四半期報告書-第181期第3四半期(令和2年10月1日-令和2年12月31日)

【提出】
2021/02/10 9:40
【資料】
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【項目】
34項目

(1) 経営成績
(連結経営成績)
前第3四半期
連結累計期間
(百万円)
当第3四半期
連結累計期間
(百万円)
増減額
(百万円)
増減率
(%)
営業収益282,843242,634△40,209△14.2
営業利益又は
営業損失(△)
14,244△9,725△23,970-
経常利益又は
経常損失(△)
13,093△11,075△24,168-
親会社株主に帰属する
四半期純利益又は
親会社株主に帰属する
四半期純損失(△)
6,928△10,538△17,467-

当第3四半期連結累計期間の営業収益は、新型コロナウイルス感染症の影響による外出自粛や国内外の移動の制限等を受けて、運輸業やレジャー・サービス業を中心に多くの業種で減収となり2,426億3千4百万円(前年同期比 14.2%減)となりました。
この結果、営業損失は97億2千5百万円(前年同期は営業利益142億4千4百万円)となりました。
経常損失は、持分法適用会社である福岡国際空港㈱における持分法による投資損失の増加などもあり110億7千5百万円(前年同期は経常利益130億9千3百万円)となりました。
親会社株主に帰属する四半期純損失は105億3千8百万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純利益69億2千8百万円)となりました。
各セグメントの業績は次のとおりです。
第1四半期連結会計期間の期首に、会社分割を伴う連結子会社の組織再編等を実施し、親会社及び一部連結子会社において、セグメントの区分を変更しています。
なお、前第3四半期連結累計期間のセグメント情報については、当該変更後の区分に基づき作成したものを開示しています。
セグメントの名称営業収益営業利益又は営業損失(△)
前第3四半期
連結累計期間
(百万円)
当第3四半期
連結累計期間
(百万円)
増減率
(%)
前第3四半期
連結累計期間
(百万円)
当第3四半期
連結累計期間
(百万円)
増減率
(%)
運輸業66,59743,711△34.44,845△9,298-
不動産業40,87940,760△0.34,5253,955△12.6
流通業59,46056,655△4.76681,418112.4
物流業73,99977,5144.72,1302,2937.7
レジャー・サービス業34,23015,749△54.01,856△8,202-
275,167234,392△14.814,027△9,831-
その他29,13724,715△15.236442917.8
調整額△21,461△16,473-△146△323-
連結282,843242,634△14.214,244△9,725-

なお、「第2 事業の状況」について、特に記載のない限り消費税等抜きで記載しています。
① 運輸業
鉄道事業及びバス事業では、新型コロナウイルス感染症の影響による外出自粛やイベントの中止・縮小などを受けて旅客人員が減少し減収となりました。その結果、運輸業の営業収益は437億1千1百万円(前年同期比 34.4%減)、営業損失は92億9千8百万円(前年同期は営業利益48億4千5百万円)となりました。
なお、旅客人員は鉄道事業で 27.1%減(前年同期比)、バス事業(乗合)で 28.5%減(前年同期比)となりました。
業種別営業成績
前第3四半期
連結累計期間
(百万円)
当第3四半期
連結累計期間
(百万円)
増減額
(百万円)
増減率
(%)
営業収益66,59743,711△22,886△34.4
鉄道事業17,38911,743△5,645△32.5
バス事業46,17929,655△16,524※ △35.8
タクシー事業3,0341,746△1,288△42.5
運輸関連事業7,6316,786△845△11.1
消去△7,636△6,2191,416-
営業利益又は
営業損失(△)
4,845△9,298△14,144-

※バス事業の内部取引を除くと36.7%の減となります。
② 不動産業
住宅事業では、「サンリヤン北綾瀬」などの分譲マンション販売戸数が増加し増収となりました。一方、賃貸事業では、「福ビル街区建替プロジェクト」の進捗に伴う天神コアビル等の閉館、新型コロナウイルス感染症の影響による外出自粛や商業施設の一時休業などにより減収となりました。これらの結果、不動産業の営業収益は407億6千万円(前年同期比 0.3%減)、営業利益は39億5千5百万円(前年同期比 12.6%減)となりました。
なお、分譲販売区画数は388区画(前年同期比 83区画増)となりました。
業種別営業成績
前第3四半期
連結累計期間
(百万円)
当第3四半期
連結累計期間
(百万円)
増減額
(百万円)
増減率
(%)
営業収益40,87940,760△118△0.3
賃貸事業19,78316,801△2,982△15.1
住宅事業14,41817,8613,44323.9
その他不動産事業9,2188,600△618△6.7
消去△2,541△2,50239-
営業利益4,5253,955△570△12.6

