四半期報告書-第142期第1四半期(平成31年4月1日-令和1年6月30日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の分析
当第1四半期累計期間におけるわが国経済は、輸出や生産に弱さがみられたものの、雇用・所得環境の改善が続くなか、景気は緩やかな回復基調で推移いたしました。しかしながら、海外においては、米中の貿易摩擦に加え中東情勢の緊張の高まりなど不透明な状況が続いており、今秋予定している消費税引き上げと合わせ、国内経済への影響が懸念されます。
このような経済情勢のなか、大手交通事業者が主導する国内最大級の観光キャンペーンが静岡県で開催されたことや、天皇陛下御即位にともなう大型連休など、当社グループが営む事業において大きなビジネスチャンスが到来したことから、これまで以上に沿線自治体や企業との連携を強化し、地域のPR活動や各種営業施策の実施による誘客に努めてまいりました。
この結果、当第1四半期連結累計期間の経営成績は、営業収益は30億92,920千円(前年同期比2.4%増)、営業利益は76,409千円(前年同期比446.2%増)、経常利益は67,418千円(前年同期経常損失1,223千円)、親会社株主に帰属する四半期純利益は56,310千円(前年同期親会社株主に帰属する四半期純損失13,243千円)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
(鉄道事業)
鉄道事業は、沿線地域人口の減少や少子高齢化にともなう生産年齢人口の減少が慢性的に続いており、定期収入においては、駿豆線・大雄山線ともに前年同期を下回りました。定期外収入においては、駿豆線で新たにTVアニメとコラボレートしたラッピング電車の運行や沿線の観光施設を巡るARスタンプラリーの実施など、新たな客層の取り込みと沿線地域への誘客を強化してまいりました。また、新元号関連企画として「快速修善寺号」の運行を駿豆線で実施したほか、両線において、天皇陛下御即位記念の乗車券販売など、鉄道需要の喚起に努めたことから、売上高は前年同期を上回りました。
この結果、鉄道事業の営業収益は6億85,844千円(前年同期比1.1%増)、営業利益は、電気料金の値上げによる運転動力費の増加などもありましたが、不要不急経費の見直しを徹底し、36,107千円(前年同期比9.7%増)となりました。
鉄道事業
伊豆箱根鉄道㈱
(注) 乗車効率の算出は(延人キロ/客車走行キロ×平均定員)
(バス事業)
バス事業は、乗合バス部門において、箱根線などの観光路線が好調に推移したことから、売上高は前年同期を上回りました。なお、需要が減少している一部の生活路線を対象にダイヤ改正や運行本数の見直しを実施し、効率的な運行体制の構築による経費の圧縮にも努めてまいりました。貸切バス部門においては、既存大口団体の受注拡大のほか、訪日外国人旅行団体の新規獲得もあり、売上高は前年同期を上回りました。なお、2018年4月に中長期の事業基盤確立に向け新規参入した水陸両用バス及び自家用自動車請負事業については、着実に利用者数を伸ばしております。
この結果、バス事業の営業収益は7億57,656千円(前年同期比8.6%増)、営業利益は、燃料価格の高騰などもありましたが、経費の見直しを徹底し、35,940千円(前年同期営業損失11,032千円)となりました。
(タクシー事業)
タクシー事業は、一部の観光セクターにおいて、慢性的な乗務員不足による減収に歯止めが掛からず、厳しい状況が続いておりますが、都市セクターにおいては、乗務員不足に改善の兆しが見え始め、タクシー事業全体で売上高は前年同期を上回りました。なお、お客さまの利便性向上を図るため、神奈川県エリアで保有するタクシー車両に、キャッシュレス決済機能や多言語翻訳機能などを搭載したタブレット型決済機を順次設置しております。
この結果、タクシー事業の営業収益は6億77,801千円(前年同期比0.1%増)、営業損失は、燃料価格の高騰なども影響し17,600千円(前年同期営業損失4,303千円)となりました。
(レジャー・不動産事業)
鋼索鉄道事業は、箱根 十国峠ケーブルカーにおいて、週末の多客時を中心に悪天候に見舞われたことから、特に個人のお客さま利用が低迷し、売上高は前年同期を下回りました。
