四半期報告書-第16期第3四半期(令和2年4月1日-令和2年6月30日)

【提出】
2020/08/14 11:30
【資料】
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【項目】
39項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績・財政状態の分析
①業績の状況
当第3四半期連結累計期間(2019年10月1日~2020年6月30日)における我が国経済は、当初は雇用情勢・所得環境の改善の継続等、景気は緩やかな回復基調の兆しがみられたものの、新型コロナウイルス感染症の世界的拡大の影響により急激に経済状況が悪化し、極めて厳しい状況下で推移いたしました。
当社グループが属する情報サービス産業におきましては、IoT(※1)、IoE(※2)、人工知能(AI)等の先端技術を活用したデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進に加え、新型コロナウイルス感染症対策に伴うテレワーク導入企業の増加によるITインフラ整備、サイバー攻撃等の脅威に対する情報セキュリティ対策強化への優先的な投資傾向がみられ、IT投資需要は底堅く推移いたしました。一方で、IT技術者不足は常態化しており、人材確保が継続的な課題となっております。
このような状況下において、当社グループは、これまでに培った技術基盤を核とした付加価値の高いサービス提供に邁進すると共に、グループ間シナジーにより、当社グループの成長戦略の柱であるIoT/IoEソリューション事業の規模拡大を図ってまいりました。また、本格的なIoT社会の到来を見据え、巧妙化・複雑化するサイバー攻撃に対応する情報セキュリティビジネスに注力する等、社会的課題の解決と「安心・安全・豊かな社会」を目指した事業展開を推進してまいりました。加えて、半導体トータルソリューション事業における規模及び事業領域の拡大並びに資本業務提携先との協業強化を目的に、2019年11月29日付にて株式会社シスウェーブの株式50%を譲渡し、併せて2020年1月1日付でVSE株式会社を存続会社として株式会社シスウェーブと合併(当社連結子会社)、商号を株式会社プリバテックに変更した他、2020年5月にはサイバーセキュリティ事業の強化を目的に、当社グループが取扱うサイバーセキュリティソフト「AppGuard®」のメーカーであり、サイバーセキュリティソリューションを提供する株式会社BluePlanet-worksと資本業務提携を締結いたしました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は12,428百万円(前年同期比4.6%増)、前連結会計年度に子会社化した株式会社インフィニテックの収益計上の季節特性により、営業利益は前第3四半期連結累計期間には至らず、409百万円(前年同期比13.8%減)、経常利益は444百万円(前年同期比8.4%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は、当社が保有する有価証券のうち簿価に比べて実質価額が著しく下落したものについて投資有価証券評価損を特別損失として計上したため、92百万円(前年同期比63.0%減)となりました。
セグメント別の概況は、次のとおりであります。
(ITソリューション事業)
ITソリューション事業につきましては、売上高は9,387百万円(前年同期比2.8%増)となり、セグメント利益は424百万円(前年同期比17.3%減)となりました。
以下では、ITソリューション事業における概況と売上高を主要区分別に示します。
・ エンベデッドソリューション
ネットワーク装置及び制御装置開発案件が堅調に推移いたしましたが、自動車関連案件の新規受注が若干減少傾向となったこと及び当セグメントを担う主要な事業会社において第1四半期に戦略的な組織変更を行った影響等により、売上高は前第3四半期連結累計期間には至らず、3,833百万円(前年同期比6.4%減)となりました。
・ ビジネスソリューション
企業向けソフトウェア開発における産業・流通向け案件及び社会インフラ構築案件、金融機関向け案件の増加に加え、メインフレーム分野における大口のハードウェア案件の売上寄与等により、総じて堅調に推移し、ビジネスソリューションの売上高は5,553百万円(前年同期比10.3%増)となりました。
(IoT/IoEソリューション事業)
IoT/IoEソリューション事業につきましては、売上高は1,718百万円(前年同期比26.7%増)となり、セグメント損失は△11百万円(前第3四半期連結累計期間は7百万円のセグメント利益)となりました。
通信事業分野が堅調に推移したことに加え、IoTプラットフォーム関連事業が売上に寄与いたしました。一方、自社製品拡充のための研究開発費が増加したことから、セグメント利益は前第3四半期連結累計期間には至らず、減少する結果となりました。
(半導体トータルソリューション事業)
半導体トータルソリューション事業につきましては、売上高1,332百万円(前年同期比5.1%減)となり、セグメント損失は△21百万円(前第3四半期連結累計期間は13百万円のセグメント利益)となりました。
既存顧客との深耕拡大に努め、テスト評価案件や基板開発等の継続的な受注を得ましたが、車載系案件が減少し、売上高は前第3四半期連結累計期間には至らず、減少いたしました。また、一部の事業拠点におけるエンジニアの稼働率が減少したこと、新技術の実用化及び自社製品の販売に向けた積極的な研究開発投資を実行したこと等により、セグメント利益は前第3四半期連結累計期間に比べ、減少する結果となりました。
(注)上記に用いられる用語の説明は以下のとおりであります。
(※1)IoT:(Internet of Things)
コンピュータ等の情報・通信機器だけでなく、様々な「モノ」に通信機能を持たせ、インターネットに接続、相互に通信することにより、自動認識や自動制御、遠隔計測等を行うこと。
(※2)IoE:(Internet of Everything)
IoTよりも広い概念であり、ヒト・モノ・プロセス・データ等がインターネットにつながり、相互に通信が可能となる技術や状態、仕組みのこと。
②財政状態の分析
(資産)
当第3四半期連結会計期間末における資産合計は、11,931百万円となり、前連結会計年度末に比べ616百万円増加いたしました。
流動資産につきましては、現金及び預金1,460百万円、たな卸資産101百万円の増加の一方で、受取手形及び売掛金961百万円、電子記録債権64百万円、その他74百万円の減少により、前連結会計年度末に比べ461百万円の増加となりました。
固定資産につきましては、有形固定資産20百万円の減少、無形固定資産63百万円の減少、投資その他の資産239百万円の増加により、前連結会計年度末に比べ155百万円の増加となりました。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末における負債合計は、6,736百万円となり、前連結会計年度末に比べ454百万円増加いたしました。
流動負債につきましては、短期借入金200百万円、1年内返済予定の長期借入金69百万円、その他76百万円の増加の一方で、買掛金206百万円、1年内償還予定の社債81百万円、未払金371百万円、賞与引当金68百万円の減少等により、前連結会計年度末に比べ399百万円の減少となりました。
固定負債につきましては、長期借入金1,000百万円の増加の一方で、社債106百万円、退職給付に係る負債21百万円、その他20百万円の減少等により、前連結会計年度末に比べ854百万円の増加となりました。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は5,195百万円となり、前連結会計年度末に比べ161百万円増加いたしました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益92百万円、自己株式の処分15百万円、その他有価証券評価差額金78百万円、及び子会社株式の一部譲渡などによる非支配株主持分216百万円の増加の一方で、配当金の支払246百万円による減少があったことによるものであります。
この結果、自己資本比率は40.3%(前連結会計年度末は43.0%)となりました。
(2)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、140百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

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