有価証券報告書-第121期(2025/04/01-2026/03/31)

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2026/06/23 10:34
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(1)経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当行グループ(当行及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー
(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
(財政状態)
当連結会計年度末の主要勘定は、以下のとおりとなりました。
預金(譲渡性預金を含む)につきましては、個人預金及び法人預金が増加したことから、前連結会計年度末比266億円増加して8,310億円となりました。
貸出金につきましては、事業者向け及び個人向け貸出が増加したことなどから、前連結会計年度末比328億円増加して6,990億円となりました。
預り資産につきましては、前連結会計年度末比84億円増加して1,392億円となりました。
また、有価証券につきましては、前連結会計年度末比96億円減少して1,202億円となりました。
(経営成績)
経常収益は、貸出金利息や有価証券利息配当金などの増加に伴い資金運用収益が増加したことなどから、前連結会計年度比22億66百万円増加して154億99百万円となりました。
経常費用は、預金利息の増加などに伴い資金調達費用が増加したほか、国債等債券売却損の増加に伴うその他業務費用の増加などから、前連結会計年度比17億90百万円増加して130億6百万円となりました。
これらの結果、経常利益は、前連結会計年度比4億76百万円増加して24億93百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度比3億50百万円増加して16億80百万円となりました。
(セグメントの業績)
[銀行業務]
銀行業務では、経常収益は141億77百万円(前連結会計年度比23億19百万円増加)、経常利益は24億20百万円(前連結会計年度比4億74百万円増益)となりました。
[リース業務]
リース業務では、経常収益は10億76百万円(前連結会計年度比45百万円減少)、経常利益は47百万円(前連結会計年度比6百万円減益)となりました。
[その他]
その他(クレジットカード業務、信用保証業務)では、経常収益は3億4百万円(前連結会計年度比14百万円減少)、経常利益は24百万円(前連結会計年度比6百万円増益)となりました。
(キャッシュ・フロー)
当連結会計年度末における連結ベースの現金及び現金同等物は、前連結会計年度末比9億30百万円減少して
340億99百万円となりました。減少の要因は、主に営業活動によるキャッシュ・フローの減少によるものであります。
なお、当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
[営業活動によるキャッシュ・フロー]
営業活動によるキャッシュ・フローは、貸出金の増加などから△52億87百万円(前連結会計年度比259億51百万円増加)となりました。
[投資活動によるキャッシュ・フロー]
投資活動によるキャッシュ・フローは、有価証券の売却及び償還による収入が取得による支出を上回ったことなどから47億44百万円(前連結会計年度比100億14百万円増加)となりました。
[財務活動によるキャッシュ・フロー]
財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払などから△3億87百万円(前連結会計年度比5百万円増加)となりました。
(生産、受注及び販売の実績)
銀行業における業務の特殊性のため、該当する情報がないので記載しておりません。
(参考)
(1)国内・国際業務部門別収支
当連結会計年度における資金運用収支は、国内業務部門では93億57百万円、国際業務部門では5百万円とな
り、相殺消去後の合計では93億62百万円となりました。役務取引等収支は全体で10億54百万円、その他業務収支は全体で△9億87百万円となりました。
種類期別国内業務部門国際業務部門相殺消去額(△)合計
金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)
資金運用収支前連結会計年度8,700808,708
当連結会計年度9,3575-9,362
うち資金運用収益前連結会計年度9,3019171
9,292
当連結会計年度11,1528172
11,140
うち資金調達費用前連結会計年度6011171
584
当連結会計年度1,7952172
1,778
役務取引等収支前連結会計年度945△01943
当連結会計年度1,056-11,054
うち役務取引等収益前連結会計年度2,420-322,388
当連結会計年度2,586-282,558
うち役務取引等費用前連結会計年度1,4750301,444
当連結会計年度1,530-271,503
その他業務収支前連結会計年度△246△61△254
当連結会計年度△985-2△987
うちその他業務収益前連結会計年度1,116-11,115
当連結会計年度1,060-21,057
うちその他業務費用前連結会計年度1,3636-1,369
当連結会計年度2,045--2,045

