四半期報告書-第15期第1四半期(平成30年4月1日-平成30年6月30日)

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2018/08/03 11:16
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文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当社グループ(当社及び連結子会社)は、金融商品取引業、仮想通貨交換業、有価証券の投資事業を主要な事業として、「日本」・「米国」・「アジア・パシフィック」・「クリプトアセット事業」・「投資事業」の5つを報告セグメントとしています。なお、報告セグメントの詳細は、「第4 経理の状況 1.要約四半期連結財務諸表要約四半期連結財務諸表注記 6.セグメント情報」をご参照下さい。
なお、当第1四半期連結会計期間より、コインチェック株式会社のグループ入りに加え、マネックスベンチャーズ株式会社を中心とした有価証券の投資事業も拡大していることから、当社グループの企業活動に即した適切な開示を行うために、従来の「日本」・「米国」・「アジア・パシフィック」の3つの報告セグメントから、「日本」・「米国」・「アジア・パシフィック」・「クリプトアセット事業」・「投資事業」の5つの報告セグメントに変更しています。また、前第1四半期連結累計期間は、当第1四半期連結累計期間の報告セグメントの区分に基づき作成したものを開示しています。
(連結) (単位:百万円)
前第1四半期
連結累計期間
当第1四半期
連結累計期間
増減増減率
受入手数料6,8846,756△1281.9%減
トレーディング損益8831,791908102.8%増
金融収益3,9514,88993823.7%増
その他の営業収益1271754838.2%増
営業収益11,84513,6121,76714.9%増
収益合計12,37113,7931,42211.5%増
金融費用1,0091,25424524.3%増
販売費及び一般管理費9,81611,2551,43914.7%増
費用合計11,57612,6631,0879.4%増
税引前四半期利益7951,13033442.1%増
法人所得税費用386△36△421-
四半期利益4101,166756184.4%増
親会社の所有者に帰属する四半期利益4411,196755171.2%増

当第1四半期連結累計期間は、受入手数料が6,756百万円(前第1四半期連結累計期間比1.9%減)、コインチェック株式会社を連結の範囲に含めたことなどによりトレーディング損益が1,791百万円(同102.8%増)、日本セグメントにおいて信用取引収益が増加したこと、米国セグメントにおいて受取利息が増加したことにより金融収益が4,889百万円(同23.7%増)となったことなどから、営業収益は13,612百万円(同14.9%増)となり、収益合計は13,793百万円(同11.5%増)となりました。
販売費及び一般管理費はコインチェック株式会社を連結の範囲に含めたことなどにより11,255百万円(同14.7%増)となり、費用合計は12,663百万円(同9.4%増)となりました。
以上の結果、税引前四半期利益が1,130百万円(同42.1%増)、また、法人所得税費用が△36百万円(前第1四半期連結累計期間は386百万円)となっていますが、当第1四半期連結累計期間には過年度において計上していた損失が法人税法上損金算入されることとなった影響額387百万円が含まれています。
以上の結果、四半期利益は1,166百万円(前第1四半期連結累計期間比184.4%増)となりました。また、親会社の所有者に帰属する四半期利益は1,196百万円(同171.2%増)となりました。
各セグメントの詳細は「セグメント別の状況」でご説明します。
セグメント別の状況は以下のとおりです。
(日本) (単位:百万円)
前第1四半期
連結累計期間
当第1四半期
連結累計期間
増減増減率
受入手数料3,8943,527△3679.4%減
トレーディング損益883943606.8%増
金融収益2,3322,67934614.9%増
その他の営業収益3121△1031.6%減
営業収益7,1417,170300.4%増
金融費用506536316.1%増
販売費及び一般管理費5,6075,8352284.1%増
その他の収益費用(純額)△48161209-
持分法による投資利益又は損失(△)125-△125100.0%減
セグメント利益又は損失(△)
(税引前四半期利益又は損失(△))
1,105959△14613.2%減

