四半期報告書-第20期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間の業績は次のとおりです。
(連結経営成績)
当第2四半期連結累計期間の経常収益は、保険料等収入1兆1,214億円(前年同期比0.3%増)、資産運用収益3,408億円(同1.4%増)、その他経常収益377億円(同10.0%減)を合計した結果、前第2四半期連結累計期間に比べ32億円増加し、1兆5,000億円(同0.2%増)となりました。
一方、経常費用は、保険金等支払金1兆108億円(同7.5%減)、責任準備金等繰入額988億円(同52.9%増)、資産運用費用1,563億円(同70.3%増)、事業費1,237億円(同0.0%減)、その他経常費用380億円(同0.9%減)、持分法による投資損失14億円(同99.3%減)を合計した結果、前第2四半期連結累計期間に比べ1,824億円減少し、1兆4,292億円(同11.3%減)となりました。
経常収益から経常費用を差し引いた経常損益は、707億円の経常利益(前年同期は1,149億円の経常損失)となりました。
特別利益は48億円(前年同期比279.1%増)となりました。特別利益は主に、固定資産等処分益47億円(同278.7%増)によります。
特別損失は42億円(同14.9%減)となりました。特別損失は主に、価格変動準備金繰入額36億円(同11.3%減)によります。
経常損益に特別利益、特別損失、契約者配当準備金繰入額、法人税等合計等を加減した親会社株主に帰属する中間純損益は、430億円の親会社株主に帰属する中間純利益(前年同期は1,483億円の親会社株主に帰属する中間純損失)となりました。
なお、グループ修正利益(※)は、前第2四半期連結累計期間に比べ93億円減少し、560億円(前年同期比14.2%減)となりました。
(※)親会社株主に帰属する当期純損益に対し、市場の変動により会計上生じる一時的な評価性損益等を一部調整したグループの経営実態を表す指標の一つ。
(連結財政状態)
当第2四半期連結会計期間末の総資産は16兆8,503億円(前連結会計年度末比0.5%増)となりました。
主な資産構成は、公社債を中心とする有価証券12兆571億円(同2.3%増)、貸付金1兆8,055億円(同2.7%増)、金銭の信託1兆1,572億円(同4.9%減)、現金及び預貯金9,633億円(同15.6%減)であります。
負債合計は15兆7,045億円(同0.5%減)となりました。その大部分を占める保険契約準備金は14兆1,522億円(同0.7%増)となっております。
純資産合計は1兆1,458億円(同15.3%増)となりました。純資産の部中、その他有価証券評価差額金は4,193億円(同52.6%増)となっております。
なお、連結ソルベンシー・マージン比率は878.5%(前連結会計年度末は920.1%)となりました。また、連結実質純資産額(時価ベースの実質的な資産から資本性のない実質的な負債を差引いた額)は1兆6,621億円(同1兆8,691億円)となりました。
(連結キャッシュ・フローの状況)
当社の営業活動によるキャッシュ・フローは、保険料等収入によるキャッシュイン、保険金等支払によるキャッシュアウトが大半を占めております。
当第2四半期連結累計期間の営業活動によるキャッシュ・フローは、前第2四半期連結累計期間の592億円の収入から840億円の収入(247億円の収入増)となりました。
これは主に、保険金等支払金が減少したことによります。
なお、保険金等支払金は、前第2四半期連結累計期間から816億円減少し、1兆108億円となりました。
当社の投資活動によるキャッシュ・フローは、収入保険料の運用に係るキャッシュ・フローが中心です。主な資産運用に関するキャッシュ・フローは有価証券の取得・売却等、資金の貸付・返済等です。
当第2四半期連結累計期間の投資活動によるキャッシュ・フローは、前第2四半期連結累計期間の574億円の収入から2,248億円の支出(2,823億円の支出増)となりました。
これは、有価証券の売却・償還による収入が減少したこと等によります。
当第2四半期連結累計期間の財務活動によるキャッシュ・フローは、前第2四半期連結累計期間の167億円の支出から382億円の支出(215億円の支出増)となりました。
支出は主に、自己株式の取得による支出191億円、配当金の支払額169億円であります。
