四半期報告書-第25期第3四半期(令和3年10月1日-令和3年12月31日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において、当社グループ(当社および連結子会社)が判断したものであります。
(1) 当第3四半期連結累計期間の連結業績の概況
当第3四半期連結累計期間(2021年4月1日~2021年12月31日)の売上高は、ファイナンシャル・サービス事業のデータ・ソリューションにおいて、投資信託の販売金融機関が活用する「Wealth Advisors」の提供台数が前年同期の100,614台から12.9%増加し113,600台となり、タブレット・アプリケーションのデータ売上が増加いたしました。また、パソコンやスマートフォン向けのオンラインコンテンツの売上も継続して拡大し、SaaS(サービスとしてのソフトフェア)モデルの事業は引き続き拡大いたしました。しかしながら、2021年4月1日に「株式新聞」の紙面を休刊したことに伴い売上が減少したことで、データ・ソリューションの売上高は、前年同期(2020年4月1日~2020年12月31日)より△13.6%の減収となる、1,145百万円となりました。
ファイナンシャル・サービス事業のメディア・ソリューションは、新型コロナウイルス感染症の脅威が依然として続く中、対面セミナーをオンライン中心に切り替えるとともに、対面とオンラインを合わせたハイブリッド型セミナーを開催することで、セミナーの売上を増加することができ、併せて、WEB広告の売上も回復いたしました。
しかしながら、2021年7月1日にゴメス・コンサルティング事業を会社分割で譲渡したことによるゴメス・コンサルティング事業の売上が減少した結果、メディア・ソリューションの売上は、前年同期より△24.2%の減収となる381百万円となりました。
その結果、当第3四半期連結累計期間のファイナンシャル・サービス事業の売上高は、前年同期より302百万円(△16.5%)の減収の1,526百万円となりました。
アセットマネジメント事業におきましては、公募のインデックスファンドの運用残高の拡大に伴う信託報酬が増加したことに加え、地域金融機関の有価証券運用の高度化を支援する私募投信の運用残高の大幅な拡大に伴う信託報酬の増加により、売上高は前年同期より816百万円(22.4%)の増収の4,467百万円となりました。
その結果、当第3四半期連結累計期間の連結業績は、売上高が前年同期の5,479百万円から514百万円(9.4%)の増収となる5,993百万円となりました。
また、売上原価は、前年同期の2,585百万円から164百万円(6.4%)増加し2,750百万円となり、販売費及び一般管理費は、前年同期の1,608百万円から121百万円(7.5%)増加し1,729百万円となりました。
その結果、当第3四半期連結累計期間の営業利益は、前年同期の1,284百万円から228百万円(17.8%)の増益となる1,513百万円となりました。
営業外損益は、前年同期と比べ、純額で58百万円減少し、その結果、当第3四半期連結累計期間の経常利益は、前年同期の1,579百万円から170百万円(10.8%)の増益となる1,749百万円となりました。第3四半期累計期間の経常利益につきましては、当期で13期連続の増益となります。
上記の結果、当第3四半期連結累計期間の親会社株主に帰属する四半期純利益は、前年同期の984百万円から58百万円(6.0%)の増益となる1,043百万円となりました。
[業績の概要]
連結売上高は10期連続の増収、5期連続で過去最高売上を更新しました。
営業利益は2期連続の増益、かつ過去最高益を記録しました。
経常利益は13期連続の増益、10期連続の最高益を記録しました。
親会社株主に帰属する四半期純利益は2期連続の増益、2期連続の過去最高益を記録しました。
セグメント別売上高、サービス別売上高は、以下のとおりであります。
1)ファイナンシャル・サービス事業
・データ・ソリューション
タブレットアプリの提供台数が前年同期の100,614台から12.9%増加し113,600台になったことにより、タブレットアプリによるファンドデータの売上が増加いたしました。一方、株式データは、株式新聞WEB版の売上は増加したものの、紙媒体が2021年3月31日をもって休刊したことにより、株式新聞購読料がなくなりました。
その結果、データ・ソリューションの売上高は、前年同四半期の1,325百万円から180百万円(△13.6%)の減収となる1,145百万円となりました。
