四半期報告書-第95期第2四半期(平成30年7月1日-平成30年9月30日)

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2018/11/09 14:30
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文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において入手可能な情報に基づき、当社が合理的であると判断したものです。従って、実際の当社グループの連結業績は、潜在的リスクや不確定要素等により、予測された内容とは異なる結果となることがあります。
(1)経済環境
当第2四半期連結累計期間における世界経済は、米国では雇用・所得環境の改善を背景に堅調な景気拡大が続き、欧州でも英国のEU離脱を巡る懸念はあるものの景気は順調に拡大、新興国についても中国はやや減速気味ながらASEANやインド等アジアを中心に総じて景気は良好であり、全体として拡大傾向が続きました。但し、米国と中国の貿易摩擦は厳しさを増し、来年3月に控えた英国のEU離脱交渉も難航が続いている中、今後の世界経済に対する不透明感は拭えず、その動向に引続き留意が必要な状況にあります。原油価格(WTIベース/1バレルあたり)は、堅調な世界経済を背景に需要拡大が見込まれていた中で、米国の核合意離脱によりイランの供給に懸念が生じたこと等により、期初の60ドル台前半から上昇、5月以降は70ドル前後の高値圏で推移しました。
日本経済は、年初に個人消費や輸出の停滞により一時的に足踏みしましたが、その後は設備投資が増勢を強め、個人消費も徐々に持直す等、拡大基調を取戻し堅調に推移しています。円・ドル相場は、北朝鮮情勢の緊張緩和や米国の長期金利上昇等を背景に、期初の106円台から9月末には113円台まで円安が進行しました。日経平均株価は、米国株価の上昇や円安傾向を受けて、期初の21,000円台前半から9月末には24,000円台を回復しました。10年物国債利回りは、円安や景気の拡大を受けて、期初の0.04%から9月末には0.13%まで上昇しました。
(2)定性的成果
当第2四半期連結累計期間における具体的成果は次のとおりです。
ユニー・ファミリーマートホールディングス(株)への取組強化
当社は、当社の持分法適用会社であったユニー・ファミリーマートホールディングス(株)(以下、「ユニー・ファミリーマート」という。)の普通株式を、当社の完全子会社である伊藤忠リテールインベストメント合同会社を通じて公開買付により追加取得することを決定し、2018年7月17日から8月16日まで公開買付を実施いたしました。その結果、既保有持分と合わせて議決権の過半数を保有することとなり、ユニー・ファミリーマートは当社の子会社となりました。小売業界における競争激化が進む環境下、当社とユニー・ファミリーマートが一層強固かつ緊密な関係を構築し、ユニー・ファミリーマートにおいて高度に効率化された経営を推進していくことで持続的な成長を目指します。また、当社グループ最大の顧客接点であるユニー・ファミリーマートを子会社化し、そこからのデータをビジネスに直結させていくことで従来型のバリューチェーンを更に進化させていきます。ここで得られたノウハウやビジネスモデルを当社グループ内で共有、有効活用することで、ユニー・ファミリーマートのみならず当社グループ全体の、中長期的な企業価値向上を目指します。
サルーラ地熱IPPプロジェクト完工及び商業運転の開始
当社が参画するサルーラ地熱IPP事業(以下、「本プロジェクト」という。)において、2018年5月に最終号機となる3号機が完工し、3機合計出力が当初計画通り約330MW(インドネシアでの約210万世帯の使用電力量に相当)を達成しました。今後30年間にわたりインドネシア国有電力公社に電力を供給してまいります。本プロジェクトは、2004年の事業権入札から、2007年の売電契約締結を経て、出資パートナーと長きにわたり取組んだ単一開発契約の地熱IPP(独立発電事業)として、世界最大規模のものです。インドネシアは世界有数の地熱源保有国であり、同国は再生可能エネルギーである地熱を戦略的な電力源として位置付けています。サルーラ地域では更に多くの地熱資源の開発が可能と期待されており、事業拡張も検討してまいります。また、本プロジェクトの事業会社は発電所の周辺地域において積極的にCSR活動を行っており、当社は今後も本プロジェクトを通じて、地域社会との共生を図り、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
中国における次世代モビリティビジネスへの取組
