四半期報告書-第26期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当社グループは、創業以来の中核事業であるSMO事業及びCRO事業の拡大を推進するとともに、グループ戦略として、SMO事業及びCRO事業で創出される資金を原資として、先端医療事業における医薬品や先端医療技術の開発、メディカルサポート事業のノウハウを活かした各事業のさらなる拡大のための設備投資等を進めています。各事業においては、引き続き変革と革新に取り組み、グループシナジーの最大化と模倣困難な競争優位性の確立を推進しており、中長期的な企業価値の向上に取り組んでいます。
当第1四半期連結累計期間においては、SMO事業において基幹病院との提携を引き続き拡大しており、がんや難治性疾患を含むあらゆる疾患領域の試験の受託が可能な体制を構築するとともに、前期から継続して実施している大型案件及び新たに開始した大型案件が売上に寄与し、業績が伸長いたしました。
また、CRO事業において新規試験の受託が堅調に推移するとともに、先端医療事業においてiPS細胞培養上清液を原料として使用した製品のOEM(受託製造)の受託が拡大いたしました。メディカルサポート事業においてもクリニックモールの安定した運営により業績が堅調に推移しており、全ての事業セグメントにおいて前年同四半期比で増収となりました。
その結果、当第1四半期連結累計期間においては、売上高は4,792百万円(前年同四半期比41.4%増)、営業利益は1,449百万円(前年同四半期比308.8%増)、経常利益は1,432百万円(前年同四半期比225.9%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,067百万円(前年同四半期比312.1%増)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
①SMO事業
当セグメントにおきましては、引き続きアンメット・メディカル・ニーズの高いがんや難治性疾患等の疾患領域の開発が増加しているため、専門医療センターや大学病院等の基幹病院との提携を広げております。一方で、がんや難治性疾患等の試験と比較して1試験あたりの規模が大きい生活習慣病等の試験の受託も推進しており、当第1四半期連結累計期間においては、前期(2022年3月期)に受託した大型案件が順調に進捗するとともに、新規に受託した大型案件も開始され、業績に大きく寄与しました。
また、医薬品・医療機器等の開発はグローバル化や開発期間の短縮化が進むとともに、開発手法の変化により、臨床試験に対するニーズの多様化が続いています。当社グループのSMO事業では、医薬品開発を取り巻く環境の変化及び複雑化・高度化する臨床試験に迅速かつ柔軟に対応するため、より一層の人材教育の徹底を図っています。さらに、当社グループにおいて、治験情報統合管理プラットフォーム「aSBo Cloud System」を開発し、医薬品開発の生産性、効率性、透明性の向上に取り組むなど、医薬品開発環境のさらなる発展を目指して事業を推進しています。
その結果、売上高は2,907百万円(前年同四半期比55.4%増)、営業利益は1,718百万円(前年同四半期比118.4%増)となりました。
②CRO事業
当セグメントにおきましては、日本・オーストラリア両国にて保有する臨床試験実施施設において、欧米や日本を含むアジア・オセアニア地域の製薬企業等の早期段階の医薬品開発を支援しています。また、国内において、医師主導治験や臨床研究の支援、企業主導治験のモニタリング等の開発業務の支援を行っています。
当第1四半期連結累計期間においては、国内の臨床試験実施施設において、新規受託試験が順調に進捗するとともに、開発業務支援において、アカデミアやサブコントラクトによる新規試験の受託が拡大しています。
その結果、売上高は1,265百万円(前年同四半期比13.0%増)、営業利益は61百万円(前年同四半期比14.8%減)となりました。
③先端医療事業
当セグメントにおきましては、COVID-19ワクチンの開発において、国内初となる経鼻接種によるウイルスベクターワクチンの実用化を目指し、臨床試験の実施に向けた準備を進めています。虚血肢治療製剤(DVC1-0101)の開発においては、実施していた医師主導治験が終了し、試験結果の解析を行っています。
また、iPS細胞培養上清液を化粧品原料として使用した「iPSスーパーネイタントアプリケーション」の販売が堅調に推移するとともに、同原料を用いた製品のOEM(受託製造)の受託が拡大し、業績に寄与いたしました。
その結果、売上高は374百万円(前年同四半期比128.0%増)、営業利益は42百万円(前年同四半期は営業損失162百万円)となりました。
④メディカルサポート事業
当セグメントにおきましては、開発事業者や不動産会社などと連携して、駅からのアクセスや地域の医療機関の需要など、様々な条件を満たす主に新築の物件を厳選してクリニックモールを開設しています。また、クリニックモールでの開業を検討する医師に対して開業支援を手がけるとともに、開業後の医療機関に臨床試験を紹介するなどその経営を多角的に支援しており、収益は堅調に推移しています。
その結果、売上高は241百万円(前年同四半期比5.4%増)、営業利益は36百万円(前年同四半期比69.2%増)となりました。
⑤その他
当セグメントにおきましては、上記以外の事業等により、売上高は3百万円(前年同四半期比31.9%減)、営業損失は45百万円(前年同四半期は営業損失60百万円)となりました。
(注)売上高は外部取引のみの合計であり、セグメントの営業利益は、セグメント間の内部取引による利益を含んだ合計であります。
(2) 研究開発活動
