有価証券報告書-第110期(令和2年6月1日-令和3年5月31日)
(1)経営成績等の状況の概要
①経営成績の状況
当連結会計年度(2020年6月1日~2021年5月31日)におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の拡大が企業活動のみならず、様々な分野へと波及しました。人々の行動様式の変容は、生産活動や消費活動に大きな影響を与えました。政府による各種政策の効果や海外経済の改善により、持ち直しの動きが期待されるものの、新型コロナウイルス感染症の再拡大により、経済の先行きは依然として不透明な状態にあります。
このような状況のもと、当社グループは新型コロナウイルスの感染予防のため、集合形式による会議、研修、出張の抑制、在宅勤務および時差出勤等を推進し、感染リスクの低減を図りながら、「小津グループ中期経営計画2021」に掲げる経営基盤の強化と更なる成長ステージを目指し、営業活動を維持してまいりました。
また、家庭紙・日用雑貨事業を営むアズフィット株式会社の株式のうち同社発行済株式総数の80%をセンコーグループホールディングス株式会社に譲渡いたしました。
これらの結果、当連結会計年度の売上高は339億22百万円(前期比17.1%減)、経常利益は9億50百万円(前期比66.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は7億24百万円(前期比26.9%増)となりました。
<不織布事業>エレクトロニクス分野では、情報通信分野・製薬・車載用電子部品が堅調に推移し、年度後半からは東南アジアの工場稼働率が復調いたしました。しかしながら、年度前半は東南アジアの工場稼働率が低下していたこと、前年は新型コロナウイルス感染症の影響によりクリーンルーム用マスクの需要が急増したことの反動等により、前年に比べ、売上高は微減、利益面は増加いたしました。
メディカル分野では、衛生材料の販売が好調に推移したものの、新型コロナウイルス感染症の影響により、前年第4四半期の販売が急増していたため、前年に比べ、売上高は横ばい、利益面は増加いたしました。
コスメティック分野では、東アジア市場向けの販売が増加に転じたものの、国内販売が低調に推移し、前年に比べ売上高は増加、利益面は減少いたしました。
小津(上海)貿易有限公司では、中国の工場稼働率が向上し、エレクトロニクス分野の需要が復調したため、売上高、利益面ともに前年を上回りました。
除染関連分野につきましては、国内電力会社等に向けての販売活動を継続して実施した結果、売上実績がありました。
ウエットティッシュ等の製造販売を営む株式会社ディプロでは、新型コロナウイルスの影響により除菌ウエット製品が好調を維持し、売上高、利益面ともに前年を上回りました。
アグリ分野を担う日本プラントシーダー株式会社では、台風10号の上陸、九州豪雨、新型コロナ感染症の拡大に伴う飲食店等の休業・時短営業、フードロス削減機運の高まり等により、国内外ともに販売が減少したため、売上高、利益面ともに前年を下回りました。
これらの結果、売上高は143億10百万円(前期比6.4%増)、セグメント利益は5億79百万円(前期比39.6%増)となりました。
<家庭紙・日用雑貨事業>当事業を担うアズフィット株式会社につきましては、新型コロナウイルスの影響で、マスクや除菌製品の需要が増加いたしました。
また、家庭紙・日用雑貨事業の基盤強化を実現するため、2021年2月2日付にて、アズフィット株式会社の株式の80%をセンコーグループホールディングス株式会社へ譲渡いたしました。
この結果、売上高は194億72百万円(前期比28.9%減)、セグメント利益は2億25百万円(前期比352.7%増)となりました。
アズフィット株式会社の株式を80%譲渡したため、当連結会計年度の売上高、利益はアズフィット株式会社の第3四半期までの実績を反映しております。前期比は前連結会計年度通期の実績に対する増減率を記載しております。
<その他の事業(除菌関連事業および不動産賃貸事業)>除菌関連事業を営むエンビロテックジャパン株式会社では、過酢酸製剤の知名度を上げる地道な活動と、販売代理店への販促活動ならびに食品殺菌用途および畜産分野の防疫対策用途に向けた拡販に注力したことにより、前年に比べ、売上高は横ばいであったものの、経費削減に努めた結果、利益面は増加いたしました。
不動産賃貸事業につきましては、売上高、利益面ともに前年を上回りました。
これらの結果、売上高は1億39百万円(前期比20.9%増)、セグメント利益は59百万円(前期比47.4%増)となりました。
(注)1.日本プラントシーダー株式会社の決算期は2月末日のため、当連結会計年度には各社の2020年3月から2021年2月までの実績が、株式会社ディプロおよびエンビロテックジャパン株式会社の決算期は3月末日のため、当連結会計年度には各社の2020年4月から2021年3月の実績が反映されております。
