四半期報告書-第12期第2四半期(令和3年4月1日-令和3年6月30日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
① 経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間(2021年1月1日~2021年6月30日)におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の長期化により、一部地域において緊急事態宣言の発出やまん延防止等重点措置が断続的に実施されるなど予断を許さない状況が続きました。また、新型コロナウイルスワクチンの接種が本格化してきているものの、接種の体制に課題が残るとともに、感染力が強い変異株の感染拡大状況により、新型コロナウイルス感染症の収束時期は見通すことができず、雇用情勢の悪化など経済活動の停滞が続くものと見られ、依然として景気の先行きは不透明な状況にあります。一方、世界経済は、ワクチンの普及状況や、経済を立て直すための財政支出の規模などによって国ごとにばらつきがあり、新型コロナウイルス感染症による経済回復の格差、一部の国の回復の遅れが社会的な緊張の高まりを招く恐れがあり、更に、経済活動の正常化が進んでいる国でも変異ウイルスの拡大リスクが潜んでいるため、未だ経済活動に与える影響が懸念されます。
このような経営環境のもと、当社グループは、市場優位性が高くなった国や地域への積極的な販売活動、当社グループ会社が新規に農薬及び肥料登録を行った国々に対する製品販売、当社グループ会社のネットワークを使った国内外への製品展開、施設園芸栽培製品の積極的な販促活動などの販売活動に注力してまいりました。
これらの結果、当第2四半期連結累計期間における売上高は129億51百万円(前年同四半期比14億29百万円増加、同12.4%増)、営業利益は18億31百万円(前年同四半期比4億23百万円増加、同30.1%増)、経常利益は18億95百万円(前年同四半期比5億97百万円増加、同46.1%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は13億20百万円(前年同四半期比5億24百万円増加、同65.8%増)となりました。
なお、当社グループの第1四半期及び第2四半期連結会計期間の経営成績は、国内農薬事業を中心に需要盛期に備えた出荷が集中するため、売上高及び営業利益等が他の四半期会計期間と比較して多額となる傾向にあります。
当社グループはアグリテクノ事業の単一セグメントでありますが、各分野別の経営成績につきましては以下のとおりであります。
農薬分野において、国内農薬市場では、競合農薬メーカーの新薬殺虫剤等の影響を受けて殺虫剤「ハチハチ」、水稲除草剤などの販売が前年同四半期比で減少したことにより売上高が減少いたしました。一方、海外農薬市場では、殺虫剤「オンコル」、殺ダニ剤「ダニサラバ」の販売が前年同四半期比で増加したことにより売上高が増加しました。その結果、農薬分野の売上高は63億36百万円(前年同四半期比1億54百万円増加、同2.5%増)となりました。
肥料・バイオスティミュラント分野においては、バイオスティミュラント剤「アトニック」、施設園芸用肥料「養液土耕肥料」、「OKシリーズ」などの販売が前年同四半期比で増加したことにより売上高が増加いたしました。更に、オランダのBlue Wave Holding B.V.では、個人を中心とした花卉需要の増加により売上高が増加いたしました。その結果、肥料・バイオスティミュラント分野の売上高は66億14百万円(前年同四半期比12億74百万円増加、同23.9%増)となりました。
② 財政状態の分析
当第2四半期連結会計期間末の総資産は307億円で、前連結会計年度末に比べ18億51百万円の増加となりました。これは主に現金及び預金の減少2億34百万円、受取手形及び売掛金の増加23億93百万円、商品及び製品の減少1億51百万円、のれんの減少67百万円によるものであります。
負債につきましては214億32百万円で、前連結会計年度末に比べ2億17百万円の増加となりました。これは主に短期借入金の増加2億23百万円、支払手形及び買掛金の増加7億86百万円、長期借入金の減少7億92百万円によるものであります。
純資産は92億67百万円で、前連結会計年度末に比べ16億34百万円の増加となりました。これは主に利益剰余金の増加11億3百万円、為替換算調整勘定の増加3億95百万円によるものであります。
(2) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物は33億34百万円となり、前連結会計年度末に比べ1億93百万円減少しました。
営業活動によるキャッシュ・フローは、8億39百万円の収入(前年同四半期は59百万円の支出)となりました。主な収入要因は税金等調整前四半期純利益18億93百万円、減価償却費4億14百万円、仕入債務の増加7億48百万円、たな卸資産の減少2億円等によるものであります。また、主な支出要因は売上債権の増加23億21百万円等によるものであります。
投資活動によるキャッシュ・フローは、90百万円の支出(前年同四半期は1億14百万円の支出)となりました。主な収入要因は定期預金の払戻58百万円等であります。また、主な支出要因は有形固定資産の取得による支出57百万円、無形固定資産の取得による支出84百万円等によるものであります。
財務活動によるキャッシュ・フローは、9億90百万円の支出(前年同四半期は8億55百万円の収入)となりました。主な収入要因は短期借入金の増加2億38百万によるものであります。また、主な支出要因は長期借入金の返済による支出9億15百万円、配当金の支払額2億15百万円等によるものであります。
(3) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4) 経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、10億48百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
