四半期報告書-第13期第2四半期(令和2年7月1日-令和2年9月30日)
文中の将来に関する事項は、当第2四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
① 財政状態の状況
当第2四半期連結会計期間末における「資産の部」は142,297百万円となり、前連結会計年度末に比べ3,204百万円(+2.3%)増加しました。これは主に、現金預金が3,938百万円、関係会社株式が2,241百万円及び未成工事支出金が1,030百万円増加し、受取手形・完成工事未収入金等が5,729百万円減少したことによるものであります。
また、「負債の部」は81,497百万円となり、前連結会計年度末に比べ3,033百万円(+3.9%)増加しました。これは主に、短期借入金及び長期借入金が5,992百万円、未成工事受入金が3,317百万円増加し、支払手形・工事未払金等が5,996百万円減少したことによるものであります。
一方、「純資産の部」は60,800百万円となり、前連結会計年度末に比べ170百万円(+0.3%)増加しました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により利益剰余金が363百万円増加し、為替換算調整勘定が181百万円減少したことによるものであります。この結果、自己資本比率は前連結会計年度末の43.0%から42.2%となりました。
② 経営成績の状況
当社グループの当第2四半期連結累計期間における業績は、売上高56,067百万円(前年同四半期比8.1%減)、営業損失1,340百万円(前年同四半期は営業利益726百万円)、経常利益534百万円(前年同四半期比72.6%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益833百万円(同51.1%減)となりました。受注高につきましては57,366百万円(同41.5%増)となりました。
なお、セグメントの業績は、次のとおりであります。(セグメントの業績については、セグメント間の内部売上高等を含めて記載しています。)
(鉄構セグメント)
当セグメントの中で、鋼製橋梁事業につきましては、大型の特定更新工事を受注できたことにより、前年同四半期を上回る受注を確保できました。売上高は、高速道路会社発注の大型工事をはじめとして概ね順調に進捗したことで前年同四半期並の水準を維持できたものの、損益面は、高速道路会社や国土交通省発注の大型案件の設計変更協議が工事の工期や進捗状況等の関係で当連結会計年度の終盤以降に集中し、結果として当第2四半期連結会計期間では原価が先行する工事が多くなったことで、大幅に悪化しました。
鉄骨事業についてはオリンピック後に計画されている案件までの端境期が想定以上に長引く中、前年同四半期実績を上回る受注を確保いたしました。しかしながら足の長い案件が多かったことや前連結会計年度には大型工事の設計変更獲得があった反動で、売上高並びに損益は減少しました。
セグメント全体では売上高28,665百万円(前年同四半期比10.4%減)、営業損失1,761百万円(前年同四半期は営業利益2,170百万円)となりました。また、受注高は30,850百万円(前年同四半期比137.7%増)となりました。
当セグメントにおいては、当第2四半期連結会計期間において設計変更契約が未了による影響が相当額ありますが、これらにつきましては今後、協議が整い次第、順次計上していく予定であります。
(土木セグメント)
土木セグメントにおきましては、売上高は、前連結会計年度からの豊富な繰越高を受け、PC橋梁の新設事業及び高速道路の床版取替を中心とした更新事業を中心に工事が順調に進捗したことで18,754百万円(前年同四半期比22.3%増)となりました。
損益面は、新設事業、更新事業とも設計変更が獲得できたことや原価低減が図れたことにより営業利益1,544百万円(前年同四半期は営業損失800百万円)となり、大幅に改善させることができました。
受注高は、新設事業は前年同四半期を下回りましたが、更新事業と保全事業を中心に受注を積み重ねることができたことで、17,032百万円(前年同四半期比3.0%増)となりました。
(建築セグメント)
建築セグメントにおきましては、前連結会計年度からの繰越高の減少に加え、当第2四半期連結会計期間の期初に受注を予定していた案件が新型コロナウイルス感染症の影響により計画の見直しや先送りとなったことで受注が伸び悩み、売上高は5,289百万円(前年同四半期比46.5%減)となりました。
損益面は、システム建築とS造建築の採算性が改善したものの売上ボリューム減少による減益を補うまでに至らず、営業利益477百万円(同15.8%減)となりました。
受注高につきましては3,575百万円(同22.5%減)という結果になりましたが、下半期は物流倉庫をはじめとした案件受注を見込んでおり、受注の回復に努めてまいります。
(その他)
その他におきましては、コロナ禍が続く中、航空機使用事業を中心に影響を受けたことで、売上高は4,915百万円(前年同四半期比15.8%減)、営業損失346百万円(前年同四半期は営業利益8百万円)となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末に比べ、3,940百万円増加し13,215百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、1,430百万円の資金増加(前年同四半期連結累計期間は4,383百万円の資金減少)となりました。これは主に、売上債権の減少等による資金の増加があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、3,288百万円の資金減少(前年同四半期連結累計期間は1,106百万円の資金減少)となりました。これは主に、有形固定資産の取得等による資金の減少があったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、5,803百万円の資金増加(前年同四半期連結累計期間は2,972百万円の資金増加)となりました。これは主に、長期借入金の増加等による資金の増加があったことによるものであります。
(3)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な
変更はありません。
(5)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、459百万円であります。なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(1)財政状態及び経営成績の状況
