四半期報告書-第13期第3四半期(令和2年10月1日-令和2年12月31日)
文中の将来に関する事項は、当第3四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
① 財政状態の状況
当第3四半期連結会計期間末における「資産の部」は146,349百万円となり、前連結会計年度末に比べ7,256百万円(+5.2%)増加しました。これは主に、関係会社株式が2,338百万円増加、受取手形・完成工事未収入金等が1,596百万円増加及び現金預金が1,141百万円増加したことによるものであります。
また、「負債の部」は84,346百万円となり、前連結会計年度末に比べ5,883百万円(+7.5%)増加しました。これは主に、短期借入金が12,660百万円増加及び支払手形・工事未払金等が7,125百万円減少したことによるものであります。
一方、「純資産の部」は62,002百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,372百万円(+2.3%)増加しました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により利益剰余金が1,699百万円増加したことによるものであります。この結果、自己資本比率は前連結会計年度末の43.0%から41.8%となりました。
② 経営成績の状況
当社グループの当第3四半期連結累計期間における業績は、売上高85,880百万円(前年同四半期比6.5%減)、営業利益347百万円(同88.9%減)、経常利益2,350百万円(同46.9%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は2,169百万円(同38.4%減)となりました。受注高につきましては79,092百万円(同14.5%増)となりました。
なお、セグメントの業績は、次のとおりであります。(セグメントの業績については、セグメント間の内部売上高等を含めて記載しています。)
(鉄構セグメント)
当セグメントの中の鋼製橋梁事業につきましては、受注は当第2四半期連結会計期間における大型特定更新工事に加え、当第3四半期連結会計期間において高速道路会社発注の大型工事や国土交通省発注の工事を積み上げることができたことで、前年同四半期を上回ることができました。売上高は、北陸新幹線関連の大型工事が概ね順調に進捗したことで前年同四半期を上回ることができました。損益面は高速道路会社発注の一部工事において設計変更を計上することができましたが、工期や進捗状況等の関係で当第4四半期以降に設計変更協議を行う工事が多くあることから、結果として当第3四半期連結会計期間では依然原価が先行する形となっております。
鉄骨事業につきましては、受注は首都圏及び関西地区において大型再開発工事の発注が見込まれているものの、発注時期が当第4四半期以降になったことで、前年同四半期を下回りました。売上高並びに損益につきましては、首都圏を中心とした大型工事が順調に進捗しておりますが、前連結会計年度において大型工事の設計変更獲得があった反動で、前年同期に対し減少する結果となりました。
セグメント全体では売上高45,246百万円(前年同四半期比0.0%減)、営業損失551百万円(前年同四半期は営業利益2,648百万円)となりました。また、受注高は40,556百万円(前年同四半期比45.7%増)となりました。
当セグメントにおいては、当第3四半期連結会計期間において設計変更契約が未了による影響が相当額ありますが、これらにつきましては今後、協議が整い次第、順次計上していく予定であります。
(土木セグメント)
土木セグメントにおきましては、売上高は、PC橋梁の新設事業及び高速道路の床版取替を中心とした更新事業を中心に工事が順調に進捗したことで27,238百万円(前年同四半期比6.9%増)となりました。
損益面は、新設事業、更新事業とも設計変更が獲得できたことや原価低減が図れたことにより営業利益2,209百万円(同84.0%増)となり、大幅に改善させることができました。
受注高は、当第3四半期連結会計期間に都道府県発注工事を中心に受注を積み重ねることができたものの、22,303百万円(同4.7%減)と前年同四半期を下回りましたが、次期繰越高は高い水準を維持しております。
(建築セグメント)
建築セグメントにおきましては、前期からの繰越工事高の減少に加え、新型コロナウイルス感染症の影響で、当第3四半期連結会計期間の期初に受注を予定していた案件が計画の見直しや先送りとなったことで受注が伸び悩み、売上高は7,757百万円(前年同四半期比47.6%減)となりました。
損益面は、システム建築とS造建築の採算性が改善したものの売上ボリューム減少による減益を補うまでに至らず、営業利益529百万円(同41.5%減)となりました。
受注高につきましては、当第3四半期連結会計期間にシステム建築を中心に受注を積み重ねることができたことで、6,989百万円(同18.1%減)になりました。当第4四半期におきましてもシステム建築をはじめとした大型案件の受注を見込んでおり、受注の回復に努めてまいります。
(その他)
その他におきましては、航空機使用事業を中心に新型コロナウイルス感染症の影響を受け、売上高は8,040百万円(前年同四半期比9.1%減)、営業損失50百万円(前年同四半期は営業利益278百万円)となりました。
(2)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な
変更はありません。
(4)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、716百万円であります。なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(1)財政状態及び経営成績の状況
