半期報告書-第120期(2024/04/01-2025/03/31)

【提出】
2024/11/22 10:50
【資料】
PDFをみる
【項目】
87項目
以下の記載における将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
(財政状態)
当中間連結会計期間末の財政状態については、総資産は8,628億円、純資産は373億円となりました。また、主要勘定については以下のとおりとなりました。
預金(譲渡性預金を含む)は、主に公金預金及び法人預金が増加したことなどから、前連結会計年度末比223億円増加して8,144億円となりました。
貸出金は、個人ローンは増加したものの、事業性貸出が減少したことから、前連結会計年度末比35億円減少して6,490億円となりました。
有価証券は、前連結会計年度末比81億円増加して1,397億円となりました。
(経営成績)
経常収益は、貸出金利息や有価証券利息配当金など資金運用収益は増加したものの、役務取引等収益及びその他経常収益の減少などにより、前中間連結会計期間比53百万円減少して65億20百万円となりました。
経常費用は、国債等債券売却損の減少などに伴うその他業務費用の減少により、前中間連結会計期間比1億65百万円減少して51億67百万円となりました。
これらの結果、経常利益は前中間連結会計期間比1億11百万円増加して13億53百万円となりました。
また、親会社株主に帰属する中間純利益は前中間連結会計期間比60百万円増加して9億17百万円となりました。
(セグメントの業績)
[銀行業務]
銀行業務では、経常収益は58億21百万円(前中間連結会計期間比1億13百万円減少)、経常利益は12億89百万円(前中間連結会計期間比81百万円増益)となりました。
[リース業務]
リース業務では、経常収益は5億90百万円(前中間連結会計期間比70百万円増加)、経常利益は49百万円(前中間連結会計期間比29百万円増益)となりました。
[その他]
その他(クレジットカード業務、信用保証業務)では、経常収益は1億57百万円(前中間連結会計期間比3百万円減少)、経常利益は14百万円(前中間連結会計期間比0百万円増益)となりました。
(参考)
国内・国際業務部門別収支
当中間連結会計期間における資金運用収支は、国内業務部門で43億53百万円、国際業務部門では4百万円となり、相殺消去後の合計では43億57百万円となりました。役務取引等収支は全体で4億56百万円、その他業務収支は全体で54百万円となりました。
種類期別国内業務部門国際業務部門相殺消去額
(△)
合計
金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)
資金運用収支前中間連結会計期間4,1566504,221
当中間連結会計期間4,353404,357
うち資金運用収益前中間連結会計期間4,1826580
4,240
当中間連結会計期間4,505480
4,501
うち資金調達費用前中間連結会計期間25070
18
当中間連結会計期間151070
143
役務取引等収支前中間連結会計期間657△00656
当中間連結会計期間457△00456
うち役務取引等収益前中間連結会計期間1,394-171,376
当中間連結会計期間1,235-161,219
うち役務取引等費用前中間連結会計期間736016720
当中間連結会計期間778015762
その他業務収支前中間連結会計期間86△5280△442
当中間連結会計期間550054
うちその他業務収益前中間連結会計期間581-0580
当中間連結会計期間57200571
うちその他業務費用前中間連結会計期間494528-1,023
当中間連結会計期間516--516

(注)1 「国内業務部門」とは、当行及び連結子会社の円建取引であります。
2 「国際業務部門」とは、当行の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引は国際業務部門に含めております。
3 資金運用収益及び資金調達費用の合計額の上段の計数は、国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の利息であります。
4 グループ内での取引は相殺消去しております。
国内・国際業務部門別役務取引の状況
役務取引等収益は、12億19百万円となりました。このうち投信窓販業務が全体の30.4%、預金・貸出業務が全体の21.4%を占めております。一方、役務取引等費用は、7億62百万円となりました。このうち為替業務が全体の2.1%を占めております。
種類期別国内業務部門国際業務部門相殺消去額
(△)
合計
金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)
役務取引等収益前中間連結会計期間1,394-171,376
当中間連結会計期間1,235-161,219
うち預金・貸出業務前中間連結会計期間262-3259
当中間連結会計期間263-3260
うち為替業務前中間連結会計期間223-2221
当中間連結会計期間214-2211
うち証券関連業務前中間連結会計期間0--0
当中間連結会計期間0--0
うち代理業務前中間連結会計期間155--155
当中間連結会計期間170--170
うち保護預り・貸金庫業務前中間連結会計期間53--53
当中間連結会計期間50--50
うち保証業務前中間連結会計期間146-11134
当中間連結会計期間142-10131
うち投信窓販業務前中間連結会計期間391--391
当中間連結会計期間370--370
うち保険窓販業務前中間連結会計期間159--159
当中間連結会計期間23--23
役務取引等費用前中間連結会計期間736016720
当中間連結会計期間778015762
うち為替業務前中間連結会計期間190217
当中間連結会計期間190216

