有価証券報告書-第62期(2025/04/01-2026/03/31)
(1)経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次の通りであります。
①財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、企業収益が総じて堅調に推移する中、雇用・所得環境の改善を背景に 個人消費にも持ち直しの動きが見られるなど、緩やかな回復基調が継続いたしました。賃金及び物価について は、長期間にわたり低水準で推移してきた状況から転換が進みつつあり、賃金上昇の動きが継続する中、物価も 緩やかな上昇基調で推移しております。
一方で、原材料価格やエネルギーコストの高止まり、労務費の上昇に伴うコスト負担の増加に加え、海外経済 の減速懸念、地政学的リスクの高まり、為替変動等による影響など、先行きについては依然として不透明な要因 が存在しており、企業活動や個人消費に与える影響について引き続き注視が必要な状況にあります。
当社グループの関連する建設業界においては、公共投資及び民間設備投資が一定水準を維持するものの、建設 資材価格の高止まりや労働力不足の深刻化、働き方改革への対応など構造的な課題が継続しており、事業環境は 引き続き厳しい状況で推移しております。
このような状況のもと当社グループは、当社の有する豊富な製品・工法群をベースとした最適なソリューショ ンを提案し、需要先のニーズに応えることで、公共事業を中心とした政府建設投資を中心に商品の拡販と建設工 事の受注に努めてまいりました。
この結果、当連結会計年度の売上高は、255億48百万円(前年同期比2.0%減)で、その内訳は、商品売上高が 99億58百万円(前年同期比7.8%減)、完成工事高は155億89百万円(前年同期比2.1%増)となりました。
セグメント別の売上高は以下のとおりであります。なお、セグメント間の内部売上高又は振替高を含めて記載しております。
[ファスナー事業]
ファスナー事業部門においては、当社の主力製品である、あと施工アンカー類の売上高が、鉄道関連耐震材料 の需要が一巡していることもあり、前期と同水準となりました。また、当社独自工法である「せん断補強RMA 工法」及び民間施設の補修・補強工事の受注額は増加しましたが、売上高は81億49百万円(前年同期比0.3%減) となりました。
[土木資材事業]
土木資材事業部門においては、東日本地区は技術提案によるトンネル補助工法資材が大きく伸長し、特殊ロッ クボルトや防水シートの販売も順調に推移しましたが、西日本地区はトンネル物件数減少や補助工法案件減少などが影響し販売が伸び悩んだことなどにより、売上高は70億76百万円(前年同期比7.5%減)となりました。
[建設事業]
建設事業部門においては、当社の得意とするコンクリート構造物補修工事で、大型元請物件を3件、環境対策 工事で1件受注したほか、大型元請物件が2件竣工いたしました。また、手持工事物件であるコンクリート構造 物補修・補強工事の進捗が順調に進んだこと、子会社が得意としている一面耐震補強工事の受注が寄与したこと などにより、売上高は113億67百万円(前年同期比0.5%増)となりました。
財政状態につきましては、当連結会計年度末の総資産は299億61百万円と前連結会計年度末に比べ、11億20百万円増加しました。これは主として完成工事未収入金が増加したためであります。負債は78億3百万円と前連結会計年度末に比べ2億12百万円増加しました。これは主として短期借入金の増加によるものであります。なお、純資産は221億57百万円となり、自己資本比率は前連結会計年度末に比べ0.3ポイント増加しております。
②キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ5億52百 万円増加し、49億51百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動における資金は、税金等調整前当期純利益15億47百万円(前年同期比4.3%増)を計上し、棚卸資産の減少などにより、5億92百万円の収入(前年同期は85百万円の支出)となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動における資金は、投資有価証券の取得による支出があったものの、投資有価証券の売却及び償還による収入があったことなどにより、79百万円の収入(前年同期は4億29百万円の支出)となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動における資金は、長期借入れによる収入があったものの、長期借入金の返済による支出及び配当金の 支払などにより、1億20百万円の支出(前年同期は4億46百万円の支出)となりました。
③受注工事高、完成工事高、繰越工事高、商品仕入及び販売の状況
イ.受注工事高、完成工事高及び繰越工事高
(注)1.前期以前に受注した工事で、契約の更新により請負金額に変更があるものにつきましては、期中受注工事高にその増減額を含んでおります。従って、期中完成工事高にもかかる増減額が含まれております。
ロ.受注工事高及び完成工事高について
当社グループは、建設市場の状況を反映して工事の受注工事高及び完成工事高が平均化しておらず、最近3年間についてみても上半期は次のように季節的に変動しております。
ハ.完成工事高
(注)1.当社グループが総合建設会社等民間企業を通じて受注した官公庁発注工事につきましては、官公庁欄に計上しております。
2.完成工事高のうち主なものは、次のとおりであります。
前連結会計年度の完成工事のうち請負工事1億円以上の主な工事
当連結会計年度の完成工事のうち請負工事1億円以上の主な工事
ニ.手持工事高
(注)1.当社グループが総合建設会社等民間企業を通じて受注した官公庁発注工事につきましては、官公庁欄に計上しております。