(注)2.アズフィット株式会社の株式の80%を2021年2月2日付にて、センコーグループホールディングス株式会社へ譲渡いたしました。このため、当連結会計年度におきましては、アズフィット株式会社の実績は、第3四半期までを連結子会社として、第4四半期を持分法適用会社として反映しております。
②財政状態の状況
(資産)
当連結会計年度末における流動資産は、「現金及び預金」40億46百万円の増加、「受取手形及び売掛金」51億50百万円の減少等により、前期比18億33百万円減少の119億4百万円となりました。固定資産は、「投資有価証券」8億51百万円の増加、「土地」9億33百万円の減少、「建物及び構築物(純額)」4億79百万円の減少等により、前期比8億94百万円減少の104億9百万円となりました。
「現金及び預金」の増加は、主としてアズフィット株式会社の株式の一部を譲渡したこと、「受取手形及び売掛金」、「土地」、「建物及び構築物(純額)」の減少は、主として同社を連結子会社から持分法適用関連会社へ変更したことによるものであります。
この結果、資産合計は前期比27億28百万円減少の223億14百万円となりました。
(負債)
当連結会計年度末における流動負債は、「1年内返済予定の長期借入金」8億50百万円の増加、「支払手形及び買掛金」28億62百万円の減少等により、前期比26億59百万円減少の50億55百万円となりました。固定負債は、「長期借入金」8億50百万円の減少、「社債」3億円の減少等により、前期比11億16百万円減少の12億66百万円となりました。
「支払手形及び買掛金」の減少は、主としてアズフィット株式会社を連結子会社から持分法適用関連会社へ変更したことによるものであります。
この結果、負債合計は前期比37億76百万円減少の63億22百万円となりました。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産合計は、前期比10億47百万円増加の159億92百万円となりました。これは「利益剰余金」5億41百万円の増加、「その他有価証券評価差額金」4億81百万円の増加等によるものであります。
③キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ40億46百万円増加し、66億16百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況と、それらの増減の要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は13億18百万円(前期比10億64百万円増)となりました。収入の主な内訳は、「売上債権の増減額」17億82百万円、「税金等調整前当期純利益」8億3百万円、支出の主な内訳は、「仕入債務の増減額」10億3百万円、「たな卸資産の増減額」6億12百万円であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果得られた資金は31億10百万円(前期は23億16百万円の使用)となりました。収入の主なものは、「連結の範囲の変更を伴う子会社株式の売却による収入」33億58百万円、支出の主なものは、「無形固定資産の取得による支出」1億77百万円であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は3億75百万円(前期は69百万円の獲得)となりました。支出の主なものは、「短期借入金の純増減額」2億円であります。
④生産、受注及び販売の実績
イ.生産の実績
該当事項はありません。
ロ.受注の実績
該当事項はありません。
ハ.販売の実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注)1.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。
2.上記金額には、消費税等は含まれておりません。
3.当連結会計年度において、アズフィット株式会社の株式の一部を譲渡し、連結子会社から持分法適用会社へ変更しております。このため、当連結会計年度の家庭紙・日用雑貨セグメントには、同社の第3四半期までの実績が反映されております。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
当連結会計年度における経営成績の分析は、以下のとおりであります。なお、本項に記載の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
①経営成績の分析
(売上高)