(注)1 「国内業務部門」とは、当行及び連結子会社の円建取引であります。
2 「国際業務部門」とは、当行の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引は国際業務部門に含めております。
3 資金運用収益及び資金調達費用の合計額の上段の計数は、国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の利息であります。
4 グループ内での取引は相殺消去しております。
(2)国内・国際業務部門別資金運用・調達の状況
資金運用勘定平均残高は8,483億7百万円となり、利回りは1.31%となりました。この結果、受取利息は111億40百万円となりました。一方、資金調達勘定平均残高は8,259億9百万円となり、利回りは0.21%となりました。この結果、支払利息は17億78百万円となりました。
① 国内業務部門
種類期別平均残高利息利回り
金額(百万円)金額(百万円)(%)
資金運用勘定前連結会計年度(1,464)
841,972
(1)
9,301
1.10
当連結会計年度(1,099)
851,145
(2)
11,152
1.31
うち貸出金前連結会計年度656,4207,9131.20
当連結会計年度677,0379,3611.38
うち商品有価証券前連結会計年度---
当連結会計年度---
うち有価証券前連結会計年度142,7961,2770.89
当連結会計年度136,7111,5841.15
うちコールローン及び買入手形前連結会計年度---
当連結会計年度---
うち買現先勘定前連結会計年度---
当連結会計年度---
うち債券貸借取引支払保証金前連結会計年度---
当連結会計年度---
うち預け金前連結会計年度41,2901080.26
当連結会計年度36,2962030.56
資金調達勘定前連結会計年度823,9586010.07
当連結会計年度828,2521,7950.21
うち預金前連結会計年度742,0335180.06
当連結会計年度752,4381,5980.21
うち譲渡性預金前連結会計年度72,214530.07
当連結会計年度74,3521780.24
うちコールマネー及び売渡手形前連結会計年度---
当連結会計年度---
うち売現先勘定前連結会計年度---
当連結会計年度---
うち債券貸借取引受入担保金前連結会計年度---
当連結会計年度---
うちコマーシャル・ペーパー前連結会計年度---
当連結会計年度---
うち借用金前連結会計年度9,710290.30
当連結会計年度1,461181.27

(注)1 平均残高は、原則として日々の残高の平均に基づいて算出しておりますが、(連結)子会社については、半年毎の残高に基づく平均残高を利用しております。
2 「国内業務部門」とは、当行及び連結子会社の円建取引であります。
3 資金運用勘定は無利息預け金の平均残高(前連結会計年度842百万円、当連結会計年度752百万円)を控除しております。
4 ( )内は、国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の平均残高及び利息(内書き)であります。
② 国際業務部門
種類期別平均残高利息利回り
金額(百万円)金額(百万円)(%)
資金運用勘定前連結会計年度1,47690.65
当連結会計年度1,09980.73
うち貸出金前連結会計年度---
当連結会計年度---
うち商品有価証券前連結会計年度---
当連結会計年度---
うち有価証券前連結会計年度1,44090.66
当連結会計年度1,09980.73
うちコールローン及び買入手形前連結会計年度---
当連結会計年度---
うち買現先勘定前連結会計年度---
当連結会計年度---
うち債券貸借取引
支払保証金
前連結会計年度---
当連結会計年度---
うち預け金前連結会計年度---
当連結会計年度---
資金調達勘定前連結会計年度(1,464)
1,476
(1)
1
0.08
当連結会計年度(1,099)
1,099
(2)
2
0.26
うち預金前連結会計年度1100.04
当連結会計年度---
うち譲渡性預金前連結会計年度---
当連結会計年度---
うちコールマネー及び売渡手形前連結会計年度---
当連結会計年度---
うち売現先勘定前連結会計年度---
当連結会計年度---
うち債券貸借取引受入担保金前連結会計年度---
当連結会計年度---
うちコマーシャル・ペーパー前連結会計年度---
当連結会計年度---
うち借用金前連結会計年度---
当連結会計年度---

