四半期報告書-第66期第1四半期(平成30年4月1日-平成30年6月30日)

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2018/08/14 10:34
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30項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社および連結子会社)が判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
①経営成績の概況
当第1四半期連結累計期間の世界経済は、米国の関税政策に端を発する貿易戦争勃発の様相を呈しており、先行き不透明感は益々強まってまいりました。しかしながら、対円の為替水準は想定の範囲内で推移したこともあり、わが国経済におきましては、引き続きゆるやかな回復基調が継続し、企業収益も堅調に推移いたしました。医療機器、医薬品業界におきましては、平成30年度の診療報酬改定により、大幅な薬価改定が実施され、経営環境はかなり厳しいものとなっております。このような状況下においても、当社グループは引き続き売上の拡大と生産コストの低減に取り組み、ユーザー目線にたった製品の開発を進めつつ業績の向上に努めてまいりました。
この結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は、医療関連事業の好調により前年同期比10.3%増加の1,032億1百万円となりました。利益面におきましては、薬価改定の影響をうけつつも、販売増加による利益の増加によって売上総利益率が前年同期比で0.1%改善し、研究開発費等で増加した販管費の増加を吸収して、営業利益は前年同期比21.9%増加の74億98百万円となり、経常利益は前年同期比27.4%増加の79億53百万円となりました。また、親会社株主に帰属する四半期純利益は、法人税等の増加により、前年同期比10.4%増加の46億82百万円となりました。
セグメントの経営成績を示すと、次のとおりであります。
なお、当第1四半期連結会計期間より報告セグメントの変更を行っております。詳細は、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項 (セグメント情報等) Ⅱ 当第1四半期連結累計期間」の「2.報告セグメントの変更等に関する事項」をご参照下さい。以下の前年同期比較については、前年同期の数値を変更後のセグメント区分にて組み替えた数値で比較をしております。
<医療関連事業>国内販売におきましては、本年4月に診療報酬改定、薬価改定が行われ、市場環境は厳しいものとなりました。そのような状況の中、メディカル営業部門では、注射・輸液関連製品、経腸栄養関連製品、検査関連製品、透析関連製品、バスキュラー関連製品、心臓外科(CVS)関連製品の全分野において堅調に推移し、特に透析関連製品のHDFフィルターと透析装置の売上が大きく伸長しました。医薬営業部門では、薬価改定の影響があったものの、医薬品卸との連携効果もあり、経口剤・外用剤が調剤薬局を中心に伸長しました。またDPC病院においては、先発品からの切り替えはもちろん、安定供給などの観点から他社後発品からの切り替えも増加しました。また、再生医療関連では、札幌医科大学と共同開発を進めている「脊髄損傷の治療に用いる自己骨髄間葉系幹細胞」(治験薬識別コード:STR01)について、本年6月29日付で厚生労働省に対し「再生医療等製品」として製造販売承認申請を行いました。
一方、海外販売は、世界各地での積極的な販売活動の結果、売上は順調な伸びとなりました。最重要市場の北米では大手透析プロバイダーとの提携強化で販売を拡大、カナダでは本年1月に子会社化したCardioMed社が販売増に寄与しました。中国、インドでは新型透析装置の販売が好調で、それに伴いダイアライザの販売も好調に推移しました。中南米、欧州、アジア、中東でも販売を順調に拡大しました。本年6月にはブラジルで同国4番目となる販売拠点を開設し、直販体制の強化を継続しております。今後も直販体制の充実により、医療現場のニーズに迅速に対応し顧客満足の向上に努め、販売の拡大に繋げてまいります。
海外工場に関しましては、中国合肥工場のダイアライザ新ラインは順調に稼働中で、インド工場の新ラインも建屋が完成し、今後は設備を順次搬入していく状況で、ダイアライザの海外における生産体制を順調に増強しております。
この結果、当事業の売上高は792億57百万円(前年同期比14.3%増)、セグメント利益(営業利益)は111億34百万円(前年同期比42.8%増)となりました。