当社は、次世代モビリティビジネスへの取組の一環として、中国における新興電気自動車(EV)メーカーである智車優行科技(上海)有限公司(以下、「奇点汽車」という。)及びEV商用車のレンタル・メンテナンスサービスの地上鉄租車(深圳)有限公司(以下、「地上鉄」という。)への出資を実施し、既存事業の強化・変革並びに次世代モビリティビジネスの本格化を推進いたします。
現在、自動車産業ではEV化によりビジネスバリューチェーンに大きな変革が起きるとともに、新たなビジネスチャンスが期待されております。奇点汽車は、AIやIoT技術により高度にコネクティッド化された車両を開発し、顧客接点デバイスと位置付けた車両からのユーザーデータの取得・分析を通じた様々なデータ活用サービスを志向しております。また、中国で拡大するEV商用車市場におけるEV商用車レンタル最大手である地上鉄は、レンタルのみならず、車両運行管理及び充電インフラの整備も手掛けており、EV商用車を使った物流オペレーションのノウハウを蓄積しております。当社は、これまで培ってきた自動車販売ビジネスのノウハウを生かして、奇点汽車のデータ活用サービスやEVアフターサービスのノウハウを取入れ、次世代モビリティビジネスの構築を推進してまいります。また、商用車ビジネスのノウハウや日系顧客とのネットワーク等を活かし、地上鉄と協働してEV商用車レンタル拡販を推進、EV物流に関する各種ソリューションの提案・提供、次世代電力バリューチェーンとのシナジー追求等を検討してまいります。
(株)Paidyを通じた次世代金融サービスへの取組
当社は、当社子会社であるポケットカード(株)(以下、「ポケットカード社」という。)とともに、オンライン後払い決済サービスを運営する(株)Paidy(以下、「Paidy社」という。)へ第三者割当増資等を通じて、持分法適用会社化を前提とした戦略的事業投資を実施いたしました。国内での電子商取引(EC)市場が好調に成長を続けている中、後払い決済サービスは、若年層を中心としたクレジットカードを保有していないユーザーや、セキュリティ面での不安からオンライン決済でクレジットカードを利用しないユーザーのニーズを捉え、市場が急拡大しております。中でもPaidy社は継続的なユーザビリティ向上に主眼を置いたオンラインで即時決済が可能な後払い決済サービスを強みに急成長しており、また、独自開発の与信モデルによって幅広い商品の取扱いが可能であることが加盟店に評価されております。Paidy社の強みとポケットカード社が長年培った決済分野でのノウハウを組み合わせることにより、消費者の支出と収入、送金等に係る先進的で使い勝手のよい次世代金融サービスを構築し、企業や消費者に提供していくことを目指してまいります。
(3)業績の状況
当第2四半期連結累計期間の「収益」(「商品販売等に係る収益」及び「役務提供及びロイヤルティ取引に係る収益」の合計)は、前第2四半期連結累計期間比2兆8,832億円(111.9%)増収の5兆4,609億円となり
ました。新会計基準(IFRS第15号)適用の影響による増収2兆5,686億円が含まれております。
・食料においては、主として新会計基準適用の影響により増収。
・エネルギー・化学品においては、新会計基準適用の影響に加え、エネルギー関連事業における販売価格上昇等により増収。
・機械においては、新会計基準適用の影響に加え、前第2四半期連結累計期間におけるヤナセの子会社化等により増収。
・金属においては、主として新会計基準適用の影響により増収。
「売上総利益」は、前第2四半期連結累計期間比407億円(7.0%)増益の6,196億円となりました。
・機械においては、前第2四半期連結累計期間におけるヤナセの子会社化に加え、自動車関連取引が堅調に推移したこと等により増益。
・住生活においては、国内物流施設開発案件の取引増加等により増益。
・エネルギー・化学品においては、原油生産量増加及び油価上昇による開発原油取引の採算改善に加え、化学品関連取引の堅調な推移等により増益。
「販売費及び一般管理費」は、前第2四半期連結累計期間におけるヤナセの子会社化の影響等により、前第2四半期連結累計期間比230億円(5.3%)増加の4,526億円となりました。
「貸倒損失」は、一般債権に対する貸倒引当金の増加等により、前第2四半期連結累計期間比18億円増加の25億円となりました。
「有価証券損益」は、ユニー・ファミリーマートの子会社化に伴う再評価益等により、前第2四半期連結累計期間における中国生鮮食品関連事業の一部売却に伴う利益及びタキロンシーアイ統合に伴う利益の反動はあったものの、前第2四半期連結累計期間比1,549億円(414.8%)増加の1,922億円(利益)となりました。
「固定資産に係る損益」は、前第2四半期連結累計期間比8億円減少の2億円(利益)となりました。
「その他の損益」は、為替損益の悪化等により、前第2四半期連結累計期間比41億円減少の54億円(利益)となりました。
