四半期報告書-第72期第3四半期(令和3年9月1日-令和3年11月30日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 経営成績
連結業績
当第3四半期連結累計期間の経営成績は、売上高が1,467億31百万円(前年同期比10.5%増)、営業利益が44億83百万円(前年同期比304.6%増)、経常利益が57億25百万円(前年同期比83.7%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益が35億34百万円(前年同期比187.6%増)となりました。
当第3四半期連結累計期間における国内売上高は、1,377億49百万円と前年同期比9.9%の増収となりました。本連結会計年度の第1四半期は前年に比べて店舗の営業環境が改善し前年同期比で大きく回復しましたが、第2四半期は緊急事態宣言とまん延防止等重点措置の対象地域拡大と長期化に加え、長雨等の不安定な気候も影響し前年同期比微減の水準となりました。当第3四半期においては、前半は緊急事態宣言の継続と例年より気温が高かった影響で売上高が伸び悩んだものの、後半は秋冬物商品の売れ行きが気温の低下や外出需要の回復に伴い持ち直しました。前年第3四半期との比較としましては、前年が新型コロナウイルス感染症の影響が落ち着いていた時期だったこともあり、微増の水準に留まりました。EC販売は、引き続き自社EC「ドットエスティ」への集客の取組みを強化するためTVCMなど積極的なプロモーションを実施し、前年同期比8.1%増収と成長を継続しました。
海外売上高(円換算)は、89億81百万円と前年同期比20.4%の増収となりました。ニコアンド上海2号店の出店が寄与した中国大陸が前年同期比97.4%の増収となりました。新型コロナウイルス感染症拡大の影響が小さかった香港は増収増益、8月まで続いた感染症再拡大の影響で経済が減速した台湾については、若干の減収ながら増益を維持しました。また、米国は、経済の回復に伴い実店舗・卸売事業共に増収となり、黒字に転換しました。
店舗展開につきましては、85店舗の出店(内、海外7店舗)、23店舗の退店(内、海外5店舗)の結果、当第3四半期連結累計期間末における当社グループの店舗数は、1,462店舗(内、海外70店舗)となりました。
収益面につきましては、変化する市場環境に対応しつつ、「適時・適価・適量」の商品提供による在庫コントロールと値引き販売の抑制を推し進め、売上総利益率は55.7%と前年同期と同水準を維持しました。
販売費及び一般管理費につきましては、前年度の店舗家賃の減免効果がなくなったことに加え、自社ECの認知度向上に向けて広告宣伝を増やしたこと等もあり、6.0%増加しましたが、増収効果により販管費率は52.6%と前年同期比2.2ポイント改善し、営業利益率も2.2ポイント上昇しました。また、新型コロナウイルス感染症の影響による休業に対する雇用調整助成金4億86百万円、時短協力金等の助成金収入4億71百万円、及び為替差益2億40百万円を営業外収益に計上しました。
特別損益につきましては、シンガポール発のオムニチャネルファッションブランド「Love, Bonito(ラブボニート)」を展開するLOVEBONITO HOLDINGS PTE.LTD.に対する貸付金が当初の約定に沿って株式転換されたことに伴う貸倒引当金の戻入益2億64百万円と、韓国現法の清算益81百万円を特別利益に、また店舗の減損損失3億21百万円を特別損失に計上しました。
(2) 財政状態
当第3四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べて、58億70百万円増加して1,013億20百万円となりました。これは主に、現金及び預金が82億63百万円減少した一方で、受取手形及び売掛金が72億65百万円、たな卸資産が59億24百万円、無形固定資産のその他(ソフトウェアなど)が9億82百万円それぞれ増加したことによるものです。
負債は、前連結会計年度末に比べて、41億37百万円増加して488億85百万円となりました。これは主に、未払金が22億99百万円、未払法人税等が18億5百万円それぞれ減少した一方で、支払手形及び買掛金が30億61百万円、短期借入金が60億円それぞれ増加したことによるものです。
純資産は、前連結会計年度末に比べて、17億32百万円増加して524億34百万円となりました。これは主に、自己株式が2億81百万円減少(純資産は増加)、利益剰余金が12億52百万円、為替換算調整勘定が2億6百万円それぞれ増加したことによるものです。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動
特記すべき事項はありません。
(1) 経営成績
連結業績
2021年2月期 第3四半期 連結累計期間 | 2022年2月期 第3四半期 連結累計期間 | 増減 | 増減率 | ||
(2020年3月1日から | (2021年3月1日から | ||||
