四半期報告書-第24期第3四半期(令和2年10月1日-令和2年12月31日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において、当社グループ(当社および連結子会社)が判断したものであります。
(1) 当第3四半期連結累計期間の連結業績の概況
当第3四半期連結累計期間(2020年4月1日~2020年12月31日)は、ファイナンシャル・サービス事業のメディア・ソリューションにおいて、新型コロナウイルス感染症への対応として、密閉・密集・密接の3密を避けることを求めら
れ、オンラインでのセミナーに注力したものの、対面でのセミナーの開催規模、回数が大幅に減少し、セミナーとセ
ミナーに附随する広告の売上が減少いたしました。
そのため、メディア・ソリューションの売上高は、前年同四半期(2019年4月1日~ 2019年12月31日)より323百万円
(△39.1%)の減収となりました。ファイナンシャル・サービス事業のデータ・ソリューションの売上高は、前年同
四半期の水準を維持したものの、ファイナンシャル・サービス事業の売上高は、前年同四半期より363百万円(△
16.6%)の減収となりました。
一方、アセットマネジメント事業においては、公募の追加型投資信託の信託報酬が減ったものの、2019年12月に
子会社としたSBIボンド・インベストメント・マネジメント株式会社およびSBI地方創生アセットマネジメント
株式会社の私募の追加型投資信託の信託報酬が加わり、その債券型投資信託の純資産残高も順調に増加した結果、ア
セットマネジメント事業の売上高は、前年同四半期より911百万円(33.3%)の増収となりました。
その結果、当第3四半期連結累計期間の連結業績は、売上高が前年同四半期の4,931百万円から547百万円(11.1%)
の増収となる5,479百万円となりました。
また、売上原価は、前年同四半期の2,344百万円から241百万円(10.3%)増加し2,585百万円となり、販売費及び一般管理費は、前年同四半期の1,426百万円から182百万円(12.8%)増加し1,608百万円となりました。
その結果、当第3四半期連結累計期間の営業利益は、前年同四半期の1,160百万円から124百万円(10.7%)の増益となる1,284百万円となりました。
営業外損益は、前年同四半期と比べ、純額で56百万円増加し、その結果、当第3四半期連結累計期間の経常利益は、前年同四半期の1,398百万円から180百万円(12.9%)の増益となる1,579百万円となりました。
上記の結果、当第3四半期連結累計期間の親会社株主に帰属する四半期純利益は、前年同四半期の953百万円から31百万円(3.3%)の増益となる984百万円となりました。
[業績の概要]
連結売上高は9期連続の増収、4期連続で過去最高売上を更新しました。
経常利益は12期連続の増益、9期連続の最高益を記録しました。
親会社株主に帰属する四半期純利益は、過去最高益を記録しました。
セグメント別売上高、サービス別売上高は、以下のとおりであります。
1)ファイナンシャル・サービス事業
・データ・ソリューション
タブレットアプリの提供台数が前年同四半期の90,306台から11.4%増加し100,614台となったことなどにより、タブレットアプリによるファンドデータの売上が増加いたしました。一方、ロボアド・FinTech関連の単発受注案件が減少し、株式新聞購読料も減少しました。
その結果、データ・ソリューションの売上高は、前年同四半期の1,365百万円から39 百万円(△2.9%)の減収となる1,325百万円となりました。
・メディア・ソリューション
オンラインでのセミナーの売上が加わったものの、新型コロナウイルス感染症により資産運用などの対面でのセミナーの開催規模、回数が大幅に減少し、セミナーとセミナーに附随する広告の売上が減少いたしました。
その結果、メディア・ソリューションの売上高は、前年同四半期の827百万円から323百万円(△39.1%)の減収となる503百万円となりました。
2)アセットマネジメント事業
・アセットマネジメント
アセットマネジメント事業の当第3四半期連結累計期間の売上高は、公募追加型株式投資信託の信託報酬が減ったものの、2019年12月に子会社としたSBIボンド・インベストメント・マネジメント株式会社およびSBI地方創生アセットマネジメント株式会社の私募の債券型投資信託の信託報酬が加わり、2社の私募の債券型投資信託の運用残高が大幅に拡大しました。
その結果、アセットマネジメントの売上高は、前年同四半期の2,738百万円から911 百万円(33.3%)の増収となる3,650百万円となりました。
セグメント別には、ファイナンシャル・サービス事業の当第3四半期連結累計期間の売上高は、前年同四半期の2,192百万円から363百万円(△16.6%)の減収となる1,828百万円となりました。
セグメント利益は、前年同四半期の846百万円から322百万円(△38.0%)の減益となる524百万円となりました。
アセットマネジメント事業の当第3四半期連結累計期間の売上高は、前年同四半期の2,738百万円から911百万円(33.3%)の増収となる3,650百万円となりました。
セグメント利益は、前年同四半期の313百万円から446百万円(142.5%)の増益となる760百万円となりました。
(2) 財政状態の分析
資産合計は前連結会計年度末と比較して1,168百万円増加し、13,557百万円となりました。
これは、流動資産が59百万円増加し、固定資産が1,084百万円増加し、繰延資産が25百万円増加したものであります。