① 財政状態の状況
当第3四半期連結会計期間末における「資産の部」は146,349百万円となり、前連結会計年度末に比べ7,256百万円(+5.2%)増加しました。これは主に、関係会社株式が2,338百万円増加、受取手形・完成工事未収入金等が1,596百万円増加及び現金預金が1,141百万円増加したことによるものであります。
また、「負債の部」は84,346百万円となり、前連結会計年度末に比べ5,883百万円(+7.5%)増加しました。これは主に、短期借入金が12,660百万円増加及び支払手形・工事未払金等が7,125百万円減少したことによるものであります。
一方、「純資産の部」は62,002百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,372百万円(+2.3%)増加しました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により利益剰余金が1,699百万円増加したことによるものであります。この結果、自己資本比率は前連結会計年度末の43.0%から41.8%となりました。
② 経営成績の状況
当社グループの当第3四半期連結累計期間における業績は、売上高85,880百万円(前年同四半期比6.5%減)、営業利益347百万円(同88.9%減)、経常利益2,350百万円(同46.9%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は2,169百万円(同38.4%減)となりました。受注高につきましては79,092百万円(同14.5%増)となりました。
なお、セグメントの業績は、次のとおりであります。(セグメントの業績については、セグメント間の内部売上高等を含めて記載しています。)
(鉄構セグメント)
当セグメントの中の鋼製橋梁事業につきましては、受注は当第2四半期連結会計期間における大型特定更新工事に加え、当第3四半期連結会計期間において高速道路会社発注の大型工事や国土交通省発注の工事を積み上げることができたことで、前年同四半期を上回ることができました。売上高は、北陸新幹線関連の大型工事が概ね順調に進捗したことで前年同四半期を上回ることができました。損益面は高速道路会社発注の一部工事において設計変更を計上することができましたが、工期や進捗状況等の関係で当第4四半期以降に設計変更協議を行う工事が多くあることから、結果として当第3四半期連結会計期間では依然原価が先行する形となっております。
鉄骨事業につきましては、受注は首都圏及び関西地区において大型再開発工事の発注が見込まれているものの、発注時期が当第4四半期以降になったことで、前年同四半期を下回りました。売上高並びに損益につきましては、首都圏を中心とした大型工事が順調に進捗しておりますが、前連結会計年度において大型工事の設計変更獲得があった反動で、前年同期に対し減少する結果となりました。
セグメント全体では売上高45,246百万円(前年同四半期比0.0%減)、営業損失551百万円(前年同四半期は営業利益2,648百万円)となりました。また、受注高は40,556百万円(前年同四半期比45.7%増)となりました。
当セグメントにおいては、当第3四半期連結会計期間において設計変更契約が未了による影響が相当額ありますが、これらにつきましては今後、協議が整い次第、順次計上していく予定であります。
(土木セグメント)
土木セグメントにおきましては、売上高は、PC橋梁の新設事業及び高速道路の床版取替を中心とした更新事業を中心に工事が順調に進捗したことで27,238百万円(前年同四半期比6.9%増)となりました。
損益面は、新設事業、更新事業とも設計変更が獲得できたことや原価低減が図れたことにより営業利益2,209百万円(同84.0%増)となり、大幅に改善させることができました。
受注高は、当第3四半期連結会計期間に都道府県発注工事を中心に受注を積み重ねることができたものの、22,303百万円(同4.7%減)と前年同四半期を下回りましたが、次期繰越高は高い水準を維持しております。
(建築セグメント)
建築セグメントにおきましては、前期からの繰越工事高の減少に加え、新型コロナウイルス感染症の影響で、当第3四半期連結会計期間の期初に受注を予定していた案件が計画の見直しや先送りとなったことで受注が伸び悩み、売上高は7,757百万円(前年同四半期比47.6%減)となりました。
損益面は、システム建築とS造建築の採算性が改善したものの売上ボリューム減少による減益を補うまでに至らず、営業利益529百万円(同41.5%減)となりました。
受注高につきましては、当第3四半期連結会計期間にシステム建築を中心に受注を積み重ねることができたことで、6,989百万円(同18.1%減)になりました。当第4四半期におきましてもシステム建築をはじめとした大型案件の受注を見込んでおり、受注の回復に努めてまいります。
(その他)
その他におきましては、航空機使用事業を中心に新型コロナウイルス感染症の影響を受け、売上高は8,040百万円(前年同四半期比9.1%減)、営業損失50百万円(前年同四半期は営業利益278百万円)となりました。
(2)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な
変更はありません。
(4)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、716百万円であります。なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。