「受取利息」、「支払利息」の合計である金利収支は、米ドル金利上昇による支払利息の増加等により、前第2四半期連結累計期間比43億円(208.1%)悪化の63億円(損失)となり、「受取配当金」は、鉄鉱石関連投資の配当の増加等により、前第2四半期連結累計期間比16億円(15.5%)増加の117億円となりました。
「持分法による投資損益」は、前第2四半期連結累計期間比1,190億円減少の97億円(損失)となりました。
・その他及び修正消去(注)においては、CITIC Limitedに対する投資の減損損失等により減少。
・住生活においては、海外パルプ関連事業における市況上昇等により増加。
・情報・金融においては、金融関連事業が好調に推移したこと等により増加。
・エネルギー・化学品においては、東シベリア石油開発関連事業における原油生産量増加及び油価上昇並びに取込比率上昇に加え、石油化学関連事業の取込損益の増加等により増加。
(注)「その他及び修正消去」は、各事業セグメントに帰属しない損益及びセグメント間の内部取引消去が
含まれております。詳細は「第4 経理の状況 要約四半期連結財務諸表注記 3 セグメント情報」を
ご覧ください。
以上の結果、「税引前四半期利益」は、前第2四半期連結累計期間比441億円(14.1%)増益の3,580億円となりました。また、「法人所得税費用」は、ユニー・ファミリーマートの子会社化に伴う再評価益に係る税金費用増加等により、金融関連事業に係る税金費用減少はあったものの、前第2四半期連結累計期間比229億円(40.1%)増加の801億円となり、「税引前四半期利益」3,580億円から「法人所得税費用」801億円を控除した「四半期純利益」は、前第2四半期連結累計期間比212億円(8.3%)増益の2,779億円となりました。このうち、「非支配持分に帰属する四半期純利益」199億円を控除した「当社株主に帰属する四半期純利益」は、前第2四半期連結累計期間比155億円(6.4%)増益の2,580億円となりました。
(参考)
日本の会計慣行に基づく「営業利益」(「売上総利益」・「販売費及び一般管理費」・「貸倒損失」の合計)は、前第2四半期連結累計期間比159億円(10.7%)増益の1,645億円となりました。
・エネルギー・化学品においては、原油生産量増加及び油価上昇による開発原油取引の採算改善に加え、化学品関連取引の堅調な推移等により増益。
・住生活は、国内物流施設開発案件の取引増加等により増益。
・機械においては、自動車関連取引が堅調に推移したものの、前第2四半期連結累計期間に子会社化したヤナセにおける中古車の一時的な採算低下等により減益。
(4)セグメント別業績
当第2四半期連結累計期間における、事業セグメント別の業績は次のとおりです。当社は7つのディビジョンカンパニーにより以下の区分にて、事業セグメント別業績を記載しております。
① 繊維カンパニー
収益(セグメント間内部収益を除く。以下同様。)は、新会計基準適用の影響により、前連結会計年度におけるアパレル関連の一部事業の売却はあったものの、前第2四半期連結累計期間比393億円(15.5%)増収の2,927億円となりました。売上総利益は、アパレル関連事業の堅調な推移はあったものの、前連結会計年度における一部事業の売却等により、前第2四半期連結累計期間比47億円(7.6%)減益の565億円となりました。当社株主に帰属する四半期純利益は、アパレル関連事業の堅調な推移及び経費の削減に加え、海外アパレル関連事業の売却益等により、前第2四半期連結累計期間比19億円(13.9%)増益の156億円となりました。セグメント別資産は、季節要因による営業債権及び棚卸資産の増加により、前連結会計年度末比172億円(3.6%)増加の4,920億円となりました。
② 機械カンパニー
収益は、新会計基準適用の影響に加え、前第2四半期連結累計期間におけるヤナセの子会社化等により、前第2四半期連結累計期間比2,304億円(78.1%)増収の5,254億円となりました。売上総利益は、前第2四半期連結累計期間におけるヤナセの子会社化に加え、自動車関連取引が堅調に推移したこと等により、前第2四半期連結累計期間比168億円(22.4%)増益の917億円となりました。当社株主に帰属する四半期純利益は、自動車関連取引が堅調に推移したことに加え、海外事業の売却益はあったものの、前第2四半期連結累計期間に子会社化したヤナセにおける中古車の一時的な採算低下等により、前第2四半期連結累計期間比ほぼ横ばいの273億円となりました。セグメント別資産は、自動車関連での営業債権及び棚卸資産の増加に加え、中南米自動車関連事業の新規連結等により、前連結会計年度末比629億円(5.2%)増加の1兆2,814億円となりました。
③ 金属カンパニー