当連結会計年度の売上高は、前期比17.1%減少の339億22百万円となりました。
不織布事業につきましては、エレクトロニクス分野向けの販売が微減、メディカル分野向け販売が横ばい、コスメティック分野向けの販売が増加となったことにより、売上高が微増いたしました。
小津(上海)貿易有限公司につきましては、エレクトロニクス分野向けの販売が復調したことにより、売上高が増加いたしました。
株式会社ディプロにつきましては、除菌ウエット製品の販売が好調に推移したことにより、売上高が増加いたしました。
日本プラントシーダー株式会社につきましては、国内外ともに販売が減少したことにより、売上高が減少いたしました。
これらの結果、不織布事業の売上高は、前期比6.4%増加の143億10百万円となりました。
家庭紙・日用雑貨事業を営むアズフィット株式会社につきましては、2021年2月2日付にて株式の80%をセンコーグループホールディングス株式会社に譲渡いたしました。アズフィット株式会社の実績については、第3四半期までを連結子会社、第4四半期を持分法適用会社として反映しております。
この結果、家庭紙・日用雑貨事業の売上高は、前期比28.9%減少の194億72百万円となりました。
その他の事業において除菌関連事業を営むエンビロテックジャパン株式会社につきましては、地道な営業活動を展開した結果、売上高は横ばいとなりました。
不動産事業につきましては、売上高は前期比増加いたしました。
これらの結果、その他の事業の売上高は、前期比20.9%増加の1億39百万円となりました。
(営業利益)
当連結会計年度の営業利益は、前期比71.8%増加の8億68百万円となりました。また、売上高営業利益率は、前期比1.4ポイントプラスの2.6%となりました。
不織布事業につきましては、エレクトロニクス分野、メディカル分野が増加、コスメティック分野が減少、除染関連分野での実績もあり、営業利益は増加いたしました。
小津(上海)貿易有限公司では、営業利益は増加いたしました。
株式会社ディプロでは、販売が増加したこと等により、営業利益が増加いたしました。
日本プラントシーダー株式会社につきましては、販売が減少したことにより、営業利益が減少いたしました。
これらの結果、不織布事業のセグメント利益は、前期比39.6%増加の5億79百万円となりました。
家庭紙・日用雑貨事業を営むアズフィット株式会社につきましては、マスク、除菌製品の販売が増加したことにより営業利益が増加いたしました。
これらの結果、家庭紙・日用雑貨事業のセグメント利益は、前期比352.7%増加の2億25百万円となりました。
その他の事業において除菌関連事業を営むエンビロテックジャパン株式会社につきましては、経費削減に努めた結果、営業利益が増加いたしました。
不動産賃貸事業につきましては、販売が増加したこと等により、営業利益は増加いたしました。
これらの結果、その他の事業のセグメント利益は、前期比47.4%増加の59百万円となりました。
(注)報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」における記載と概ね同一であり、報告セグメントの利益は、営業利益ベースの数値であります。
(経常利益)
当連結会計年度の経常利益は、前期比66.3%増加の9億50百万円となりました。
(親会社株主に帰属する当期純利益)
当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は、前期比26.9%増加の7億24百万円となりました。
②資本の財源及び資金の流動性
当社グループの運転資金需要のうち主なものは、商品及び製品、原材料の購入費用のほか、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。また、投資を目的とした資金需要は、主に設備投資等によるものであります。運転資金及び設備投資資金は、自己資金及び金融機関からの借入等により調達しております。
なお、当連結会計年度末における借入金及び社債を含む有利子負債の残高は26億20百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は66億16百万円となっております。
③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。
①経営成績の状況
当連結会計年度(2020年6月1日~2021年5月31日)におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の拡大が企業活動のみならず、様々な分野へと波及しました。人々の行動様式の変容は、生産活動や消費活動に大きな影響を与えました。政府による各種政策の効果や海外経済の改善により、持ち直しの動きが期待されるものの、新型コロナウイルス感染症の再拡大により、経済の先行きは依然として不透明な状態にあります。
