四半期報告書-第71期第2四半期(令和1年7月1日-令和1年9月30日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 業績の状況
当第2四半期連結累計期間の売上高は、主に海外事業の拡大により、125,246百万円(前年同期比3.5%増)と前年同期を上回りました。海外事業は、英国での2018年10月の事業買収が増収に貢献したほか、「フルグラ」の積極的な販売活動を行った中華圏や、ポテトチップスの新商品等を発売したインドネシアにおいて売上が伸長しました。国内事業においては、当期にスナック菓子の一部商品の価格改定および規格改定を実施する中、価格改定対象商品の売上は減少したものの、それ以外のスナック菓子の需要が増え、国内スナック菓子の売上は伸長しました。
営業利益は、13,258百万円(前年同期比12.9%増)と前年同期を上回り、営業利益率は10.6%(前年同期比0.9ポイント改善)となりました。国内事業においては、物流費や包材費が上昇するも、主にポテトチップス増量に伴い前年同期に悪化した原価等のコストが改善しました。海外事業においては、主に英国の売上拡大と台湾子会社の清算が増益に貢献しました。経常利益は、為替差損544百万円等により12,819百万円(前年同期比2.1%増)となりました。また、親会社株主に帰属する四半期純利益は、前年同期に連結子会社の株式譲渡による関係会社株式売却益2,378百万円を特別利益に計上していたことから、前年同期比8.4%減の8,820百万円となりました。
事業別の売上高は以下のとおりです。
① 食品製造販売事業
(国内食品製造販売事業)
・国内スナック菓子
国内スナック菓子の売上高は、前年同期に比べ増収となりました。 ポテトチップスは、当期に実施した価格改定の影響を受けるも、価格改定対象外商品の売上が好調に推移し、ポテト系スナックの増収に貢献しました。また、小麦系スナックの売上が「かっぱえびせん」や「サッポロポテト」等の伸長により増加しました。
国内スナック菓子の製品別売上高は以下のとおりです。
・ポテト系スナックの売上高は、前年同期に比べ増収となりました。ポテトチップスは当期に実施した価格改定の影響から、主に「うすしお味」等の定番品の売上が減少するも、価格改定対象外の「ポテトチップスギザギザ」等の売上が拡大しました。「じゃがりこ」は、定番品の売上が好調に拡大するも、前年同期に全国発売した「とうもりこ」「えだまりこ」の売上が減少しました。Jagabee/じゃがポックルは、Jagabeeは売上不振が続いたものの、じゃがポックルの売上が拡大しました。
・小麦系スナックの売上高は、前年同期に比べ増収となりました。需要好調の「かっぱえびせん」に加え、コラボレーション企画商品を投入した「サッポロポテト」の売上が増加しました。
・コーン系・豆系スナックの売上高は、ギャレットポップコーンショップスのライセンス契約終了の影響により、前年同期に比べ減収となりました。
・その他スナックの売上高は、個食サイズの「miino(ミーノ)」の売上が伸長し、前年同期に比べ増収となりました。
・国内シリアル食品
国内シリアル食品の売上高は、前年同期に比べ増収となりました。「フルグラ」定番品等の売上が減少するも、「フルグラ糖質オフ」の売上が拡大したことに加えて、「フルグラ」に続く新ブランドとして当期発売した栄養機能食品「Granola+(グラノーラプラス)」が売上に貢献し、国内消費はほぼ横ばいとなりました。また、中華圏の小売店向けの需要は拡大しました。
(海外食品製造販売事業)
海外食品製造販売事業の地域別売上高は以下のとおりです。
*1 中華圏:中国、台湾、香港
*2 上記以外:韓国、タイ、シンガポール、フィリピン、豪州
・北米の売上高は、オーガニック豆を使用した「Harvest Snaps」は、販売促進活動を強化し拡大するも、既存の「Harvest Snaps」の需要低調が継続し、前年同期に比べ減収となりました。
・中華圏の売上高は、シリアル食品「フルグラ」のEコマースによる販売が拡大したことにより、前年同期に比べ増収となりました。
・英国の売上高は、2018年10月に事業買収したポテトチップスの製造・販売を行うSeabrook Crisps Limitedの売上が貢献し、前年同期に比べ大幅に増収となりました。
・インドネシアの売上高は、ポテトチップスの既存商品「Potabee」の売上拡大に加え、フラットタイプのポテトチップス新商品「Japota」の売上貢献により、前年同期に比べ大幅に増収となりました。
・その他の地域の売上高は、主として豪州での豆系スナック菓子「Harvest Snaps」の売上が拡大し、前年同期に比べ増収となりました。
② その他事業
その他事業には、主に物流事業、販売促進ツール関連事業が含まれています。2018年9月に販売促進ツール関連事業を行う連結子会社の全株式を譲渡したことから、前年同期に比べ大幅に減収となりました。
(2) 財政状態の分析
当第2四半期連結会計期間末における資産は、前連結会計年度末に比べ1,698百万円増加し、204,449百万円となりました。この主な要因は、現金及び預金ならびに有価証券が増加したことによるものです。
負債は、支払手形及び買掛金の増加等により、前連結会計年度末に比べ285百万円増加し、42,546百万円となりました。
純資産は、利益剰余金の増加等により、前連結会計年度末に比べ1,412百万円増加し、161,903百万円となりました。
この結果、自己資本比率は前連結会計年度末と同等の75.9%となりました。
(3) キャッシュ・フローの状況の分析