日本セグメントは、マネックス証券株式会社が主体となり活動しています。日本セグメントにおいては中長期での資産形成を志向する個人投資家を主要な顧客層としており、株式市場での個人投資家の売買動向に影響を受けます。
当第1四半期連結累計期間の日本経済は、労働市場の改善が継続したことや訪日外国人観光客によるインバウンド消費が好調であったこと、また、世界経済が堅調に推移した恩恵もあり概ね堅調に推移しました。日本の株式市場では、当第1四半期連結累計期間の期首に21,000円台前半であった日経平均株価は一時23,000円の節目を回復する場面がありましたが、米中貿易問題が深刻化する懸念が強まったこともありその後は調整し、2018年6月末時点で22,304円となりました。一方で、当第1四半期連結累計期間における東京、名古屋二市場の株式等(株式、ETF及びREIT)の1営業日平均個人売買代金は1兆1,164億円となり、前第1四半期連結累計期間比で3.7%増でした。
このような環境の下、日本セグメントにおいては、当第1四半期連結累計期間の株式等の1営業日平均委託売買代金は613億円(前第1四半期連結累計期間比0.5%減)と前第1四半期連結累計期間比で横ばいだったものの、信用取引手数料を改定したことによる株式等の平均株式委託手数料率の下落により、受入手数料が3,527百万円(同9.4%減)となりました。一方で、信用取引残高の増加による信用取引収益の増加により金融収益が2,679百万円(同14.9%増)となったことなどから、営業収益は7,170百万円(同0.4%増)となりました。
金融費用は536百万円(同6.1%増)となり、金融収支は2,143百万円(同17.3%増)となりました。
販売費及び一般管理費は、顧客基盤拡大に向けた広告宣伝費の増加などの結果、5,835百万円(同4.1%増)となりました。
以上の結果、セグメント利益(税引前四半期利益)は959百万円(同13.2%減)となりました。
(米国) (単位:百万円)
前第1四半期
連結累計期間
当第1四半期
連結累計期間
増減増減率
受入手数料2,9083,0781705.8%増
金融収益1,6112,03242126.1%増
売上収益1119875.1%増
その他の営業収益2583276926.9%増
営業収益4,7885,45766914.0%増
金融費用55682126647.8%増
売上原価1017775.1%増
販売費及び一般管理費4,2224,3891674.0%増
その他の収益費用(純額)△0△21△20-
セグメント利益又は損失(△)
(税引前四半期利益又は損失(△))
120920826,930.1%増

米国セグメントは、TradeStation Securities, Inc.が主体となり活動しています。米国セグメントにおいてはアクティブトレーダー層を主要な顧客層としており、市場のボラティリティ(値動きの度合い)が上昇すると取引量が増加し収益に貢献する傾向にあります。また、顧客の預り金を運用することで金融収益を獲得していることから、金利が上昇すると収益に貢献する傾向にあります。
当第1四半期連結累計期間の米国経済は、景気の牽引役である個人消費が好調に推移したことなどにより堅調に推移しました。好調な経済動向を受け連邦準備制度理事会(FRB)は2018年6月の連邦公開市場委員会(FOMC)でフェデラル・ファンド金利の誘導目標を引き上げました。米国の株式市場では、米中貿易問題への懸念などからNYダウ平均は伸び悩みましたが、ハイテク株を中心とした米企業躍進への期待は根強くハイテク株比率の高いナスダック総合指数は2018年6月20日に7,781ポイントの史上最高値をつけました。
一方、市場のボラティリティをもとに算出されるVIX指数は、2018年2月に急上昇した後、当第1四半期連結累計期間も比較的高い水準で推移し、前第1四半期連結累計期間比では34.2%上昇しました。
また、米ドルの対円レート(期中平均)は前第1四半期連結累計期間比で2.4%円高となったことから、米国セグメントの業績はその影響を受けています。
このような環境の下、米国セグメントにおける当第1四半期連結累計期間のDARTs(Daily Average Revenue Tradesの略称で、1営業日当たりの収益を伴う約定もしくは取引の件数)は77,880件(前第1四半期連結累計期間比15.9%増)となり、委託手数料は米ドルベースで19.4%増加しました。その結果、受入手数料は米ドルベースでは8.5%増加し、円換算後では3,078百万円(同5.8%増)となりました。また、金融収益は、短期金利の上昇よる受取利息の増加、有価証券貸借取引収益の増加などにより米ドルベースでは29.3%増加し、円換算後では2,032百万円(同26.1%増)となりました。その結果、営業収益は米ドルベースで16.8%増加し、円換算後で5,457百万円(同14.0%増)となりました。
金融費用は有価証券貸借取引費用の増加により821百万円(同47.8%増)となり、金融収支は米ドルベースで17.6%の増加、円換算後では1,211百万円(同14.7%増)となりました。
販売費及び一般管理費は人件費の増加などの結果、米ドルベースで6.6%増加し、円換算後では4,389百万円(同4.0%増)となりました。
以上の結果、セグメント利益(税引前四半期利益)は209百万円(同26,930.1%増)となりました。
(アジア・パシフィック) (単位:百万円)
前第1四半期
連結累計期間
当第1四半期
連結累計期間
増減増減率
受入手数料13996△4330.9%減
トレーディング損益0△0△0-
金融収益6161△00.1%減
その他の営業収益4236△512.9%減
営業収益242193△4920.2%減
金融費用22△127.7%減
販売費及び一般管理費249207△4116.6%減
その他の収益費用(純額)△298△2295-
持分法による投資利益又は損失(△)79229.9%増
セグメント利益又は損失(△)
(税引前四半期利益又は損失(△))
△300△9290-

