四半期報告書-第118期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)

【提出】
2022/11/18 10:40
【資料】
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【項目】
91項目
以下の記載における将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
(財政状態)
当第2四半期連結会計期間末の連結財政状態については、総資産は9,140億円、純資産は357億円となりました。
また、主要勘定については以下のとおりとなりました。
預金(譲渡性預金を含む)は、公金預金及び法人預金を中心に残高が増加したことなどから、前連結会計年度末比206億円増加して8,273億円となりました。
貸出金は、住宅ローンの増加に伴い個人向け貸出が増加したことなどから、前連結会計年度末比205億円増加して6,568億円となりました。
有価証券は、前連結会計年度末比57億円減少して1,718億円となりました。
(経営成績)
当第2四半期連結累計期間の経営成績は以下のとおりとなりました。
経常収益は、貸出金利息の増加等に伴う資金運用収益の増加などにより、前第2四半期連結累計期間比1億71百万円増加して65億46百万円となりました。
経常費用は、営業経費の減少や与信関連費用の減少に伴うその他経常費用の減少などにより、前第2四半期連結累計期間比40百万円減少して50億5百万円となりました。
これらの結果、経常利益は前第2四半期連結累計期間比2億11百万円増加して15億40百万円となりました。
また、親会社株主に帰属する中間純利益は、税金費用の増加等により前第2四半期連結累計期間比30百万円減少して8億56百万円となりました。
(セグメントの業績)
[銀行業務]
銀行業務では、経常収益は59億7百万円(前第2四半期連結累計期間比85百万円増加)、経常利益は14億82百万円(前第2四半期連結累計期間比1億94百万円増益)となりました。
[リース業務]
リース業務では、経常収益は4億84百万円(前第2四半期連結累計期間比54百万円増加)、経常利益は10百万円(前第2四半期連結累計期間比11百万円減益)となりました。
[その他]
その他(クレジットカード業務、信用保証業務)では、経常収益は2億4百万円(前第2四半期連結累計期間比44百万円増加)、経常利益は47百万円(前第2四半期連結累計期間比28百万円増益)となりました。
(参考)
国内・国際業務部門別収支
当第2四半期連結累計期間における資金運用収支は、国内業務部門で41億20百万円、国際業務部門では89百万円となり、相殺消去後の合計では42億9百万円となりました。役務取引等収支は全体で8億95百万円、その他業務収支は全体で△86百万円となりました。
種類期別国内業務部門国際業務部門相殺消去額
(△)
合計
金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)
資金運用収支前第2四半期連結累計期間3,9652903,994
当第2四半期連結累計期間4,1208904,209
うち資金運用収益前第2四半期連結累計期間4,0013040
4,027
当第2四半期連結累計期間4,1509070
4,233
うち資金調達費用前第2四半期連結累計期間36130
33
当第2四半期連結累計期間30060
23
役務取引等収支前第2四半期連結累計期間1,1534101,194
当第2四半期連結累計期間866291895
うち役務取引等
収益
前第2四半期連結累計期間1,71443201,737
当第2四半期連結累計期間1,55132181,564
うち役務取引等
費用
前第2四半期連結累計期間560219543
当第2四半期連結累計期間684217669
その他業務収支前第2四半期連結累計期間△174113△167
当第2四半期連結累計期間△114280△86
うちその他業務
収益
前第2四半期連結累計期間461113468
当第2四半期連結累計期間4831260608
うちその他業務
費用
前第2四半期連結累計期間635--635
当第2四半期連結累計期間59798-695

(注)1 「国内業務部門」とは、当行及び連結子会社の円建取引であります。
2 「国際業務部門」とは、当行の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引は国際業務部門に含めております。
3 資金運用収益及び資金調達費用の合計額の上段の計数は、国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の利息であります。
4 グループ内での取引は相殺消去しております。
国内・国際業務部門別役務取引の状況
役務取引等収益は、15億64百万円となりました。このうち投信窓販業務が全体の23.2%、保険窓販業務が全体の18.2%を占めております。一方、役務取引等費用は、6億69百万円となりました。このうち為替業務が全体の3.1%を占めております。
種類期別国内業務部門国際業務部門相殺消去額
(△)
合計
金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)
役務取引等収益前第2四半期連結累計期間1,71443201,737
当第2四半期連結累計期間1,55132181,564
うち預金・貸出
業務
前第2四半期連結累計期間301-3298
当第2四半期連結累計期間285-3282
うち為替業務前第2四半期連結累計期間291432333
当第2四半期連結累計期間234322264
うち証券関連業務前第2四半期連結累計期間0--0
当第2四半期連結累計期間0--0
うち代理業務前第2四半期連結累計期間194--194
当第2四半期連結累計期間175--175
うち保護預り・貸金庫業務前第2四半期連結累計期間58--58
当第2四半期連結累計期間57--57
うち保証業務前第2四半期連結累計期間144-15129
当第2四半期連結累計期間150-13136
うち投信窓販業務前第2四半期連結累計期間519--519
当第2四半期連結累計期間362--362
うち保険窓販業務前第2四半期連結累計期間203--203
当第2四半期連結累計期間285--285
役務取引等費用前第2四半期連結累計期間560219543
当第2四半期連結累計期間684217669
うち為替業務前第2四半期連結累計期間452246
当第2四半期連結累計期間192220

