四半期報告書-第15期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)

【提出】
2022/08/10 9:00
【資料】
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【項目】
42項目
文中の将来に関する事項は、当第1四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
① 財政状態の状況
当第1四半期連結会計期間末における「資産の部」は131,352百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,984百万円(△1.5%)減少しました。これは主に、現金預金が3,689百万円増加し、受取手形・完成工事未収入金等が6,929百万円減少したことによるものであります。
また、「負債の部」は60,268百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,146百万円(△1.9%)減少しました。これは主に、未成工事受入金が2,615百万円増加し、未払法人税等が912百万円、賞与引当金が1,260百万円、長期借入金が956百万円それぞれ減少したことによるものであります。
一方、「純資産の部」は71,083百万円となり、前連結会計年度末に比べ837百万円(△1.2%)減少しました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純損失の計上等により利益剰余金が745百万円減少したことによるものであります。この結果、自己資本比率は前連結会計年度末の53.2%から53.5%となりました。
② 経営成績の状況
当社グループの当第1四半期連結累計期間における業績は、売上高23,232百万円(前年同四半期比8.3%減)、営業損失394百万円(前年同四半期は営業利益966百万円)、経常利益15百万円(前年同四半期比99.0%減)、親会社株主に帰属する四半期純損失は155百万円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期純利益1,208百万円)となりました。受注高につきましては28,247百万円(前年同四半期比14.1%増)となりました。
なお、セグメントの業績は、次のとおりであります。(セグメントの業績については、セグメント間の内部売上高等を含めて記載しています。)
(鉄構セグメント)
当セグメントの中の鋼製橋梁事業につきましては、受注高は高速道路会社や地方自治体発注の工事を積み重ねることができたものの、前年同四半期において高速道路会社発注の大型工事の受注があった反動で前年同四半期を下回りました。売上高は、高速道路会社をはじめとした大型工事が設計段階にあるものが多く、進捗が伸びなかったことで前年同四半期より減少し、損益面においても売上ボリューム減少に伴い、前年同四半期を下回る結果となりました。
鉄骨事業につきましては、受注高は九州地区における大型工事を受注できたことで前年同四半期を上回りました。売上高は、首都圏に加え、関西地区においても大型工事が概ね順調に進捗したことにより前年同四半期を上回る結果となり、損益面においても、大型工事での原価低減が図れたことに加え、複数の工事において設計変更が獲得できたことにより前年同四半期を上回る結果となりました。
セグメント全体では売上高11,007百万円(前年同四半期比4.1%減)、営業利益594百万円(同34.4%増)となりました。また、受注高は12,475百万円(同19.3%減)となりました。
(土木セグメント)
土木セグメントにつきましては、受注高は高速道路会社における大型の新設PC橋梁と床版取替工事の更新工事が受注できたことで8,167百万円(前年同四半期比55.8%増)と前年同四半期を大幅に上回ることができました。
売上高は、高速道路会社の更新工事と保全工事は概ね順調に進捗したものの、新設橋梁が前年同四半期より減少したことにより7,404百万円(同14.3%減)となりました。また損益面につきましても、新設橋梁の売上ボリューム減少による影響に加え、更新、保全事業において発注者との設計変更協議までに至らず原価が先行する工事が多かったことで営業損失185百万円(前年同四半期は営業利益930百万円)という結果になりました。
(建築セグメント)
建築セグメントにつきましては、受注高はシステム建築において大型冷凍倉庫案件が受注できたことにより4,049百万円(前年同四半期比373.6%増)となりました。
売上高は、システム建築の大型工事が設計段階にあるものが多く、進捗が伸びなかったことで2,156百万円(同25.6%減)となり、また損益面につきましてはシステム建築をはじめとした複数の工事において、資機材などの調達コストの増加などにより、当初の見積段階より見込原価が増加したことにより営業損失354百万円(前年同四半期は営業利益143百万円)という結果になりました。
(ソリューションセグメント)
ソリューションセグメントにつきましては、製品単価改定や新規契約者増加によるソフトウエア関連事業の売上増加に加え、設計受託事業も順調に推移したことにより、受注高1,801百万円(前年同四半期比12.2%増)、売上高1,454百万円(同18.9%増)、営業利益390百万円(同49.9%増)となりました。
(その他)
その他につきましては、航空関連事業において定期路線事業での搭乗数の回復等により損益面の改善が見られたものの、橋梁付属物の販売が前年同四半期を下回ったことによる損益面の悪化で、売上高は1,562百万円(前年同四半期比1.3%減)、営業損失169百万円(前年同四半期は営業損失239百万円)となりました。
(2)経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、261百万円であります。なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。