・メディア・ソリューション
新型コロナウイルス感染症対策による緊急事態宣言及びまん延防止等重点措置により、対面での資産運用セミナーが開催できない状況が続きましたが、対面セミナーをオンライン中心に切り替えるとともに、対面とオンラインを合わせたハイブリッド型セミナーを開催することで、セミナーの売上が増加し、WEB広告の売上も回復いたしました。しかしながら、2021年7月1日にゴメス・コンサルティング事業を会社分割により譲渡したことにより、ゴメス・コンサルティング事業の売上が減少しました。
その結果、メディア・ソリューションの売上高は、前年同四半期の503百万円から122百万円(△24.2%)の減収となる381百万円となりました。
2)アセットマネジメント事業
・アセットマネジメント
アセットマネジメント事業の当第3四半期連結累計期間の売上高は、SBIアセットマネジメントが提供する公募のインデックスファンドの運用残高の拡大に加え、地域金融機関の有価証券運用を支援するSBIボンド・インベストメント・マネジメントおよびSBI地方創生アセットマネジメントの私募の投資信託の運用残高が増加しました。
その結果、アセットマネジメントの売上高は、前年同四半期の3,650百万円から816百万円(22.4%)の増収となる4,467百万円となりました。
セグメント別には、ファイナンシャル・サービス事業の当第3四半期連結累計期間の売上高は、前年同四半期の1,828百万円から302百万円(△16.5%)の減収となる1,526百万円となりました。
セグメント利益は、前年同四半期の524百万円から175百万円(△33.4%)の減益となる349百万円となりました。
アセットマネジメント事業の当第3四半期連結累計期間の売上高は、前年同四半期の3,650百万円から816百万円(22.4%)の増収となる4,467百万円となりました。
セグメント利益は、前年同四半期の760百万円から403百万円(53.1%)の増益となる1,164百万円となりました。
(2) 財政状態の分析
資産合計は前連結会計年度末と比較して204百万円増加し、14,393百万円となりました。
これは、流動資産が190百万円減少し、固定資産が401百万円増加したことによるものであります。
流動資産の減少は、主として売掛金が483百万円、その他流動資産が450百万円増加した一方、現金及び預金が1,124百万円減少したことによるものであります。
現金及び預金の減少は、主として配当金を1,479百万円支払ったことによるものであります。
固定資産の増加は、主としてゴメス・コンサルティング事業の会社分割の対価として上場株式を取得したことによるものであります。
また、負債合計は前連結会計年度末と比較して27百万円増加し、1,858百万円となりました。
負債の増加は、主として未払金が20百万円増加したことによるものであります。
当第3四半期連結累計期間に1,043百万円の親会社株主に帰属する四半期純利益が計上され、1,479百万円の配当を行なった結果、利益剰余金が435百万円減少し、4,029百万円となりました。
その他有価証券評価差額金がゴメス・コンサルティング事業の会社分割の対価として上場株式を取得したことにより413百万円増加し、アセットマネジメント子会社の四半期純利益の増加により非支配株主持分が229百万円増加しました。
その結果、純資産合計は、前連結会計年度末と比較して176百万円増加し、12,535百万円となりました。
(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
該当事項はありません。
(1) 当第3四半期連結累計期間の連結業績の概況
当第3四半期連結累計期間(2021年4月1日~2021年12月31日)の売上高は、ファイナンシャル・サービス事業のデータ・ソリューションにおいて、投資信託の販売金融機関が活用する「Wealth Advisors」の提供台数が前年同期の100,614台から12.9%増加し113,600台となり、タブレット・アプリケーションのデータ売上が増加いたしました。また、パソコンやスマートフォン向けのオンラインコンテンツの売上も継続して拡大し、SaaS(サービスとしてのソフトフェア)モデルの事業は引き続き拡大いたしました。しかしながら、2021年4月1日に「株式新聞」の紙面を休刊したことに伴い売上が減少したことで、データ・ソリューションの売上高は、前年同期(2020年4月1日~2020年12月31日)より△13.6%の減収となる、1,145百万円となりました。