(注)1 「国際業務部門」とは、当行の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引は国際業務部門に含めております。
2 ( )内は、国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の平均残高及び利息(内書き)であります。
③ 合計
種類期別平均残高(百万円)利息(百万円)利回り
(%)
小計相殺消去額(△)合計小計相殺消去額(△)合計
資金運用勘定前連結会計年度841,9832,913839,0709,309179,2921.10
当連結会計年度851,1452,838848,30711,1581711,1401.31
うち貸出金前連結会計年度656,4201,425654,9957,913167,8971.20
当連結会計年度677,0371,300675,7379,361169,3451.38
うち商品有価証券前連結会計年度-------
当連結会計年度-------
うち有価証券前連結会計年度144,237596143,6411,28701,2860.89
当連結会計年度137,811596137,2151,59201,5921.16
うちコールローン及び買入手形前連結会計年度-------
当連結会計年度-------
うち買現先勘定前連結会計年度-------
当連結会計年度-------
うち債券貸借取引支払保証金前連結会計年度-------
当連結会計年度-------
うち預け金前連結会計年度41,29089240,39710801080.26
当連結会計年度36,29694235,35420312020.57
資金調達勘定前連結会計年度823,9702,417821,552601175840.07
当連結会計年度828,2522,342825,9091,795171,7780.21
うち預金前連結会計年度742,045892741,15251805180.06
当連結会計年度752,438942751,4951,59811,5970.21
うち譲渡性預金前連結会計年度72,21410072,114530530.07
当連結会計年度74,35210074,25217801780.24
うちコールマネー及び売渡手形前連結会計年度-------
当連結会計年度-------
うち売現先勘定前連結会計年度-------
当連結会計年度-------
うち債券貸借取引受入担保金前連結会計年度-------
当連結会計年度-------
うちコマーシャル・ペーパー前連結会計年度-------
当連結会計年度-------
うち借用金前連結会計年度9,7101,4258,2852916120.15
当連結会計年度1,4611,300161181621.58

(注)1 グループ内での取引は相殺消去しております。
2 資金運用勘定は無利息預け金の平均残高(前連結会計年度842百万円、当連結会計年度752百万円)を控除しております。
(3)国内・国際業務部門別役務取引の状況
役務取引等収益は、25億58百万円となりました。このうち投信窓販業務が全体の35.1%、預金・貸出業務が全体の19.8%を占めております。一方、役務取引等費用は、15億3百万円となりました。このうち為替業務が全体の2.2%を占めております。
種類期別国内業務部門国際業務部門相殺消去額(△)合計
金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)
役務取引等収益前連結会計年度2,420-322,388
当連結会計年度2,586-282,558
うち預金・貸出業務前連結会計年度541-5535
当連結会計年度511-4506
うち為替業務前連結会計年度434-5428
当連結会計年度431-5426
うち証券関連業務前連結会計年度2--2
当連結会計年度3--3
うち代理業務前連結会計年度327--327
当連結会計年度310--310
うち保護預り・
貸金庫業務
前連結会計年度50--50
当連結会計年度45--45
うち保証業務前連結会計年度289-20269
当連結会計年度276-18258
うち投信窓販業務前連結会計年度731--731
当連結会計年度896--896
うち保険窓販業務前連結会計年度43--43
当連結会計年度109--109
役務取引等費用前連結会計年度1,4750301,444
当連結会計年度1,530-271,503
うち為替業務前連結会計年度380532
当連結会計年度38-532

(注)1 「国内業務部門」とは、当行及び連結子会社の円建取引であります。
2 「国際業務部門」とは、当行の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引は国際業務部門に含めております。
3 グループ内での取引は相殺消去しております。
(4)国内・国際業務部門別預金残高の状況
○ 預金の種類別残高(末残)
種類期別国内業務部門国際業務部門相殺消去額(△)合計
金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)
預金合計前連結会計年度732,774-958731,816
当連結会計年度772,162-926771,236
うち流動性預金前連結会計年度520,726-610520,115
当連結会計年度503,170-529502,641
うち定期性預金前連結会計年度210,647-347210,300
当連結会計年度266,900-397266,503
うちその他前連結会計年度1,400--1,400
当連結会計年度2,091--2,091
譲渡性預金前連結会計年度72,688-10072,588
当連結会計年度59,946-10059,846
総合計前連結会計年度805,463-1,058804,405
当連結会計年度832,108-1,026831,082