収益は、主として新会計基準適用の影響により、前第2四半期連結累計期間比2,206億円(204.8%)増収の3,283億円となりました。売上総利益は、石炭価格の上昇があったものの、一部の鉄鉱石権益保有形態変更による減少等により、前第2四半期連結累計期間比4億円(0.9%)減益の440億円となりました。当社株主に帰属する四半期純利益は、一部の鉄鉱石権益保有形態変更に伴う一時的な取込損益の減少はあったものの、石炭価格の上昇に加え、鉄鋼製品関連事業の好調な推移等により、前第2四半期連結累計期間比23億円(6.2%)増益の394億円となりました。セグメント別資産は、非鉄関連事業等における営業債権及び棚卸資産の増加により、前連結会計年度末比154億円(1.8%)増加の8,657億円となりました。
④ エネルギー・化学品カンパニー
収益は、新会計基準適用の影響に加え、エネルギー関連事業における販売価格上昇等により、前第2四半期連結累計期間比8,167億円(108.7%)増収の1兆5,679億円となりました。売上総利益は、原油生産量増加及び油価上昇による開発原油取引の採算改善に加え、化学品関連取引の堅調な推移等により、前第2四半期連結累計期間比100億円(10.1%)増益の1,095億円となりました。当社株主に帰属する四半期純利益は、原油生産量増加及び油価上昇による開発原油取引の採算改善に加え、化学品関連の堅調な推移等により、前第2四半期連結累計期間における一過性利益の反動はあったものの、前第2四半期連結累計期間比86億円(57.0%)増益の236億円となりました。セグメント別資産は、化学品関連取引における営業債権の増加等により、前連結会計年度末比429億円(3.2%)増加の1兆3,986億円となりました。
⑤ 食料カンパニー
収益は、主として新会計基準適用の影響により、前第2四半期連結累計期間比1兆3,614億円(239.1%)増収の1兆9,307億円となりました。売上総利益は、食品流通関連事業が堅調に推移したものの、青果物関連事業における加工品販売価格の下落等により、前第2四半期連結累計期間比9億円(0.6%)減益の1,408億円となりました。当社株主に帰属する四半期純利益は、ユニー・ファミリーマートの取込損益の増加及び子会社化に伴う再評価益等により、青果物関連事業における加工品販売価格の下落に加え、前第2四半期連結累計期間における一過性利益の反動はあったものの、前第2四半期連結累計期間比1,198億円(217.4%)増益の1,749億円となりました。セグメント別資産は、ユニー・ファミリーマートの子会社化に加え、食品流通関連事業における営業債権の増加等により、前連結会計年度末比1兆7,128億円(87.3%)増加の3兆6,750億円となりました。
⑥ 住生活カンパニー
収益は、新会計基準適用の影響に加え、国内物流施設開発案件の取引増加等により、前第2四半期連結累計期間比1,745億円(61.6%)増収の4,578億円となりました。売上総利益は、国内物流施設開発案件の取引増加等により、前第2四半期連結累計期間比140億円(18.9%)増益の882億円となりました。当社株主に帰属する四半期純利益は、国内物流施設開発案件の取引増加に加え、海外パルプ関連事業における市況上昇等により、前第2四半期連結累計期間における一過性利益の反動はあったものの、前第2四半期連結累計期間比105億円(37.0%)増益の391億円となりました。セグメント別資産は、海外パルプ関連事業の好調に伴う増加等により、前連結会計年度末比251億円(2.6%)増加の1兆38億円となりました。
⑦ 情報・金融カンパニー
収益は、国内情報産業関連事業及び携帯電話関連事業における取引増加等により、前第2四半期連結累計期間比58億円(1.9%)増収の3,157億円となりました。売上総利益は、国内情報産業関連事業及び携帯電話関連事業における取引増加等により、医薬品開発業務受託事業の前第2四半期連結累計期間好調の反動はあったものの、前第2四半期連結累計期間比25億円(3.1%)増益の834億円となりました。当社株主に帰属する四半期純利益は、金融関連事業が好調に推移したこと及びファンド運用益の増加に加え、一過性の税金費用の減少等により、前第2四半期連結累計期間比147億円(63.0%)増益の381億円となりました。セグメント別資産は、金融関連事業の子会社化により、前連結会計年度末比2,560億円(33.4%)増加の1兆221億円となりました。
⑧ その他及び修正消去
当社株主に帰属する四半期純利益は、CITIC Limitedに対する持分法投資に係る減損損失により、前第2四半期連結累計期間比1,423億円(336.2%)悪化の1,000億円の損失となりました。
(5)主な子会社及び持分法適用会社の業績
① 黒字・赤字会社別損益及び黒字会社比率
黒字・赤字会社別損益(単位:億円)