流動資産の増加は、主として現金及び預金が474百万円減少し、売掛金が444百万円増加し、その他流動資産が89百万円増加したことによるものであります。
現金及び預金の減少は、主として公募による新株式発行および自己株式の処分で2,943百万円の資金を調達し、借入金を2,000百万円返済して、配当金を1,284百万円支払い、投資有価証券を930百万円購入したことによるものであります。
固定資産が前連結会計年度末と比較して1,084百万円増加したのは、主として投資有価証券が930百万円増加したためであります。
また、負債合計は前連結会計年度末と比較して1,646百万円減少し、1,633百万円となりました。
負債の減少は、主として、借入金2,000百万円の返済によるものであります。
公募による新株式発行および自己株式の処分等により、資本金が1,248百万円、資本剰余金が1,534百万円増加し、資本金が3,363百万円、資本剰余金が4,906百万円となりました。
当第3四半期連結累計期間に984百万円の親会社株主に帰属する四半期純利益が計上され、1,284百万円の配当を行なった結果、利益剰余金が299百万円減少し、4,131百万円となりました。
公募による自己株式の処分で、自己株式が186百万円減少しました。保有する投資有価証券の時価が回復したことで、その他有価証券評価差額金が85百万円増加しました。主としてSBIボンド・インベストメント・マネジメント株式会社およびSBI地方創生アセットマネジメント株式会社の当期利益の増加により、非支配株主持分が109百万円増加しました。
その結果、純資産合計は、前連結会計年度末と比較して2,815百万円増加し、11,924百万円となりました。
(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
該当事項はありません。
(1) 当第3四半期連結累計期間の連結業績の概況
当第3四半期連結累計期間(2020年4月1日~2020年12月31日)は、ファイナンシャル・サービス事業のメディア・ソリューションにおいて、新型コロナウイルス感染症への対応として、密閉・密集・密接の3密を避けることを求めら
れ、オンラインでのセミナーに注力したものの、対面でのセミナーの開催規模、回数が大幅に減少し、セミナーとセ
ミナーに附随する広告の売上が減少いたしました。
そのため、メディア・ソリューションの売上高は、前年同四半期(2019年4月1日~ 2019年12月31日)より323百万円
(△39.1%)の減収となりました。ファイナンシャル・サービス事業のデータ・ソリューションの売上高は、前年同
四半期の水準を維持したものの、ファイナンシャル・サービス事業の売上高は、前年同四半期より363百万円(△
16.6%)の減収となりました。
一方、アセットマネジメント事業においては、公募の追加型投資信託の信託報酬が減ったものの、2019年12月に
子会社としたSBIボンド・インベストメント・マネジメント株式会社およびSBI地方創生アセットマネジメント
株式会社の私募の追加型投資信託の信託報酬が加わり、その債券型投資信託の純資産残高も順調に増加した結果、ア
セットマネジメント事業の売上高は、前年同四半期より911百万円(33.3%)の増収となりました。
その結果、当第3四半期連結累計期間の連結業績は、売上高が前年同四半期の4,931百万円から547百万円(11.1%)
の増収となる5,479百万円となりました。
また、売上原価は、前年同四半期の2,344百万円から241百万円(10.3%)増加し2,585百万円となり、販売費及び一般管理費は、前年同四半期の1,426百万円から182百万円(12.8%)増加し1,608百万円となりました。
その結果、当第3四半期連結累計期間の営業利益は、前年同四半期の1,160百万円から124百万円(10.7%)の増益となる1,284百万円となりました。
営業外損益は、前年同四半期と比べ、純額で56百万円増加し、その結果、当第3四半期連結累計期間の経常利益は、前年同四半期の1,398百万円から180百万円(12.9%)の増益となる1,579百万円となりました。
上記の結果、当第3四半期連結累計期間の親会社株主に帰属する四半期純利益は、前年同四半期の953百万円から31百万円(3.3%)の増益となる984百万円となりました。
[業績の概要]
2020年3月期第3四半期 連結累計期間 | 2021年3月期第3四半期 連結累計期間 | 増減 | ||||
金額(千円) | 利益率 | 金額(千円) | 利益率 | 金額(千円) | 比率 | |
売上高 | 4,931,171 | 5,479,100 | 547,928 | 11.1% | ||
営業利益 | 1,160,331 | 23.5% | 1,284,924 | 23.5% | 124,593 | 10.7% |
経常利益 | 1,398,522 | 28.4% | 1,579,304 | 28.8% | 180,782 | 12.9% |
親会社株主に帰属する四半期純利益 | 953,607 | 19.3% | 984,969 | 18.0% | 31,362 | 3.3% |
連結売上高は9期連続の増収、4期連続で過去最高売上を更新しました。
経常利益は12期連続の増益、9期連続の最高益を記録しました。
親会社株主に帰属する四半期純利益は、過去最高益を記録しました。
セグメント別売上高、サービス別売上高は、以下のとおりであります。