当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は100百万円であります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当社グループは、創業以来の中核事業であるSMO事業及びCRO事業の拡大を推進するとともに、グループ戦略として、SMO事業及びCRO事業で創出される資金を原資として、先端医療事業における医薬品や先端医療技術の開発、メディカルサポート事業のノウハウを活かした各事業のさらなる拡大のための設備投資等を進めています。各事業においては、引き続き変革と革新に取り組み、グループシナジーの最大化と模倣困難な競争優位性の確立を推進しており、中長期的な企業価値の向上に取り組んでいます。
当第1四半期連結累計期間においては、SMO事業において基幹病院との提携を引き続き拡大しており、がんや難治性疾患を含むあらゆる疾患領域の試験の受託が可能な体制を構築するとともに、前期から継続して実施している大型案件及び新たに開始した大型案件が売上に寄与し、業績が伸長いたしました。
また、CRO事業において新規試験の受託が堅調に推移するとともに、先端医療事業においてiPS細胞培養上清液を原料として使用した製品のOEM(受託製造)の受託が拡大いたしました。メディカルサポート事業においてもクリニックモールの安定した運営により業績が堅調に推移しており、全ての事業セグメントにおいて前年同四半期比で増収となりました。
その結果、当第1四半期連結累計期間においては、売上高は4,792百万円(前年同四半期比41.4%増)、営業利益は1,449百万円(前年同四半期比308.8%増)、経常利益は1,432百万円(前年同四半期比225.9%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,067百万円(前年同四半期比312.1%増)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
①SMO事業
当セグメントにおきましては、引き続きアンメット・メディカル・ニーズの高いがんや難治性疾患等の疾患領域の開発が増加しているため、専門医療センターや大学病院等の基幹病院との提携を広げております。一方で、がんや難治性疾患等の試験と比較して1試験あたりの規模が大きい生活習慣病等の試験の受託も推進しており、当第1四半期連結累計期間においては、前期(2022年3月期)に受託した大型案件が順調に進捗するとともに、新規に受託した大型案件も開始され、業績に大きく寄与しました。
また、医薬品・医療機器等の開発はグローバル化や開発期間の短縮化が進むとともに、開発手法の変化により、臨床試験に対するニーズの多様化が続いています。当社グループのSMO事業では、医薬品開発を取り巻く環境の変化及び複雑化・高度化する臨床試験に迅速かつ柔軟に対応するため、より一層の人材教育の徹底を図っています。さらに、当社グループにおいて、治験情報統合管理プラットフォーム「aSBo Cloud System」を開発し、医薬品開発の生産性、効率性、透明性の向上に取り組むなど、医薬品開発環境のさらなる発展を目指して事業を推進しています。
その結果、売上高は2,907百万円(前年同四半期比55.4%増)、営業利益は1,718百万円(前年同四半期比118.4%増)となりました。
②CRO事業
当セグメントにおきましては、日本・オーストラリア両国にて保有する臨床試験実施施設において、欧米や日本を含むアジア・オセアニア地域の製薬企業等の早期段階の医薬品開発を支援しています。また、国内において、医師主導治験や臨床研究の支援、企業主導治験のモニタリング等の開発業務の支援を行っています。
当第1四半期連結累計期間においては、国内の臨床試験実施施設において、新規受託試験が順調に進捗するとともに、開発業務支援において、アカデミアやサブコントラクトによる新規試験の受託が拡大しています。
その結果、売上高は1,265百万円(前年同四半期比13.0%増)、営業利益は61百万円(前年同四半期比14.8%減)となりました。
③先端医療事業
当セグメントにおきましては、COVID-19ワクチンの開発において、国内初となる経鼻接種によるウイルスベクターワクチンの実用化を目指し、臨床試験の実施に向けた準備を進めています。虚血肢治療製剤(DVC1-0101)の開発においては、実施していた医師主導治験が終了し、試験結果の解析を行っています。
また、iPS細胞培養上清液を化粧品原料として使用した「iPSスーパーネイタントアプリケーション」の販売が堅調に推移するとともに、同原料を用いた製品のOEM(受託製造)の受託が拡大し、業績に寄与いたしました。
その結果、売上高は374百万円(前年同四半期比128.0%増)、営業利益は42百万円(前年同四半期は営業損失162百万円)となりました。
④メディカルサポート事業
当セグメントにおきましては、開発事業者や不動産会社などと連携して、駅からのアクセスや地域の医療機関の需要など、様々な条件を満たす主に新築の物件を厳選してクリニックモールを開設しています。また、クリニックモールでの開業を検討する医師に対して開業支援を手がけるとともに、開業後の医療機関に臨床試験を紹介するなどその経営を多角的に支援しており、収益は堅調に推移しています。
その結果、売上高は241百万円(前年同四半期比5.4%増)、営業利益は36百万円(前年同四半期比69.2%増)となりました。
⑤その他
当セグメントにおきましては、上記以外の事業等により、売上高は3百万円(前年同四半期比31.9%減)、営業損失は45百万円(前年同四半期は営業損失60百万円)となりました。
(注)売上高は外部取引のみの合計であり、セグメントの営業利益は、セグメント間の内部取引による利益を含んだ合計であります。
(2) 研究開発活動
当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は100百万円であります。