なお、前第2四半期連結累計期間からの支出の増加は、主に自己株式の取得による支出が増加したことによります。
以上の結果、現金及び現金同等物の当第2四半期連結会計期間末残高は、期首から1,769億円減少し、9,885億円となりました。
セグメント別の業績は、次のとおりであります。
①生命保険会社3社
ア 経営成績
太陽生命保険株式会社
当第2四半期累計期間の経常収益は、保険料等収入2,920億円(前年同期比9.6%減)、資産運用収益1,094億円(同19.9%減)、その他経常収益590億円(同2.5%増)を合計した結果、前年同期に比べ567億円減少し、4,606億円(同11.0%減)となりました。
また、経常費用は、保険金等支払金3,278億円(同14.5%減)、責任準備金等繰入額0億円(同100.0%減)、資産運用費用514億円(同21.0%増)、事業費448億円(同3.1%増)、その他経常費用123億円(同6.5%減)を合計した結果、前年同期に比べ544億円減少し、4,364億円(同11.1%減)となりました。
この結果、経常利益は、前年同期に比べ23億円減少し、241億円(同8.7%減)となりました。
特別利益は47億円(同279.2%増)となりました。特別利益は主に、固定資産等処分益47億円(同278.7%増)によります。
特別損失は20億円(同7.4%増)となりました。特別損失は主に、価格変動準備金繰入額16億円(同3.1%減)によります。
中間純利益は、前年同期に比べ12億円増加し、157億円(同8.9%増)となりました。
なお、基礎利益(生命保険本業の期間収益を示す指標の一つ)は194億円(前年同期比18.5%増)となりました。また、順ざや額は125億円(同65.4%減)となりました。
大同生命保険株式会社
当第2四半期累計期間の経常収益は、保険料等収入4,138億円(前年同期比4.5%増)、資産運用収益1,627億円(同43.5%増)、その他経常収益158億円(同1.3%増)を合計した結果、前年同期に比べ674億円増加し、5,924億円(同12.8%増)となりました。
また、経常費用は、保険金等支払金2,816億円(同4.3%増)、責任準備金等繰入額896億円(同2.8%減)、資産運用費用1,049億円(同138.9%増)、事業費609億円(同1.7%増)、その他経常費用127億円(同3.8%増)を合計した結果、前年同期に比べ715億円増加し、5,499億円(同15.0%増)となりました。
この結果、経常利益は、前年同期に比べ41億円減少し、424億円(同8.8%減)となりました。
特別損失は17億円(同34.4%減)となりました。特別損失は主に、価格変動準備金繰入額16億円(同17.2%減)によります。
中間純利益は、前年同期に比べ14億円減少し、254億円(同5.4%減)となりました。
なお、基礎利益は375億円(同15.8%減)となりました。また、順ざや額は70億円(同60.2%減)となりました。
T&Dフィナンシャル生命保険株式会社
当第2四半期累計期間の経常収益は、保険料等収入4,104億円(前年同期比3.9%増)、資産運用収益705億円(同18.7%減)、その他経常収益22億円(同3.8%減)を合計した結果、前年同期に比べ7億円減少し、4,832億円(同0.2%減)となりました。
また、経常費用は、保険金等支払金3,984億円(同8.7%減)、責任準備金等繰入額628億円(同442.1%増)、資産運用費用2億円(同96.1%減)、事業費125億円(同17.9%減)、その他経常費用29億円(同1.7%減)を合計した結果、前年同期に比べ51億円増加し、4,769億円(同1.1%増)となりました。
この結果、経常利益は、前年同期に比べ58億円減少し、62億円(同48.4%減)となりました。
特別損失は3億円(同17.0%減)となりました。特別損失は主に、価格変動準備金繰入額3億円(同17.0%減)によります。
中間純利益は、前年同期に比べ40億円減少し、41億円(同49.4%減)となりました。
なお、基礎利益は△2億円(前年同期は47億円)となりました。また、逆ざや額は7億円(前年同期比26.1%減)となりました。
イ 財政状態
太陽生命保険株式会社
当第2四半期会計期間末の総資産は7兆2,421億円(前事業年度末比1.5%減)となりました。