2.手持工事のうち主なものは、次のとおりであります。
手持工事(2026年3月31日現在)のうち請負金額1億円以上の主な工事
ホ.商品仕入実績
(注) 金額は、仕入価格で表示しております。
ヘ.売上実績
(注)1.販売数量につきましては、販売品目が多岐にわたり表示が困難なため、記載を省略しております。
2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合については、連結損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先がないため、記載を省略しております。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次の通りであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
イ.当連結会計年度の経営成績について
① 売上高、受注工事高の状況
当連結会計年度の売上高は、土木資材事業におけるロックボルトの売り上げの減少があったことなどにより、255億48百万円(前年同期比2.0%減)で、その内訳は、商品売上高が99億58百万円(前年同期比7.8%減)、完成工事高は155億89百万円(前年同期比2.1%増)となりました。また、当連結会計年度の受注工事高は145億6百万円(前年同期比2.0%減)となり、当連結会計年度末の手持工事高は80億4百万円(前年同期比11.9%減)となりました。
② 営業利益、経常利益の状況
収益面につきましては、ロックボルトの売り上げ減少に伴う運搬発送費の減少や人件費の減少があったものの売上高の減少の影響などにより、営業利益10億80百万円(前年同期比20.5%減)、経常利益11億74百万円(前年同期比19.5%減)となりました。
③ 親会社株主に帰属する当期純利益の状況
投資有価証券売却益や受取保険金を計上した結果、当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は10億44百万円(前年同期比4.7%増)となりました。
ロ.当連結会計年度の財政状態について
当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べて11億20百万円増加した結果、299億61百万円(前連結会計年度比3.9%増)となりました。
① 資産の部
流動資産は、190億69百万円となり、前連結会計年度末に比べ3億49百万円(前連結会計年度比1.9%増)の増加となりました。これは主に、受取手形及び電子記録債権の減少があったものの、工事の完了後に代金が支払われる元請工事が順調に進捗したことによる完成工事未収入金の増加があったことなどによるものであります。固定資産は、108億91百万円となり、前連結会計年度末に比べ7億70百万円(前連結会計年度比7.6%増)の増加となりました。これは主に、投資有価証券の取得による増加や退職給付に係る資産の増加によるものであります。
② 負債の部
負債につきましては、前連結会計年度末に比べて2億12百万円増加した結果、78億3百万円(前連結会計年度比2.8%増)となりました。
流動負債は、72億60百万円となり、前連結会計年度末に比べ99百万円(前連結会計年度比1.4%増)の増加となりました。これは主に、工事代金等の支払いに充てるための短期借入金の増加によるものであります。固定負債は、5億43百万円となり、前連結会計年度末に比べ1億12百万円(前連結会計年度比26.2%増)の増加となりました。これは主に、投資有価証券の時価評価に伴う繰延税金負債の増加によるものであります。
③ 純資産の部
純資産につきましては、前連結会計年度末に比べ9億7百万円(前連結会計年度比4.3%増)増加し、221億57百万円となりました。これは主に、利益剰余金や投資有価証券の時価評価に伴うその他有価証券評価差額金の増加によるものであります。
ハ.セグメントごとの経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、セグメント間の内部売上高又は振替高を含めて記載しております。
[ファスナー事業]
ファスナー事業の売上高は81億49百万円(前年同期比0.3%減)となりました。商品販売につきましては、鋲螺・製作金物類の売上高の増加はあったものの、主力製品である金属拡張アンカーや接着系アンカーの売上高の減少があったことから、商品売上高は23億80百万円(前年同期比1.1%減)となりました。また、工事につきましては、上下水道施設をはじめとした耐震関連工事や民間発注の建物などの耐震関連工事の受注及び進捗が順調に推移し、完成工事高は57億69百万円(前年同期比0.1%増)となりました。利益面につきましては、耐震関連工事等は前連結会計年度と同程度に推移したものの、資材・人件費の上昇による原価の増加があったことなどにより経常利益は5億71百万円(前年同期比18.9%減)となりました。
[土木資材事業]
土木資材事業の売上高は、70億76百万円(前年同期比7.5%減)となりました。商品販売につきましては、東日本地区においてロックボルトやトンネル補助工法資材の売上高の増加があったものの、西日本地区において主力商品であるロックボルトやトンネル補助工法資材の販売が減少したことなどにより、商品売上高は66億12百万円(前年同期比9.5%減)となりました。また、工事につきましては、道路のメンテナンス工事などがあったことなどにより、完成工事高は4億63百万円(前年同期比36.5%増)となりました。利益面につきましては、売上高の減少があったことなどにより、経常利益は1億94百万円(前年同期比50.9%減)となりました。
[建設事業]
