四半期報告書-第10期第2四半期(平成31年4月1日-令和1年6月30日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
なお、2018年7月5日に行われたLIDA Plant Research, S.L.社との企業結合について、前連結会計年度において暫定的な会計処理を行っておりましたが、当第2四半期連結会計期間に確定したため、前連結会計年度との比較・分析にあたっては、暫定的な会計処理の確定による見直し後の金額を用いております。
また、「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 2018年2月16日)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用しており、財政状態については遡及処理後の前連結会計年度末の数値で比較を行っております。
(1)経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間(2019年1月1日~2019年6月30日)におけるわが国経済は、政府の経済政策による雇用・所得環境の改善が続き、景気は緩やかな回復基調が続いているものの米中貿易摩擦の影響から、中国向けを中心とした輸出の減少や生産活動の低迷が見られるなど、景気減速感が強まりました。
このような情勢の下、当第2四半期連結累計期間における売上高は129億1百万円(前年同四半期比33億83百万円増加、同35.5%増)、営業利益は18億34百万円(前年同四半期比3億77百万円減少、同17.1%減)、経常利益は16億73百万円(前年同四半期比5億48百万円減少、同24.7%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は10億74百万円(前年同四半期比4億61百万円減少、同30.0%減)となりました。
上記の通り当社グループの第2四半期累計期間における売上高は、国内農薬販売の減少もありましたが、2018年に買収したスペインのLIDA PLANT RESEARCH, S.L.社(CAPA ECOSYSTEMS, S.L.社を含む)及びオランダのChrysal社(Blue Wave Holding B.V.)を連結に取込んだため前年同四半期比で増加しました。
一方、上記2社買収に伴う費用負担や単体研究開発費が増加したことにより、営業利益は前年同四半期比で減少しました。
当社グループはアグリテクノ事業の単一セグメントでありますが、各分野別の業績の状況につきましては以下のとおりであります。
農薬分野においては、国内向け殺菌剤「ガッテン」から新規殺菌剤「ショーチノスケ」への全面切り替えの進捗が遅れたこと、また海外向け殺菌剤「カリグリーン」の米国における流通在庫調整により、売上高が減少しました。その結果、農薬分野全体の売上高は69億77百万円(前年同四半期比2億95百万円減少、同4.1%減)となりました。
肥料・バイオスティミュラント分野においては、アジアの主要販売地域であるインドネシアの干ばつ及びインドでの登録の遅れにより「ATONIK」関連の売上高は前年同四半期比で減少しましたが、海外子会社2社を連結に取り込んだため、売上高は増加しました。その結果、肥料・バイオスティミュラント分野全体の売上高は59億24百万円(前年同四半期比36億79百万円増加、同163.9%増)となりました。
(2)財政状態の分析
①資産、負債および純資産の状況
当第2四半期連結会計期間末の総資産は316億55百万円で、前連結会計年度末に比べ16億75百万円の増加となりました。これは主に現金及び預金の増加3億77百万円、受取手形及び売掛金の増加22億51百万円によるものであります。
負債につきましては237億66百万円で、前連結会計年度末に比べ13億5百万円の増加となりました。これは主に短期借入金の減少53億36百万円、未払法人税等の増加4億18百万円、長期借入金の増加59億35百万円によるものであります。
純資産は78億89百万円で、前連結会計年度末に比べ3億70百万円の増加となりました。これは主に利益剰余金の増加8億57百万円、為替換算調整勘定の減少4億91百万円によるものであります。
②キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物は26億76百万円となり、前連結会計年度末に比べ3億81百万円増加しました。
営業活動によるキャッシュ・フローは、3億34百万円の収入(前年同四半期は13億56百万円の支出)となりました。主な収入要因は税金等調整前四半期純利益16億58百万円、減価償却費3億89百万円、たな卸資産の減少5億23百万円等によるものであります。また、主な支出要因は売上債権の増加23億11百万円等によるものであります。
投資活動によるキャッシュ・フローは、2億80百万円の支出(前年同四半期は1億10百万円の支出)となりました。主な支出要因は有形固定資産の取得による支出2億8百万円等によるものであります。
財務活動によるキャッシュ・フローは、3億29百万円の収入(前年同四半期は42億79百万円の収入)となりました。主な収入要因は長期借入れによる収入69億44百万円等によるものであります。また、主な支出要因は短期借入金の減少51億15百万円、長期借入金の返済による支出12億2百万円、配当金の支払額2億16百万円等によるものであります。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、6億5百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