前第2四半期連結累計期間当第2四半期連結累計期間増減
黒字会社赤字会社合計黒字会社赤字会社合計黒字会社赤字会社合計
事業会社損益
(海外現地法人含む)
2,346△782,2683,545△1,1282,4171,198△1,050149

黒字会社比率
前第2四半期連結累計期間当第2四半期連結累計期間増減
国内海外合計国内海外合計国内海外合計
黒字会社数104143247103152255△198
連結対象会社数(注)124180304120178298△4△2△6
黒字会社比率(%)83.979.481.385.885.485.62.05.94.3

(注)会社数には、親会社の一部と考えられる投資会社(169社)及び当社もしくは当社の海外現地法人が直接投資
している会社を除くその他の会社(510社)を含めておりません。
当第2四半期連結累計期間の事業会社損益は、前第2四半期連結累計期間比149億円増加の2,417億円の利益となりました。
黒字会社損益は、ユニー・ファミリーマートの子会社化に伴う再評価益等の計上や、パルプ市況の上昇及び販売数量の増加等があったITOCHU FIBRE LIMITEDの増益等により、前第2四半期連結累計期間比1,198億円増加の3,545億円の利益となりました。一方、赤字会社損益は、CITIC Limitedに対する持分法投資に係る減損損失等により、前第2四半期連結累計期間比1,050億円悪化の1,128億円の損失となりました。
黒字会社比率(連結対象会社数に占める黒字会社数の比率)については、前第2四半期連結累計期間の81.3%から4.3ポイント上昇の85.6%となりました。
② 主な黒字会社及び赤字会社の取込損益
主な黒字会社(単位:億円)