建設事業の売上高は113億67百万円(前年同期比0.5%増)となりました。商品販売につきましては、「フェイルセーフシステム(取付物落下防止対策商品)」の販売や、道路の防音壁工事に係る部材の販売の増加があったものの、前連結会計年度において売上高が大きかった連結子会社の橋梁等の基礎杭の売上高の減少があったことなどにより、商品売上高は20億11百万円(前年同期比6.4%減)となりました。また、工事につきましては、手持ち工事が順調に進捗し、特に連結子会社において橋梁関係の耐震補強工事の受注及び進捗が順調に推移したことなどにより、完成工事高は93億56百万円(前年同期比2.1%増)となりました。利益面につきましては、一部の大型工事物件において先行着手した追加契約部分について契約手続きが完了していないものがあり、売上総利益の減少はあったものの、連結子会社における橋梁関係の耐震補強工事等の採算が良かったことなどにより、経常利益は4億8百万円(前年同期比13.7%増)となりました。
ニ.経営成績に重要な影響を与える要因について
経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 3事業等のリスク」に記載のとおりであります。
ホ.経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等の達成状況について
経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等については、「第2 事業の状況 1経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (5)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等」に記載のとおりであります。
当連結会計年度における売上高は255億48百万円(前年同期比2.0%減)、経常利益11億74百万円(前年同期比19.5%減)、配当性向は45.8%(前年同期比2.2ポイント減少)となり、配当性向については目標達成となりましたが、売上高、経常利益については目標未達成となりました。目標を達成できるよう企業努力を行ってまいります。
②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
イ.キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容について
当社グループの当連結会計年度のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローは5億92百万円の収入(前年同期は85百万円の支出)であり、投資活動によるキャッシュ・フローは79百万円の収入(前年同期は4億29百万円の支出)、財務活動によるキャッシュ・フローは1億20百万円の支出(前年同期は4億46百万円の支出)であります。フリー・キャッシュ・フロー(営業活動によるキャッシュ・フローと投資活動によるキャッシュ・フローの合計)は、6億72百万円の収入(前年同期は5億14百万円の支出)であります。また、当社グループは、複数年にわたる工事も受注していることから、単年でのキャッシュ・フローに加え、3年間累計のキャッシュ・フローも指標として考えております。3年間累計のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローは5億10百万円の収入であり、投資活動によるキャッシュ・フローは6億13百万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローは9億38百万円の支出であります。また、3年間累計のフリー・キャッシュ・フローは1億2百万円の支出であります。
ロ.資本の財源及び資金の流動性に係る情報について
当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、持続的成長に向けた投資の継続と株主還元のためのフリー・キャッシュ・フローを創出することを基本としております。その創出されたフリー・キャッシュ・フローを財源として、成長投資や株主還元を行ってまいります。成長投資として、既存事業での投資と新規事業創出のための研究開発投資を行い、将来の成長を見据えた人材の確保・育成・活用のための投資を行ってまいります。また、株主還元として、盤石な財務体質を維持しつつ、安定的かつ継続的に配当を行ってまいります。
当社グループの運転資金需要のうち主なものは、未成工事支出金、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、有形固定資産及び無形固定資産の取得等によるものであります。
当社グループは、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。
短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資や長期運転資金の調達につきましては、金融機関からの長期借入を基本としております。
なお、当連結会計年度末における有利子負債である借入金の残高は8億50百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は49億51百万円となっております。
③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たりましては、会計基準の範囲内で一定の見積りが行われている部分があり、資産・負債の数値、並びに報告期間における収益・費用の報告数値に影響を与える様々な要因・仮定に対し、継続して可能な限り正確な見積りと適正な評価を行っております。