(注)1 「国内業務部門」とは、当行及び連結子会社の円建取引であります。
2 「国際業務部門」とは、当行の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引は国際業務部門に含めております。
3 グループ内での取引は相殺消去しております。
国内・国際業務部門別預金残高の状況
○ 預金の種類別残高(末残)
種類期別国内業務部門国際業務部門相殺消去額
(△)
合計
金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)
預金合計前中間連結会計期間743,91750655743,312
当中間連結会計期間738,51912789737,743
うち流動性預金前中間連結会計期間539,100-608538,491
当中間連結会計期間535,690-742534,948
うち定期性預金前中間連結会計期間203,771-47203,724
当中間連結会計期間201,401-47201,354
うちその他前中間連結会計期間1,04550-1,096
当中間連結会計期間1,42712-1,440
譲渡性預金前中間連結会計期間76,295-10076,195
当中間連結会計期間76,770-10076,670
総合計前中間連結会計期間820,21350755819,507
当中間連結会計期間815,28912889814,413

(注)1 「国内業務部門」とは、当行及び連結子会社の円建取引であります。
2 「国際業務部門」とは、当行の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引は国際業務部門に含めております。
3 預金の区分は次のとおりであります。
流動性預金=当座預金+普通預金+貯蓄預金+通知預金
定期性預金=定期預金+定期積金
4 グループ内での取引は相殺消去しております。
国内・国際業務部門別貸出金残高の状況
○ 業種別貸出状況(末残・構成比)
業種別前中間連結会計期間当中間連結会計期間
金額(百万円)構成比(%)金額(百万円)構成比(%)
国内業務部門652,704100.00649,033100.00
製造業36,7355.6336,9735.70
農業,林業9660.151,0120.16
漁業1760.031370.02
鉱業,採石業,砂利採取業6000.094240.06
建設業35,8455.4931,6544.88
電気・ガス・熱供給・水道業28,3764.3529,1564.49
情報通信業2,0420.312,7270.42
運輸業,郵便業19,6883.0216,1072.48
卸売業,小売業35,6815.4732,0994.95
金融業,保険業43,5126.6645,3346.98
不動産業,物品賃貸業47,1027.2244,2396.82
各種サービス業45,9357.0441,2876.36
地方公共団体76,45011.7178,37212.07
その他279,59042.83289,50444.61
国際業務部門----
政府等----
金融機関----
その他----
合計652,704-649,033-

(注)1 「国内業務部門」とは、当行及び連結子会社の円建取引であります。
2 「国際業務部門」とは、当行の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引は国際業務部門に含めております。
(自己資本比率の状況)
(参考)
自己資本比率は、銀行法第14条の2の規定に基づき、銀行がその保有する資産等に照らし自己資本の充実の状況が適当であるかどうかを判断するための基準(2006年金融庁告示第19号)に定められた算式に基づき、連結ベースと単体ベースの双方について算出しております。
なお、当行は、国内基準を適用のうえ、信用リスク・アセットの算出においては標準的手法を採用しております。
連結自己資本比率(国内基準)
(単位:億円、%)
2024年9月30日
1.連結自己資本比率(2/3)9.95
2.連結における自己資本の額407
3.リスク・アセットの額4,090
4.連結総所要自己資本額163

単体自己資本比率(国内基準)
(単位:億円、%)
2024年9月30日
1.自己資本比率(2/3)9.71
2.単体における自己資本の額393
3.リスク・アセットの額4,048
4.単体総所要自己資本額161