アジア・パシフィックセグメントは、香港拠点のMonex Boom Securities(H.K.) Limited(以下「マネックスBoom証券」)、豪州拠点のMonex Securities Australia Pty Ltd(以下「マネックスオーストラリア」)が主体となり活動しています。なお、マネックスオーストラリアは2018年1月にビジネスを開始したため、当第1四半期連結累計期間の収益の計上はほとんどありません。
当第1四半期連結累計期間の香港経済は、中国経済が概ね堅調に推移したことなどにより底堅く推移しました。香港の株式市場では、当第1四半期連結累計期間の期首に30,000ポイント台であった香港ハンセン指数は、米中貿易問題への懸念が強まったことから2018年6月に入り下落し2018年6月末時点で28,955ポイントとなりました。
また、香港ドルの対円レート(期中平均)は前第1四半期連結累計期間比で3.2%円高となったことから、アジア・パシフィックセグメントの業績はその影響を受けています。
このような環境の下、マネックスBoom証券の株式委託売買代金が減少したことから受入手数料が96百万円(前第1四半期連結累計期間比30.9%減)となりました。また、金融収益が61百万円(同0.1%減)となり、営業収益は193百万円(同20.2%減)となりました。
販売費及び一般管理費は、マネックスオーストラリアで人件費や広告宣伝費が増加したものの、マネックスBoom証券で株式取引減少による支払手数料の減少などにより207百万円(同16.6%減)となりました。
その他の収益費用(純額)が2百万円の損失(前第1四半期連結累計期間は298百万円の損失)となっていますが、前第1四半期連結累計期間はマネックスBoom証券でその他の金融資産(貸付金)に関する減損損失299百万円が含まれています。
持分法による投資利益は9百万円(前第1四半期連結累計期間比29.9%増)となっていますが、これは、中国本土で事業展開するジョイントベンチャーに関するものです。
以上の結果、セグメント損失(税引前四半期損失)は9百万円(前第1四半期連結累計期間は300百万円のセグメント損失)となりました。
なお、マネックスBoom証券の税引前四半期利益は19百万円(前第1四半期連結累計期間は284百万円の税引前四半期損失)です。
(クリプトアセット事業) (単位:百万円)
前第1四半期
連結累計期間
当第1四半期
連結累計期間
増減増減率
受入手数料-9494-
トレーディング損益-848848-
営業収益-942942-
金融費用-00-
販売費及び一般管理費-1,2111,211-
その他の収益費用(純額)-1010-
セグメント利益又は損失(△)
(税引前四半期利益又は損失(△))
-△259△259-