このような状況のもと、当社グループは新型コロナウイルスの感染予防のため、集合形式による会議、研修、出張の抑制、在宅勤務および時差出勤等を推進し、感染リスクの低減を図りながら、「小津グループ中期経営計画2021」に掲げる経営基盤の強化と更なる成長ステージを目指し、営業活動を維持してまいりました。
また、家庭紙・日用雑貨事業を営むアズフィット株式会社の株式のうち同社発行済株式総数の80%をセンコーグループホールディングス株式会社に譲渡いたしました。
これらの結果、当連結会計年度の売上高は339億22百万円(前期比17.1%減)、経常利益は9億50百万円(前期比66.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は7億24百万円(前期比26.9%増)となりました。
<不織布事業>エレクトロニクス分野では、情報通信分野・製薬・車載用電子部品が堅調に推移し、年度後半からは東南アジアの工場稼働率が復調いたしました。しかしながら、年度前半は東南アジアの工場稼働率が低下していたこと、前年は新型コロナウイルス感染症の影響によりクリーンルーム用マスクの需要が急増したことの反動等により、前年に比べ、売上高は微減、利益面は増加いたしました。
メディカル分野では、衛生材料の販売が好調に推移したものの、新型コロナウイルス感染症の影響により、前年第4四半期の販売が急増していたため、前年に比べ、売上高は横ばい、利益面は増加いたしました。
コスメティック分野では、東アジア市場向けの販売が増加に転じたものの、国内販売が低調に推移し、前年に比べ売上高は増加、利益面は減少いたしました。
小津(上海)貿易有限公司では、中国の工場稼働率が向上し、エレクトロニクス分野の需要が復調したため、売上高、利益面ともに前年を上回りました。
除染関連分野につきましては、国内電力会社等に向けての販売活動を継続して実施した結果、売上実績がありました。
ウエットティッシュ等の製造販売を営む株式会社ディプロでは、新型コロナウイルスの影響により除菌ウエット製品が好調を維持し、売上高、利益面ともに前年を上回りました。
アグリ分野を担う日本プラントシーダー株式会社では、台風10号の上陸、九州豪雨、新型コロナ感染症の拡大に伴う飲食店等の休業・時短営業、フードロス削減機運の高まり等により、国内外ともに販売が減少したため、売上高、利益面ともに前年を下回りました。
これらの結果、売上高は143億10百万円(前期比6.4%増)、セグメント利益は5億79百万円(前期比39.6%増)となりました。
<家庭紙・日用雑貨事業>当事業を担うアズフィット株式会社につきましては、新型コロナウイルスの影響で、マスクや除菌製品の需要が増加いたしました。
また、家庭紙・日用雑貨事業の基盤強化を実現するため、2021年2月2日付にて、アズフィット株式会社の株式の80%をセンコーグループホールディングス株式会社へ譲渡いたしました。
この結果、売上高は194億72百万円(前期比28.9%減)、セグメント利益は2億25百万円(前期比352.7%増)となりました。
アズフィット株式会社の株式を80%譲渡したため、当連結会計年度の売上高、利益はアズフィット株式会社の第3四半期までの実績を反映しております。前期比は前連結会計年度通期の実績に対する増減率を記載しております。
<その他の事業(除菌関連事業および不動産賃貸事業)>除菌関連事業を営むエンビロテックジャパン株式会社では、過酢酸製剤の知名度を上げる地道な活動と、販売代理店への販促活動ならびに食品殺菌用途および畜産分野の防疫対策用途に向けた拡販に注力したことにより、前年に比べ、売上高は横ばいであったものの、経費削減に努めた結果、利益面は増加いたしました。
不動産賃貸事業につきましては、売上高、利益面ともに前年を上回りました。
これらの結果、売上高は1億39百万円(前期比20.9%増)、セグメント利益は59百万円(前期比47.4%増)となりました。
(注)1.日本プラントシーダー株式会社の決算期は2月末日のため、当連結会計年度には各社の2020年3月から2021年2月までの実績が、株式会社ディプロおよびエンビロテックジャパン株式会社の決算期は3月末日のため、当連結会計年度には各社の2020年4月から2021年3月の実績が反映されております。
(注)2.アズフィット株式会社の株式の80%を2021年2月2日付にて、センコーグループホールディングス株式会社へ譲渡いたしました。このため、当連結会計年度におきましては、アズフィット株式会社の実績は、第3四半期までを連結子会社として、第4四半期を持分法適用会社として反映しております。
②財政状態の状況
(資産)