工事契約に該当するものについては、一定の期間にわたり充足される履行義務と判断しております。履行義務の充足に係る進捗度の見積りにあたっては、外注費の見積工事原価に対する発生工事原価の割合を合理的に見積る必要があります。工事契約に係る収益の計上の基礎となる見積工事原価は、契約ごとの実行予算を使用して見積りを行っておりますが、工事契約等の実行予算の策定にあたっては、工事等の完成のために必要となる作業内容及び工数の見積りに不確実性を伴うため、当社グループの業績を変動させる可能性があります。
当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次の通りであります。
①財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、企業収益が総じて堅調に推移する中、雇用・所得環境の改善を背景に 個人消費にも持ち直しの動きが見られるなど、緩やかな回復基調が継続いたしました。賃金及び物価について は、長期間にわたり低水準で推移してきた状況から転換が進みつつあり、賃金上昇の動きが継続する中、物価も 緩やかな上昇基調で推移しております。
一方で、原材料価格やエネルギーコストの高止まり、労務費の上昇に伴うコスト負担の増加に加え、海外経済 の減速懸念、地政学的リスクの高まり、為替変動等による影響など、先行きについては依然として不透明な要因 が存在しており、企業活動や個人消費に与える影響について引き続き注視が必要な状況にあります。
当社グループの関連する建設業界においては、公共投資及び民間設備投資が一定水準を維持するものの、建設 資材価格の高止まりや労働力不足の深刻化、働き方改革への対応など構造的な課題が継続しており、事業環境は 引き続き厳しい状況で推移しております。
このような状況のもと当社グループは、当社の有する豊富な製品・工法群をベースとした最適なソリューショ ンを提案し、需要先のニーズに応えることで、公共事業を中心とした政府建設投資を中心に商品の拡販と建設工 事の受注に努めてまいりました。
この結果、当連結会計年度の売上高は、255億48百万円(前年同期比2.0%減)で、その内訳は、商品売上高が 99億58百万円(前年同期比7.8%減)、完成工事高は155億89百万円(前年同期比2.1%増)となりました。
セグメント別の売上高は以下のとおりであります。なお、セグメント間の内部売上高又は振替高を含めて記載しております。
[ファスナー事業]
ファスナー事業部門においては、当社の主力製品である、あと施工アンカー類の売上高が、鉄道関連耐震材料 の需要が一巡していることもあり、前期と同水準となりました。また、当社独自工法である「せん断補強RMA 工法」及び民間施設の補修・補強工事の受注額は増加しましたが、売上高は81億49百万円(前年同期比0.3%減) となりました。
[土木資材事業]
土木資材事業部門においては、東日本地区は技術提案によるトンネル補助工法資材が大きく伸長し、特殊ロッ クボルトや防水シートの販売も順調に推移しましたが、西日本地区はトンネル物件数減少や補助工法案件減少などが影響し販売が伸び悩んだことなどにより、売上高は70億76百万円(前年同期比7.5%減)となりました。
[建設事業]
建設事業部門においては、当社の得意とするコンクリート構造物補修工事で、大型元請物件を3件、環境対策 工事で1件受注したほか、大型元請物件が2件竣工いたしました。また、手持工事物件であるコンクリート構造 物補修・補強工事の進捗が順調に進んだこと、子会社が得意としている一面耐震補強工事の受注が寄与したこと などにより、売上高は113億67百万円(前年同期比0.5%増)となりました。
財政状態につきましては、当連結会計年度末の総資産は299億61百万円と前連結会計年度末に比べ、11億20百万円増加しました。これは主として完成工事未収入金が増加したためであります。負債は78億3百万円と前連結会計年度末に比べ2億12百万円増加しました。これは主として短期借入金の増加によるものであります。なお、純資産は221億57百万円となり、自己資本比率は前連結会計年度末に比べ0.3ポイント増加しております。
②キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ5億52百 万円増加し、49億51百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動における資金は、税金等調整前当期純利益15億47百万円(前年同期比4.3%増)を計上し、棚卸資産の減少などにより、5億92百万円の収入(前年同期は85百万円の支出)となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動における資金は、投資有価証券の取得による支出があったものの、投資有価証券の売却及び償還による収入があったことなどにより、79百万円の収入(前年同期は4億29百万円の支出)となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動における資金は、長期借入れによる収入があったものの、長期借入金の返済による支出及び配当金の 支払などにより、1億20百万円の支出(前年同期は4億46百万円の支出)となりました。
③受注工事高、完成工事高、繰越工事高、商品仕入及び販売の状況
イ.受注工事高、完成工事高及び繰越工事高
| 項目 | 工事別 | 期首繰越工事高 (千円) | 期中受注工事高 (千円) | 計 (千円) | 期中完成工事高 (千円) | 期末繰越工事高 |
| 手持工事高 (千円) | ||||||
| 前連結会計年度 (自2024年4月1日 至2025年3月31日) | 環境工事 | 352,894 | 753,695 | 1,106,590 | 653,751 | 452,838 |
| リニューアル工事 | 4,207,078 | 3,715,387 | 7,922,465 | 5,350,913 | 2,571,552 | |