取込
比率(%)
取込損益(注)1増減コメント
前第2四半期連結累計期間当第2四半期連結累計期間増減
国内子会社
ユニー・ファミリーマートホールディングス(株)
(注)2 (注)3
50.28213048ブランド転換効果及び不採算店舗の閉鎖に伴う経費削減に加え、海外総合小売事業の売却に伴う一過性利益等により増益
(株)日本アクセス93.86659△7本社移転費用及びシステム改修に伴う償却費用増加等により減益
伊藤忠テクノソリューションズ(株)58.24643△3金融事業セグメント等が堅調に推移したものの、前第2四半期連結累計期間における一過性利益の反動により減益
Dole International Holdings (株)100.06339△24加工食品事業における販売価格の下落により減益
伊藤忠エネクス(株)54.0223211ホームライフ事業及び生活・産業エネルギー事業の堅調な推移等により増益
伊藤忠プラスチックス(株)100.02320△3電子材料及び産業資材販売が堅調に推移したものの、包装材料販売における原料高により減益
伊藤忠ロジスティクス(株)99.015172国内及び海外物流の堅調な推移等により増益
コネクシオ(株)60.31817△1一部の端末価格の見直し等で増収となったものの、店舗人員確保及び法人事業体制強化による販管費増加により減益
伊藤忠ケミカルフロンティア(株)100.01616△0ポリマー原料及び機能材料の販売が堅調に推移し、ほぼ横ばい
ポケットカード(株)
(注)2 (注)3
63.141510カードショッピングにおける増収等に加え、取込比率上昇により増益

(単位:億円)

取込
比率(%)
取込損益(注)1増減コメント
前第2四半期連結累計期間当第2四半期連結累計期間増減
海外子会社
ITOCHU Minerals & Energy of Australia Pty Ltd100.02882935一部の鉄鉱石権益保有形態変更に伴う一時的な減少はあったものの、石炭価格の上昇等により増益
ITOCHU FIBRE LIMITED
(注)4
100.0338956パルプ市況の上昇及び販売数量の増加等により増益
伊藤忠インターナショナル会社100.06967△2繊維関連事業における一過性利益があったものの、前第2四半期連結累計期間における税金費用改善の反動等により減益
伊藤忠欧州会社 (注)4100.0263812パルプ関連事業の取込損益増加により増益
伊藤忠香港会社100.025326金融関連事業及び繊維関連事業の取込損益増加に加え、生活資材関連取引の増加等により増益
ITOCHU Oil Exploration (Azerbaijan) Inc.100.0△22830油価上昇により好転
伊藤忠(中国)集団有限公司100.019826△172生活資材関連取引の増加及び化学品関連事業の堅調な推移等はあったものの、前第2四半期連結累計期間における生鮮食品関連事業の一部売却に伴う一過性利益の反動により減益
伊藤忠タイ会社100.022253金融関連事業の取込損益増加等により増益
CIECO Exploration and Production (UK) Limited100.0△12324Western Isles油田の生産開始により好転
European Tyre Enterprise Limited (注)4100.02423△1英国卸事業は堅調に推移したものの、物流効率化等に向けた費用の増加により、ほぼ横ばい

(単位:億円)
取込
比率(%)
取込損益(注)1増減コメント
前第2四半期連結累計期間当第2四半期連結累計期間増減
国内持分法適用会社
伊藤忠丸紅鉄鋼(株)50.0406727エネルギー関連需要の回復に伴う米国や東南アジアの鋼管事業及び米国の市況上昇に伴う建材事業の好調な推移により増益
東京センチュリー(株)25.257592前第4四半期連結会計期間から取込を開始した米国航空機リース事業等、航空関連事業の好調な推移により増益
日本南サハ石油(株)25.2163823東シベリア石油開発関連事業の原油生産量増加及び油価上昇等に伴う取込損益増加に加え、取込比率上昇等により増益
日伯紙パルプ資源開発(株)33.3193719パルプ市況上昇により増益
(株)オリエントコーポレーション16.5193111貸倒関係費の改善及び税金費用の改善等により増益