ファイナンシャル・サービス事業のメディア・ソリューションは、新型コロナウイルス感染症の脅威が依然として続く中、対面セミナーをオンライン中心に切り替えるとともに、対面とオンラインを合わせたハイブリッド型セミナーを開催することで、セミナーの売上を増加することができ、併せて、WEB広告の売上も回復いたしました。
しかしながら、2021年7月1日にゴメス・コンサルティング事業を会社分割で譲渡したことによるゴメス・コンサルティング事業の売上が減少した結果、メディア・ソリューションの売上は、前年同期より△24.2%の減収となる381百万円となりました。
その結果、当第3四半期連結累計期間のファイナンシャル・サービス事業の売上高は、前年同期より302百万円(△16.5%)の減収の1,526百万円となりました。
アセットマネジメント事業におきましては、公募のインデックスファンドの運用残高の拡大に伴う信託報酬が増加したことに加え、地域金融機関の有価証券運用の高度化を支援する私募投信の運用残高の大幅な拡大に伴う信託報酬の増加により、売上高は前年同期より816百万円(22.4%)の増収の4,467百万円となりました。
その結果、当第3四半期連結累計期間の連結業績は、売上高が前年同期の5,479百万円から514百万円(9.4%)の増収となる5,993百万円となりました。
また、売上原価は、前年同期の2,585百万円から164百万円(6.4%)増加し2,750百万円となり、販売費及び一般管理費は、前年同期の1,608百万円から121百万円(7.5%)増加し1,729百万円となりました。
その結果、当第3四半期連結累計期間の営業利益は、前年同期の1,284百万円から228百万円(17.8%)の増益となる1,513百万円となりました。
営業外損益は、前年同期と比べ、純額で58百万円減少し、その結果、当第3四半期連結累計期間の経常利益は、前年同期の1,579百万円から170百万円(10.8%)の増益となる1,749百万円となりました。第3四半期累計期間の経常利益につきましては、当期で13期連続の増益となります。
上記の結果、当第3四半期連結累計期間の親会社株主に帰属する四半期純利益は、前年同期の984百万円から58百万円(6.0%)の増益となる1,043百万円となりました。
[業績の概要]
2021年3月期第3四半期 連結累計期間 | 2022年3月期第3四半期 連結累計期間 | 増減 | ||||
金額(千円) | 利益率 | 金額(千円) | 利益率 | 金額(千円) | 比率 | |
売上高 | 5,479,100 | 5,993,736 | 514,636 | 9.4% | ||
営業利益 | 1,284,924 | 23.5% | 1,513,669 | 25.3% | 228,744 | 17.8% |
経常利益 | 1,579,304 | 28.8% | 1,749,337 | 29.2% | 170,032 | 10.8% |
親会社株主に帰属する四半期純利益 | 984,969 | 18.0% | 1,043,757 | 17.4% | 58,788 | 6.0% |
連結売上高は10期連続の増収、5期連続で過去最高売上を更新しました。
営業利益は2期連続の増益、かつ過去最高益を記録しました。
経常利益は13期連続の増益、10期連続の最高益を記録しました。
親会社株主に帰属する四半期純利益は2期連続の増益、2期連続の過去最高益を記録しました。
セグメント別売上高、サービス別売上高は、以下のとおりであります。
セグメント別売上高 | 前第3四半期連結累計期間 2020年4月1日から 2020年12月31日まで | 当第3四半期連結累計期間 2021年4月1日から 2021年12月31日まで | 増加率 (%) | |||
サービス別売上高 | 金額(千円) | 構成比(%) | 金額(千円) | 構成比(%) | ||
ファイナンシャル・サービス事業 | ||||||
データ・ソリューション | 1,325,606 | 24.2 | 1,145,294 | 19.1 | △13.6 | |
メディア・ソリューション | 503,384 | 9.2 | 381,355 | 6.4 | △24.2 | |
計 | 1,828,991 | 33.4 | 1,526,649 | 25.5 | △16.5 | |
アセットマネジメント事業 | ||||||
アセットマネジメント | 3,650,108 | 66.6 | 4,467,087 | 74.5 | 22.4 | |
