有価証券報告書-第109期(令和1年6月1日-令和2年5月31日)

【提出】
2020/08/28 9:55
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【項目】
160項目
(1)経営成績等の状況の概要
①経営成績の状況
当連結会計年度(2019年6月1日~2020年5月31日)におけるわが国経済は、米中貿易摩擦の影響から製造業にやや弱い動きが見られるものの、雇用・所得水準の改善等による内需に支えられ、緩やかな回復基調が続いておりました。しかし、昨年10月の消費増税の影響による個人消費マインドの低下が表面化するさなか、新型コロナウイルス感染症の拡大は、世界経済に深刻な打撃を与え、先行きは極めて不透明な状況となりました。
このような経営環境のもと、当社グループといたしましては、「小津グループ中期経営計画2021」に掲げる経営基盤の強化と更なる成長ステージを目指し、営業活動を展開してまいりました。
これらの結果、当連結会計年度の売上高は409億41百万円(前期比0.3%減)、経常利益は5億71百万円(前期比13.0%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は5億70百万円(前期比32.5%増)となりました。
<不織布事業>エレクトロニクス分野では、新型コロナウイルスの影響により、クリーンルーム用マスク等が衛生用途に転用され、需要の増加があったものの、主に中国および東南アジア地域における半導体・電子部品メーカーの稼働率低下の影響を受けたため、売上高、利益面とも前年比横ばいとなりました。
メディカル分野では、総じて販売が堅調に推移していたことに加え、新型コロナウイルスの影響により、衛生材料の販売が増加したため、売上高、利益面とも前年を上回りました。
コスメティック分野では、東アジア市場向けおよび国内向け販売が減少したことにより、売上高、利益面とも前年を下回りました。
小津(上海)貿易有限公司では、エレクトロニクス分野向け以外の販売が復調し、売上高は前年を上回りましたが、利益面は前年比横ばいとなりました。
除染関連分野につきましては、国内電力会社等に向けての販売活動を継続して実施した結果、採用され売上実績がありました。
ウエットティッシュ等の製造販売を営む株式会社ディプロでは、新型コロナウイルスの影響により除菌ウエット製品の需要が急増し、売上高は前年を上回ったものの、新本社工場稼働に伴う減価償却費の増加等により利益面は下回りました。
アグリ分野を担う日本プラントシーダー株式会社では、海外および、関西・九州地区における販売が減少したことにより、売上高、利益面ともに前年を下回りました。
これらの結果、売上高は134億56百万円(前期比10.1%減)、セグメント利益4億15百万円(前期比36.6%減)となりました。
<家庭紙・日用雑貨事業>当事業を担うアズフィット株式会社につきましては、新型コロナウイルスの影響で、マスク需要等が急増し、売上高、利益面とも前年を上回りました。
この結果、売上高は273億69百万円(前期比5.3%増)、セグメント利益49百万円(前期は77百万円のセグメント損失)となりました。
<その他の事業(除菌関連事業および不動産賃貸事業)>除菌関連事業を営むエンビロテックジャパン株式会社では、過酢酸製剤の知名度を上げる地道な活動と、販売代理店への販促活動並びに食品殺菌用途および畜産分野の防疫対策用途に向けた拡販に注力したことにより、売上高、利益面とも前年を上回りました。
不動産賃貸事業につきましては、売上高は、前年を下回ったものの、修繕維持費が減少したこと等により利益面はほぼ横ばいとなりました。
これらの結果、売上高は1億15百万円(前期比2.3%増)、セグメント利益は40百万円(前期比400.5%増)となりました。
(注)日本プラントシーダー株式会社およびアズフィット株式会社の決算期は2月末日のため、当連結会計年度には各社の2019年3月から2020年2月までの実績が、株式会社ディプロおよびエンビロテックジャパン株式会社の決算期は3月末日のため、当連結会計年度には各社の2019年4月から2020年3月の実績が反映されております。
②財政状態の状況
(資産)
当連結会計年度末における流動資産は、「受取手形及び売掛金」20億47百万円の増加、「現金及び預金」21億96百万円の減少等により、前期比2億48百万円減少の137億38百万円となりました。固定資産は、「建物及び構築物(純額)」17億29百万円の増加、「土地」6億37百万円の増加、「投資有価証券」5億67百万円の増加、「建設仮勘定」8億49百万円の減少等により、前期比27億28百万円増加の113億4百万円となりました。
この結果、資産合計は前期比24億80百万円増加の250億42百万円となりました。
(負債)
当連結会計年度末における流動負債は、「支払手形及び買掛金」10億55百万円の増加、「短期借入金」2億円の増加等により、前期比14億78百万円増加の77億15百万円となりました。固定負債は、「繰延税金負債」1億48百万円の増加等により、前期比1億95百万円増加の23億83百万円となりました。
この結果、負債合計は前期比16億74百万円増加の100億98百万円となりました。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産合計は、前期比8億5百万円増加の149億44百万円となりました。これは「利益剰余金」4億11百万円の増加、「その他有価証券評価差額金」3億88百万円の増加等によるものであります。
③キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ19億96百万円減少し、25億69百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況と、それらの増減の要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は2億53百万円(前期比1億21百万円減)となりました。収入の主な内訳は、「仕入債務の増減額」10億55百万円、「税金等調整前当期純利益」8億16百万円、支出の主な内訳は、「売上債権の増減額」20億48百万円、「有形固定資産売却損益」2億46百万円であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は23億16百万円(前期比11億28百万円増)となりました。収入の主なものは、「有形固定資産の売却による収入」4億1百万円、支出の主なものは、「有形固定資産の取得による支出」28億55百万円であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果得られた資金は69百万円(前期は1億63百万円の使用)となりました。収入の主なものは、「短期借入金の純増減額」2億円、支出の主なものは、「配当金の支払額」1億59百万円であります。
④生産、受注及び販売の実績
イ.生産の実績
該当事項はありません。
ロ.受注の実績
該当事項はありません。
ハ.販売の実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称当連結会計年度
(自 2019年6月1日
至 2020年5月31日)
前年同期比(%)
不織布(千円)13,456,49589.9
家庭紙・日用雑貨(千円)27,369,991105.3
報告セグメント計(千円)40,826,48699.7
その他(千円)115,156102.3
合計(千円)40,941,64399.7