当連結会計年度末における流動資産は、「現金及び預金」40億46百万円の増加、「受取手形及び売掛金」51億50百万円の減少等により、前期比18億33百万円減少の119億4百万円となりました。固定資産は、「投資有価証券」8億51百万円の増加、「土地」9億33百万円の減少、「建物及び構築物(純額)」4億79百万円の減少等により、前期比8億94百万円減少の104億9百万円となりました。
「現金及び預金」の増加は、主としてアズフィット株式会社の株式の一部を譲渡したこと、「受取手形及び売掛金」、「土地」、「建物及び構築物(純額)」の減少は、主として同社を連結子会社から持分法適用関連会社へ変更したことによるものであります。
この結果、資産合計は前期比27億28百万円減少の223億14百万円となりました。
(負債)
当連結会計年度末における流動負債は、「1年内返済予定の長期借入金」8億50百万円の増加、「支払手形及び買掛金」28億62百万円の減少等により、前期比26億59百万円減少の50億55百万円となりました。固定負債は、「長期借入金」8億50百万円の減少、「社債」3億円の減少等により、前期比11億16百万円減少の12億66百万円となりました。
「支払手形及び買掛金」の減少は、主としてアズフィット株式会社を連結子会社から持分法適用関連会社へ変更したことによるものであります。
この結果、負債合計は前期比37億76百万円減少の63億22百万円となりました。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産合計は、前期比10億47百万円増加の159億92百万円となりました。これは「利益剰余金」5億41百万円の増加、「その他有価証券評価差額金」4億81百万円の増加等によるものであります。
③キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ40億46百万円増加し、66億16百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況と、それらの増減の要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は13億18百万円(前期比10億64百万円増)となりました。収入の主な内訳は、「売上債権の増減額」17億82百万円、「税金等調整前当期純利益」8億3百万円、支出の主な内訳は、「仕入債務の増減額」10億3百万円、「たな卸資産の増減額」6億12百万円であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果得られた資金は31億10百万円(前期は23億16百万円の使用)となりました。収入の主なものは、「連結の範囲の変更を伴う子会社株式の売却による収入」33億58百万円、支出の主なものは、「無形固定資産の取得による支出」1億77百万円であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は3億75百万円(前期は69百万円の獲得)となりました。支出の主なものは、「短期借入金の純増減額」2億円であります。
④生産、受注及び販売の実績
イ.生産の実績
該当事項はありません。
ロ.受注の実績
該当事項はありません。
ハ.販売の実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 2020年6月1日 至 2021年5月31日) | 前年同期比(%) |
| 不織布(千円) | 14,310,969 | 106.4 |
| 家庭紙・日用雑貨(千円) | 19,472,506 | 71,1 |
| 報告セグメント計(千円) | 33,783,476 | 82.7 |
| その他(千円) | 139,238 | 120.9 |
| 合計(千円) | 33,922,714 | 82.9 |
(注)1.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。
| 相手先 | 前連結会計年度 (自 2019年6月1日 至 2020年5月31日) | 当連結会計年度 (自 2020年6月1日 至 2021年5月31日) | ||
| 金額(千円) | 割合(%) | 金額(千円) | 割合(%) | |
| オーケー株式会社 | 5,023,433 | 12.3 | 3,820,097 | 11.3 |
| 株式会社ココカラファインヘルスケア | 5,006,747 | 12.2 | 3,817,780 | 11,3 |
2.上記金額には、消費税等は含まれておりません。
3.当連結会計年度において、アズフィット株式会社の株式の一部を譲渡し、連結子会社から持分法適用会社へ変更しております。このため、当連結会計年度の家庭紙・日用雑貨セグメントには、同社の第3四半期までの実績が反映されております。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
