四半期報告書-第8期第2四半期(令和3年4月1日-令和3年6月30日)
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第2四半期累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の収束の見通しが立たない中、政府による断続的な緊急事態宣言及びまん延防止等重点措置の発令に伴う飲食店の営業時間短縮やイベント入場制限要請等により個人消費の停滞が続くなど、経済活動回復に向けた動きは鈍く、国内景気は不透明な状況が続きました。また、世界経済は、新型コロナウイルスワクチン接種が進む中、欧米諸国を中心に経済活動が徐々に再開され回復の兆しを見せつつあるものの、国・地域によっては依然として感染の再拡大が懸念されるなど、世界経済の先行きも不透明な状況が続いております。
SMS配信サービス業界においては、新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大の影響を受け、ニューノーマルと呼ばれる、社会・経済活動が大きく変容するなかで、SMS配信サービスの認知度が向上し、SNSやスマートフォンアプリの利用時などの本人認証通知、公共料金・税金などの督促の通知、飲食業界のノー・ショウ(飲食店における無断キャンセル)対策としての予約確認など企業と個人の間でのコミュニケーション手段として高い到達率と開封率というSMSの有用性を再認識する企業の増加に伴い、SMS配信市場は急速な広がりをみせており、2024年の国内直収市場規模は配信数84億4,000万通と予想され(「ミックITレポート 2020年11月号」(ミック経済研究所))、2021年度から2024年度までの年平均成長率は46.1%増で、引き続き安定高成長を続けると予想されております。
このような状況の中、当社は「デジタル社会に、リアルな絆を」というビジョンを掲げ、「コミュニケートするすべての人に、セキュアで最適なプラットフォームを提供する」というミッションのもと、国内の携帯電話事業者4社との直接回線接続、大量配信に耐えうるSMS配信システムなどから海外SMSアグリゲーター、IT企業、コールセンター、人材サービス会社等からの支持を受け、業界内でのポジションを確立しSMS配信サービス事業を展開しております。
当第2四半期累計期間におきましては、新型コロナウイルスの感染拡大防止策として、緊急事態宣言により臨時休業や営業時間短縮を余儀なくされた飲食店や娯楽施設など業績が大きく冷え込んだ業界の影響はあったものの、国内市場全体においては、SMS配信市場の拡大を受け配信数や取引社数が順調に推移した結果、国内売上については対前年同期比で大幅に増加しました。また、海外SMSアグリゲーター経由については、当社が提供する「国内正規配信ルート」とは別に、配信ルートの競合として安価な「海外グレー配信ルート」が存在し、価格競争が激化し、不採算取引先の整理やプライシングスキームの変更等を行った結果、減少傾向にあった配信数も回復基調となり、海外売上についても対前年同期比で大幅な増加となりました。
以上の結果、売上高は1,246,395千円(対前年同期比75.5%増)、営業利益は235,229千円(同82.4%増)、経常利益は235,223千円(同83.2%増)、四半期純利益は160,693千円(同85.7%増)となりました。
当社はSMS配信サービス事業の単一セグメントであるため、セグメントの記載は省略しております。
なお、新型コロナウイルス感染症に係る当第2四半期累計期間の業績への影響につきましては、現時点においては重要な影響はありません。今後も感染拡大が終息せず、経済活動の停滞が長期にわたる場合には、当社顧客の動向含め、当社の事業展開に影響を及ぼす可能性があることから、今後の推移を注視してまいります。
(2)財政状態の状況
当第2四半期会計期間末の財政状態は、前事業年度末に比べて、主に四半期純利益の計上により純資産が153,528千円増加し、財政状態は良好な状態で推移しております。
資産、負債、純資産別の財政状態は以下のとおりです。
(資産)
当第2四半期会計期間末の資産は、前事業年度末に比べて、298,999千円増加し1,902,761千円となりました。これは主に現金及び預金の増加279,006千円によるものです。
(負債)
当第2四半期会計期間末の負債は、前事業年度末に比べて、145,471千円増加し482,780千円となりました。これは短期借入金の増加100,000千円及び買掛金の増加24,937千円によるものです。
(純資産)
当第2四半期会計期間末の純資産は、前事業年度末に比べて、153,528千円増加し1,419,980千円となりました。これは四半期純利益の計上等による利益剰余金の増加132,817千円及び新株予約権の権利行使に伴う資本金6,750千円、資本準備金6,750千円の増加によるものです。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の期末残高は、前事業年度末に比べて279,006千円増加し、1,496,798千円となりました。