主な資産構成は、公社債を中心とする有価証券5兆3,686億円(同1.9%増)、貸付金1兆586億円(同0.6%減)、現金及び預貯金3,701億円(同34.6%減)であります。
負債の部合計は6兆9,793億円(同1.8%減)となりました。その大部分を占める保険契約準備金は5兆8,629億円(同0.9%減)となっております。
純資産の部合計は2,627億円(同6.7%増)となりました。純資産の部中、その他有価証券評価差額金は1,200億円(同51.8%増)となっております。
保険会社の健全性を示す行政監督上の指標のうち、ソルベンシー・マージン比率は531.6%(前事業年度末は580.9%)となりました。また、実質純資産額は5,329億円(同6,177億円)となりました。
大同生命保険株式会社
当第2四半期会計期間末の総資産は7兆6,558億円(前事業年度末比2.6%増)となりました。
主な資産構成は、公社債を中心とする有価証券6兆2,752億円(同2.8%増)、貸付金8,268億円(同5.8%増)であります。
負債の部合計は6兆8,142億円(同1.8%増)となりました。その大部分を占める保険契約準備金は6兆5,779億円(同1.3%増)となっております。
純資産の部合計は8,415億円(同9.3%増)となりました。純資産の部中、その他有価証券評価差額金は3,330億円(同48.9%増)となっております。
ソルベンシー・マージン比率は1,129.9%(前事業年度末は1,116.1%)となりました。また、実質純資産額は1兆1,463億円(同1兆2,632億円)となりました。
T&Dフィナンシャル生命保険株式会社
当第2四半期会計期間末の総資産は1兆8,142億円(前事業年度末比1.1%減)となりました。
主な資産構成は、金銭の信託1兆1,519億円(同5.1%減)、公社債を中心とする有価証券3,920億円(同0.6%減)であります。
負債の部合計は1兆7,470億円(同1.0%減)となりました。その大部分を占める保険契約準備金は1兆7,066億円(同3.8%増)となっております。
純資産の部合計は672億円(同2.2%減)となりました。純資産の部中、その他有価証券評価差額金は△189億円(前事業年度末は△133億円)となっております。
ソルベンシー・マージン比率は560.9%(同659.4%)となりました。また、実質純資産額は△54億円(同645億円)となりました。なお、保険会社向けの総合的な監督指針Ⅱ-2-2-6に基づき、満期保有目的の債券及び責任準備金対応債券の含み損益△777億円を控除した場合の実質純資産は、722億円であります。また、同監督指針Ⅱ-2-2-6の記載に基づく保険金等の支払に備えた流動性資産を確保しております。
ウ 契約業績
太陽生命保険株式会社
当第2四半期累計期間の個人保険及び個人年金保険を合計した新契約年換算保険料(新契約には、転換による純増加を含みます。以下同じ)は、告知緩和型保険の販売が好調に推移する一方、前年の新型コロナウイルス感染拡大に伴う医療保険の販売増加の反動により、155億円(前年同期比17.2%減)となり、前年同期と比べ減少しました。医療保障・生前給付保障等の第三分野の新契約年換算保険料についても、99億円(同14.0%減)となり、前年同期と比べ減少しました。
また、当第2四半期会計期間末の個人保険及び個人年金保険を合計した保有契約年換算保険料は、5,684億円(同1.7%減、前事業年度末比0.8%減)となりました。
当第2四半期累計期間の個人保険及び個人年金保険を合計した新契約高は、937億円(前年同期比34.0%減)となり、前年同期と比べ減少しました。
また、当第2四半期会計期間末の個人保険及び個人年金保険を合計した保有契約高は、12兆1,876億円(同11.5%減、前事業年度末比6.2%減)となり、前事業年度末と比べ減少しました。
大同生命保険株式会社
当第2四半期累計期間の個人保険及び個人年金保険を合計した新契約年換算保険料は、対面・非対面を組み合わせた丁寧なコンサルティング営業の実践等により、お客様の保障ニーズに的確にお応えしたことで、364億円(前年同期比6.8%増)となり、前年同期と比べ増加しました。医療保障・生前給付保障等の第三分野の新契約年換算保険料についても、94億円(同3.8%増)となり、前年同期と比べ増加しました。