計 | 3,650,108 | 66.6 | 4,467,087 | 74.5 | 22.4 | |
連結売上高 | 5,479,100 | 100.0 | 5,993,736 | 100.0 | 9.4 |
1)ファイナンシャル・サービス事業
・データ・ソリューション
タブレットアプリの提供台数が前年同期の100,614台から12.9%増加し113,600台になったことにより、タブレットアプリによるファンドデータの売上が増加いたしました。一方、株式データは、株式新聞WEB版の売上は増加したものの、紙媒体が2021年3月31日をもって休刊したことにより、株式新聞購読料がなくなりました。
その結果、データ・ソリューションの売上高は、前年同四半期の1,325百万円から180百万円(△13.6%)の減収となる1,145百万円となりました。
・メディア・ソリューション
新型コロナウイルス感染症対策による緊急事態宣言及びまん延防止等重点措置により、対面での資産運用セミナーが開催できない状況が続きましたが、対面セミナーをオンライン中心に切り替えるとともに、対面とオンラインを合わせたハイブリッド型セミナーを開催することで、セミナーの売上が増加し、WEB広告の売上も回復いたしました。しかしながら、2021年7月1日にゴメス・コンサルティング事業を会社分割により譲渡したことにより、ゴメス・コンサルティング事業の売上が減少しました。
その結果、メディア・ソリューションの売上高は、前年同四半期の503百万円から122百万円(△24.2%)の減収となる381百万円となりました。
2)アセットマネジメント事業
・アセットマネジメント
アセットマネジメント事業の当第3四半期連結累計期間の売上高は、SBIアセットマネジメントが提供する公募のインデックスファンドの運用残高の拡大に加え、地域金融機関の有価証券運用を支援するSBIボンド・インベストメント・マネジメントおよびSBI地方創生アセットマネジメントの私募の投資信託の運用残高が増加しました。
その結果、アセットマネジメントの売上高は、前年同四半期の3,650百万円から816百万円(22.4%)の増収となる4,467百万円となりました。
セグメント別には、ファイナンシャル・サービス事業の当第3四半期連結累計期間の売上高は、前年同四半期の1,828百万円から302百万円(△16.5%)の減収となる1,526百万円となりました。
セグメント利益は、前年同四半期の524百万円から175百万円(△33.4%)の減益となる349百万円となりました。
アセットマネジメント事業の当第3四半期連結累計期間の売上高は、前年同四半期の3,650百万円から816百万円(22.4%)の増収となる4,467百万円となりました。
セグメント利益は、前年同四半期の760百万円から403百万円(53.1%)の増益となる1,164百万円となりました。
(2) 財政状態の分析
資産合計は前連結会計年度末と比較して204百万円増加し、14,393百万円となりました。
これは、流動資産が190百万円減少し、固定資産が401百万円増加したことによるものであります。
流動資産の減少は、主として売掛金が483百万円、その他流動資産が450百万円増加した一方、現金及び預金が1,124百万円減少したことによるものであります。
現金及び預金の減少は、主として配当金を1,479百万円支払ったことによるものであります。
固定資産の増加は、主としてゴメス・コンサルティング事業の会社分割の対価として上場株式を取得したことによるものであります。
また、負債合計は前連結会計年度末と比較して27百万円増加し、1,858百万円となりました。
負債の増加は、主として未払金が20百万円増加したことによるものであります。
当第3四半期連結累計期間に1,043百万円の親会社株主に帰属する四半期純利益が計上され、1,479百万円の配当を行なった結果、利益剰余金が435百万円減少し、4,029百万円となりました。
その他有価証券評価差額金がゴメス・コンサルティング事業の会社分割の対価として上場株式を取得したことにより413百万円増加し、アセットマネジメント子会社の四半期純利益の増加により非支配株主持分が229百万円増加しました。
その結果、純資産合計は、前連結会計年度末と比較して176百万円増加し、12,535百万円となりました。
(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
該当事項はありません。