海外持分法適用会社
C.P. Pokphand Co. Ltd.23.8△131932ベトナム豚相場の回復により好転
HYLIFE GROUP HOLDINGS LTD.49.91715△2販売数量は増加したものの、増産に向けた新工場立上げに伴う一時的なコスト増加等により減益

主な赤字会社(単位:億円)

取込
比率(%)
取込損益(注)1増減コメント
前第2四半期連結累計期間当第2四半期連結累計期間増減
国内子会社
(株)ヤナセ66.012△4△16新車販売台数減少に加え、中古車販売における一時的な採算低下により悪化

海外子会社
Orchid Alliance Holdings Limited (注)5100.0436△1,054△1,490CITIC Limitedに対する持分法投資に係る減損損失により悪化

海外持分法適用会社
Chia Tai Enterprises International Limited23.82△20△22持分法投資に対する減損損失により悪化

(注)1 取込損益には、IFRS修正後の数値を記載しておりますので、各社が公表している数値とは異なる場合があります。
2 当第2四半期連結累計期間より、ユニー・ファミリーマートホールディングス(株)は当社の子会社となりました。「取込損益」欄の数値には、連結区分の変更に伴う再評価益等(税効果控除後1,412億円)は含まれておりません。また、同社の取込損益には、ポケットカード(株)の取込損益を含んでおります。
3 当社は、ポケットカード(株)を当社子会社の(株)GIT及びユニー・ファミリーマートホールディングス(株)を通じて保有しております。ポケットカード(株)の当第2四半期連結累計期間の取込損益には、ユニー・ファミリーマートホールディングス(株)経由の取込損益を含んでおります。
4 伊藤忠欧州会社の取込損益には、European Tyre Enterprise Limitedの取込損益の25.0%及びITOCHU FIBRE LIMITEDの取込損益の25.0%を含んでおります。
5 Orchid Alliance Holdings Limitedの取込損益には、付随する税効果等を含めて表示しております。
(6)財政状態
当第2四半期連結会計期間末の「総資産」は、ユニー・ファミリーマート及び金融関連事業の子会社化並びに中南米自動車関連事業の新規連結に加え、円安による為替影響等もあり、前連結会計年度末比1兆9,889億円(23.0%)増加の10兆6,528億円となりました。
「有利子負債」は、ユニー・ファミリーマート及び金融関連事業の子会社化に加え、円安による為替影響等もあり、前連結会計年度末比6,618億円(23.8%)増加の3兆4,413億円となり、「現預金控除後のネット有利子負債」は、前連結会計年度末比4,962億円(21.4%)増加の2兆8,166億円となりました。
「株主資本」は、配当金の支払等はあったものの、「当社株主に帰属する四半期純利益」の積上げ等により、前連結会計年度末比2,127億円(8.0%)増加の2兆8,822億円となりました。
株主資本比率は、前連結会計年度末比3.8ポイント低下の27.1%となり、NET DER(ネット有利子負債対株主資本倍率)は、前連結会計年度末比若干増加の0.98倍となりました。
(7)キャッシュ・フローの状況
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における営業活動によるキャッシュ・フローは、食料、金属、エネルギー
及び情報・通信における営業取引収入の堅調な推移等により、1,675億円のネット入金となりました。
なお、前第2四半期連結累計期間においては、1,550億円のネット入金でした。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における投資活動によるキャッシュ・フローは、主として金属、食料及び
エネルギーにおける固定資産の取得等はあったものの、ユニー・ファミリーマートの子会社化による現金の
受入等により、533億円のネット入金となりました。