自動車道事業は、湯河原パークウェイにおいて、週末の多客時を中心に悪天候に見舞われたことや、5月19日に大涌谷周辺の火山活動が活発化したことなどから、観光を目的とした通行台数が減少し、売上高は前年同期を下回りました。
船舶事業は、箱根航路において、地域の祭事や大型連休などの多客時に合わせた臨時増発便を積極的に運航したほか、イベント船「箱根 芦ノ湖クルージング“湖と音(KOTONE)”」を複数回開催し誘客に努めたことから、個人のお客さま利用が堅調に推移し、売上高は前年同期を上回りました。
飲食店・物品販売業は、箱根地区のドライブインにおいて、個人のお客さま利用が堅調に推移いたしましたが、5月19日に大涌谷周辺の火山活動が活発化して以降、主要ターゲットである東アジアからの訪日外国人旅行団体が低迷し、飲食部門・売店部門ともに売上高は前年同期を下回りました。十国地区の箱根 十国峠レストハウスにおいては、4月に十国峠山頂に「十国峠カフェ」を新規開設したほか、十国峠オリジナルキャラクター「十国将軍 さねともくん」の誕生に合わせたオリジナルグッズの販売を行うなど、話題の創出による需要の喚起に努めてまいりましたが、一般団体の立ち寄り利用が低迷し、売上高は前年同期を下回りました。沼津地区の伊豆・三津シーパラダイスにおいては、カリフォルニアアシカによる新元号関連企画がマスメディアに大きく取り上げられたことが集客に寄与したほか、人気アニメの関連グッズ販売が好調だったこともあり、入場者数・売上高ともに前年同期を上回りました。
鉄道沿線の物品販売業は、鉄道売店において、主力商品の土産物販売が低迷したことから、売上高は前年同期を下回りました。広告看板業においては、2020年に東京オリンピック・パラリンピックの自転車競技が駿豆線沿線の伊豆市で開催されることをビジネスチャンスと捉え、営業販路を拡大し新規クライアントの掘り起しに努めたことが新規受注に繋がりましたが、2018年4月に受注した電車ラッピング広告の減収幅をカバーできず、売上高は前年同期を下回りました。指定管理事業においては、4月に“熱海市 姫の沢公園”の管理運営を新規受託したことから、売上高は前年同期を上回りました。
不動産事業は、不動産賃貸業に特化しておりますが、2018年3月より実施していた沼津駅前パーキングの建替工事が完了し、4月に賃貸を開始したことから、売上高は前年同期を上回りました。
介護サービス事業は、看護師や機能訓練指導員の充実を図るなど、顧客満足度の向上に努めてまいりましたが、稼働率・売上高ともに前年同期を下回りました。なお、介護サービス事業については9月30日をもって当社での営業を終了し、10月1日より他事業者へ事業譲渡することを決定いたしました。
保険代理店事業は、主力商品である自動車保険やがん保険が堅調に推移したことから、売上高は前年同期を上回りました。
この結果、レジャー・不動産事業の営業収益は11億50,794千円(前年同期比0.3%増)、営業利益は21,186千円(前年同期営業損失4,137千円)となりました。
(2)財政状態の分析
①資産
受取手形及び売掛金の増加はありましたが、減価償却などによる固定資産の減少により、前連結会計年度末に比べ1億41,767千円の減少となりました。
②負債
賞与引当金や借入金の増加はありましたが、未払金の減少により、前連結会計年度末に比べ1億91,502千円の減少となりました。
③純資産
親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により、前連結会計年度末に比べ49,734千円の増加となりました。
(3)経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。
(1)経営成績の分析
当第1四半期累計期間におけるわが国経済は、輸出や生産に弱さがみられたものの、雇用・所得環境の改善が続くなか、景気は緩やかな回復基調で推移いたしました。しかしながら、海外においては、米中の貿易摩擦に加え中東情勢の緊張の高まりなど不透明な状況が続いており、今秋予定している消費税引き上げと合わせ、国内経済への影響が懸念されます。