(注)1 「国内業務部門」とは、当行及び連結子会社の円建取引であります。
2 「国際業務部門」とは、当行の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引は国際業務部門に含めております。
3 グループ内での取引は相殺消去しております。
国内・国際業務部門別預金残高の状況
○ 預金の種類別残高(末残)
種類期別国内業務部門国際業務部門相殺消去額
(△)
合計
金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)
預金合計前第2四半期連結会計期間767,060734654767,140
当第2四半期連結会計期間757,220109639756,689
うち流動性預金前第2四半期連結会計期間534,202-607533,594
当第2四半期連結会計期間541,623-592541,031
うち定期性預金前第2四半期連結会計期間231,046-47230,999
当第2四半期連結会計期間214,350-47214,303
うちその他前第2四半期連結会計期間1,811734-2,545
当第2四半期連結会計期間1,245109-1,355
譲渡性預金前第2四半期連結会計期間70,878-10070,778
当第2四半期連結会計期間70,769-10070,669
総合計前第2四半期連結会計期間837,939734754837,918
当第2四半期連結会計期間827,990109739827,359

(注)1 「国内業務部門」とは、当行及び連結子会社の円建取引であります。
2 「国際業務部門」とは、当行の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引は国際業務部門に含めております。
3 預金の区分は次のとおりであります。
流動性預金=当座預金+普通預金+貯蓄預金+通知預金
定期性預金=定期預金+定期積金
4 グループ内での取引は相殺消去しております。
国内・国際業務部門別貸出金残高の状況
○ 業種別貸出状況(末残・構成比)
業種別前第2四半期連結会計期間当第2四半期連結会計期間
金額(百万円)構成比(%)金額(百万円)構成比(%)
国内業務部門608,062100.00656,889100.00
製造業42,3446.9640,5666.18
農業,林業1,0280.179990.15
漁業2700.042140.03
鉱業,採石業,砂利採取業5190.095600.08
建設業41,2596.7939,3846.00
電気・ガス・熱供給・水道業28,0734.6229,8184.54
情報通信業2,9150.482,6230.40
運輸業,郵便業21,0643.4620,7033.15
卸売業,小売業39,8896.5637,1255.65
金融業,保険業38,8796.3941,4656.31
不動産業,物品賃貸業56,4009.2851,1047.78
各種サービス業53,9848.8850,0627.62
地方公共団体70,84611.6575,77911.54
その他210,58734.63266,47940.57
国際業務部門----
政府等----
金融機関----
その他----
合計608,062-656,889-

(注)1 「国内業務部門」とは、当行及び連結子会社の円建取引であります。
2 「国際業務部門」とは、当行の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引は国際業務部門に含めております。
(自己資本比率の状況)
(参考)
自己資本比率は、銀行法第14条の2の規定に基づき、銀行がその保有する資産等に照らし自己資本の充実の状況が適当であるかどうかを判断するための基準(2006年金融庁告示第19号)に定められた算式に基づき、連結ベースと単体ベースの双方について算出しております。
なお、当行は、国内基準を適用のうえ、信用リスク・アセットの算出においては標準的手法を採用しております。
連結自己資本比率(国内基準)
(単位:億円、%)
2022年9月30日
1.連結自己資本比率(2/3)10.06
2.連結における自己資本の額398
3.リスク・アセットの額3,955
4.連結総所要自己資本額158

単体自己資本比率(国内基準)
(単位:億円、%)
2022年9月30日
1.自己資本比率(2/3)9.80
2.単体における自己資本の額383
3.リスク・アセットの額3,910
4.単体総所要自己資本額156

