四半期報告書-第11期第3四半期(令和2年7月1日-令和2年9月30日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
なお、前連結会計年度において、企業結合に係る暫定的な会計処理の確定を行っており、前第3四半期連結累計期間に関連する指標については、暫定的な会計処理の確定による取得原価の当初配分額の重要な見直しが反映された後の金額に基づいて記載しています。
(1)経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間(2020年1月1日~2020年9月30日)におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大による世界的な経済活動の停滞により大幅に悪化しました。緊急事態宣言の解除後、経済活動は緩やかに再開されましたが、7月には感染拡大の第2波の兆候が表れるなど、いまだ収束の目途は立たずに不透明な状況が続いております。
こうした状況の下で、当社は丸善薬品産業株式会社との業務提携により、生産者重視の営業体制の構築に取り組んでおります。また、国内では葉面散布肥料のリニューアル、新規液体肥料の発売、海外では主力3剤(ダニサラバ・カリグリーン・アトニック)に注力して活動を進めております。さらに、研究開発では新製品上市、既存製品改良改善により市場の拡大を図っております。
このような経営環境の下で、当社グループの当第3四半期連結累計期間における売上高は、国内では、農薬競合メーカーの影響を受けたことや、清算手続き中である連結子会社の活動縮小により販売が減少しました。また海外では、オランダのBlue Wave Holding B.V.が、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、花卉の需要低下の影響を受けて販売が減少しました。以上の要因により前年同四半期比で減少しました。一方、営業利益については、企業結合に係る暫定的な会計処理の確定に伴う一過性のたな卸資産評価額の費用負担が解消したことにより前年同四半期比で売上原価が減少したこと、および販売管理費が減少した結果、前年同四半期比で増加しました。
これらの結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は154億76百万円(前年同四半期比15億23百万円減少、同9.0%減)、販売費及び一般管理費は58億52百万円(前年同四半期比2億12百万円減少、同3.5%減)となり、営業利益は14億86百万円(前年同四半期比1億99百万円増加、同15.5%増)、経常利益は13億34百万円(前年同四半期比2億95百万円増加、同28.4%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は7億67百万円(前年同四半期比1億86百万円増加、同32.2%増)となりました。
なお、当社グループの第1四半期及び第2四半期連結会計期間の経営成績は、国内農薬事業を中心に需要盛期に備えた出荷が集中するため、売上高及び営業利益等が他の四半期会計期間と比較して多額となる傾向にあります。
当社グループはアグリテクノ事業の単一セグメントでありますが、各分野別の業績につきましては以下のとおりであります。
農薬分野においては、国内農薬市場では、当社が注力している植物油由来の殺ダニ剤「サフオイル」の売上高が増加しましたが、競合農薬メーカーの新規殺虫剤等の影響を受けて殺虫剤「ハチハチ」、「オリオン」、殺ダニ剤「ダニサラバ」などの売上高が減少いたしました。また、海外農薬市場では、販売戦略の見直しに伴い殺虫剤「オンコル」の売上高が減少しました。これらの結果、農薬分野全体の売上高は75億26百万円(前年同四半期比9億94百万円減少、同11.7%減)となりました。
肥料・バイオスティミュラント分野においては、LIDA Plant Research,S.L.の売上高がグローバルに伸長しましたが、オランダのBlue Wave Holding B.V.の売上高が減少したこと、および「アトニック」の販売が低調に推移したことにより、肥料・バイオスティミュラント分野全体の売上高は79億50百万円(前年同四半期比5憶28百万円減少、同6.2%減)となりました。
(2)財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ3億85百万円減少し、293億39百万円となりました。これはのれんの減少3億47百万円、現金及び預金の増加11億31百万円、商品及び製品の減少5億8百万円、受取手形及び売掛金の減少3億97百万円が主な原因です。
負債につきましては、前連結会計年度末に比べ8億98百万円減少し、220億18百万円となりました。これは、支払手形及び買掛金の減少9億26百万円、短期借入金の増加98百万円、長期借入金の増加70百万円が主な原因です。
純資産につきましては、前連結会計年度末に比べ5億12百万円増加し、73億20百万円となりました。これは、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上7億67百万円、剰余金の配当2億16百万円、為替換算調整勘定の減少1億27百万円が主な原因です。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間における当社グループの研究開発費の総額は12億50百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動状況に重要な変更はありません。