① 経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間(2021年1月1日~2021年6月30日)におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の長期化により、一部地域において緊急事態宣言の発出やまん延防止等重点措置が断続的に実施されるなど予断を許さない状況が続きました。また、新型コロナウイルスワクチンの接種が本格化してきているものの、接種の体制に課題が残るとともに、感染力が強い変異株の感染拡大状況により、新型コロナウイルス感染症の収束時期は見通すことができず、雇用情勢の悪化など経済活動の停滞が続くものと見られ、依然として景気の先行きは不透明な状況にあります。一方、世界経済は、ワクチンの普及状況や、経済を立て直すための財政支出の規模などによって国ごとにばらつきがあり、新型コロナウイルス感染症による経済回復の格差、一部の国の回復の遅れが社会的な緊張の高まりを招く恐れがあり、更に、経済活動の正常化が進んでいる国でも変異ウイルスの拡大リスクが潜んでいるため、未だ経済活動に与える影響が懸念されます。
このような経営環境のもと、当社グループは、市場優位性が高くなった国や地域への積極的な販売活動、当社グループ会社が新規に農薬及び肥料登録を行った国々に対する製品販売、当社グループ会社のネットワークを使った国内外への製品展開、施設園芸栽培製品の積極的な販促活動などの販売活動に注力してまいりました。
これらの結果、当第2四半期連結累計期間における売上高は129億51百万円(前年同四半期比14億29百万円増加、同12.4%増)、営業利益は18億31百万円(前年同四半期比4億23百万円増加、同30.1%増)、経常利益は18億95百万円(前年同四半期比5億97百万円増加、同46.1%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は13億20百万円(前年同四半期比5億24百万円増加、同65.8%増)となりました。
なお、当社グループの第1四半期及び第2四半期連結会計期間の経営成績は、国内農薬事業を中心に需要盛期に備えた出荷が集中するため、売上高及び営業利益等が他の四半期会計期間と比較して多額となる傾向にあります。
当社グループはアグリテクノ事業の単一セグメントでありますが、各分野別の経営成績につきましては以下のとおりであります。
農薬分野において、国内農薬市場では、競合農薬メーカーの新薬殺虫剤等の影響を受けて殺虫剤「ハチハチ」、水稲除草剤などの販売が前年同四半期比で減少したことにより売上高が減少いたしました。一方、海外農薬市場では、殺虫剤「オンコル」、殺ダニ剤「ダニサラバ」の販売が前年同四半期比で増加したことにより売上高が増加しました。その結果、農薬分野の売上高は63億36百万円(前年同四半期比1億54百万円増加、同2.5%増)となりました。
肥料・バイオスティミュラント分野においては、バイオスティミュラント剤「アトニック」、施設園芸用肥料「養液土耕肥料」、「OKシリーズ」などの販売が前年同四半期比で増加したことにより売上高が増加いたしました。更に、オランダのBlue Wave Holding B.V.では、個人を中心とした花卉需要の増加により売上高が増加いたしました。その結果、肥料・バイオスティミュラント分野の売上高は66億14百万円(前年同四半期比12億74百万円増加、同23.9%増)となりました。
② 財政状態の分析
当第2四半期連結会計期間末の総資産は307億円で、前連結会計年度末に比べ18億51百万円の増加となりました。これは主に現金及び預金の減少2億34百万円、受取手形及び売掛金の増加23億93百万円、商品及び製品の減少1億51百万円、のれんの減少67百万円によるものであります。
負債につきましては214億32百万円で、前連結会計年度末に比べ2億17百万円の増加となりました。これは主に短期借入金の増加2億23百万円、支払手形及び買掛金の増加7億86百万円、長期借入金の減少7億92百万円によるものであります。
純資産は92億67百万円で、前連結会計年度末に比べ16億34百万円の増加となりました。これは主に利益剰余金の増加11億3百万円、為替換算調整勘定の増加3億95百万円によるものであります。
(2) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物は33億34百万円となり、前連結会計年度末に比べ1億93百万円減少しました。
営業活動によるキャッシュ・フローは、8億39百万円の収入(前年同四半期は59百万円の支出)となりました。主な収入要因は税金等調整前四半期純利益18億93百万円、減価償却費4億14百万円、仕入債務の増加7億48百万円、たな卸資産の減少2億円等によるものであります。また、主な支出要因は売上債権の増加23億21百万円等によるものであります。
投資活動によるキャッシュ・フローは、90百万円の支出(前年同四半期は1億14百万円の支出)となりました。主な収入要因は定期預金の払戻58百万円等であります。また、主な支出要因は有形固定資産の取得による支出57百万円、無形固定資産の取得による支出84百万円等によるものであります。
財務活動によるキャッシュ・フローは、9億90百万円の支出(前年同四半期は8億55百万円の収入)となりました。主な収入要因は短期借入金の増加2億38百万によるものであります。また、主な支出要因は長期借入金の返済による支出9億15百万円、配当金の支払額2億15百万円等によるものであります。
(3) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4) 経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、10億48百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。