(注)1.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。
相手先前連結会計年度
(自 2018年6月1日
至 2019年5月31日)
当連結会計年度
(自 2019年6月1日
至 2020年5月31日)
金額(千円)割合(%)金額(千円)割合(%)
株式会社ココカラファインヘルスケア5,444,97913.35,006,74712.2
オーケー株式会社4,300,19310.55,023,43312.3

2.上記金額には、消費税等は含まれておりません。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
当連結会計年度における経営成績の分析は、以下のとおりであります。なお、本項に記載の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
①経営成績の分析
(売上高)
当連結会計年度の売上高は、前期比0.3%減少の409億41百万円となりました。
不織布事業につきましては、メディカル分野向けの販売が増加したものの、エレクトロニクス分野向けの販売が横ばい、コスメティック分野向けの販売が減少したことにより、売上高が減少いたしました。
小津(上海)貿易有限公司につきましては、エレクトロニクス分野以外の販売が復調したことにより、売上高が増加いたしました。
株式会社ディプロにつきましては、除菌ウエット製品の販売が増加したことにより、売上高が増加いたしました。
日本プラントシーダー株式会社につきましては、海外および関西・九州地区での販売が減少したことにより、売上高が減少いたしました。
これらの結果、不織布事業の売上高は、前期比10.1%減少の134億56百万円となりました。
家庭紙・日用雑貨事業を営む株式会社アズフィットにつきましては、マスク等の販売が増加したことにより、売上高が増加いたしました。
これらの結果、家庭紙・日用雑貨事業の売上高は、前期比5.3%増加の273億69百万円となりました。
その他の事業において除菌関連事業を営むエンビロテックジャパン株式会社につきましては、販売が増加したことにより、売上高が増加いたしました。
不動産事業につきましては、売上高が減少いたしました。
これらの結果、その他の事業の売上高は、前期比2.3%増加の1億15百万円となりました。
(営業利益)
当連結会計年度の営業利益は、前期比13.9%減少の5億5百万円となりました。また、売上高営業利益率は、前期比0.2ポイントマイナスの1.2%となりました。
不織布事業につきましては、エレクトロニクス分野が横ばい、メディカル分野が増加、除染関連分野でも採用があったものの、コスメティック分野が減少したため、営業利益が減少いたしました。
小津(上海)貿易有限公司では、営業利益は横ばいとなりました。
株式会社ディプロでは、販売が増加しましたが、新本社工場稼働に伴い、減価償却費が増加し、営業利益が減少いたしました。
日本プラントシーダー株式会社につきましては、販売が減少したことにより、営業利益が減少いたしました。
これらの結果、不織布事業のセグメント利益は、前期比36.6%減少の4億15百万円となりました。
家庭紙・日用雑貨事業を営むアズフィット株式会社につきましては、販売が増加したことにより、営業利益が増加いたしました。
これらの結果、家庭紙・日用雑貨事業のセグメント利益は、49百万円(前期は77百万円のセグメント損失)となりました。
その他の事業において除菌関連事業を営むエンビロテックジャパン株式会社につきましては、販売が増加したことに伴い、営業利益が増加いたしました。
不動産賃貸事業につきましては、修繕維持費が減少したことにより、営業利益は横ばいとなりました。
これらの結果、その他の事業のセグメント利益は、前期比400.5%増加の40百万円となりました。
(注)報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」における記載と概ね同一であり、報告セグメントの利益は、営業利益ベースの数値であります。
(経常利益)
当連結会計年度の経常利益は、前期比13.0%減少の5億71百万円となりました。
(親会社株主に帰属する当期純利益)
当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は、固定資産売却による特別利益を計上したため、前期比32.5%増加の5億70百万円となりました。
②資本の財源及び資金の流動性
当社グループの運転資金需要のうち主なものは、商品及び製品、原材料の購入費用のほか、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。また、投資を目的とした資金需要は、主に設備投資等によるものであります。運転資金及び設備投資資金は、自己資金及び金融機関からの借入等により調達しております。
なお、当連結会計年度末における借入金及び社債を含む有利子負債の残高は30億20百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は25億69百万円となっております。
③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたり用いた重要な会計上の見積りにつきましては、「第5 経理の状況 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載のとおりであります。
なお、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う会計上の見積りについては、「第5 経理の状況 注記事項(追加情報)」に記載しております。

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