(注)1 「国内業務部門」とは、当行及び連結子会社の円建取引であります。
2 「国際業務部門」とは、当行の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引は国際業務部門に含めております。
3 預金の区分は次のとおりであります。
流動性預金=当座預金+普通預金+貯蓄預金+通知預金
定期性預金=定期預金+定期積金
4 グループ内での取引は相殺消去しております。
(5)国内・国際業務部門別貸出金残高の状況
① 業種別貸出状況(末残・構成比)
業種別前連結会計年度当連結会計年度
金額(百万円)構成比(%)金額(百万円)構成比(%)
国内業務部門666,189100.00699,033100.00
製造業39,2095.8946,0946.59
農業,林業1,0280.159380.13
漁業1320.023430.05
鉱業,採石業,砂利採取業4160.064460.06
建設業33,6735.0531,8834.56
電気・ガス・熱供給・水道業28,2674.2428,1694.03
情報通信業2,5850.394,6320.66
運輸業,郵便業20,0103.0023,5063.36
卸売業,小売業32,6454.9032,8994.71
金融業,保険業55,8608.3962,6748.97
不動産業,物品賃貸業41,8796.2941,7695.98
各種サービス業40,2066.0437,1165.31
地方公共団体78,46111.7885,68412.26
その他291,81143.80302,87543.33
国際業務部門----
政府等----
金融機関----
その他----
合計666,189-699,033-

(注)1 「国内業務部門」とは、当行及び連結子会社の円建取引であります。
2 「国際業務部門」とは、当行の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引は国際業務部門に含めております。
② 外国政府等向け債権残高(国別)
該当ありません。
(6)国内・国際業務部門別有価証券の状況
○ 有価証券残高(末残)
種類期別国内業務部門国際業務部門相殺消去額(△)合計
金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)
国債前連結会計年度48,453--48,453
当連結会計年度41,796--41,796
地方債前連結会計年度3,032--3,032
当連結会計年度3,678--3,678
短期社債前連結会計年度----
当連結会計年度----
社債前連結会計年度61,290--61,290
当連結会計年度60,205--60,205
株式前連結会計年度6,650-5966,054
当連結会計年度8,873-5968,277
その他の証券前連結会計年度10,0361,071-11,107
当連結会計年度5,2101,070-6,281
合計前連結会計年度129,4631,071596129,938
当連結会計年度119,7651,070596120,240

(注)1 「国内業務部門」とは、当行及び連結子会社の円建取引であります。
2 「国際業務部門」とは、当行の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引は国際業務部門に含めております。
3 「その他の証券」には、外国債券を含んでおります。
4 グループ内での取引は相殺消去しております。
(自己資本比率等の状況)
(参考)
自己資本比率は、銀行法第14条の2の規定に基づき、銀行がその保有する資産等に照らし自己資本の充実の状況が適当であるかどうかを判断するための基準(2006年金融庁告示第19号)に定められた算式に基づき、連結ベースと単体ベースの双方について算出しております。
なお、当行は、国内基準を適用のうえ、信用リスク・アセットの算出においては標準的手法を採用しております。
連結自己資本比率(国内基準)
(単位:億円、%)
2026年3月31日
1.連結自己資本比率(2/3)11.02
2.連結における自己資本の額419
3.リスク・アセットの額3,802
4.連結総所要自己資本額152

単体自己資本比率(国内基準)
(単位:億円、%)
2026年3月31日
1.単体自己資本比率(2/3)10.78
2.単体における自己資本の額404
3.リスク・アセットの額3,748
4.単体総所要自己資本額149

