四半期報告書-第11期第2四半期(平成30年7月1日-平成30年9月30日)

【提出】
2018/11/12 9:28
【資料】
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【項目】
32項目
文中の将来に関する事項は、当第2四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
① 財政状態の状況
当第2四半期連結会計期間末における「資産の部」は120,349百万円となり、前連結会計年度末に比べ3,234百万円(△2.6%)減少しました。これは主に、受取手形・完成工事未収入金等が3,189百万円減少したことによるものであります。
また、「負債の部」は69,383百万円となり、前連結会計年度末に比べ5,438百万円(△7.3%)減少しました。これは主に、短期借入金が3,627百万円及び長期借入金が975百万円減少したことによるものであります。
一方、「純資産の部」は50,965百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,204百万円(+4.5%)増加しました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により利益剰余金が2,001百万円増加したことによるものであります。この結果、自己資本比率は前連結会計年度末の38.9%から41.8%となりました。
② 経営成績の状況
当社グループの当第2四半期連結累計期間における業績は、売上高55,542百万円(前年同四半期比10.4%増)、営業利益1,515百万円(同121.0%増)、経常利益2,980百万円(前年同四半期は経常利益126百万円)、親会社株主に帰属する四半期純利益2,349百万円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期純損失324百万円)となりました。受注高につきましては64,496百万円(前年同四半期比10.4%増)となりました。
なお、セグメントの業績は、次のとおりであります。(セグメントの業績については、セグメント間の内部売上高等を含めて記載しています。)
(鉄構セグメント)
鉄構セグメントにおきましては、売上高は、橋梁事業において前連結会計年度からの豊富な繰越高を受け、高速道路会社をはじめとした大型工事の進捗が順調に推移したことにより、27,241百万円(前年同四半期比11.0%増)となりました。損益面は、鉄骨事業において原価低減が図れたことや、橋梁事業において当第2四半期連結会計期間に完成を迎えた大型工事での設計変更が獲得できたことにより、営業利益1,710百万円(同45.8%増)となり、大幅に改善いたしました。受注高は、鉄骨事業において東京オリンピック・パラリンピック以降においても大型案件の計画が見込まれているものの、当第2四半期連結会計期間においては発注の端境期にあったことで前年同四半期比では減少しましたが、橋梁事業において国土交通省、高速道路会社を中心とした大型工事の受注を積み重ねることができたことにより、鉄構セグメント全体の受注高は25,672百万円(同1.4%増)となりました。その結果、当第2四半期連結会計期間における次期繰越高は前年同四半期を上回る高い水準を維持しています。
(土木セグメント)
土木セグメントにおきましては、売上高は、高速道路会社をはじめとした大型工事のほか、前連結会計年度までに受注した大型補修工事の進捗も順調に推移したことにより、15,533百万円(前年同四半期比6.2%増)となりました。損益面は、一部工事において設計変更が当第2四半期連結会計期間での獲得までには至らず、結果として原価が先行する形となった工事があったものの、高速道路会社の大型工事や当第2四半期連結会計期間に完成を迎えた大型補修工事での設計変更が獲得できたことにより、営業利益277百万円(同79.5%増)となりました。受注高は、国土交通省・都道府県を中心とした新設PC橋梁に加え、高速道路会社の大型床版取替工事の受注を積み重ねることができたことにより、18,904百万円(同13.4%増)となりました。次期繰越高は前年同四半期比では減少していますが、引き続き安定的な水準を維持しています。
(建築セグメント)
建築セグメントにおきましては、売上高は、前連結会計年度に受注した一般建築及びS造建築の工事が順調に推移したことにより、8,013百万円(前年同四半期比18.4%増)となりました。損益面は、採算性が高いシステム建築の割合は低下したものの、S造建築において採算性が良い工事の進捗が伸びたことに加え、一般建築において採算性が厳しい工事での原価低減が図れたことにより、営業利益544百万円(同28.5%増)となりました。受注高は、システム建築を中心に大型工事の受注を積み重ねることができたことにより、13,623百万円(同28.5%増)となりました。以上の結果により、当第2四半期連結会計期間における次期繰越高は前年同四半期を大幅に上回ることができました。
(その他)
その他におきましては、売上高は5,718百万円(前年同四半期比0.5%減)となり、損益面につきましては、ソフトウエアの開発・販売及び航空機使用事業の損益改善により営業利益83百万円(前年同四半期は営業損失54百万円)となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末に比べ、2,581百万円減少し8,659百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、5,194百万円の資金増加(前年同四半期連結累計期間は1,859百万円の資金増加)となりました。これは主に、売上債権の減少等による資金の増加があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、2,005百万円の資金減少(前年同四半期連結累計期間は1,968百万円の資金減少)となりました。これは主に、有形固定資産の取得等による資金の減少があったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、5,787百万円の資金減少(前年同四半期連結累計期間は307百万円の資金増加)となりました。これは主に、短期借入金及び長期借入金の返済による資金の減少があったことによるものであります。
(3)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、新たに発生した事業上及び財務上の対処すべき課題はありません。
(5)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、558百万円であります。なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。