<医薬関連事業>医薬関連事業におきましては、顧客企業の多様なニーズに的確に応じることで、医薬品の製造受託および開発受託を推進してまいりました。当社グループで製造が可能な経口剤、注射剤、外用剤等の全ての剤形、ならびに、一般製剤のみならず抗生物質、ステロイド、抗がん剤といった各種高薬理活性製剤における製造受託の提案、さらに、治験薬の製造、検査包装の受託営業にも注力いたしました。また、当社が開発および生産体制を有する医薬品包装容器や投与システムの使用、セット化包装の提案などの開発提案型の営業についても積極的に行ってまいりました。
この結果、生産状況は前年同期に比べやや増加しましたが、他社向けの製品から自社製品への切り替えなどの影響により、当事業の売上高は148億18百万円(前年同期比7.5%減)、セグメント利益(営業利益)は21億39百万円(前年同期比34.6%減)となりました。
<ファーマパッケージング事業>ファーマパッケージング事業におきましては、本年4月より医薬品販売へのシナジー効果を高めるためゴム・プラスチックならびにキット商材を含む医薬用包装材料および医薬品調整・投与デバイス等の医療機器において、グローバル化する顧客のニーズおよび新規需要の獲得に向け積極的な技術営業と、高機能・高品質な商品の開発を戦略的に推し進めてまいりました。さらに製造面においても、高品質・高付加価値商品の安定した供給を継続してまいりました。
海外につきましては、中国では政府による環境規制に対応する製薬各社の在庫調整の影響により、主にアンプル販売で苦戦いたしましたが、一方では高品質市場化が加速する中、技術営業強化により高品質バイアルの販売を伸ばしました。また、欧米でも、ドイツのシリンジ販売が牽引し大きく売上を伸ばしました。
国内につきましては、魔法瓶は市況およびアッセンブリメーカーの在庫調整の影響により販売回復が遅れておりますが、生地管がワクチン増産により販売増、さらに特殊医療機器関連商品が大きく販売を伸ばすなど好調に推移いたしました。今後は、新しい商品群も加わったことでさらなる顧客ニーズを反映させた商品企画と開発、具現化により商品競争力の向上、ブランド価値の向上によるシェア拡大と収益力を強化し、商品の販売に注力してまいります。びわこ工場では、徹底した品質向上を図り、新規設備の導入など製造環境の最適化を継続しております。
この結果、当事業の売上高は91億18百万円(前年同期比11.3%増)、セグメント利益(営業利益)は45百万円(前年同期は1億64百万円のセグメント損失(営業損失))となりました。今後も当事業は医薬用総合包材メーカーとして、世界各国の医療ニーズに応える先進的商品の開発、市場導入を進めることで事業の拡大を図ってまいります。
<その他事業>その他事業におきましては、不動産賃貸等による売上高が7百万円(前年同期比6.9%増)、セグメント利益(営業利益)は33百万円(前年同期比244.4%増)となりました。
②財政状態の概況
当第1四半期連結会計期間末の資産合計は8,108億76百万円で、前連結会計年度末に比べ155億70百万円の減少となりました。このうち流動資産は113億67百万円の減少、固定資産は42億2百万円の減少となりました。流動資産の減少の主な要因は、現金及び預金が159億92百万円減少したことによるものであり、固定資産の減少の主な要因は、投資その他の資産のその他が17億74百万円減少したことによるものであります。
一方、負債合計は6,321億2百万円で、前連結会計年度末に比べ108億58百万円の減少となりました。このうち流動負債は40億62百万円の減少、固定負債は67億95百万円の減少となりました。流動負債の減少の主な要因は、設備関係支払手形が39億28百万円減少したことによるものであり、固定負債の減少の主な要因は、長期借入金が64億22百万円減少したことによるものであります。
純資産合計は1,787億73百万円で、前連結会計年度末に比べ47億12百万円の減少となりました。このうち株主資本は29億6百万円の増加、その他の包括利益累計額は72億59百万円の減少となりました。この結果、自己資本比率は前連結会計年度末と比べ0.1%減少し、20.8%となりました。
(2) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更および新たに生じた課題はありません。
(3) 研究開発活動
当第1四半期連結累計期間における研究開発費の総額は36億12百万円であります。

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