(資産の査定)
(参考)
資産の査定は、「金融機能の再生のための緊急措置に関する法律」(1998年法律第132号)第6条に基づき、当
行の貸借対照表の社債(当該社債を有する金融機関がその元本の償還及び利息の支払の全部又は一部について保証し
ているものであって、当該社債の発行が金融商品取引法(1948年法律第25号)第2条第3項に規定する有価証券の
私募によるものに限る。)、貸出金、その他資産中の未収利息及び仮払金、支払承諾見返の各勘定に計上
されるもの並びに貸借対照表に注記することとされている有価証券の貸付けを行っている場合のその有価証券(使用
貸借又は賃貸借契約によるものに限る。)について債務者の財政状態及び経営成績等を基礎として次のとおり区分す
るものであります。
1.破産更生債権及びこれらに準ずる債権
破産更生債権及びこれらに準ずる債権とは、破産手続開始、更生手続開始、再生手続開始の申立て等の事由により経営破綻に陥っている債務者に対する債権及びこれらに準ずる債権をいう。
2.危険債権
危険債権とは、債務者が経営破綻の状態には至っていないが、財政状態及び経営成績が悪化し、契約に従った債権の元本の回収及び利息の受取りができない可能性の高い債権をいう。
3.要管理債権
要管理債権とは、三月以上延滞債権及び貸出条件緩和債権をいう。
4.正常債権
正常債権とは、債務者の財政状態及び経営成績に特に問題がないものとして、上記1から3までに掲げる債権以外のものに区分される債権をいう。
資産の査定の額
債権の区分2025年3月31日2026年3月31日
金額(億円)金額(億円)
破産更生債権及びこれらに準ずる債権5856
危険債権204219
要管理債権80
正常債権6,4206,739

(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当行グループの経営成績等の状況に関する分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、以下の記載における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
①当連結会計年度の財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
(業務運営)
当行は「企業価値の更なる向上により、持続可能な経営基盤を確立する」という経営姿勢を掲げ、「第6次中期経営計画」(2023年4月~2026年3月)の経営戦略や経営指標の達成に向け取り組んでまいりました。
(法人コンサルティングの取組み)
事業を営んでおられるお客さまに対しては、資金繰り支援に加え、事業承継・M&A支援などの付加価値提案や経営改善支援等、お客さまの実態を踏まえた支援に取り組んでまいりました。
(資産形成支援の取組み)
個人のお客さまに対しては、お客さまの資産状況やライフプランに合わせた最適なご提案ができるよう、定期預金商品及び投資信託ラインナップの見直しを実施しました。また、住宅ローンにおいても、商品性の多様化を図ることで、住宅取得ニーズへの対応を強化しました。
(人財活躍促進の取組み)
年齢や性別にとらわれない多様な人財の活躍を促進するため、若手職員の積極登用、女性活躍促進、育児支援、ワークライフバランスの拡充など、人材育成環境の整備に継続的に取り組んでまいりました。また、働きやすい職場環境の創出や生産性向上に向け、従業員及びその家族の健康の維持・増進に取り組み、その結果、経済産業省が実施する健康経営優良法人認定制度において、「健康経営優良法人2026」の認定を受けました。
(サステナビリティ経営に向けた取組み)
当行グループでは、経営理念に基づく企業活動や気候変動等の環境問題など地域社会を取り巻く様々な課題の解決に向けた活動に取り組むため、「サステナビリティ方針」を制定しております。その中で、「地域経済・社会」、「ダイバーシティ」、「金融サービス」、「環境保全」をSDGs目標達成のための重点テーマとし、ESG経営を念頭においた活動を展開しております。今後もそれらの活動を通し、地域の発展と企業価値の向上の両立を目指す持続的経営に努めてまいります。
(財政状態)
当連結会計年度の主要勘定は、以下のとおりとなりました。
預金(譲渡性預金を含む)の期中平均残高につきましては、原材料価格の高騰に伴う物価の上昇や人手不足に伴う人件費の引上げの影響などから法人預金が減少したものの、預金商品の見直しなどお客さまのニーズやライフプランに合わせた商品の販売及び預金獲得推進を図ったことにより、公金預金及び個人預金が増加したことから、前連結会計年度比124億円増加して8,257億円となりました。
預金については資金運用の源泉であることから、今後も個人預金の積上げや法人取引先の預貸率の向上など、預金の積上げを行ってまいります。
貸出金の期中平均残高につきましては、事業性貸出の増加及び住宅ローンを中心に個人向け貸出が増加したことなどから、前連結会計年度比207億円増加して6,757億円となりました。
有価証券の期中平均残高につきましては、保有有価証券のポートフォリオの見直しに伴う売却等を行ったことなどから、前連結会計年度比64億円減少して1,372億円となりました。
主要勘定の期中平均残高前連結会計年度
(億円)(A)
当連結会計年度
(億円)(B)
増減(億円)
(B)-(A)
預金(譲渡性預金を含む)8,1328,257124
貸出金6,5496,757207
有価証券1,4361,372△64