また、当第2四半期会計期間末の個人保険及び個人年金保険を合計した保有契約年換算保険料は、8,042億円(同0.3%増、前事業年度末比0.3%増)となり、前事業年度末と概ね同水準となりました。
当第2四半期累計期間の個人保険及び個人年金保険を合計した新契約高は、1兆6,578億円(前年同期比4.4%増)となり、前年同期と比べ増加しました。
また、当第2四半期会計期間末の個人保険及び個人年金保険を合計した保有契約高は、36兆4,367億円(同0.7%減、前事業年度末比0.4%減)となり、前事業年度末と概ね同水準となりました。
T&Dフィナンシャル生命保険株式会社
当第2四半期累計期間の個人保険及び個人年金保険を合計した新契約年換算保険料は、一時払商品の販売好調等により、424億円(前年同期比68.1%増)となり、前年同期と比べ増加しました。医療保障・生前給付保障等の第三分野の新契約年換算保険料についても、19億円(同965.5%増)となり、前年同期と比べ増加しました。
また、当第2四半期会計期間末の個人保険及び個人年金保険を合計した保有契約年換算保険料は、2,255億円(同30.0%増、前事業年度末比18.6%増)となり、前事業年度末と比べ増加しました。
当第2四半期累計期間の個人保険及び個人年金保険を合計した新契約高は、4,210億円(前年同期比22.3%増)となり、前年同期と比べ増加しました。
また、当第2四半期会計期間末の個人保険及び個人年金保険を合計した保有契約高は、3兆6,751億円(同16.3%増、前事業年度末比12.8%増)となり、前事業年度末と比べ増加しました。
②T&Dユナイテッドキャピタル(連結)
親会社株主に帰属する中間純損益は、11億円の親会社株主に帰属する中間純損失(前年同期は1,978億円の親会社株主に帰属する中間純損失)となりました。
なお、修正利益については、149億円(前年同期比0.0%増)となり、前年同期と概ね同水準となりました。
(2) 経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの定める経営方針・経営戦略等に重要な変更はありません。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動
該当事項はありません。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間の業績は次のとおりです。
(連結経営成績)
当第2四半期連結累計期間の経常収益は、保険料等収入1兆1,214億円(前年同期比0.3%増)、資産運用収益3,408億円(同1.4%増)、その他経常収益377億円(同10.0%減)を合計した結果、前第2四半期連結累計期間に比べ32億円増加し、1兆5,000億円(同0.2%増)となりました。
一方、経常費用は、保険金等支払金1兆108億円(同7.5%減)、責任準備金等繰入額988億円(同52.9%増)、資産運用費用1,563億円(同70.3%増)、事業費1,237億円(同0.0%減)、その他経常費用380億円(同0.9%減)、持分法による投資損失14億円(同99.3%減)を合計した結果、前第2四半期連結累計期間に比べ1,824億円減少し、1兆4,292億円(同11.3%減)となりました。
経常収益から経常費用を差し引いた経常損益は、707億円の経常利益(前年同期は1,149億円の経常損失)となりました。
特別利益は48億円(前年同期比279.1%増)となりました。特別利益は主に、固定資産等処分益47億円(同278.7%増)によります。
特別損失は42億円(同14.9%減)となりました。特別損失は主に、価格変動準備金繰入額36億円(同11.3%減)によります。
経常損益に特別利益、特別損失、契約者配当準備金繰入額、法人税等合計等を加減した親会社株主に帰属する中間純損益は、430億円の親会社株主に帰属する中間純利益(前年同期は1,483億円の親会社株主に帰属する中間純損失)となりました。
なお、グループ修正利益(※)は、前第2四半期連結累計期間に比べ93億円減少し、560億円(前年同期比14.2%減)となりました。
(※)親会社株主に帰属する当期純損益に対し、市場の変動により会計上生じる一時的な評価性損益等を一部調整したグループの経営実態を表す指標の一つ。
(連結財政状態)
当第2四半期連結会計期間末の総資産は16兆8,503億円(前連結会計年度末比0.5%増)となりました。