| トンネル及びその他の設備関連工事 | 1,771,012 | 2,520,576 | 4,291,588 | 2,248,578 | 2,043,009 | |
| 耐震関連工事 | 3,132,910 | 7,307,459 | 10,440,369 | 6,498,576 | 3,941,793 | |
| その他の工事 | 95,597 | 498,136 | 593,733 | 515,030 | 78,702 | |
| 計 | 9,559,492 | 14,795,254 | 24,354,747 | 15,266,850 | 9,087,897 | |
| 当連結会計年度 (自2025年4月1日 至2026年3月31日) | 環境工事 | 452,838 | 521,248 | 974,087 | 833,975 | 140,112 |
| リニューアル工事 | 2,571,552 | 5,588,263 | 8,159,816 | 5,144,614 | 3,015,202 | |
| トンネル及びその他の設備関連工事 | 2,043,009 | 1,492,974 | 3,535,984 | 2,386,529 | 1,149,455 | |
| 耐震関連工事 | 3,941,793 | 5,951,425 | 9,893,218 | 6,625,323 | 3,267,895 | |
| その他の工事 | 78,702 | 952,300 | 1,031,002 | 598,749 | 432,253 | |
| 計 | 9,087,897 | 14,506,212 | 23,594,110 | 15,589,192 | 8,004,918 |
(注)1.前期以前に受注した工事で、契約の更新により請負金額に変更があるものにつきましては、期中受注工事高にその増減額を含んでおります。従って、期中完成工事高にもかかる増減額が含まれております。
ロ.受注工事高及び完成工事高について
当社グループは、建設市場の状況を反映して工事の受注工事高及び完成工事高が平均化しておらず、最近3年間についてみても上半期は次のように季節的に変動しております。
| 期別 | 受注工事高 | 完成工事高 | ||||
| 1年通期(A) (千円) | 上半期(B) (千円) | (B)/(A) (%) | 1年通期(C) (千円) | 上半期(D) (千円) | (D)/(C) (%) | |
| 第60期 | 16,327,236 | 7,665,494 | 46.9 | 14,617,859 | 5,831,510 | 39.9 |
| 第61期 | 14,795,254 | 7,871,644 | 53.2 | 15,266,850 | 6,116,542 | 40.1 |
| 第62期 | 14,506,212 | 6,801,705 | 46.9 | 15,589,192 | 6,858,927 | 44.0 |
ハ.完成工事高
| 期別 | 区分 | 官公庁 | 民間 | 合計 |
| 前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) | 環境工事(千円) | 649,775 | 3,976 | 653,751 |
| リニューアル工事(千円) | 5,200,155 | 150,757 | 5,350,913 | |
| トンネル及びその他の設備関連工事(千円) | 2,201,526 | 47,051 | 2,248,578 | |
| 耐震関連工事(千円) | 2,685,464 | 3,813,112 | 6,498,576 | |
| その他の工事(千円) | 172,061 | 342,968 | 515,030 | |
| 合計(千円) | 10,908,983 | 4,357,866 | 15,266,850 | |
| 当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) | 環境工事(千円) | 765,231 | 68,744 | 833,975 |
| リニューアル工事(千円) | 4,838,461 | 306,152 | 5,144,614 | |
| トンネル及びその他の設備関連工事(千円) | 2,333,110 | 53,419 | 2,386,529 | |
| 耐震関連工事(千円) | 2,706,004 | 3,919,318 | 6,625,323 | |
| その他の工事(千円) | 129,739 | 469,010 | 598,749 | |
| 合計(千円) | 10,772,548 | 4,816,643 | 15,589,192 |
(注)1.当社グループが総合建設会社等民間企業を通じて受注した官公庁発注工事につきましては、官公庁欄に計上しております。
2.完成工事高のうち主なものは、次のとおりであります。
前連結会計年度の完成工事のうち請負工事1億円以上の主な工事
| 工事名 | 発注社名 |
| R4中国道千代田高速道路事務所管内構造物補修工事 | 西日本高速道路株式会社 |
| 名古屋第二環状自動車道松河戸高架橋他2橋耐震補強工事 | 中日本高速道路株式会社 |
| 中量軌道南港ポートタウン線耐震補強工事(その2)(ア)工事 | 大阪市高速電気軌道株式会社 |
| 中国道山口高速道路事務所管内(西地区)構造物補修工事 | 西日本高速道路株式会社 |
| 仙台東部道路館腰橋補修工事 | 東日本高速道路株式会社 |
| JA福山市本所耐震補強・外壁改修工事 | 全国農業協同組合連合会 |
| 常磐自動車道R5仙台東管内構造物補修工事 | 東日本高速道路株式会社 |
| 長野自動車道(特定更新等)岡谷トンネル覆工補強工事 | 中日本高速道路株式会社 |
| 首都圏中央連絡自動車道幸手西遮音壁工事 | 東日本高速道路株式会社 |