また、当連結会計年度末における連結ベースの開示債権残高は276億円で前連結会計年度末比6億円増加したものの、総与信に占める比率は貸出金残高の増加により3.94%と前連結会計年度末比0.11ポイント低下しました。
なお、開示債権残高合計に係る担保・保証並びに貸倒引当金の計上による保全割合は9割を超えております。
開示債権残高
(総与信に占める比率)
前連結会計年度末
(億円、%)(A)
当連結会計年度末
(億円、%)(B)
増減(億円、%)
(B)-(A)
開示債権残高合計271(4.05)276(3.94)6(△0.11)
破産更生債権及びこれらに準ずる債権59(0.88)57(0.80)△3(△0.08)
危険債権204(3.04)219(3.12)16 (0.08)
三月以上延滞債権0(0.00)0(0.00)- (0.00)
貸出条件緩和債権7(0.11)-(-)△7(△0.11)

(注)表中( )内は、総与信に占める比率であり、金額は表示単位未満を四捨五入しております。
(経営成績)
経常収益は、貸出金利息や有価証券利息配当金などの増加に伴い資金運用収益が増加したことなどから前連結会計年度比22億66百万円増加して154億99百万円となりました。経常費用は、預金利息の増加などに伴い資金調達費用が増加したほか、国債等債券売却損の増加に伴うその他業務費用の増加などから前連結会計年度比17億90百万円増加して130億6百万円となりました。
これらの結果、経常利益は、前連結会計年度比4億76百万円増加して24億93百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度比3億50百万円増加して16億80百万円となりました。
[主な収支の内訳]
連結業務粗利益は、その他業務利益は減少したものの、資金利益及び役務取引等利益が増加したことから、前連結会計年度比32百万円増加して94億29百万円となりました。
資金利益は、政策金利の引上げに伴う預金利息の増加を主因に資金調達費用は増加したものの、貸出金利息及び有価証券利息配当金など資金運用収益が増加したことから、前連結会計年度比6億54百万円増加して93億62百万円となりました。貸出金においては、事業者向け貸出及び個人向け貸出が増加したことなどから、平残ベースで前連結会計年度比3.2%増加しました。今後も地域金融機関として事業者向け貸出や住宅ローンを中心に残高の増加に努めるとともに、適正金利の確保を図ってまいります。
役務取引等利益は、投資信託など預り資産販売の増加による役務取引等収益の増加を主因に、前連結会計年度比1億11百万円増加して10億54百万円となりました。引き続き個人向けサービスの充実や、事業承継・M&A、ICTコンサルティング、SDGs取組み支援、事業再生支援など法人コンサルティングの強化に努めてまいります。
その他業務利益は、前連結会計年度比7億33百万円減少して△9億87百万円となりました。減少の主な要因は、ポートフォリオの見直しに伴う国債等債券売却損の計上によるものであります。今後もリスク管理を適切に行いながら、必要に応じてポートの入替を行うなど、相場変動に強いポートフォリオの構築を目指してまいります。
営業経費は、前連結会計年度比1億66百万円増加して74億84百万円となりました。
その他損益は、前連結会計年度比6億10百万円増加して5億47百万円となりました。増加の主な要因は、与信関連費用の減少や株式等売却益の増加などによるものであります。
これらの結果、経常利益は前連結会計年度比4億76百万円増加して24億93百万円となりました。
主な収支の内訳前連結会計年度
(百万円)(A)
当連結会計年度
(百万円)(B)
増減(百万円)
(B)-(A)
経常収益13,23315,4992,266
業務粗利益9,3979,42932
資金利益8,7089,362654
資金運用収益9,29211,1401,848
うち貸出金利息7,8979,3451,448
うち有価証券利息配当金1,2861,592305
資金調達費用 (△)5841,7781,194
役務取引等利益9431,054111
役務取引等収益2,3882,558169
役務取引等費用 (△)1,4441,50358
その他業務利益△254△987△733
その他業務収益1,1151,057△57
その他業務費用 (△)1,3692,045675
国債等債券損益△393△1,119△725
営業経費 (△)7,3187,484166
その他損益△62547610
うち株式等関係損益215441226
うち与信関連費用 (△)401169△232
うちその他123275151
経常利益2,0172,493476