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ8,153百万円増加し、43,579百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、主として売上債権が減少したことにより前年同期と比べ12,870百万円収入が増加し、25,154百万円の純収入となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、主として有価証券の償還による収入が増加したことにより前年同期と比べ4,032百万円支出が減少し、10,567百万円の純支出となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、主として短期借入金による収入が減少したことにより前年同期と比べ4,703百万円支出が増加し、6,125百万円の純支出となりました。
(4) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間における研究開発費の総額は1,333百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(1) 業績の状況
当第2四半期連結累計期間の売上高は、主に海外事業の拡大により、125,246百万円(前年同期比3.5%増)と前年同期を上回りました。海外事業は、英国での2018年10月の事業買収が増収に貢献したほか、「フルグラ」の積極的な販売活動を行った中華圏や、ポテトチップスの新商品等を発売したインドネシアにおいて売上が伸長しました。国内事業においては、当期にスナック菓子の一部商品の価格改定および規格改定を実施する中、価格改定対象商品の売上は減少したものの、それ以外のスナック菓子の需要が増え、国内スナック菓子の売上は伸長しました。
営業利益は、13,258百万円(前年同期比12.9%増)と前年同期を上回り、営業利益率は10.6%(前年同期比0.9ポイント改善)となりました。国内事業においては、物流費や包材費が上昇するも、主にポテトチップス増量に伴い前年同期に悪化した原価等のコストが改善しました。海外事業においては、主に英国の売上拡大と台湾子会社の清算が増益に貢献しました。経常利益は、為替差損544百万円等により12,819百万円(前年同期比2.1%増)となりました。また、親会社株主に帰属する四半期純利益は、前年同期に連結子会社の株式譲渡による関係会社株式売却益2,378百万円を特別利益に計上していたことから、前年同期比8.4%減の8,820百万円となりました。
2019年3月期 第2四半期 | 2020年3月期 第2四半期 | 伸び率(%) | 現地通貨 ベースの 伸び率 (%) | |||
金額 (百万円) | 構成比 (%) | 金額 (百万円) | 構成比 (%) | |||
国内売上高 | 102,586 | 84.7 | 103,121 | 82.3 | +0.5 | +0.5 |
海外売上高 | 18,480 | 15.3 | 22,124 | 17.7 | +19.7 | +23.3 |
合計 | 121,067 | 100.0 | 125,246 | 100.0 | +3.5 | +4.0 |
事業別の売上高は以下のとおりです。
売上高 | 2019年3月期 第2四半期 | 2020年3月期 第2四半期 | ||
金額 (百万円) | 金額 (百万円) | 伸び率 (%) | ||
① 食品製造販売事業 | 119,627 | 124,566 | +4.1 | |
国内食品製造販売事業 | 101,146 | 102,442 | +1.3 | |
国内スナック菓子 | 88,192 | 89,229 | +1.2 | |
国内シリアル食品 | 12,408 | 12,599 | +1.5 | |
国内その他食品 | 546 | 613 | +12.3 | |
海外食品製造販売事業 | 18,480 | 22,124 | +19.7 | |
海外スナック菓子 | 16,299 | 18,858 | +15.7 | |
海外シリアル食品 | 2,181 | 3,265 | +49.7 | |
② その他事業 | 1,439 | 679 | △52.8 | |
合計 | 121,067 | 125,246 | +3.5 |
① 食品製造販売事業
(国内食品製造販売事業)
・国内スナック菓子
国内スナック菓子の売上高は、前年同期に比べ増収となりました。 ポテトチップスは、当期に実施した価格改定の影響を受けるも、価格改定対象外商品の売上が好調に推移し、ポテト系スナックの増収に貢献しました。また、小麦系スナックの売上が「かっぱえびせん」や「サッポロポテト」等の伸長により増加しました。
国内スナック菓子の製品別売上高は以下のとおりです。
売上高 | 2019年3月期 第2四半期 | 2020年3月期 第2四半期 | ||
金額 (百万円) | 金額 (百万円) | 伸び率 (%) | ||
ポテト系スナック | 64,604 | 64,904 | +0.5 | |
ポテトチップス | 39,967 | 40,375 | +1.0 | |
じゃがりこ | 18,755 | 18,604 | △0.8 | |
Jagabee/じゃがポックル | 5,881 | 5,924 | +0.7 | |
小麦系スナック | 10,259 | 10,795 | +5.2 | |
かっぱえびせん | 4,639 | 4,950 | +6.7 | |
サッポロポテト等 | 5,619 | 5,845 | +4.0 | |