| 横浜新道京浜管理事務所管内トンネル補修工事 | 東日本高速道路株式会社 |
当連結会計年度の完成工事のうち請負工事1億円以上の主な工事
| 工事名 | 発注社名 |
| 長野自動車道(特定更新等)岡谷トンネル覆工補強工事 | 中日本高速道路株式会社 |
| 中量軌道南港ポートタウン線耐震補強工事(その2)(ア)工事 | 大阪市高速電気軌道株式会社 |
| 名古屋第二環状自動車道松河戸高架橋他2橋耐震補強工事 | 中日本高速道路株式会社 |
| 新東名高速道路小山PA~新御殿場IC間遮音壁工事 | 中日本高速道路株式会社 |
| 宮崎自動車道(特定更新等)天神トンネル(下り線)他1トンネル覆工補強工事 | 西日本高速道路株式会社 |
| 令和6年度宮崎自動車道(特定更新等)天神トンネル(上り線)他1トンネル覆工補強工事 | 西日本高速道路株式会社 |
| R4中国道千代田高速道路事務所管内構造物補修工事 | 西日本高速道路株式会社 |
| 仙台東部道路館腰橋補修工事 | 東日本高速道路株式会社 |
| 水元給水所耐震補強工事(その2) | 東京都水道局 |
| 本牧)第2六層耐震補強工事(5期) | 日産自動車株式会社 |
ニ.手持工事高
| (2026年3月31日現在) |
| 区分 | 官公庁 | 民間 | 合計 |
| 環境工事(千円) | 140,112 | - | 140,112 |
| リニューアル工事(千円) | 2,908,472 | 106,730 | 3,015,202 |
| トンネル及びその他の設備関連工事(千円) | 1,121,680 | 27,775 | 1,149,455 |
| 耐震関連工事(千円) | 2,106,769 | 1,161,125 | 3,267,895 |
| その他の工事(千円) | 12,364 | 419,888 | 432,253 |
| 合計(千円) | 6,289,398 | 1,715,519 | 8,004,918 |
(注)1.当社グループが総合建設会社等民間企業を通じて受注した官公庁発注工事につきましては、官公庁欄に計上しております。
2.手持工事のうち主なものは、次のとおりであります。
手持工事(2026年3月31日現在)のうち請負金額1億円以上の主な工事
| 工事名 | 発注社名 | 完成予定年月 |
| 令和7年度阪奈高速道路事務所管内はく落防止対策工事 | 西日本高速道路株式会社 | 2028年12月 |
| 関越自動車道R7湯沢管内コンクリート構造物補修工事 | 東日本高速道路株式会社 | 2029年1月 |
| 宮崎自動車道(特定更新等)天神トンネル(下り線)他1トンネル覆工補強工事 | 西日本高速道路株式会社 | 2027年10月 |
| 北陸自動車道市振トンネル照明設備更新工事 | 東日本高速道路株式会社 | 2028年3月 |
| 中津川IC~瑞浪IC間コンクリート構造物補修工事 | 西日本高速道路株式会社 | 2027年10月 |
| 高島平第三住宅耐震補強(部分補強)工事 | 高島平第三住宅管理組合 | 2026年12月 |
| 呑川防潮堤耐震補強工事(その207) | 東京都建設局 | 2027年3月 |
| 中央新幹線品川駅新設(南工区)工事 | 東海旅客鉄道株式会社 | 2028年10月 |
| 名古屋第二環状自動車道松河戸高架橋他2橋耐震補強工事 | 中日本高速道路株式会社 | 2027年3月 |
| 船明ダム耐震裕度向上工事(2期・3期) | 電源開発株式会社 | 2027年5月 |
ホ.商品仕入実績
| セグメントの名称 | 前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) | 当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) |
| ファスナー(千円) | 1,619,565 | 1,633,656 |
| 土木資材(千円) | 4,503,431 | 3,872,436 |
| 建設(千円) | 1,754,345 | 1,753,807 |
| 合計(千円) | 7,877,342 | 7,259,900 |
(注) 金額は、仕入価格で表示しております。
ヘ.売上実績
| セグメントの名称 | 区分 | 前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) | 当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) | ||||
| 金額(千円) | 比率 (%) | 金額(千円) | 比率 (%) | ||||
| ファスナー | 商品売上高 | 2,405,793 | 2,370,854 | ||||
| 完成工事高 | 5,766,261 | 8,172,055 | 31.3 | 5,769,519 | 8,140,374 | 31.9 | |
| 土木資材 | 商品売上高 | 7,307,326 | 6,612,656 | ||||
| 完成工事高 | 339,602 | 7,646,929 | 29.3 | 463,476 | 7,076,133 | 27.7 | |
| 建設 | 商品売上高 | 1,093,067 | 975,320 | ||||
| 完成工事高 | 9,160,986 | 10,254,053 | 39.4 | 9,356,195 | 10,331,516 | 40.4 | |
| 合計 | 商品売上高 | 10,806,187 | 9,958,832 | ||||
| 完成工事高 | 15,266,850 | 26,073,037 | 100.0 | 15,589,192 | 25,548,024 | 100.0 | |
(注)1.販売数量につきましては、販売品目が多岐にわたり表示が困難なため、記載を省略しております。