特別損益は、前連結会計年度比6百万円増加して0百万円となりました。
また、法人税等合計は、課税所得の増加に伴い税金費用が増加したことなどから、前連結会計年度比1億28百万円増加して8億円となりました。
以上の結果、親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度比3億50百万円増加して16億80百万円となりました。
主な収支の内訳前連結会計年度
(百万円)(A)
当連結会計年度
(百万円)(B)
増減(百万円)
(B)-(A)
経常利益2,0172,493476
特別損益△606
税金等調整前当期純利益2,0102,493482
法人税等合計 (△)671800128
非支配株主に帰属する当期純利益(△)8124
親会社株主に帰属する当期純利益1,3301,680350

(経営方針等に照らした、経営者による経営成績等の分析・検討内容)
第6次中期経営計画(2023年4月~2026年3月)において目標に掲げた経営指標に対する達成状況については以下のとおりであります。
目標項目到達目標実績
2023年度2024年度2025年度
コア業務純益
(除く投資信託解約損益)
最終年度30億円以上27.7億円22.8億円27.8億円
当期純利益(単体)毎期12億円12.1億円12.9億円16.4億円
ROE(当期純利益ベース)毎期3.5%以上3.42%3.86%5.64%

②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
(キャッシュ・フロー)
当連結会計年度末における連結ベースの現金及び現金同等物は、前連結会計年度末比9億30百万円減少して340億99百万円となりました。減少の要因は、主に営業活動によるキャッシュ・フローの減少によるものであります。
なお、当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
[営業活動によるキャッシュ・フロー]
営業活動によるキャッシュ・フローは、貸出金の増加などから△52億87百万円(前連結会計年度比259億51百万円増加)となりました。
[投資活動によるキャッシュ・フロー]
投資活動によるキャッシュ・フローは、有価証券の売却及び償還による収入が取得による支出を上回ったことなどから47億44百万円(前連結会計年度比100億14百万円増加)となりました。
[財務活動によるキャッシュ・フロー]
財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払などから△3億87百万円(前連結会計年度比5百万円増加)となりました。
前連結会計年度
(百万円)(A)
当連結会計年度
(百万円)(B)
増減(百万円)
(B)-(A)
現金及び現金同等物の期末残高35,03034,099△930
営業活動によるキャッシュ・フロー△31,239△5,28725,951
投資活動によるキャッシュ・フロー△5,2694,74410,014
財務活動によるキャッシュ・フロー△392△3875

(資本の財源及び資金の流動性)
当行グループの中核事業は銀行業であり、主にお客さまからお預け入れいただいた預金を貸出金や有価証券で運用しております。
なお、当面の設備投資、成長分野への投資、株主還元等につきましては自己資金で対応する予定であります。
③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当行及び連結子会社において、総資産に占める貸出金の比率は高く、「貸倒引当金の計上」が経営成績等に与える影響が大きいため、重要な会計上の見積りであると認識しております。
当該見積り等の内容は、第5 経理の状況 注記事項(重要な会計上の見積り)に記載しております。

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