セグメント別売上高 | 前第3四半期連結累計期間 2019年4月1日から 2019年12月31日まで | 当第3四半期連結累計期間 2020年4月1日から 2020年12月31日まで | 増加率 (%) | |||
サービス別売上高 | 金額(千円) | 構成比(%) | 金額(千円) | 構成比(%) | ||
ファイナンシャル・サービス事業 | ||||||
データ・ソリューション | 1,365,076 | 27.7 | 1,325,606 | 24.2 | △2.9 | |
メディア・ソリューション | 827,101 | 16.8 | 503,384 | 9.2 | △39.1 | |
計 | 2,192,177 | 44.5 | 1,828,991 | 33.4 | △16.6 | |
アセットマネジメント事業 | ||||||
アセットマネジメント | 2,738,994 | 55.5 | 3,650,108 | 66.6 | 33.3 | |
計 | 2,738,994 | 55.5 | 3,650,108 | 66.6 | 33.3 | |
連結売上高 | 4,931,171 | 100.0 | 5,479,100 | 100.0 | 11.1 |
1)ファイナンシャル・サービス事業
・データ・ソリューション
タブレットアプリの提供台数が前年同四半期の90,306台から11.4%増加し100,614台となったことなどにより、タブレットアプリによるファンドデータの売上が増加いたしました。一方、ロボアド・FinTech関連の単発受注案件が減少し、株式新聞購読料も減少しました。
その結果、データ・ソリューションの売上高は、前年同四半期の1,365百万円から39 百万円(△2.9%)の減収となる1,325百万円となりました。
・メディア・ソリューション
オンラインでのセミナーの売上が加わったものの、新型コロナウイルス感染症により資産運用などの対面でのセミナーの開催規模、回数が大幅に減少し、セミナーとセミナーに附随する広告の売上が減少いたしました。
その結果、メディア・ソリューションの売上高は、前年同四半期の827百万円から323百万円(△39.1%)の減収となる503百万円となりました。
2)アセットマネジメント事業
・アセットマネジメント
アセットマネジメント事業の当第3四半期連結累計期間の売上高は、公募追加型株式投資信託の信託報酬が減ったものの、2019年12月に子会社としたSBIボンド・インベストメント・マネジメント株式会社およびSBI地方創生アセットマネジメント株式会社の私募の債券型投資信託の信託報酬が加わり、2社の私募の債券型投資信託の運用残高が大幅に拡大しました。
その結果、アセットマネジメントの売上高は、前年同四半期の2,738百万円から911 百万円(33.3%)の増収となる3,650百万円となりました。
セグメント別には、ファイナンシャル・サービス事業の当第3四半期連結累計期間の売上高は、前年同四半期の2,192百万円から363百万円(△16.6%)の減収となる1,828百万円となりました。
セグメント利益は、前年同四半期の846百万円から322百万円(△38.0%)の減益となる524百万円となりました。
アセットマネジメント事業の当第3四半期連結累計期間の売上高は、前年同四半期の2,738百万円から911百万円(33.3%)の増収となる3,650百万円となりました。
セグメント利益は、前年同四半期の313百万円から446百万円(142.5%)の増益となる760百万円となりました。
(2) 財政状態の分析
資産合計は前連結会計年度末と比較して1,168百万円増加し、13,557百万円となりました。
これは、流動資産が59百万円増加し、固定資産が1,084百万円増加し、繰延資産が25百万円増加したものであります。
流動資産の増加は、主として現金及び預金が474百万円減少し、売掛金が444百万円増加し、その他流動資産が89百万円増加したことによるものであります。
現金及び預金の減少は、主として公募による新株式発行および自己株式の処分で2,943百万円の資金を調達し、借入金を2,000百万円返済して、配当金を1,284百万円支払い、投資有価証券を930百万円購入したことによるものであります。
固定資産が前連結会計年度末と比較して1,084百万円増加したのは、主として投資有価証券が930百万円増加したためであります。
また、負債合計は前連結会計年度末と比較して1,646百万円減少し、1,633百万円となりました。
負債の減少は、主として、借入金2,000百万円の返済によるものであります。
公募による新株式発行および自己株式の処分等により、資本金が1,248百万円、資本剰余金が1,534百万円増加し、資本金が3,363百万円、資本剰余金が4,906百万円となりました。
当第3四半期連結累計期間に984百万円の親会社株主に帰属する四半期純利益が計上され、1,284百万円の配当を行なった結果、利益剰余金が299百万円減少し、4,131百万円となりました。
公募による自己株式の処分で、自己株式が186百万円減少しました。保有する投資有価証券の時価が回復したことで、その他有価証券評価差額金が85百万円増加しました。主としてSBIボンド・インベストメント・マネジメント株式会社およびSBI地方創生アセットマネジメント株式会社の当期利益の増加により、非支配株主持分が109百万円増加しました。
その結果、純資産合計は、前連結会計年度末と比較して2,815百万円増加し、11,924百万円となりました。
(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
該当事項はありません。