2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合については、連結損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先がないため、記載を省略しております。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次の通りであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
イ.当連結会計年度の経営成績について
① 売上高、受注工事高の状況
当連結会計年度の売上高は、土木資材事業におけるロックボルトの売り上げの減少があったことなどにより、255億48百万円(前年同期比2.0%減)で、その内訳は、商品売上高が99億58百万円(前年同期比7.8%減)、完成工事高は155億89百万円(前年同期比2.1%増)となりました。また、当連結会計年度の受注工事高は145億6百万円(前年同期比2.0%減)となり、当連結会計年度末の手持工事高は80億4百万円(前年同期比11.9%減)となりました。
② 営業利益、経常利益の状況
収益面につきましては、ロックボルトの売り上げ減少に伴う運搬発送費の減少や人件費の減少があったものの売上高の減少の影響などにより、営業利益10億80百万円(前年同期比20.5%減)、経常利益11億74百万円(前年同期比19.5%減)となりました。
③ 親会社株主に帰属する当期純利益の状況
投資有価証券売却益や受取保険金を計上した結果、当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は10億44百万円(前年同期比4.7%増)となりました。
ロ.当連結会計年度の財政状態について
当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べて11億20百万円増加した結果、299億61百万円(前連結会計年度比3.9%増)となりました。
① 資産の部
流動資産は、190億69百万円となり、前連結会計年度末に比べ3億49百万円(前連結会計年度比1.9%増)の増加となりました。これは主に、受取手形及び電子記録債権の減少があったものの、工事の完了後に代金が支払われる元請工事が順調に進捗したことによる完成工事未収入金の増加があったことなどによるものであります。固定資産は、108億91百万円となり、前連結会計年度末に比べ7億70百万円(前連結会計年度比7.6%増)の増加となりました。これは主に、投資有価証券の取得による増加や退職給付に係る資産の増加によるものであります。
② 負債の部
負債につきましては、前連結会計年度末に比べて2億12百万円増加した結果、78億3百万円(前連結会計年度比2.8%増)となりました。
流動負債は、72億60百万円となり、前連結会計年度末に比べ99百万円(前連結会計年度比1.4%増)の増加となりました。これは主に、工事代金等の支払いに充てるための短期借入金の増加によるものであります。固定負債は、5億43百万円となり、前連結会計年度末に比べ1億12百万円(前連結会計年度比26.2%増)の増加となりました。これは主に、投資有価証券の時価評価に伴う繰延税金負債の増加によるものであります。
③ 純資産の部
純資産につきましては、前連結会計年度末に比べ9億7百万円(前連結会計年度比4.3%増)増加し、221億57百万円となりました。これは主に、利益剰余金や投資有価証券の時価評価に伴うその他有価証券評価差額金の増加によるものであります。
ハ.セグメントごとの経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、セグメント間の内部売上高又は振替高を含めて記載しております。
[ファスナー事業]
ファスナー事業の売上高は81億49百万円(前年同期比0.3%減)となりました。商品販売につきましては、鋲螺・製作金物類の売上高の増加はあったものの、主力製品である金属拡張アンカーや接着系アンカーの売上高の減少があったことから、商品売上高は23億80百万円(前年同期比1.1%減)となりました。また、工事につきましては、上下水道施設をはじめとした耐震関連工事や民間発注の建物などの耐震関連工事の受注及び進捗が順調に推移し、完成工事高は57億69百万円(前年同期比0.1%増)となりました。利益面につきましては、耐震関連工事等は前連結会計年度と同程度に推移したものの、資材・人件費の上昇による原価の増加があったことなどにより経常利益は5億71百万円(前年同期比18.9%減)となりました。
[土木資材事業]
土木資材事業の売上高は、70億76百万円(前年同期比7.5%減)となりました。商品販売につきましては、東日本地区においてロックボルトやトンネル補助工法資材の売上高の増加があったものの、西日本地区において主力商品であるロックボルトやトンネル補助工法資材の販売が減少したことなどにより、商品売上高は66億12百万円(前年同期比9.5%減)となりました。また、工事につきましては、道路のメンテナンス工事などがあったことなどにより、完成工事高は4億63百万円(前年同期比36.5%増)となりました。利益面につきましては、売上高の減少があったことなどにより、経常利益は1億94百万円(前年同期比50.9%減)となりました。
[建設事業]