主な資産構成は、公社債を中心とする有価証券12兆571億円(同2.3%増)、貸付金1兆8,055億円(同2.7%増)、金銭の信託1兆1,572億円(同4.9%減)、現金及び預貯金9,633億円(同15.6%減)であります。
負債合計は15兆7,045億円(同0.5%減)となりました。その大部分を占める保険契約準備金は14兆1,522億円(同0.7%増)となっております。
純資産合計は1兆1,458億円(同15.3%増)となりました。純資産の部中、その他有価証券評価差額金は4,193億円(同52.6%増)となっております。
なお、連結ソルベンシー・マージン比率は878.5%(前連結会計年度末は920.1%)となりました。また、連結実質純資産額(時価ベースの実質的な資産から資本性のない実質的な負債を差引いた額)は1兆6,621億円(同1兆8,691億円)となりました。
(連結キャッシュ・フローの状況)
当社の営業活動によるキャッシュ・フローは、保険料等収入によるキャッシュイン、保険金等支払によるキャッシュアウトが大半を占めております。
当第2四半期連結累計期間の営業活動によるキャッシュ・フローは、前第2四半期連結累計期間の592億円の収入から840億円の収入(247億円の収入増)となりました。
これは主に、保険金等支払金が減少したことによります。
なお、保険金等支払金は、前第2四半期連結累計期間から816億円減少し、1兆108億円となりました。
当社の投資活動によるキャッシュ・フローは、収入保険料の運用に係るキャッシュ・フローが中心です。主な資産運用に関するキャッシュ・フローは有価証券の取得・売却等、資金の貸付・返済等です。
当第2四半期連結累計期間の投資活動によるキャッシュ・フローは、前第2四半期連結累計期間の574億円の収入から2,248億円の支出(2,823億円の支出増)となりました。
これは、有価証券の売却・償還による収入が減少したこと等によります。
当第2四半期連結累計期間の財務活動によるキャッシュ・フローは、前第2四半期連結累計期間の167億円の支出から382億円の支出(215億円の支出増)となりました。
支出は主に、自己株式の取得による支出191億円、配当金の支払額169億円であります。
なお、前第2四半期連結累計期間からの支出の増加は、主に自己株式の取得による支出が増加したことによります。
以上の結果、現金及び現金同等物の当第2四半期連結会計期間末残高は、期首から1,769億円減少し、9,885億円となりました。
セグメント別の業績は、次のとおりであります。
①生命保険会社3社
ア 経営成績
太陽生命保険株式会社
当第2四半期累計期間の経常収益は、保険料等収入2,920億円(前年同期比9.6%減)、資産運用収益1,094億円(同19.9%減)、その他経常収益590億円(同2.5%増)を合計した結果、前年同期に比べ567億円減少し、4,606億円(同11.0%減)となりました。
また、経常費用は、保険金等支払金3,278億円(同14.5%減)、責任準備金等繰入額0億円(同100.0%減)、資産運用費用514億円(同21.0%増)、事業費448億円(同3.1%増)、その他経常費用123億円(同6.5%減)を合計した結果、前年同期に比べ544億円減少し、4,364億円(同11.1%減)となりました。
この結果、経常利益は、前年同期に比べ23億円減少し、241億円(同8.7%減)となりました。
特別利益は47億円(同279.2%増)となりました。特別利益は主に、固定資産等処分益47億円(同278.7%増)によります。
特別損失は20億円(同7.4%増)となりました。特別損失は主に、価格変動準備金繰入額16億円(同3.1%減)によります。
中間純利益は、前年同期に比べ12億円増加し、157億円(同8.9%増)となりました。
なお、基礎利益(生命保険本業の期間収益を示す指標の一つ)は194億円(前年同期比18.5%増)となりました。また、順ざや額は125億円(同65.4%減)となりました。
大同生命保険株式会社
当第2四半期累計期間の経常収益は、保険料等収入4,138億円(前年同期比4.5%増)、資産運用収益1,627億円(同43.5%増)、その他経常収益158億円(同1.3%増)を合計した結果、前年同期に比べ674億円増加し、5,924億円(同12.8%増)となりました。
