四半期報告書-第11期第3四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)

【提出】
2022/10/28 15:00
【資料】
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【項目】
30項目
文中の将来に関する事項は、当第3四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間における我が国の経済は、世界経済の先行き・資源高等への懸念から企業短期経済観測調査(2022年10月3日発表)の3か月見通しが悪化するなどの状況も見られますが、入国制限の緩和や円安によるインバウンド回復期待なども出てきております。
当社グループが属する不動産及び不動産金融業界、特にB to Bのオフィス不動産マーケットにおきましては、三鬼商事㈱の最新オフィスビル市況(2022年9月時点)によれば、都心5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)の既存オフィスビルの空室率は6.09%であり、2021年9月以降ほぼ横ばいで推移しております。
企業規模別のテレワーク実施率では、従業員10,000人以上の企業では41.2%、従業員100人~1000人未満の企業では24.1%、10~100人未満の企業では14.2%(「第七回・新型コロナウイルス対策によるテレワークへの影響に関する調査」2022年8月30日 ㈱パーソル総合研究所)と前回調査から微減しオフィス回帰の動きがみられます。当社が主力とする中規模オフィスビルにおいては、中小企業のニーズが底堅く、稼働率に大きな影響はないと考えております。
なお、都心5区の2022年9月末時点の坪当たり平均賃料は20,156円です。当社の取得対象となる「既存ビル」においては2021年9月比で3.5%の減少となっており、同時期の「新築ビル」の下落率10.2%に比べ緩やかなものとなっております。
東京のオフィスビル売買市場は、国内金融機関の融資姿勢が積極的となっており、他国に比べて金利が低位で推移しているためイールドギャップが高いことや円安も追い風となり、国内外の不動産会社及びファンドによる物件取得意欲が高い状況が続いております。
こうした環境の中、当社グループでは、コーポレートファンディング事業においては、成長基盤となる物件の取得及び当社保有物件の売却を進めました。
アセットマネジメント事業においては、都内大型ビルの案件など複数のアセットマネジメント業務を受注いたしました。
クラウドファンディング事業においては、他の金融機関の積極的な融資姿勢もあり、貸付型商品の組成はやや苦戦しているものの、相談案件は順調に増えてきており、今後は複数の案件化が見込まれております。なお、案件によっては数億円の規模が数分程度で募集完了になるなど、同事業に対する個人投資家の投資意欲は依然として高い状況が続いております。
これらの活動の結果、当第3四半期連結累計期間の経営成績は、以下のとおりとなりました。
イ.財政状態
(資産)
当第3四半期連結会計期間末の総資産は63,579百万円(前連結会計年度末比11.6%増)となりました。主な要因は、販売用不動産の取得によるものであります。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末における負債合計は49,897百万円(同8.2%増)となりました。主な要因は、販売用不動産の取得に伴う借入金の増加によるものであります。なお、1年内返済予定の長期借入金が増加しているのは、第4四半期以降に売却する物件の契約の締結により、長期借入金から振り替えたことによるものです。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は13,682百万円(同26.1%増)となりました。これは主に、利益剰余金が3,323百万円増加(親会社株主に帰属する四半期純利益による利益剰余金の増加3,848百万円、及び配当による利益剰余金の減少525百万円)した一方、自社株買いにより自己株式が694百万円増加し、同額純資産が減少したことによるものであります。
ロ.経営成績
(売上高の状況)
コーポレートファンディング事業における不動産の売却やアセットマネジメント事業における受託残高の増加等により、売上高は15,959百万円(前年同期比17.8%増)となりました。
主要なサービス別の概況は以下のとおりであります。なお、当社グループは単一セグメントであるため、セグメントごとに記載しておらず、サービス別に区分して記載しております。
a.コーポレートファンディング事業
ⅰ.不動産投資事業
3物件を売却した結果、不動産投資売上は13,720百万円(前年同期比21.9%増)となりました。そのうち2物件は、売却後のアセットマネジメント業務を受託し、継続的な収益を確保いたしました。
ⅱ.不動産賃貸事業
3物件を売却、新たに6物件を取得しております。大型物件を売却したこと、及び空ビル等、今後の成長を見据えた投資を積極的に行ったため不動産賃貸売上は1,594百万円(同15.3%減)となりました。なお、インバウンド需要を見据えた投資も積極的化しており「チサンホテル横浜伊勢佐木町」が6月に開業したことに加えて、「ネストホテル半蔵門」を7月に新規取得し、今後の収益貢献を企図しております。
b.アセットマネジメント事業
新規案件の受託の結果、アセットマネジメント事業売上は359百万円(同621.3%増)となりました。なお、当第3四半期連結会計期間末における受託資産残高(AUM)は約760億円(前連結会計年度末AUM 約290億円)であり、当初予定を上回る進捗となっております。
c.クラウドファンディング事業
当第3四半期連結累計期間において、22件、4,650百万円(前年同期比18.2%減)の融資を実行した一方、総計4,273百万円の償還がありました。その結果、営業貸付金は6,647百万円(前連結会計年度末比6.0%増)となり、クラウドファンディング事業の売上は275百万円(前年同期比20.1%減)となりました。
d.その他事業
プロパティマネジメント売上等により10百万円となりました。
(営業利益の状況)
営業利益については、売上総利益の増加などにより、5,964百万円(同26.2%増)となりました。
なお、クラウドファンディング事業における貸付金回収懸念にかかる貸倒引当金繰入額66百万円を販売費及び一般管理費に計上しております。
(経常利益の状況)
経常利益については、営業利益の増加などにより、5,712百万円(同26.9%増)となりました。
(親会社株主に帰属する四半期純利益の状況)
親会社株主に帰属する四半期純利益については、経常利益の増加などにより、3,848百万円(同30.3%増)となりました。
なお、クラウドファンディング事業における貸付金回収懸念にかかる貸倒引当金繰入額66百万円について、同額を匿名組合損益分配額として収益計上しております。
(2) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(3) 経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動
該当事項はありません。

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