四半期報告書-第12期第3四半期(令和3年7月1日-令和3年9月30日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
① 経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間(2021年1月1日~2021年9月30日)におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の長期化により、依然として厳しい状況が続きました。政府は感染拡大の防止策を講じ、ワクチン接種を促進した結果、新規感染者数は大幅に減少し2021年9月30日に緊急事態宣言は一斉解除となりました。しかしながら経済回復への期待が高まる一方で第6波の感染拡大の懸念も混在しており、経済の先行きは不透明となっております。一方、世界経済においては、各国によってワクチン接種率に大きな差があり、経済回復にばらつきが生じております。また、ワクチン接種率の高い国々でも新規感染者数が増加傾向となっているため、未だ経済活動に与える影響が懸念されます。
このような経営環境のもと、当社グループは、新規に農薬及び肥料登録を取得した国々に対する製品販売、当社グループのネットワークを使った国内外への製品展開、ECサイトを活用した新たな販売チャネルの模索や、施設園芸栽培製品の積極的な販促活動などの販売活動に継続して注力してまいりました。
これらの結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は174億65百万円(前年同四半期比19億89百万円増加、同12.9%増)、販売費及び一般管理費は62億86百万円(前年同四半期比4億33百万円増加、同7.4%増)となり、営業利益は20億69百万円(前年同四半期比5億83百万円増加、同39.2%増)、経常利益は20億80百万円(前年同四半期比7億46百万円増加、同55.9%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は14億18百万円(前年同四半期比6億51百万円増加、同84.9%増)となりました。
なお、当社グループの第1四半期及び第2四半期連結会計期間の経営成績は、国内農薬事業を中心に需要盛期に備えた出荷が集中するため、売上高及び営業利益等が他の四半期会計期間と比較して多額となる傾向にあります。
当社グループはアグリテクノ事業の単一セグメントでありますが、各分野別の業績につきましては以下のとおりであります。
農薬分野においては、国内農薬市場では、当社が注力しているグリーン農薬の殺ダニ剤「サフオイル」の売上高が増加しましたが、競合農薬メーカーの新規殺虫剤等の影響を受けて殺虫剤「ハチハチ」、「オリオン」、殺ダニ剤「ダニサラバ」などの売上高が減少いたしました。また、海外農薬市場では、殺虫剤「オンコル」、殺ダニ剤「ダニサラバ」の販売が前年同四半期比で増加したことにより売上高が増加いたしました。その結果、農薬分野全体の売上高は78億89百万円(前年同四半期比3億63百万円増加、同4.8%増)となりました。
肥料・バイオスティミュラント分野においては、国内肥料市場では、施設園芸用肥料「養液土耕肥料」などの販売が前年同四半期比で増加したことにより売上高が増加いたしました。また、海外肥料・バイオスティミラント市場では、Asahi Chemical Europe s.r.o.においてヨーロッパ諸国で販路が拡大したこと等によりバイオスティミラント剤「アトニック」の売上高が前年同四半期比で増加いたしました。更に、オランダのBlue Wave Holding B.V.では、個人を中心とした花卉需要の増加により売上高が増加しました。これらの結果、肥料・バイオスティミュラント分野全体の売上高は95億76百万円(前年同四半期比16億25百万円増加、同20.5%増)となりました。
② 財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ3億47百万円減少し、285億1百万円となりました。これは現金及び預金の増加2億57百万円、のれんの減少2億96百万円、商品及び製品の減少69百万円、受取手形及び売掛金の減少2億12百万円が主な原因です。
負債につきましては、前連結会計年度末に比べ17億37百万円減少し、194億78百万円となりました。これは、未払法人税等の増加3億65百万円、支払手形及び買掛金の減少1億52百万円、短期借入金の減少7億74百万円、長期借入金の減少10億57百万円が主な原因です。
純資産につきましては、前連結会計年度末に比べ13億90百万円増加し、90億22百万円となりました。これは、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上14億18百万円、剰余金の配当2億16百万円、自己株式の取得1億47百万円、為替換算調整勘定の増加2億72百万円が主な原因です。
(2)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(3)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財政上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間における当社グループの研究開発費の総額は13億86百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動状況に重要な変更はありません。