① 財政状態の状況
当第2四半期連結会計期間末における「資産の部」は142,297百万円となり、前連結会計年度末に比べ3,204百万円(+2.3%)増加しました。これは主に、現金預金が3,938百万円、関係会社株式が2,241百万円及び未成工事支出金が1,030百万円増加し、受取手形・完成工事未収入金等が5,729百万円減少したことによるものであります。
また、「負債の部」は81,497百万円となり、前連結会計年度末に比べ3,033百万円(+3.9%)増加しました。これは主に、短期借入金及び長期借入金が5,992百万円、未成工事受入金が3,317百万円増加し、支払手形・工事未払金等が5,996百万円減少したことによるものであります。
一方、「純資産の部」は60,800百万円となり、前連結会計年度末に比べ170百万円(+0.3%)増加しました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により利益剰余金が363百万円増加し、為替換算調整勘定が181百万円減少したことによるものであります。この結果、自己資本比率は前連結会計年度末の43.0%から42.2%となりました。
② 経営成績の状況
当社グループの当第2四半期連結累計期間における業績は、売上高56,067百万円(前年同四半期比8.1%減)、営業損失1,340百万円(前年同四半期は営業利益726百万円)、経常利益534百万円(前年同四半期比72.6%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益833百万円(同51.1%減)となりました。受注高につきましては57,366百万円(同41.5%増)となりました。
なお、セグメントの業績は、次のとおりであります。(セグメントの業績については、セグメント間の内部売上高等を含めて記載しています。)
(鉄構セグメント)
当セグメントの中で、鋼製橋梁事業につきましては、大型の特定更新工事を受注できたことにより、前年同四半期を上回る受注を確保できました。売上高は、高速道路会社発注の大型工事をはじめとして概ね順調に進捗したことで前年同四半期並の水準を維持できたものの、損益面は、高速道路会社や国土交通省発注の大型案件の設計変更協議が工事の工期や進捗状況等の関係で当連結会計年度の終盤以降に集中し、結果として当第2四半期連結会計期間では原価が先行する工事が多くなったことで、大幅に悪化しました。
鉄骨事業についてはオリンピック後に計画されている案件までの端境期が想定以上に長引く中、前年同四半期実績を上回る受注を確保いたしました。しかしながら足の長い案件が多かったことや前連結会計年度には大型工事の設計変更獲得があった反動で、売上高並びに損益は減少しました。
セグメント全体では売上高28,665百万円(前年同四半期比10.4%減)、営業損失1,761百万円(前年同四半期は営業利益2,170百万円)となりました。また、受注高は30,850百万円(前年同四半期比137.7%増)となりました。
当セグメントにおいては、当第2四半期連結会計期間において設計変更契約が未了による影響が相当額ありますが、これらにつきましては今後、協議が整い次第、順次計上していく予定であります。
(土木セグメント)
土木セグメントにおきましては、売上高は、前連結会計年度からの豊富な繰越高を受け、PC橋梁の新設事業及び高速道路の床版取替を中心とした更新事業を中心に工事が順調に進捗したことで18,754百万円(前年同四半期比22.3%増)となりました。
損益面は、新設事業、更新事業とも設計変更が獲得できたことや原価低減が図れたことにより営業利益1,544百万円(前年同四半期は営業損失800百万円)となり、大幅に改善させることができました。
受注高は、新設事業は前年同四半期を下回りましたが、更新事業と保全事業を中心に受注を積み重ねることができたことで、17,032百万円(前年同四半期比3.0%増)となりました。
(建築セグメント)
建築セグメントにおきましては、前連結会計年度からの繰越高の減少に加え、当第2四半期連結会計期間の期初に受注を予定していた案件が新型コロナウイルス感染症の影響により計画の見直しや先送りとなったことで受注が伸び悩み、売上高は5,289百万円(前年同四半期比46.5%減)となりました。
損益面は、システム建築とS造建築の採算性が改善したものの売上ボリューム減少による減益を補うまでに至らず、営業利益477百万円(同15.8%減)となりました。
受注高につきましては3,575百万円(同22.5%減)という結果になりましたが、下半期は物流倉庫をはじめとした案件受注を見込んでおり、受注の回復に努めてまいります。
(その他)
その他におきましては、コロナ禍が続く中、航空機使用事業を中心に影響を受けたことで、売上高は4,915百万円(前年同四半期比15.8%減)、営業損失346百万円(前年同四半期は営業利益8百万円)となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末に比べ、3,940百万円増加し13,215百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、1,430百万円の資金増加(前年同四半期連結累計期間は4,383百万円の資金減少)となりました。これは主に、売上債権の減少等による資金の増加があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、3,288百万円の資金減少(前年同四半期連結累計期間は1,106百万円の資金減少)となりました。これは主に、有形固定資産の取得等による資金の減少があったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、5,803百万円の資金増加(前年同四半期連結累計期間は2,972百万円の資金増加)となりました。これは主に、長期借入金の増加等による資金の増加があったことによるものであります。
(3)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な
変更はありません。
(5)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、459百万円であります。なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。