四半期報告書-第11期第2四半期(令和2年4月1日-令和2年6月30日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
なお、前連結会計年度において、企業結合に係る暫定的な会計処理の確定を行っており、前第2四半期連結累計期間に関連する指標については暫定的な会計処理の確定による取得原価の当初配分額の重要な見直しが反映された後の金額に基づいて記載しています。
(1)経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間(2020年1月1日~2020年6月30日)におけるわが国経済は、雇用環境の改善や個人消費の持ち直しの動きがみられたものの、2020年2月下旬に新型コロナウイルス感染症に関する政府の緊急対応策が発表されて以降、景気への悪影響が出始めております。一方、世界経済に目を向けると、新型コロナウイルス感染症の急速な拡がりにより、世界各国の経済も急激に減速に転じており、先行きを見通すことが困難な状況となっております。
こうした状況の下で、当社は丸善薬品産業株式会社との業務提携により、生産者重視の営業体制の構築に取り組んでおります。また、国内では葉面散布肥料のリニューアル、新規液体肥料の発売、海外では主力3剤(ダニサラバ・カリグリーン・アトニック)に注力して活動を進めております。さらに、研究開発では新製品上市、既存製品改良改善により市場の拡大を図ります。
このような経営環境の下で、当社グループの当第2四半期連結累計期間における売上高は、国内及び海外販売の減少、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、Blue Wave Holding B.V.では花卉の需要低下で販売が減少、連結子会社の清算による販売活動の縮小などにより前年同四半期比で減少しました。一方、企業結合に係る暫定的な会計処理の確定に伴う一過性のたな卸資産評価額の費用負担が解消したことにより前年同四半期比で売上原価が減少し、販売管理費は研究開発費用が前年同四半期比で増加しましたが、営業利益は前年同四半期比で増加しました。
これらの結果、当第2四半期連結累計期間における売上高は115億22百万円(前年同四半期比13億79百万円減少、同10.7%減)、営業利益は14億8百万円(前年同四半期比40百万円増加、同3.0%増)、経常利益は12億98百万円(前年同四半期比91百万円増加、同7.6%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は7億96百万円(前年同四半期比54百万円増加、同7.4%増)となりました。
なお、当社グループの第1四半期及び第2四半期連結会計期間の経営成績は、国内農薬事業を中心に需要盛期に備えた出荷が集中するため、売上高及び営業利益等が他の四半期会計期間と比較して多額となる傾向にあります。
当社グループはアグリテクノ事業の単一セグメントでありますが、各分野別の経営成績につきましては以下のとおりであります。
農薬分野において、国内農薬市場では、競合農薬メーカーの新規殺虫剤等の影響を受けて殺虫剤「ハチハチ乳剤」、「オリオン」、殺ダニ剤「ダニサラバ」などの販売の減少により売上高が減少いたしました。また、海外農薬市場では、販売戦略の見直しに伴う販売価格の上昇による影響で、海外向けの殺虫剤「オンコル」の販売の減少により売上高が減少しました。その結果、農薬分野の売上高は61億82百万円(前年同四半期比7億94百万円減少、同11.4%減)となりました。
肥料・バイオスティミュラント分野においても、「アトニック」などの販売が前年同四半期比で減少しました。また、新型コロナウイルス感染症の影響でオランダのBlue Wave Holding B.V.の販売が減少したことにより売上高が減少しました。その結果、肥料・バイオスティミュラント分野の売上高は53億39百万円(前年同四半期比5億84百万円減少、同9.9%減)となりました。
(2)財政状態の分析
①資産、負債及び純資産の状況
当第2四半期連結会計期間末の総資産は307億52百万円で、前連結会計年度末に比べ10億27百万円の増加となりました。これは主に現金及び預金の増加5億70百万円、受取手形及び売掛金の増加18億99百万円、商品及び製品の減少4億19百万円、のれんの減少3億66百万円によるものであります。
負債につきましては236億21百万円で、前連結会計年度末に比べ7億4百万円の増加となりました。これは主に短期借入金の増加16億38百万円、支払手形及び買掛金の減少2億86百万円、長期借入金の減少5億3百万円によるものであります。
純資産は71億30百万円で、前連結会計年度末に比べ3億22百万円の増加となりました。これは主に利益剰余金の増加5億79百万円、為替換算調整勘定の減少2億91百万円によるものであります。
②キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物は38億75百万円となり、前連結会計年度末に比べ5億46百万円増加しました。
営業活動によるキャッシュ・フローは、59百万円の支出(前年同四半期は3億34百万円の収入)となりました。主な収入要因は税金等調整前四半期純利益12億88百万円、減価償却費4億22百万円、たな卸資産の減少5億78百万円等によるものであります。また、主な支出要因は売上債権の増加19億45百万円等によるものであります。
投資活動によるキャッシュ・フローは、1億14百万円の支出(前年同四半期は2億80百万円の支出)となりました。主な支出要因は有形固定資産の取得による支出86百万円等によるものであります。
財務活動によるキャッシュ・フローは、8億55百万円の収入(前年同四半期は3億29百万円の収入)となりました。主な収入要因は短期借入金の増加14億80百万円、長期借入れによる収入79百万円等によるものであります。また、主な支出要因は長期借入金の返済による支出4億1百万円、配当金の支払額2億16百万円等によるものであります。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、9億31百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