(資産の査定)
(参考)
資産の査定は、「金融機能の再生のための緊急措置に関する法律」(1998年法律第132号)第6条に基づき、当行の中間貸借対照表の社債(当該社債を有する金融機関がその元本の償還及び利息の支払の全部又は一部について保証しているものであって、当該社債の発行が金融商品取引法(1948年法律第25号)第2条第3項に規定する有価証券の私募によるものに限る。)、貸出金、外国為替、その他資産中の未収利息及び仮払金、支払承諾見返の各勘定に計上されるもの並びに中間貸借対照表に注記することとされている有価証券の貸付けを行っている場合のその有価証券(使用貸借又は賃貸借契約によるものに限る。)について債務者の財政状態及び経営成績等を基礎として次のとおり区分するものであります。
1 破産更生債権及びこれらに準ずる債権
破産更生債権及びこれらに準ずる債権とは、破産手続開始、更生手続開始、再生手続開始の申立て等の事由により経営破綻に陥っている債務者に対する債権及びこれらに準ずる債権をいう。
2 危険債権
危険債権とは、債務者が経営破綻の状態には至っていないが、財政状態及び経営成績が悪化し、契約に従った債権の元本の回収及び利息の受取りができない可能性の高い債権をいう。
3 要管理債権
要管理債権とは、三月以上延滞債権及び貸出条件緩和債権をいう。
4 正常債権
正常債権とは、債務者の財政状態及び経営成績に特に問題がないものとして、上記1から3までに掲げる債権以外のものに区分される債権をいう。
資産の査定の額
債権の区分2023年9月30日2024年9月30日
金額(億円)金額(億円)
破産更生債権及びこれらに準ずる債権3848
危険債権187208
要管理債権1511
正常債権6,3216,255

(2)キャッシュ・フローの状況
当中間連結会計期間末における連結ベースの現金及び現金同等物は、前中間連結会計期間末比398億64百万円減少して535億36百万円となりました。
当中間連結会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
[営業活動によるキャッシュ・フロー]
営業活動によるキャッシュ・フローは、借用金の減少などにより△87億68百万円(前中間連結会計期間比256億30百万円減少)となりました。
[投資活動によるキャッシュ・フロー]
投資活動によるキャッシュ・フローは、有価証券の取得による支出が有価証券の売却及び償還による収入を上回ったことなどにより△92億35百万円(前中間連結会計期間比141億51百万円減少)となりました。
[財務活動によるキャッシュ・フロー]
財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払などにより△3億91百万円(前中間連結会計期間比32百万円減少)となりました。
(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当中間連結会計期間において、会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定について、重要な変更はありません。
(4)経営方針・経営戦略等及び経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当中間連結会計期間において、当行及び連結子会社の経営方針・経営戦略等及び経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等について、重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当中間連結会計期間において、当行及び連結子会社の優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について、重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(6)研究開発活動
該当事項はありません。
(7)従業員数
当中間連結会計期間において、当行及び連結子会社の従業員の状況について、著しい増加又は減少はありません。
(8)生産、受注及び販売の実績
銀行業における業務の特殊性のため、該当する情報がないので記載しておりません。
(9)主要な設備
当中間連結会計期間において、当行及び連結子会社の主要な設備について、重要な変動はありません。
(10)経営成績に重要な影響を与える要因
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営成績に重要な影響を与える要因」の内容について、重要な変更はありません。
(11)資本の財源及び資金の流動性
前事業年度の有価証券報告書に記載した「資本の財源及び資金の流動性」の内容について、重要な変更はありません。
(12)経営方針等に照らした、経営者による経営成績等の分析・検討内容
第6次中期経営計画(2023年4月~2026年3月)において目標として掲げる経営指標に対して、計画2年目となる当中間期は、目指す経営指標の一つである当期純利益(単体ベース)について、年度目標12億円に対して当中間期実績は8億80百万円(進捗率73.4%)と順調な進捗が図られているものと認識しております。年度においては、引き続き「第6次中期経営計画」の経営方針に基づき、諸施策に役職員一丸となって取り組むことにより、目標達成に努めてまいります。
また、当行を取り巻く経営環境は、地域の人口減少等の構造的な問題や金融環境の変化など、様々な課題があるものと認識しております。
そのような中で当行は、今後も地域社会やお取引先の課題解決により、安定した収益をあげていくことを社会的意義と捉え、持続的な成長の実現を目指してまいります。