コーン系・豆系スナック | 7,907 | 7,829 | △1.0 | |
その他スナック | 5,420 | 5,700 | +5.2 | |
国内スナック菓子 計 | 88,192 | 89,229 | +1.2 |
・ポテト系スナックの売上高は、前年同期に比べ増収となりました。ポテトチップスは当期に実施した価格改定の影響から、主に「うすしお味」等の定番品の売上が減少するも、価格改定対象外の「ポテトチップスギザギザ」等の売上が拡大しました。「じゃがりこ」は、定番品の売上が好調に拡大するも、前年同期に全国発売した「とうもりこ」「えだまりこ」の売上が減少しました。Jagabee/じゃがポックルは、Jagabeeは売上不振が続いたものの、じゃがポックルの売上が拡大しました。
・小麦系スナックの売上高は、前年同期に比べ増収となりました。需要好調の「かっぱえびせん」に加え、コラボレーション企画商品を投入した「サッポロポテト」の売上が増加しました。
・コーン系・豆系スナックの売上高は、ギャレットポップコーンショップスのライセンス契約終了の影響により、前年同期に比べ減収となりました。
・その他スナックの売上高は、個食サイズの「miino(ミーノ)」の売上が伸長し、前年同期に比べ増収となりました。
・国内シリアル食品
国内シリアル食品の売上高は、前年同期に比べ増収となりました。「フルグラ」定番品等の売上が減少するも、「フルグラ糖質オフ」の売上が拡大したことに加えて、「フルグラ」に続く新ブランドとして当期発売した栄養機能食品「Granola+(グラノーラプラス)」が売上に貢献し、国内消費はほぼ横ばいとなりました。また、中華圏の小売店向けの需要は拡大しました。
(海外食品製造販売事業)
海外食品製造販売事業の地域別売上高は以下のとおりです。
売上高 | 2019年3月期 第2四半期 | 2020年3月期 第2四半期 | ||
金額 (百万円) | 金額 (百万円) | 伸び率(%) | ||
北米 | 5,178 | 4,884 | △5.7 | |
中華圏 | 5,177 | 6,131 | +18.4 | |
英国 | 827 | 2,931 | +254.4 | |
インドネシア | 1,855 | 2,435 | +31.3 | |
上記以外 | 5,441 | 5,741 | +5.5 | |
海外食品製造販売事業 計 | 18,480 | 22,124 | +19.7 |
*1 中華圏:中国、台湾、香港
*2 上記以外:韓国、タイ、シンガポール、フィリピン、豪州
・北米の売上高は、オーガニック豆を使用した「Harvest Snaps」は、販売促進活動を強化し拡大するも、既存の「Harvest Snaps」の需要低調が継続し、前年同期に比べ減収となりました。
・中華圏の売上高は、シリアル食品「フルグラ」のEコマースによる販売が拡大したことにより、前年同期に比べ増収となりました。
・英国の売上高は、2018年10月に事業買収したポテトチップスの製造・販売を行うSeabrook Crisps Limitedの売上が貢献し、前年同期に比べ大幅に増収となりました。
・インドネシアの売上高は、ポテトチップスの既存商品「Potabee」の売上拡大に加え、フラットタイプのポテトチップス新商品「Japota」の売上貢献により、前年同期に比べ大幅に増収となりました。
・その他の地域の売上高は、主として豪州での豆系スナック菓子「Harvest Snaps」の売上が拡大し、前年同期に比べ増収となりました。
② その他事業
その他事業には、主に物流事業、販売促進ツール関連事業が含まれています。2018年9月に販売促進ツール関連事業を行う連結子会社の全株式を譲渡したことから、前年同期に比べ大幅に減収となりました。
(2) 財政状態の分析
当第2四半期連結会計期間末における資産は、前連結会計年度末に比べ1,698百万円増加し、204,449百万円となりました。この主な要因は、現金及び預金ならびに有価証券が増加したことによるものです。
負債は、支払手形及び買掛金の増加等により、前連結会計年度末に比べ285百万円増加し、42,546百万円となりました。
純資産は、利益剰余金の増加等により、前連結会計年度末に比べ1,412百万円増加し、161,903百万円となりました。
この結果、自己資本比率は前連結会計年度末と同等の75.9%となりました。
(3) キャッシュ・フローの状況の分析
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ8,153百万円増加し、43,579百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、主として売上債権が減少したことにより前年同期と比べ12,870百万円収入が増加し、25,154百万円の純収入となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、主として有価証券の償還による収入が増加したことにより前年同期と比べ4,032百万円支出が減少し、10,567百万円の純支出となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、主として短期借入金による収入が減少したことにより前年同期と比べ4,703百万円支出が増加し、6,125百万円の純支出となりました。
(4) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間における研究開発費の総額は1,333百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。