また、経常費用は、保険金等支払金2,816億円(同4.3%増)、責任準備金等繰入額896億円(同2.8%減)、資産運用費用1,049億円(同138.9%増)、事業費609億円(同1.7%増)、その他経常費用127億円(同3.8%増)を合計した結果、前年同期に比べ715億円増加し、5,499億円(同15.0%増)となりました。
この結果、経常利益は、前年同期に比べ41億円減少し、424億円(同8.8%減)となりました。
特別損失は17億円(同34.4%減)となりました。特別損失は主に、価格変動準備金繰入額16億円(同17.2%減)によります。
中間純利益は、前年同期に比べ14億円減少し、254億円(同5.4%減)となりました。
なお、基礎利益は375億円(同15.8%減)となりました。また、順ざや額は70億円(同60.2%減)となりました。
T&Dフィナンシャル生命保険株式会社
当第2四半期累計期間の経常収益は、保険料等収入4,104億円(前年同期比3.9%増)、資産運用収益705億円(同18.7%減)、その他経常収益22億円(同3.8%減)を合計した結果、前年同期に比べ7億円減少し、4,832億円(同0.2%減)となりました。
また、経常費用は、保険金等支払金3,984億円(同8.7%減)、責任準備金等繰入額628億円(同442.1%増)、資産運用費用2億円(同96.1%減)、事業費125億円(同17.9%減)、その他経常費用29億円(同1.7%減)を合計した結果、前年同期に比べ51億円増加し、4,769億円(同1.1%増)となりました。
この結果、経常利益は、前年同期に比べ58億円減少し、62億円(同48.4%減)となりました。
特別損失は3億円(同17.0%減)となりました。特別損失は主に、価格変動準備金繰入額3億円(同17.0%減)によります。
中間純利益は、前年同期に比べ40億円減少し、41億円(同49.4%減)となりました。
なお、基礎利益は△2億円(前年同期は47億円)となりました。また、逆ざや額は7億円(前年同期比26.1%減)となりました。
イ 財政状態
太陽生命保険株式会社
当第2四半期会計期間末の総資産は7兆2,421億円(前事業年度末比1.5%減)となりました。
主な資産構成は、公社債を中心とする有価証券5兆3,686億円(同1.9%増)、貸付金1兆586億円(同0.6%減)、現金及び預貯金3,701億円(同34.6%減)であります。
負債の部合計は6兆9,793億円(同1.8%減)となりました。その大部分を占める保険契約準備金は5兆8,629億円(同0.9%減)となっております。
純資産の部合計は2,627億円(同6.7%増)となりました。純資産の部中、その他有価証券評価差額金は1,200億円(同51.8%増)となっております。
保険会社の健全性を示す行政監督上の指標のうち、ソルベンシー・マージン比率は531.6%(前事業年度末は580.9%)となりました。また、実質純資産額は5,329億円(同6,177億円)となりました。
大同生命保険株式会社
当第2四半期会計期間末の総資産は7兆6,558億円(前事業年度末比2.6%増)となりました。
主な資産構成は、公社債を中心とする有価証券6兆2,752億円(同2.8%増)、貸付金8,268億円(同5.8%増)であります。
負債の部合計は6兆8,142億円(同1.8%増)となりました。その大部分を占める保険契約準備金は6兆5,779億円(同1.3%増)となっております。
純資産の部合計は8,415億円(同9.3%増)となりました。純資産の部中、その他有価証券評価差額金は3,330億円(同48.9%増)となっております。
ソルベンシー・マージン比率は1,129.9%(前事業年度末は1,116.1%)となりました。また、実質純資産額は1兆1,463億円(同1兆2,632億円)となりました。
T&Dフィナンシャル生命保険株式会社
当第2四半期会計期間末の総資産は1兆8,142億円(前事業年度末比1.1%減)となりました。
主な資産構成は、金銭の信託1兆1,519億円(同5.1%減)、公社債を中心とする有価証券3,920億円(同0.6%減)であります。
負債の部合計は1兆7,470億円(同1.0%減)となりました。その大部分を占める保険契約準備金は1兆7,066億円(同3.8%増)となっております。
純資産の部合計は672億円(同2.2%減)となりました。純資産の部中、その他有価証券評価差額金は△189億円(前事業年度末は△133億円)となっております。