クリプトアセット事業セグメントは、コインチェック株式会社が活動しています。また、当第1四半期連結累計期間においては、コインチェック株式会社は新規ユーザーの登録及びサービスの一部を停止しています。なお、2018年4月にコインチェック株式会社を連結の範囲に含めたため、前第1四半期連結累計期間との対比は行っていません。
当第1四半期連結累計期間は、出金・送金手数料、仮想通貨取引所における手数料などにより受入手数料が94百万円となりました。また、仮想通貨販売所における売買損益等によりトレーディング損益が848百万円となり、営業収益は942百万円となりました。
販売費及び一般管理費は、人件費や事務委託費などにより1,211百万円となりました。
以上の結果、セグメント損失(税引前四半期損失)は259百万円となりました。
(投資事業) (単位:百万円)
前第1四半期
連結累計期間
当第1四半期
連結累計期間
増減増減率
金融収益-222222-
営業収益-222222-
販売費及び一般管理費21△143.1%減
その他の収益費用(純額)-00-
持分法による投資利益又は損失(△)△91221-
セグメント利益又は損失(△)
(税引前四半期利益又は損失(△))
△11233243-

投資事業セグメントは、マネックスベンチャーズ株式会社が主体となり活動しています。
当第1四半期連結累計期間は、主に保有銘柄の評価額上昇による評価益により金融収益が222百万円となり、営業収益は222百万円となりました。
販売費及び一般管理費は、1百万円(前第1四半期連結累計期間比43.1%減)となりました。
持分法による投資利益は12百万円(前第1四半期連結累計期間は9百万円の損失)となりました。
以上の結果、セグメント利益(税引前四半期利益)は233百万円(前第1四半期連結累計期間は11百万円のセグメント損失)となりました。
(2)財政状態の状況
(連結) (単位:百万円)
前連結会計年度
(2018年3月末)
当第1四半期
連結会計期間
(2018年6月末)
増減
資産合計973,5201,050,28276,762
負債合計893,027968,62375,596
資本合計80,49381,6591,166
親会社の所有者に帰属する持分80,32981,151822

当第1四半期連結会計期間の資産合計は、信用取引資産などが減少したものの、現金及び現金同等物、預託金及び金銭の信託、有価証券担保貸付金などが増加した結果、1,050,282百万円(前連結会計年度末比76,762百万円増)となりました。また、負債合計は、有価証券担保借入金などが減少したものの、預り金、受入保証金、社債及び借入金などが増加した結果、968,623百万円(同75,596百万円増)となりました。
資本合計は、配当金の支払などにより減少したものの、四半期利益、その他の包括利益などにより増加した結果、81,659百万円(同1,166百万円増)となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
(連結) (単位:百万円)
前第1四半期
連結累計期間
当第1四半期
連結累計期間
増減
営業活動によるキャッシュ・フロー55,753△3,459△59,211
投資活動によるキャッシュ・フロー△1,84528,99030,836
財務活動によるキャッシュ・フロー△9,22119,19828,419

当第1四半期連結累計期間のキャッシュ・フローは営業活動による支出3,459百万円(前第1四半期連結累計期間は55,753百万円の収入)、投資活動による収入28,990百万円(同1,845百万円の支出)及び財務活動による収入19,198百万円(同9,221百万円の支出)でした。この結果、当第1四半期連結会計期間の現金及び現金同等物は126,498百万円(前連結会計年度末比45,042百万円増)となりました。
当第1四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第1四半期連結累計期間における営業活動により使用した資金は、3,459百万円となりました。
受入保証金及び預り金の増減により16,564百万円、信用取引資産及び信用取引負債の増減により13,144百万円の資金を取得する一方、有価証券担保貸付金及び有価証券担保借入金の増減により21,287百万円、預託金及び金銭の信託の増減により15,946百万円の資金を使用しました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第1四半期連結累計期間における投資活動により取得した資金は、28,990百万円となりました。
無形資産の取得により1,393百万円の資金を使用する一方、子会社の取得により30,695百万円の資金を取得しました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第1四半期連結累計期間における財務活動により取得した資金は、19,198百万円となりました。
長期借入債務の返済により18,501百万円、配当金の支払により1,671百万円の資金を使用する一方、短期借入債務の収支により8,261百万円、社債の発行により1,199百万円、長期借入債務の調達により29,910百万円の資金を取得しました。
(4)経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループの対処すべき課題に重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
該当事項はありません。
(7)従業員数
当第1四半期連結累計期間において、当社グループの従業員数に著しい増減はありません。
(8)主要な設備
当第1四半期連結累計期間において、主要な設備に重要な異動はありません。

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