2020年11月30日まで) | 2021年11月30日まで) | ||||
売上高 | (百万円) | 132,833 | 146,731 | 13,898 | 10.5% |
営業利益 | (百万円) | 1,108 | 4,483 | 3,375 | 304.6% |
経常利益 | (百万円) | 3,116 | 5,725 | 2,608 | 83.7% |
親会社株主に帰属する四半期純利益 | (百万円) | 1,228 | 3,534 | 2,305 | 187.6% |
当第3四半期連結累計期間の経営成績は、売上高が1,467億31百万円(前年同期比10.5%増)、営業利益が44億83百万円(前年同期比304.6%増)、経常利益が57億25百万円(前年同期比83.7%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益が35億34百万円(前年同期比187.6%増)となりました。
当第3四半期連結累計期間における国内売上高は、1,377億49百万円と前年同期比9.9%の増収となりました。本連結会計年度の第1四半期は前年に比べて店舗の営業環境が改善し前年同期比で大きく回復しましたが、第2四半期は緊急事態宣言とまん延防止等重点措置の対象地域拡大と長期化に加え、長雨等の不安定な気候も影響し前年同期比微減の水準となりました。当第3四半期においては、前半は緊急事態宣言の継続と例年より気温が高かった影響で売上高が伸び悩んだものの、後半は秋冬物商品の売れ行きが気温の低下や外出需要の回復に伴い持ち直しました。前年第3四半期との比較としましては、前年が新型コロナウイルス感染症の影響が落ち着いていた時期だったこともあり、微増の水準に留まりました。EC販売は、引き続き自社EC「ドットエスティ」への集客の取組みを強化するためTVCMなど積極的なプロモーションを実施し、前年同期比8.1%増収と成長を継続しました。
海外売上高(円換算)は、89億81百万円と前年同期比20.4%の増収となりました。ニコアンド上海2号店の出店が寄与した中国大陸が前年同期比97.4%の増収となりました。新型コロナウイルス感染症拡大の影響が小さかった香港は増収増益、8月まで続いた感染症再拡大の影響で経済が減速した台湾については、若干の減収ながら増益を維持しました。また、米国は、経済の回復に伴い実店舗・卸売事業共に増収となり、黒字に転換しました。
店舗展開につきましては、85店舗の出店(内、海外7店舗)、23店舗の退店(内、海外5店舗)の結果、当第3四半期連結累計期間末における当社グループの店舗数は、1,462店舗(内、海外70店舗)となりました。
収益面につきましては、変化する市場環境に対応しつつ、「適時・適価・適量」の商品提供による在庫コントロールと値引き販売の抑制を推し進め、売上総利益率は55.7%と前年同期と同水準を維持しました。
販売費及び一般管理費につきましては、前年度の店舗家賃の減免効果がなくなったことに加え、自社ECの認知度向上に向けて広告宣伝を増やしたこと等もあり、6.0%増加しましたが、増収効果により販管費率は52.6%と前年同期比2.2ポイント改善し、営業利益率も2.2ポイント上昇しました。また、新型コロナウイルス感染症の影響による休業に対する雇用調整助成金4億86百万円、時短協力金等の助成金収入4億71百万円、及び為替差益2億40百万円を営業外収益に計上しました。
特別損益につきましては、シンガポール発のオムニチャネルファッションブランド「Love, Bonito(ラブボニート)」を展開するLOVEBONITO HOLDINGS PTE.LTD.に対する貸付金が当初の約定に沿って株式転換されたことに伴う貸倒引当金の戻入益2億64百万円と、韓国現法の清算益81百万円を特別利益に、また店舗の減損損失3億21百万円を特別損失に計上しました。
(2) 財政状態
当第3四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べて、58億70百万円増加して1,013億20百万円となりました。これは主に、現金及び預金が82億63百万円減少した一方で、受取手形及び売掛金が72億65百万円、たな卸資産が59億24百万円、無形固定資産のその他(ソフトウェアなど)が9億82百万円それぞれ増加したことによるものです。
負債は、前連結会計年度末に比べて、41億37百万円増加して488億85百万円となりました。これは主に、未払金が22億99百万円、未払法人税等が18億5百万円それぞれ減少した一方で、支払手形及び買掛金が30億61百万円、短期借入金が60億円それぞれ増加したことによるものです。
純資産は、前連結会計年度末に比べて、17億32百万円増加して524億34百万円となりました。これは主に、自己株式が2億81百万円減少(純資産は増加)、利益剰余金が12億52百万円、為替換算調整勘定が2億6百万円それぞれ増加したことによるものです。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動
特記すべき事項はありません。