なお、2018年7月5日に行われたLIDA Plant Research, S.L.社との企業結合について、前連結会計年度において暫定的な会計処理を行っておりましたが、当第2四半期連結会計期間に確定したため、前連結会計年度との比較・分析にあたっては、暫定的な会計処理の確定による見直し後の金額を用いております。
また、「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 2018年2月16日)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用しており、財政状態については遡及処理後の前連結会計年度末の数値で比較を行っております。
(1)経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間(2019年1月1日~2019年6月30日)におけるわが国経済は、政府の経済政策による雇用・所得環境の改善が続き、景気は緩やかな回復基調が続いているものの米中貿易摩擦の影響から、中国向けを中心とした輸出の減少や生産活動の低迷が見られるなど、景気減速感が強まりました。
このような情勢の下、当第2四半期連結累計期間における売上高は129億1百万円(前年同四半期比33億83百万円増加、同35.5%増)、営業利益は18億34百万円(前年同四半期比3億77百万円減少、同17.1%減)、経常利益は16億73百万円(前年同四半期比5億48百万円減少、同24.7%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は10億74百万円(前年同四半期比4億61百万円減少、同30.0%減)となりました。
上記の通り当社グループの第2四半期累計期間における売上高は、国内農薬販売の減少もありましたが、2018年に買収したスペインのLIDA PLANT RESEARCH, S.L.社(CAPA ECOSYSTEMS, S.L.社を含む)及びオランダのChrysal社(Blue Wave Holding B.V.)を連結に取込んだため前年同四半期比で増加しました。
一方、上記2社買収に伴う費用負担や単体研究開発費が増加したことにより、営業利益は前年同四半期比で減少しました。
当社グループはアグリテクノ事業の単一セグメントでありますが、各分野別の業績の状況につきましては以下のとおりであります。
農薬分野においては、国内向け殺菌剤「ガッテン」から新規殺菌剤「ショーチノスケ」への全面切り替えの進捗が遅れたこと、また海外向け殺菌剤「カリグリーン」の米国における流通在庫調整により、売上高が減少しました。その結果、農薬分野全体の売上高は69億77百万円(前年同四半期比2億95百万円減少、同4.1%減)となりました。
肥料・バイオスティミュラント分野においては、アジアの主要販売地域であるインドネシアの干ばつ及びインドでの登録の遅れにより「ATONIK」関連の売上高は前年同四半期比で減少しましたが、海外子会社2社を連結に取り込んだため、売上高は増加しました。その結果、肥料・バイオスティミュラント分野全体の売上高は59億24百万円(前年同四半期比36億79百万円増加、同163.9%増)となりました。
(2)財政状態の分析
①資産、負債および純資産の状況
当第2四半期連結会計期間末の総資産は316億55百万円で、前連結会計年度末に比べ16億75百万円の増加となりました。これは主に現金及び預金の増加3億77百万円、受取手形及び売掛金の増加22億51百万円によるものであります。
負債につきましては237億66百万円で、前連結会計年度末に比べ13億5百万円の増加となりました。これは主に短期借入金の減少53億36百万円、未払法人税等の増加4億18百万円、長期借入金の増加59億35百万円によるものであります。
純資産は78億89百万円で、前連結会計年度末に比べ3億70百万円の増加となりました。これは主に利益剰余金の増加8億57百万円、為替換算調整勘定の減少4億91百万円によるものであります。
②キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物は26億76百万円となり、前連結会計年度末に比べ3億81百万円増加しました。
営業活動によるキャッシュ・フローは、3億34百万円の収入(前年同四半期は13億56百万円の支出)となりました。主な収入要因は税金等調整前四半期純利益16億58百万円、減価償却費3億89百万円、たな卸資産の減少5億23百万円等によるものであります。また、主な支出要因は売上債権の増加23億11百万円等によるものであります。
投資活動によるキャッシュ・フローは、2億80百万円の支出(前年同四半期は1億10百万円の支出)となりました。主な支出要因は有形固定資産の取得による支出2億8百万円等によるものであります。
財務活動によるキャッシュ・フローは、3億29百万円の収入(前年同四半期は42億79百万円の収入)となりました。主な収入要因は長期借入れによる収入69億44百万円等によるものであります。また、主な支出要因は短期借入金の減少51億15百万円、長期借入金の返済による支出12億2百万円、配当金の支払額2億16百万円等によるものであります。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、6億5百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。