四半期報告書-第42期第1四半期(平成31年3月1日-令和1年5月31日)

【提出】
2019/07/12 9:39
【資料】
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【項目】
24項目
(1)業績の状況
当第1四半期累計期間におけるわが国経済は、企業収益や雇用・所得環境の改善により緩やかな回復基調で推移しました。また、海外経済においては、米国と中国の通商問題などがあり先行き不透明な状況が続いておりました。
外食産業においては、人口減少や少子高齢化による食需要の縮小・節約志向の高まりによる低価格化の進行、コンビニエンスストア、ドラッグストア、デパート地下等の他業種との競合も激化しており、また、慢性的な人手不足による人件費関連コスト等の上昇などにより、厳しい経営環境でありました。
このような環境のもとで、当社は引き続き首都圏600店舗体制に向けた安定的な新規出店、サービス水準向上に向けた取り組みや季節メニューの投入などを行い、業容拡大を図ってまいりました。
店舗展開については、出店が2店舗(千葉県1店舗、埼玉県1店舗)、隣家からの類焼もあり退店が3店舗となりましたので、5月末の直営店舗数は428店舗となりました。業態別の店舗数は「日高屋」(来来軒含む)が397店舗、「焼鳥日高」(大衆酒場含む)が29店舗、「中華一番」が1店舗、「とんかつ日高」が1店舗となりました。
新規出店の店舗については開店当初より券売機の導入を行い、既存店においても順次券売機の設置を進めており、店舗オペレーションの軽減、人件費の抑制に取り組んでおります。
季節メニューとしては、4月に「黒酢しょうゆ冷し麺」を投入したほか、「大宮 担々麺」を発売いたしました。5月には「ガパオ汁なし麺」を投入し、季節商品、新商品の発売も積極的に行いました。また、従来330円(税込)でご提供していた生ビールを、期間限定290円(税込)としたハッピーアワーが好調であり、当面の間「生ビール祭り」としてオールタイム290円(税込)でのご提供とする施策を行い好評を博しております。
しかしながら、最大10連休という大型連休に加え、働き方改革の影響で早い時間に帰宅する方の増加により、ディナータイム以降の売上が減少し、既存店の3月~5月累計の売上高前年同期比は97.5%となりました。
生産・原価面につきましては、無洗米等の食材の値上げもありましたが、前期中に行った一部原料の変更・販売価格の改定により原価率は27.3%(前年同四半期は27.3%)となりました。
販売費及び一般管理費につきましては、フレンド社員(パート・アルバイト社員の当社における呼称)の時給の上昇などによる人件費の増加、電気代やガス代などの光熱費増加および物流費上昇等経費の増加もあり、対売上高比は60.7%(前年同四半期は60.0%)となりました。
この結果、当第1四半期累計期間における売上高は106億89百万円(前年同四半期比0.4%増)、営業利益は12億85百万円(前年同四半期比5.3%減)、経常利益は12億86百万円(前年同四半期比5.7%減)、四半期純利益は8億59百万円(前年同四半期比6.3%減)となりました。
なお、飲食店チェーン関連事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載はしておりません。
(2)財政状態の分析
当第1四半期会計期間末の総資産は309億74百万円となり前期末に比べて1億98百万円増加いたしました。
負債合計は57億84百万円となり前期末に比べて18百万円減少いたしました。
純資産合計は、251億90百万円となり前期末に比べ2億17百万円増加し、自己資本比率は81.3%(前期末81.1%)となりました。これは四半期純利益8億59百万円の計上等によるものであります。
(3)対処すべき課題
当第1四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
該当事項はありません。