建設事業の売上高は113億67百万円(前年同期比0.5%増)となりました。商品販売につきましては、「フェイルセーフシステム(取付物落下防止対策商品)」の販売や、道路の防音壁工事に係る部材の販売の増加があったものの、前連結会計年度において売上高が大きかった連結子会社の橋梁等の基礎杭の売上高の減少があったことなどにより、商品売上高は20億11百万円(前年同期比6.4%減)となりました。また、工事につきましては、手持ち工事が順調に進捗し、特に連結子会社において橋梁関係の耐震補強工事の受注及び進捗が順調に推移したことなどにより、完成工事高は93億56百万円(前年同期比2.1%増)となりました。利益面につきましては、一部の大型工事物件において先行着手した追加契約部分について契約手続きが完了していないものがあり、売上総利益の減少はあったものの、連結子会社における橋梁関係の耐震補強工事等の採算が良かったことなどにより、経常利益は4億8百万円(前年同期比13.7%増)となりました。
ニ.経営成績に重要な影響を与える要因について
経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 3事業等のリスク」に記載のとおりであります。
ホ.経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等の達成状況について
経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等については、「第2 事業の状況 1経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (5)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等」に記載のとおりであります。
当連結会計年度における売上高は255億48百万円(前年同期比2.0%減)、経常利益11億74百万円(前年同期比19.5%減)、配当性向は45.8%(前年同期比2.2ポイント減少)となり、配当性向については目標達成となりましたが、売上高、経常利益については目標未達成となりました。目標を達成できるよう企業努力を行ってまいります。
②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
イ.キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容について
当社グループの当連結会計年度のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローは5億92百万円の収入(前年同期は85百万円の支出)であり、投資活動によるキャッシュ・フローは79百万円の収入(前年同期は4億29百万円の支出)、財務活動によるキャッシュ・フローは1億20百万円の支出(前年同期は4億46百万円の支出)であります。フリー・キャッシュ・フロー(営業活動によるキャッシュ・フローと投資活動によるキャッシュ・フローの合計)は、6億72百万円の収入(前年同期は5億14百万円の支出)であります。また、当社グループは、複数年にわたる工事も受注していることから、単年でのキャッシュ・フローに加え、3年間累計のキャッシュ・フローも指標として考えております。3年間累計のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローは5億10百万円の収入であり、投資活動によるキャッシュ・フローは6億13百万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローは9億38百万円の支出であります。また、3年間累計のフリー・キャッシュ・フローは1億2百万円の支出であります。
ロ.資本の財源及び資金の流動性に係る情報について
当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、持続的成長に向けた投資の継続と株主還元のためのフリー・キャッシュ・フローを創出することを基本としております。その創出されたフリー・キャッシュ・フローを財源として、成長投資や株主還元を行ってまいります。成長投資として、既存事業での投資と新規事業創出のための研究開発投資を行い、将来の成長を見据えた人材の確保・育成・活用のための投資を行ってまいります。また、株主還元として、盤石な財務体質を維持しつつ、安定的かつ継続的に配当を行ってまいります。
当社グループの運転資金需要のうち主なものは、未成工事支出金、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、有形固定資産及び無形固定資産の取得等によるものであります。
当社グループは、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。
短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資や長期運転資金の調達につきましては、金融機関からの長期借入を基本としております。
なお、当連結会計年度末における有利子負債である借入金の残高は8億50百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は49億51百万円となっております。
③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たりましては、会計基準の範囲内で一定の見積りが行われている部分があり、資産・負債の数値、並びに報告期間における収益・費用の報告数値に影響を与える様々な要因・仮定に対し、継続して可能な限り正確な見積りと適正な評価を行っております。
工事契約に該当するものについては、一定の期間にわたり充足される履行義務と判断しております。履行義務の充足に係る進捗度の見積りにあたっては、外注費の見積工事原価に対する発生工事原価の割合を合理的に見積る必要があります。工事契約に係る収益の計上の基礎となる見積工事原価は、契約ごとの実行予算を使用して見積りを行っておりますが、工事契約等の実行予算の策定にあたっては、工事等の完成のために必要となる作業内容及び工数の見積りに不確実性を伴うため、当社グループの業績を変動させる可能性があります。