このような経済情勢のなか、大手交通事業者が主導する国内最大級の観光キャンペーンが静岡県で開催されたことや、天皇陛下御即位にともなう大型連休など、当社グループが営む事業において大きなビジネスチャンスが到来したことから、これまで以上に沿線自治体や企業との連携を強化し、地域のPR活動や各種営業施策の実施による誘客に努めてまいりました。
この結果、当第1四半期連結累計期間の経営成績は、営業収益は30億92,920千円(前年同期比2.4%増)、営業利益は76,409千円(前年同期比446.2%増)、経常利益は67,418千円(前年同期経常損失1,223千円)、親会社株主に帰属する四半期純利益は56,310千円(前年同期親会社株主に帰属する四半期純損失13,243千円)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
(鉄道事業)
鉄道事業は、沿線地域人口の減少や少子高齢化にともなう生産年齢人口の減少が慢性的に続いており、定期収入においては、駿豆線・大雄山線ともに前年同期を下回りました。定期外収入においては、駿豆線で新たにTVアニメとコラボレートしたラッピング電車の運行や沿線の観光施設を巡るARスタンプラリーの実施など、新たな客層の取り込みと沿線地域への誘客を強化してまいりました。また、新元号関連企画として「快速修善寺号」の運行を駿豆線で実施したほか、両線において、天皇陛下御即位記念の乗車券販売など、鉄道需要の喚起に努めたことから、売上高は前年同期を上回りました。
この結果、鉄道事業の営業収益は6億85,844千円(前年同期比1.1%増)、営業利益は、電気料金の値上げによる運転動力費の増加などもありましたが、不要不急経費の見直しを徹底し、36,107千円(前年同期比9.7%増)となりました。
鉄道事業
伊豆箱根鉄道㈱
| 種別 | 単位 | 前第1四半期連結累計期間 ( 自 2018年4月1日 至 2018年6月30日 ) | 当第1四半期連結累計期間 ( 自 2019年4月1日 至 2019年6月30日 ) | |
| 営業日数 | 日 | 91 | 91 | |
| 営業キロ | キロ | 29.4 | 29.4 | |
| 客車走行キロ | 千キロ | 1,253 | 1,253 | |
| 旅客乗車人員 | 定期 | 千人 | 2,697 | 2,684 |
| 定期外 | 千人 | 1,815 | 1,837 | |
| 旅客収入 | 定期 | 千円 | 264,072 | 261,852 |
| 定期外 | 千円 | 388,947 | 396,034 | |
| 計 | 千円 | 653,020 | 657,887 | |
| 運輸雑収 | 千円 | 25,584 | 27,956 | |
| 運輸収入合計 | 千円 | 678,604 | 685,844 | |
| 乗車効率 | % | 18.9 | 18.9 | |
(注) 乗車効率の算出は(延人キロ/客車走行キロ×平均定員)
(バス事業)
バス事業は、乗合バス部門において、箱根線などの観光路線が好調に推移したことから、売上高は前年同期を上回りました。なお、需要が減少している一部の生活路線を対象にダイヤ改正や運行本数の見直しを実施し、効率的な運行体制の構築による経費の圧縮にも努めてまいりました。貸切バス部門においては、既存大口団体の受注拡大のほか、訪日外国人旅行団体の新規獲得もあり、売上高は前年同期を上回りました。なお、2018年4月に中長期の事業基盤確立に向け新規参入した水陸両用バス及び自家用自動車請負事業については、着実に利用者数を伸ばしております。
この結果、バス事業の営業収益は7億57,656千円(前年同期比8.6%増)、営業利益は、燃料価格の高騰などもありましたが、経費の見直しを徹底し、35,940千円(前年同期営業損失11,032千円)となりました。
(タクシー事業)
タクシー事業は、一部の観光セクターにおいて、慢性的な乗務員不足による減収に歯止めが掛からず、厳しい状況が続いておりますが、都市セクターにおいては、乗務員不足に改善の兆しが見え始め、タクシー事業全体で売上高は前年同期を上回りました。なお、お客さまの利便性向上を図るため、神奈川県エリアで保有するタクシー車両に、キャッシュレス決済機能や多言語翻訳機能などを搭載したタブレット型決済機を順次設置しております。