(資産の査定)
(参考)
資産の査定は、「金融機能の再生のための緊急措置に関する法律」(1998年法律第132号)第6条に基づき、当行の中間貸借対照表の社債(当該社債を有する金融機関がその元本の償還及び利息の支払の全部又は一部について保証しているものであって、当該社債の発行が金融商品取引法(1948年法律第25号)第2条第3項に規定する有価証券の私募によるものに限る。)、貸出金、外国為替、その他資産中の未収利息及び仮払金、支払承諾見返の各勘定に計上されるもの並びに中間貸借対照表に注記することとされている有価証券の貸付けを行っている場合のその有価証券(使用貸借又は賃貸借契約によるものに限る。)について債務者の財政状態及び経営成績等を基礎として次のとおり区分するものであります。
1 破産更生債権及びこれらに準ずる債権
破産更生債権及びこれらに準ずる債権とは、破産手続開始、更生手続開始、再生手続開始の申立て等の事由により経営破綻に陥っている債務者に対する債権及びこれらに準ずる債権をいう。
2 危険債権
危険債権とは、債務者が経営破綻の状態には至っていないが、財政状態及び経営成績が悪化し、契約に従った債権の元本の回収及び利息の受取りができない可能性の高い債権をいう。
3 要管理債権
要管理債権とは、三月以上延滞債権及び貸出条件緩和債権をいう。
4 正常債権
正常債権とは、債務者の財政状態及び経営成績に特に問題がないものとして、上記1から3までに掲げる債権以外のものに区分される債権をいう。
資産の査定の額
債権の区分2021年9月30日2022年9月30日
金額(億円)金額(億円)
破産更生債権及びこれらに準ずる債権3133
危険債権129150
要管理債権2014
正常債権5,9356,409

(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における連結ベースの現金及び現金同等物は、前第2四半期連結会計期間末比1,103億27百万円減少して636億49百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
[営業活動によるキャッシュ・フロー]
営業活動によるキャッシュ・フローは、借用金の減少や貸出金の増加などにより△724億26百万円(前第2四半期連結累計期間比803億88百万円減少)となりました。
[投資活動によるキャッシュ・フロー]
投資活動によるキャッシュ・フローは、有価証券の売却及び償還による収入が有価証券の取得による支出を上回ったことなどにより26億17百万円(前第2四半期連結累計期間比2億62百万円減少)となりました。
[財務活動によるキャッシュ・フロー]
財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払などにより△3億83百万円(前第2四半期連結累計期間比6百万円減少)となりました。
(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当第2四半期連結累計期間において、会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定について、重要な変更はありません。
なお、新型コロナウイルス感染症に関する見積りについては、「第4 経理の状況 注記事項 追加情報」に記載しております。
(4)経営方針・経営戦略等及び経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当第2四半期連結累計期間において、当行及び連結子会社の経営方針・経営戦略等及び経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等について、重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当行及び連結子会社の優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について、重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(6)研究開発活動
該当事項はありません。
(7)従業員数
当第2四半期連結累計期間において、当行及び連結子会社の従業員の状況について、著しい増加又は減少はありません。
(8)生産、受注及び販売の実績
銀行業における業務の特殊性のため、該当する情報がないので記載しておりません。
(9)主要な設備
当第2四半期連結累計期間において、当行及び連結子会社の主要な設備について、重要な変動はありません。
(10)経営成績に重要な影響を与える要因
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営成績に重要な影響を与える要因」の内容について、重要な変更はありません。
(11)資本の財源及び資金の流動性
前事業年度の有価証券報告書に記載した「資本の財源及び資金の流動性」の内容について、重要な変更はありません。
(12)経営方針等に照らした、経営者による経営成績等の分析・検討内容
第五次中期経営計画(2020年4月~2023年3月)において目標として掲げる経営指標に対して、計画最終年度となる当第2四半期の実績は、概ね計画に沿った進捗が図られているものと認識しております。
目指す経営指標の一つである当期純利益(単体ベース)については年度修正目標12億円に対して当第2四半期実績は8億38百万円(進捗率69.9%)となりました。年度においては、引き続き「第五次中期経営計画」の経営方針に基づき、諸施策に役職員一丸となって取り組むことにより、目標達成に努めてまいります。
また、新型コロナウイルス感染症により影響を受けられている事業者の皆さまや地域の皆さまを引き続きサポートすることで、地域経済の復興、回復に貢献してまいります。