当連結会計年度における経営成績の分析は、以下のとおりであります。なお、本項に記載の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
①経営成績の分析
(売上高)
当連結会計年度の売上高は、前期比17.1%減少の339億22百万円となりました。
不織布事業につきましては、エレクトロニクス分野向けの販売が微減、メディカル分野向け販売が横ばい、コスメティック分野向けの販売が増加となったことにより、売上高が微増いたしました。
小津(上海)貿易有限公司につきましては、エレクトロニクス分野向けの販売が復調したことにより、売上高が増加いたしました。
株式会社ディプロにつきましては、除菌ウエット製品の販売が好調に推移したことにより、売上高が増加いたしました。
日本プラントシーダー株式会社につきましては、国内外ともに販売が減少したことにより、売上高が減少いたしました。
これらの結果、不織布事業の売上高は、前期比6.4%増加の143億10百万円となりました。
家庭紙・日用雑貨事業を営むアズフィット株式会社につきましては、2021年2月2日付にて株式の80%をセンコーグループホールディングス株式会社に譲渡いたしました。アズフィット株式会社の実績については、第3四半期までを連結子会社、第4四半期を持分法適用会社として反映しております。
この結果、家庭紙・日用雑貨事業の売上高は、前期比28.9%減少の194億72百万円となりました。
その他の事業において除菌関連事業を営むエンビロテックジャパン株式会社につきましては、地道な営業活動を展開した結果、売上高は横ばいとなりました。
不動産事業につきましては、売上高は前期比増加いたしました。
これらの結果、その他の事業の売上高は、前期比20.9%増加の1億39百万円となりました。
(営業利益)
当連結会計年度の営業利益は、前期比71.8%増加の8億68百万円となりました。また、売上高営業利益率は、前期比1.4ポイントプラスの2.6%となりました。
不織布事業につきましては、エレクトロニクス分野、メディカル分野が増加、コスメティック分野が減少、除染関連分野での実績もあり、営業利益は増加いたしました。
小津(上海)貿易有限公司では、営業利益は増加いたしました。
株式会社ディプロでは、販売が増加したこと等により、営業利益が増加いたしました。
日本プラントシーダー株式会社につきましては、販売が減少したことにより、営業利益が減少いたしました。
これらの結果、不織布事業のセグメント利益は、前期比39.6%増加の5億79百万円となりました。
家庭紙・日用雑貨事業を営むアズフィット株式会社につきましては、マスク、除菌製品の販売が増加したことにより営業利益が増加いたしました。
これらの結果、家庭紙・日用雑貨事業のセグメント利益は、前期比352.7%増加の2億25百万円となりました。
その他の事業において除菌関連事業を営むエンビロテックジャパン株式会社につきましては、経費削減に努めた結果、営業利益が増加いたしました。
不動産賃貸事業につきましては、販売が増加したこと等により、営業利益は増加いたしました。
これらの結果、その他の事業のセグメント利益は、前期比47.4%増加の59百万円となりました。
(注)報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」における記載と概ね同一であり、報告セグメントの利益は、営業利益ベースの数値であります。
(経常利益)
当連結会計年度の経常利益は、前期比66.3%増加の9億50百万円となりました。
(親会社株主に帰属する当期純利益)
当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は、前期比26.9%増加の7億24百万円となりました。
②資本の財源及び資金の流動性
当社グループの運転資金需要のうち主なものは、商品及び製品、原材料の購入費用のほか、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。また、投資を目的とした資金需要は、主に設備投資等によるものであります。運転資金及び設備投資資金は、自己資金及び金融機関からの借入等により調達しております。
なお、当連結会計年度末における借入金及び社債を含む有利子負債の残高は26億20百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は66億16百万円となっております。
③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。