なお、前第2四半期連結累計期間においては、748億円のネット支払でした。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における財務活動によるキャッシュ・フローは、借入金による調達はあった
ものの、配当金の支払等により、489億円のネット支払となりました。
なお、前第2四半期連結累計期間においては、1,864億円のネット支払でした。
以上の結果、「現金及び現金同等物」の当第2四半期連結会計期間末残高は、前連結会計年度末比1,796億円(41.5%)増加の6,117億円となりました。
(8)流動性と資金の源泉
当社グループは、安定的な資金確保と資金コスト低減のため、長期調達比率の向上に努めながら、調達先の分散や調達方法・手段の多様化を図り、銀行借入等の間接金融とコマーシャル・ペーパー及び社債の発行に
よる直接金融を、金融情勢の変化に応じて機動的に活用しております。
また、当第2四半期連結会計期間末において「現金及び現金同等物」、「定期預金」(合計6,247億円)
の他、コミットメントライン契約の未使用枠(円貨2,000億円、外貨2,000百万米ドル)を有しており、不測の事態にも十分な流動性準備を確保していると考えております。
(9)経営方針、経営環境及び対処すべき課題等
当第2四半期連結累計期間において、経営方針、経営環境及び対処すべき課題等について第94期有価証券報告書に記載した内容から重要な変更はありません。
(10)重要な会計方針
要約四半期連結財務諸表において適用する重要な会計方針は、IFRS第9号「金融商品」(2014年7月改訂)及びIFRS第15号「顧客との契約から生じる収益」を除いて、前連結会計年度に係る連結財務諸表において適用した会計方針と同一であります。
当社グループは、当第2四半期連結累計期間より、IFRS第9号「金融商品」(2014年7月改訂)及びIFRS第15号「顧客との契約から生じる収益」を適用しておりますが、当社グループの財政状態、経営成績への影響につきましては「第4 経理の状況 要約四半期連結財務諸表注記 2 要約四半期連結財務諸表作成の基礎」をご参照ください。
(11)研究開発活動
特記すべき事項はありません。
(12)従業員数
当第2四半期連結累計期間において、前連結会計年度末に比し、連結会社の従業員数が22,838名及び臨時従業員数が26,516名それぞれ増加し、当第2四半期連結会計期間末日現在で従業員数が124,924名、臨時従業員数が56,492名となっております。その主な理由は、食料セグメントにおけるユニー・ファミリーマートの子会社化によるものです。
(13)主要な設備の状況
当第2四半期連結累計期間において、ユニー・ファミリーマートを子会社化したことにより、国内子会社の主要な設備が増加しております。
(14)当社における公正取引委員会より排除措置命令を受けた事案への対応策について
当社は、2016年度までに行われた全日本空輸(株)向け制服の販売業務に関して独占禁止法に違反する行為があったとして、2018年7月に、公正取引委員会より独占禁止法第7条第2項に基づく排除措置命令を受けました。また、同年度までに行われた(株)NTTドコモ向け制服の供給業務に関しても独占禁止法に違反する行為があったとして、2018年10月に、公正取引委員会より排除措置命令及び課徴金納付命令(納付すべき課徴金の額:429万円)を受けました。これらの案件はいずれも、2018年1月及び同年2月に公正取引委員会より排除措置命令を受けた西日本旅客鉄道(株)及び東日本電信電話(株)向け制服の販売業務と同様、2016年度以前に当社が行っていた制服販売業務に関する一連の事案であり、当社の再発防止策の策定及び実行の過程で、それぞれ公正取引委員会の調査開始前に自ら違反行為を取止めたものです。当社は、独占禁止法等遵守に係る社内ルールの整備、違反行為の自主申告の促進及び独占禁止法遵守教育の強化・充実を含む再発防止策を既に策定・実行しており、斯かる取組を通じ、十分かつ効果的な独占禁止法遵守の体制を整備したものと考えております。なお、当社のみならず、当社グループ会社における独占禁止法遵守を含めたコンプライアンスの徹底も図ってまいります。

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