なお、前連結会計年度において、企業結合に係る暫定的な会計処理の確定を行っており、前第3四半期連結累計期間に関連する指標については、暫定的な会計処理の確定による取得原価の当初配分額の重要な見直しが反映された後の金額に基づいて記載しています。
(1)経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間(2020年1月1日~2020年9月30日)におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大による世界的な経済活動の停滞により大幅に悪化しました。緊急事態宣言の解除後、経済活動は緩やかに再開されましたが、7月には感染拡大の第2波の兆候が表れるなど、いまだ収束の目途は立たずに不透明な状況が続いております。
こうした状況の下で、当社は丸善薬品産業株式会社との業務提携により、生産者重視の営業体制の構築に取り組んでおります。また、国内では葉面散布肥料のリニューアル、新規液体肥料の発売、海外では主力3剤(ダニサラバ・カリグリーン・アトニック)に注力して活動を進めております。さらに、研究開発では新製品上市、既存製品改良改善により市場の拡大を図っております。
このような経営環境の下で、当社グループの当第3四半期連結累計期間における売上高は、国内では、農薬競合メーカーの影響を受けたことや、清算手続き中である連結子会社の活動縮小により販売が減少しました。また海外では、オランダのBlue Wave Holding B.V.が、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、花卉の需要低下の影響を受けて販売が減少しました。以上の要因により前年同四半期比で減少しました。一方、営業利益については、企業結合に係る暫定的な会計処理の確定に伴う一過性のたな卸資産評価額の費用負担が解消したことにより前年同四半期比で売上原価が減少したこと、および販売管理費が減少した結果、前年同四半期比で増加しました。
これらの結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は154億76百万円(前年同四半期比15億23百万円減少、同9.0%減)、販売費及び一般管理費は58億52百万円(前年同四半期比2億12百万円減少、同3.5%減)となり、営業利益は14億86百万円(前年同四半期比1億99百万円増加、同15.5%増)、経常利益は13億34百万円(前年同四半期比2億95百万円増加、同28.4%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は7億67百万円(前年同四半期比1億86百万円増加、同32.2%増)となりました。
なお、当社グループの第1四半期及び第2四半期連結会計期間の経営成績は、国内農薬事業を中心に需要盛期に備えた出荷が集中するため、売上高及び営業利益等が他の四半期会計期間と比較して多額となる傾向にあります。
当社グループはアグリテクノ事業の単一セグメントでありますが、各分野別の業績につきましては以下のとおりであります。
農薬分野においては、国内農薬市場では、当社が注力している植物油由来の殺ダニ剤「サフオイル」の売上高が増加しましたが、競合農薬メーカーの新規殺虫剤等の影響を受けて殺虫剤「ハチハチ」、「オリオン」、殺ダニ剤「ダニサラバ」などの売上高が減少いたしました。また、海外農薬市場では、販売戦略の見直しに伴い殺虫剤「オンコル」の売上高が減少しました。これらの結果、農薬分野全体の売上高は75億26百万円(前年同四半期比9億94百万円減少、同11.7%減)となりました。
肥料・バイオスティミュラント分野においては、LIDA Plant Research,S.L.の売上高がグローバルに伸長しましたが、オランダのBlue Wave Holding B.V.の売上高が減少したこと、および「アトニック」の販売が低調に推移したことにより、肥料・バイオスティミュラント分野全体の売上高は79億50百万円(前年同四半期比5憶28百万円減少、同6.2%減)となりました。
(2)財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ3億85百万円減少し、293億39百万円となりました。これはのれんの減少3億47百万円、現金及び預金の増加11億31百万円、商品及び製品の減少5億8百万円、受取手形及び売掛金の減少3億97百万円が主な原因です。
負債につきましては、前連結会計年度末に比べ8億98百万円減少し、220億18百万円となりました。これは、支払手形及び買掛金の減少9億26百万円、短期借入金の増加98百万円、長期借入金の増加70百万円が主な原因です。
純資産につきましては、前連結会計年度末に比べ5億12百万円増加し、73億20百万円となりました。これは、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上7億67百万円、剰余金の配当2億16百万円、為替換算調整勘定の減少1億27百万円が主な原因です。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間における当社グループの研究開発費の総額は12億50百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動状況に重要な変更はありません。