(1)財政状態及び経営成績の状況
① 経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間(2021年1月1日~2021年9月30日)におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の長期化により、依然として厳しい状況が続きました。政府は感染拡大の防止策を講じ、ワクチン接種を促進した結果、新規感染者数は大幅に減少し2021年9月30日に緊急事態宣言は一斉解除となりました。しかしながら経済回復への期待が高まる一方で第6波の感染拡大の懸念も混在しており、経済の先行きは不透明となっております。一方、世界経済においては、各国によってワクチン接種率に大きな差があり、経済回復にばらつきが生じております。また、ワクチン接種率の高い国々でも新規感染者数が増加傾向となっているため、未だ経済活動に与える影響が懸念されます。
このような経営環境のもと、当社グループは、新規に農薬及び肥料登録を取得した国々に対する製品販売、当社グループのネットワークを使った国内外への製品展開、ECサイトを活用した新たな販売チャネルの模索や、施設園芸栽培製品の積極的な販促活動などの販売活動に継続して注力してまいりました。
これらの結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は174億65百万円(前年同四半期比19億89百万円増加、同12.9%増)、販売費及び一般管理費は62億86百万円(前年同四半期比4億33百万円増加、同7.4%増)となり、営業利益は20億69百万円(前年同四半期比5億83百万円増加、同39.2%増)、経常利益は20億80百万円(前年同四半期比7億46百万円増加、同55.9%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は14億18百万円(前年同四半期比6億51百万円増加、同84.9%増)となりました。
なお、当社グループの第1四半期及び第2四半期連結会計期間の経営成績は、国内農薬事業を中心に需要盛期に備えた出荷が集中するため、売上高及び営業利益等が他の四半期会計期間と比較して多額となる傾向にあります。
当社グループはアグリテクノ事業の単一セグメントでありますが、各分野別の業績につきましては以下のとおりであります。
農薬分野においては、国内農薬市場では、当社が注力しているグリーン農薬の殺ダニ剤「サフオイル」の売上高が増加しましたが、競合農薬メーカーの新規殺虫剤等の影響を受けて殺虫剤「ハチハチ」、「オリオン」、殺ダニ剤「ダニサラバ」などの売上高が減少いたしました。また、海外農薬市場では、殺虫剤「オンコル」、殺ダニ剤「ダニサラバ」の販売が前年同四半期比で増加したことにより売上高が増加いたしました。その結果、農薬分野全体の売上高は78億89百万円(前年同四半期比3億63百万円増加、同4.8%増)となりました。
肥料・バイオスティミュラント分野においては、国内肥料市場では、施設園芸用肥料「養液土耕肥料」などの販売が前年同四半期比で増加したことにより売上高が増加いたしました。また、海外肥料・バイオスティミラント市場では、Asahi Chemical Europe s.r.o.においてヨーロッパ諸国で販路が拡大したこと等によりバイオスティミラント剤「アトニック」の売上高が前年同四半期比で増加いたしました。更に、オランダのBlue Wave Holding B.V.では、個人を中心とした花卉需要の増加により売上高が増加しました。これらの結果、肥料・バイオスティミュラント分野全体の売上高は95億76百万円(前年同四半期比16億25百万円増加、同20.5%増)となりました。
② 財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ3億47百万円減少し、285億1百万円となりました。これは現金及び預金の増加2億57百万円、のれんの減少2億96百万円、商品及び製品の減少69百万円、受取手形及び売掛金の減少2億12百万円が主な原因です。
負債につきましては、前連結会計年度末に比べ17億37百万円減少し、194億78百万円となりました。これは、未払法人税等の増加3億65百万円、支払手形及び買掛金の減少1億52百万円、短期借入金の減少7億74百万円、長期借入金の減少10億57百万円が主な原因です。
純資産につきましては、前連結会計年度末に比べ13億90百万円増加し、90億22百万円となりました。これは、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上14億18百万円、剰余金の配当2億16百万円、自己株式の取得1億47百万円、為替換算調整勘定の増加2億72百万円が主な原因です。
(2)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(3)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財政上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間における当社グループの研究開発費の総額は13億86百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動状況に重要な変更はありません。