この結果、タクシー事業の営業収益は6億77,801千円(前年同期比0.1%増)、営業損失は、燃料価格の高騰なども影響し17,600千円(前年同期営業損失4,303千円)となりました。
(レジャー・不動産事業)
鋼索鉄道事業は、箱根 十国峠ケーブルカーにおいて、週末の多客時を中心に悪天候に見舞われたことから、特に個人のお客さま利用が低迷し、売上高は前年同期を下回りました。
自動車道事業は、湯河原パークウェイにおいて、週末の多客時を中心に悪天候に見舞われたことや、5月19日に大涌谷周辺の火山活動が活発化したことなどから、観光を目的とした通行台数が減少し、売上高は前年同期を下回りました。
船舶事業は、箱根航路において、地域の祭事や大型連休などの多客時に合わせた臨時増発便を積極的に運航したほか、イベント船「箱根 芦ノ湖クルージング“湖と音(KOTONE)”」を複数回開催し誘客に努めたことから、個人のお客さま利用が堅調に推移し、売上高は前年同期を上回りました。
飲食店・物品販売業は、箱根地区のドライブインにおいて、個人のお客さま利用が堅調に推移いたしましたが、5月19日に大涌谷周辺の火山活動が活発化して以降、主要ターゲットである東アジアからの訪日外国人旅行団体が低迷し、飲食部門・売店部門ともに売上高は前年同期を下回りました。十国地区の箱根 十国峠レストハウスにおいては、4月に十国峠山頂に「十国峠カフェ」を新規開設したほか、十国峠オリジナルキャラクター「十国将軍 さねともくん」の誕生に合わせたオリジナルグッズの販売を行うなど、話題の創出による需要の喚起に努めてまいりましたが、一般団体の立ち寄り利用が低迷し、売上高は前年同期を下回りました。沼津地区の伊豆・三津シーパラダイスにおいては、カリフォルニアアシカによる新元号関連企画がマスメディアに大きく取り上げられたことが集客に寄与したほか、人気アニメの関連グッズ販売が好調だったこともあり、入場者数・売上高ともに前年同期を上回りました。
鉄道沿線の物品販売業は、鉄道売店において、主力商品の土産物販売が低迷したことから、売上高は前年同期を下回りました。広告看板業においては、2020年に東京オリンピック・パラリンピックの自転車競技が駿豆線沿線の伊豆市で開催されることをビジネスチャンスと捉え、営業販路を拡大し新規クライアントの掘り起しに努めたことが新規受注に繋がりましたが、2018年4月に受注した電車ラッピング広告の減収幅をカバーできず、売上高は前年同期を下回りました。指定管理事業においては、4月に“熱海市 姫の沢公園”の管理運営を新規受託したことから、売上高は前年同期を上回りました。
不動産事業は、不動産賃貸業に特化しておりますが、2018年3月より実施していた沼津駅前パーキングの建替工事が完了し、4月に賃貸を開始したことから、売上高は前年同期を上回りました。
介護サービス事業は、看護師や機能訓練指導員の充実を図るなど、顧客満足度の向上に努めてまいりましたが、稼働率・売上高ともに前年同期を下回りました。なお、介護サービス事業については9月30日をもって当社での営業を終了し、10月1日より他事業者へ事業譲渡することを決定いたしました。
保険代理店事業は、主力商品である自動車保険やがん保険が堅調に推移したことから、売上高は前年同期を上回りました。
この結果、レジャー・不動産事業の営業収益は11億50,794千円(前年同期比0.3%増)、営業利益は21,186千円(前年同期営業損失4,137千円)となりました。
(2)財政状態の分析
①資産
受取手形及び売掛金の増加はありましたが、減価償却などによる固定資産の減少により、前連結会計年度末に比べ1億41,767千円の減少となりました。
②負債
賞与引当金や借入金の増加はありましたが、未払金の減少により、前連結会計年度末に比べ1億91,502千円の減少となりました。
③純資産
親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により、前連結会計年度末に比べ49,734千円の増加となりました。
(3)経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。