ソルベンシー・マージン比率は560.9%(同659.4%)となりました。また、実質純資産額は△54億円(同645億円)となりました。なお、保険会社向けの総合的な監督指針Ⅱ-2-2-6に基づき、満期保有目的の債券及び責任準備金対応債券の含み損益△777億円を控除した場合の実質純資産は、722億円であります。また、同監督指針Ⅱ-2-2-6の記載に基づく保険金等の支払に備えた流動性資産を確保しております。
ウ 契約業績
太陽生命保険株式会社
当第2四半期累計期間の個人保険及び個人年金保険を合計した新契約年換算保険料(新契約には、転換による純増加を含みます。以下同じ)は、告知緩和型保険の販売が好調に推移する一方、前年の新型コロナウイルス感染拡大に伴う医療保険の販売増加の反動により、155億円(前年同期比17.2%減)となり、前年同期と比べ減少しました。医療保障・生前給付保障等の第三分野の新契約年換算保険料についても、99億円(同14.0%減)となり、前年同期と比べ減少しました。
また、当第2四半期会計期間末の個人保険及び個人年金保険を合計した保有契約年換算保険料は、5,684億円(同1.7%減、前事業年度末比0.8%減)となりました。
当第2四半期累計期間の個人保険及び個人年金保険を合計した新契約高は、937億円(前年同期比34.0%減)となり、前年同期と比べ減少しました。
また、当第2四半期会計期間末の個人保険及び個人年金保険を合計した保有契約高は、12兆1,876億円(同11.5%減、前事業年度末比6.2%減)となり、前事業年度末と比べ減少しました。
大同生命保険株式会社
当第2四半期累計期間の個人保険及び個人年金保険を合計した新契約年換算保険料は、対面・非対面を組み合わせた丁寧なコンサルティング営業の実践等により、お客様の保障ニーズに的確にお応えしたことで、364億円(前年同期比6.8%増)となり、前年同期と比べ増加しました。医療保障・生前給付保障等の第三分野の新契約年換算保険料についても、94億円(同3.8%増)となり、前年同期と比べ増加しました。
また、当第2四半期会計期間末の個人保険及び個人年金保険を合計した保有契約年換算保険料は、8,042億円(同0.3%増、前事業年度末比0.3%増)となり、前事業年度末と概ね同水準となりました。
当第2四半期累計期間の個人保険及び個人年金保険を合計した新契約高は、1兆6,578億円(前年同期比4.4%増)となり、前年同期と比べ増加しました。
また、当第2四半期会計期間末の個人保険及び個人年金保険を合計した保有契約高は、36兆4,367億円(同0.7%減、前事業年度末比0.4%減)となり、前事業年度末と概ね同水準となりました。
T&Dフィナンシャル生命保険株式会社
当第2四半期累計期間の個人保険及び個人年金保険を合計した新契約年換算保険料は、一時払商品の販売好調等により、424億円(前年同期比68.1%増)となり、前年同期と比べ増加しました。医療保障・生前給付保障等の第三分野の新契約年換算保険料についても、19億円(同965.5%増)となり、前年同期と比べ増加しました。
また、当第2四半期会計期間末の個人保険及び個人年金保険を合計した保有契約年換算保険料は、2,255億円(同30.0%増、前事業年度末比18.6%増)となり、前事業年度末と比べ増加しました。
当第2四半期累計期間の個人保険及び個人年金保険を合計した新契約高は、4,210億円(前年同期比22.3%増)となり、前年同期と比べ増加しました。
また、当第2四半期会計期間末の個人保険及び個人年金保険を合計した保有契約高は、3兆6,751億円(同16.3%増、前事業年度末比12.8%増)となり、前事業年度末と比べ増加しました。
②T&Dユナイテッドキャピタル(連結)
親会社株主に帰属する中間純損益は、11億円の親会社株主に帰属する中間純損失(前年同期は1,978億円の親会社株主に帰属する中間純損失)となりました。
なお、修正利益については、149億円(前年同期比0.0%増)となり、前年同期と概ね同水準となりました。
(2) 経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの定める経営方針・経営戦略等に重要な変更はありません。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動
該当事項はありません。