なお、前連結会計年度において、企業結合に係る暫定的な会計処理の確定を行っており、前第2四半期連結累計期間に関連する指標については暫定的な会計処理の確定による取得原価の当初配分額の重要な見直しが反映された後の金額に基づいて記載しています。
(1)経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間(2020年1月1日~2020年6月30日)におけるわが国経済は、雇用環境の改善や個人消費の持ち直しの動きがみられたものの、2020年2月下旬に新型コロナウイルス感染症に関する政府の緊急対応策が発表されて以降、景気への悪影響が出始めております。一方、世界経済に目を向けると、新型コロナウイルス感染症の急速な拡がりにより、世界各国の経済も急激に減速に転じており、先行きを見通すことが困難な状況となっております。
こうした状況の下で、当社は丸善薬品産業株式会社との業務提携により、生産者重視の営業体制の構築に取り組んでおります。また、国内では葉面散布肥料のリニューアル、新規液体肥料の発売、海外では主力3剤(ダニサラバ・カリグリーン・アトニック)に注力して活動を進めております。さらに、研究開発では新製品上市、既存製品改良改善により市場の拡大を図ります。
このような経営環境の下で、当社グループの当第2四半期連結累計期間における売上高は、国内及び海外販売の減少、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、Blue Wave Holding B.V.では花卉の需要低下で販売が減少、連結子会社の清算による販売活動の縮小などにより前年同四半期比で減少しました。一方、企業結合に係る暫定的な会計処理の確定に伴う一過性のたな卸資産評価額の費用負担が解消したことにより前年同四半期比で売上原価が減少し、販売管理費は研究開発費用が前年同四半期比で増加しましたが、営業利益は前年同四半期比で増加しました。
これらの結果、当第2四半期連結累計期間における売上高は115億22百万円(前年同四半期比13億79百万円減少、同10.7%減)、営業利益は14億8百万円(前年同四半期比40百万円増加、同3.0%増)、経常利益は12億98百万円(前年同四半期比91百万円増加、同7.6%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は7億96百万円(前年同四半期比54百万円増加、同7.4%増)となりました。
なお、当社グループの第1四半期及び第2四半期連結会計期間の経営成績は、国内農薬事業を中心に需要盛期に備えた出荷が集中するため、売上高及び営業利益等が他の四半期会計期間と比較して多額となる傾向にあります。
当社グループはアグリテクノ事業の単一セグメントでありますが、各分野別の経営成績につきましては以下のとおりであります。
農薬分野において、国内農薬市場では、競合農薬メーカーの新規殺虫剤等の影響を受けて殺虫剤「ハチハチ乳剤」、「オリオン」、殺ダニ剤「ダニサラバ」などの販売の減少により売上高が減少いたしました。また、海外農薬市場では、販売戦略の見直しに伴う販売価格の上昇による影響で、海外向けの殺虫剤「オンコル」の販売の減少により売上高が減少しました。その結果、農薬分野の売上高は61億82百万円(前年同四半期比7億94百万円減少、同11.4%減)となりました。
肥料・バイオスティミュラント分野においても、「アトニック」などの販売が前年同四半期比で減少しました。また、新型コロナウイルス感染症の影響でオランダのBlue Wave Holding B.V.の販売が減少したことにより売上高が減少しました。その結果、肥料・バイオスティミュラント分野の売上高は53億39百万円(前年同四半期比5億84百万円減少、同9.9%減)となりました。
(2)財政状態の分析
①資産、負債及び純資産の状況
当第2四半期連結会計期間末の総資産は307億52百万円で、前連結会計年度末に比べ10億27百万円の増加となりました。これは主に現金及び預金の増加5億70百万円、受取手形及び売掛金の増加18億99百万円、商品及び製品の減少4億19百万円、のれんの減少3億66百万円によるものであります。
負債につきましては236億21百万円で、前連結会計年度末に比べ7億4百万円の増加となりました。これは主に短期借入金の増加16億38百万円、支払手形及び買掛金の減少2億86百万円、長期借入金の減少5億3百万円によるものであります。
純資産は71億30百万円で、前連結会計年度末に比べ3億22百万円の増加となりました。これは主に利益剰余金の増加5億79百万円、為替換算調整勘定の減少2億91百万円によるものであります。
②キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物は38億75百万円となり、前連結会計年度末に比べ5億46百万円増加しました。
営業活動によるキャッシュ・フローは、59百万円の支出(前年同四半期は3億34百万円の収入)となりました。主な収入要因は税金等調整前四半期純利益12億88百万円、減価償却費4億22百万円、たな卸資産の減少5億78百万円等によるものであります。また、主な支出要因は売上債権の増加19億45百万円等によるものであります。
投資活動によるキャッシュ・フローは、1億14百万円の支出(前年同四半期は2億80百万円の支出)となりました。主な支出要因は有形固定資産の取得による支出86百万円等によるものであります。
財務活動によるキャッシュ・フローは、8億55百万円の収入(前年同四半期は3億29百万円の収入)となりました。主な収入要因は短期借入金の増加14億80百万円、長期借入れによる収入79百万円等によるものであります。また、主な支出要因は長期借入金の返済による支出4億1百万円、配当金の支払額2億16百万円等によるものであります。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、9億31百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。