この結果、総資産は前連結会計年度末に比べて6.0%増加し、996億88百万円となりました。
(負債)
流動負債は、前連結会計年度末に比べて9.8%減少し、150億64百万円となりました。これは、支払手形及び買掛金が1億17百万円、未払法人税等が14億34百万円、賞与引当金が1億58百万円それぞれ減少したこと等によるものです。
固定負債は、前連結会計年度末に比べて9.8%増加し、28億83百万円となりました。これは、固定負債のその他が1億75百万円増加したこと等によるものです。
この結果、負債合計は前連結会計年度末に比べて7.1%減少し、179億48百万円となりました。
(純資産)
純資産合計は、前連結会計年度末に比べて9.4%増加し、817億40百万円となりました。これは、利益剰余金が57億59百万円、その他有価証券評価差額金が16億17百万円それぞれ増加し、為替換算調整勘定が3億50百万円減少したこと等によるものです。
(2) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの優先的に対処すべき事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(3) 研究開発活動
該当事項はありません。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間において、当社グループでは「ドラゴンボール」シリーズ、「ワンピース」、「プリキュア」シリーズといった主力作品群からの安定的な収益の確保・拡大を図るとともに、海外事業に引き続き注力しました。また、持続的な成長と中長期的な企業価値向上を目指すため、映像製作・販売事業にも積極的に取組みました。
しかしながら、新型コロナウイルスの感染拡大による劇場作品の公開延期、テレビアニメの新作話放送休止、商品販売店舗の営業自粛、イベント・催事の延期・中止等があり、売上にも大きく影響しました。
この結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は、376億32百万円(前年同期比9.1%減)、利益については、営業利益は119億2百万円(同2.7%減)、経常利益は121億63百万円(同4.5%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は86億24百万円(同3.0%減)となりました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります(セグメント間取引金額を含む)。
なお、セグメント損益は、営業利益及び営業損失ベースの数値であります。
①映像製作・販売事業
劇場アニメ部門では、7月に映画「人体のサバイバル!」、8月に「東映まんがまつり」、10月に「映画プリキュアミラクルリープ」、11月に映画「魔女見習いをさがして」を公開しました。新型コロナウイルス感染拡大による影響や、前年同期にヒットした劇場版「ONE PIECE STAMPEDE」の反動減により、前年同期比では大幅な減収となりました。
テレビアニメ部門では、「ワンピース」、「ヒーリングっど♥プリキュア」、「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」、「デジモンアドベンチャー:」、「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」、「おしりたんてい」の6作品を放映しました。前年同期好調に稼働したゲーム向け音声製作や催事イベント向け映像製作の反動減により、大幅な減収となりました。
コンテンツ部門では、劇場版「ONE PIECE STAMPEDE」のブルーレイ・DVDが好調に稼働したことから、増収となりました。
海外映像部門では、サウジアラビア向け劇場作品の納品に加え、北米向け劇場上映権、北米・アジア向け映像配信権の販売が好調に稼働したことから、大幅な増収となりました。
その他部門では、前年同期好調に稼働した劇場版「ONE PIECE STAMPEDE」の劇場公開に向けた映像配信権販売の反動減に加え、アプリゲーム『聖闘士星矢 ギャラクシースピリッツ』のサービス終了により、大幅な減収となりました。
この結果、映像製作・販売事業全体では、収益性の高い海外映像の売上が増加したことや、映像展開縮小に伴う売上原価減少等により、売上高は146億3百万円(前年同期比6.7%減)、セグメント利益は41億77百万円(同8.5%増)と減収増益となりました。
②版権事業
国内版権部門では、「ドラゴンボール」シリーズのゲーム化権販売が、好調だった前年同期の勢いには至らなかったことや、前年同期好調に稼働した劇場版「ONE PIECE STAMPEDE」の劇場公開に向けたタイアップ・キャンペーン向け許諾や遊技機の契約の反動減等により、大幅な減収となりました。
海外版権部門では、欧米で「ドラゴンボール」シリーズ、アジアで「スラムダンク」等、アプリゲームが好調に稼動したことにより、大幅な増収となりました。
この結果、版権事業全体では、売上高は211億97百万円(前年同期比2.5%減)、セグメント利益は103億91百万円(同1.0%減)と減収減益となりました。
③商品販売事業
商品販売部門では、前年同期好調に稼働した、劇場版「ONE PIECE STAMPEDE」の劇場公開に向けたタイアップ・キャンペーン向けノベルティグッズ等の販売の反動減に加え、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で商品販売店舗の営業自粛を行ったこと等から、大幅な減収となりました。
この結果、売上高は16億7百万円(前年同期比53.3%減)、セグメント損失は1億59百万円(前年同期は、63百万円のセグメント利益)と大幅な減収減益となりました。
④その他事業
その他部門では、催事イベントやキャラクターショー等を展開しました。新型コロナウイルスの感染拡大によるイベント・催事の延期・中止等の影響から、大幅な減収となりました。
この結果、売上高は2億72百万円(前年同期比59.3%減)、セグメント損失は1億39百万円(前年同期は、14百万円のセグメント損失)と大幅な減収減益となりました。
(資産)
流動資産は、前連結会計年度末に比べて3.6%増加し、622億20百万円となりました。これは、現金及び預金が9億99百万円、商品及び製品が1億12百万円、仕掛品が17億13百万円それぞれ増加し、受取手形及び売掛金が6億26百万円減少したこと等によるものです。
固定資産は、前連結会計年度末に比べて10.4%増加し、374億67百万円となりました。これは、投資有価証券が21億66百万円、投資その他の資産のその他が15億41百万円それぞれ増加し、有形固定資産が2億74百万円減少したこと等によるものです。
この結果、総資産は前連結会計年度末に比べて6.0%増加し、996億88百万円となりました。
(負債)
流動負債は、前連結会計年度末に比べて9.8%減少し、150億64百万円となりました。これは、支払手形及び買掛金が1億17百万円、未払法人税等が14億34百万円、賞与引当金が1億58百万円それぞれ減少したこと等によるものです。
固定負債は、前連結会計年度末に比べて9.8%増加し、28億83百万円となりました。これは、固定負債のその他が1億75百万円増加したこと等によるものです。
この結果、負債合計は前連結会計年度末に比べて7.1%減少し、179億48百万円となりました。
(純資産)
純資産合計は、前連結会計年度末に比べて9.4%増加し、817億40百万円となりました。これは、利益剰余金が57億59百万円、その他有価証券評価差額金が16億17百万円それぞれ増加し、為替換算調整勘定が3億50百万円減少したこと等によるものです。
(2) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの優先的に対処すべき事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(3) 研究開発活動
該当事項はありません。