③ 流通業
ストア事業では、巣ごもり消費拡大による客単価の上昇の一方、外出自粛により客数が減少し減収となりました。また、生活雑貨販売業では、新型コロナウイルス感染症の影響による一時休業などにより来店者数が減少し減収となりました。これらの結果、流通業の営業収益は566億5千5百万円(前年同期比 4.7%減)となりました。営業利益は、ストア事業での販促費の減少などにより14億1千8百万円(前年同期比 112.4%増)となりました。
業種別営業成績
前第3四半期
連結累計期間
(百万円)
当第3四半期
連結累計期間
(百万円)
増減額
(百万円)
増減率
(%)
営業収益59,46056,655△2,804△4.7
ストア事業55,52853,508△2,020△3.6
生活雑貨販売業3,9313,148△782△19.9
消去-△1△1-
営業利益6681,418750112.4


④ 物流業
国際物流事業では、新型コロナウイルス感染症の影響等により輸出入取扱高が減少しましたが、航空運賃原価の上昇に伴い販売価格を見直したことなどにより増収となりました。その結果、物流業の営業収益は775億1千4百万円(前年同期比 4.7%増)、営業利益は22億9千3百万円(前年同期比 7.7%増)となりました。
国際貨物取扱高は、航空輸出で 19.7%減(前年同期比)、航空輸入で 18.3%減(前年同期比)、海運輸出で 14.4%減(前年同期比)、海運輸入で 7.2%減(前年同期比)となりました。
業種別営業成績
前第3四半期
連結累計期間
(百万円)
当第3四半期
連結累計期間
(百万円)
増減額
(百万円)
増減率
(%)
営業収益73,99977,5143,5144.7
国際物流事業74,58978,6634,0735.5
国内物流事業8,1077,465△642△7.9
消去△8,697△8,61483-
営業利益2,1302,2931637.7

⑤ レジャー・サービス業
ホテル事業では、新型コロナウイルス感染症の影響による海外からの移動の制限や国内での移動自粛などを受けて稼働が低迷し減収となりました。旅行事業においても、感染症の影響により国内外の旅行客が減少し減収となりました。これらの結果、レジャー・サービス業の営業収益は157億4千9百万円(前年同期比 54.0%減)、営業損失は82億2百万円(前年同期は営業利益18億5千6百万円)となりました。
業種別営業成績
前第3四半期
連結累計期間
(百万円)
当第3四半期
連結累計期間
(百万円)
増減額
(百万円)
増減率
(%)
営業収益34,23015,749△18,480△54.0
ホテル事業25,82910,963△14,866※ △57.6
旅行事業2,742710△2,032△74.1
娯楽事業3,7942,464△1,330△35.1
飲食事業2,8151,714△1,100△39.1
広告事業4,1672,427△1,740△41.8
その他サービス事業5,8534,335△1,517△25.9
消去△10,972△6,8664,106-
営業利益又は
営業損失(△)
1,856△8,202△10,058-

※ホテル事業の内部取引を除くと69.4%の減となります。
⑥ その他
建設関連事業での完成工事高の減少などにより、その他の営業収益は247億1千5百万円(前年同期比 15.2%減)となりました。営業利益は、金属リサイクル事業での国内鉄スクラップ相場の上昇による粗利率の改善などにより4億2千9百万円(前年同期比 17.8%増)となりました。
業種別営業成績
前第3四半期
連結累計期間
(百万円)
当第3四半期
連結累計期間
(百万円)
増減額
(百万円)
増減率
(%)
営業収益29,13724,715△4,422△15.2
ICカード事業9281,82689896.9
車両整備関連事業15,00914,085△923△6.2
建設関連事業10,5127,804△2,708△25.8
金属リサイクル事業3,2432,688△555△17.1
消去△556△1,690△1,133-
営業利益3644296417.8


(2) 財政状態
前連結会計年度
2020年3月末
(百万円)
当第3四半期
連結会計年度
2020年12月末
(百万円)
増減額
(百万円)
資産合計667,150689,09121,941
負債合計486,600521,08834,487
純資産合計180,549168,002△12,546
有利子負債285,279336,38751,108

(注)有利子負債は、借入金 + コマーシャル・ペーパー + 社債により算出しています。
(資産)
資産は、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、手元資金を拡充したことなどにより、前連結会計年度末に比べ219億4千1百万円増加し、6,890億9千1百万円となりました。
(負債)
負債は、支払手形及び買掛金が減少した一方、有利子負債の増加等により、前連結会計年度末に比べ344億8千7百万円増加し、5,210億8千8百万円となりました。
(純資産)
純資産は、親会社株主に帰属する四半期純損失の計上等による利益剰余金の減少等により、前連結会計年度末に比べ125億4千6百万円減少し、1,680億2百万円となりました。
(3) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について変更を行っています。
変更の内容については、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項(追加情報)」に記載のとおりです。
(4) 経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(6) 財務及び事業の決定を支配する者の在り方に関する基本方針
当第3四半期連結累計期間において、当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針について重要な変更はありません。
(7) 研究開発活動
特記すべき事項はありません。