当第2四半期累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は204,249千円(前年同期は111,018千円の獲得)となりました。収入の主な内訳は、税引前四半期純利益235,223千円であり、支出の主な内訳は、法人税等の支払い72,697千円であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は10,926千円(前年同期は27,251千円の支出)となりました。支出の内訳は、ソフトウエアの開発による無形固定資産の取得9,145千円であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果獲得した資金は85,683千円(前年同期は11,948千円の獲得)となりました。収入の主な内訳は、短期借入金の増加100,000千円であり、支出の主な内容は配当金の支払い27,816千円であります。
(4)経営方針・経営戦略等
当第2四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
該当事項はありません。
(1)経営成績の状況
当第2四半期累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の収束の見通しが立たない中、政府による断続的な緊急事態宣言及びまん延防止等重点措置の発令に伴う飲食店の営業時間短縮やイベント入場制限要請等により個人消費の停滞が続くなど、経済活動回復に向けた動きは鈍く、国内景気は不透明な状況が続きました。また、世界経済は、新型コロナウイルスワクチン接種が進む中、欧米諸国を中心に経済活動が徐々に再開され回復の兆しを見せつつあるものの、国・地域によっては依然として感染の再拡大が懸念されるなど、世界経済の先行きも不透明な状況が続いております。
SMS配信サービス業界においては、新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大の影響を受け、ニューノーマルと呼ばれる、社会・経済活動が大きく変容するなかで、SMS配信サービスの認知度が向上し、SNSやスマートフォンアプリの利用時などの本人認証通知、公共料金・税金などの督促の通知、飲食業界のノー・ショウ(飲食店における無断キャンセル)対策としての予約確認など企業と個人の間でのコミュニケーション手段として高い到達率と開封率というSMSの有用性を再認識する企業の増加に伴い、SMS配信市場は急速な広がりをみせており、2024年の国内直収市場規模は配信数84億4,000万通と予想され(「ミックITレポート 2020年11月号」(ミック経済研究所))、2021年度から2024年度までの年平均成長率は46.1%増で、引き続き安定高成長を続けると予想されております。
このような状況の中、当社は「デジタル社会に、リアルな絆を」というビジョンを掲げ、「コミュニケートするすべての人に、セキュアで最適なプラットフォームを提供する」というミッションのもと、国内の携帯電話事業者4社との直接回線接続、大量配信に耐えうるSMS配信システムなどから海外SMSアグリゲーター、IT企業、コールセンター、人材サービス会社等からの支持を受け、業界内でのポジションを確立しSMS配信サービス事業を展開しております。
当第2四半期累計期間におきましては、新型コロナウイルスの感染拡大防止策として、緊急事態宣言により臨時休業や営業時間短縮を余儀なくされた飲食店や娯楽施設など業績が大きく冷え込んだ業界の影響はあったものの、国内市場全体においては、SMS配信市場の拡大を受け配信数や取引社数が順調に推移した結果、国内売上については対前年同期比で大幅に増加しました。また、海外SMSアグリゲーター経由については、当社が提供する「国内正規配信ルート」とは別に、配信ルートの競合として安価な「海外グレー配信ルート」が存在し、価格競争が激化し、不採算取引先の整理やプライシングスキームの変更等を行った結果、減少傾向にあった配信数も回復基調となり、海外売上についても対前年同期比で大幅な増加となりました。
以上の結果、売上高は1,246,395千円(対前年同期比75.5%増)、営業利益は235,229千円(同82.4%増)、経常利益は235,223千円(同83.2%増)、四半期純利益は160,693千円(同85.7%増)となりました。
当社はSMS配信サービス事業の単一セグメントであるため、セグメントの記載は省略しております。
なお、新型コロナウイルス感染症に係る当第2四半期累計期間の業績への影響につきましては、現時点においては重要な影響はありません。今後も感染拡大が終息せず、経済活動の停滞が長期にわたる場合には、当社顧客の動向含め、当社の事業展開に影響を及ぼす可能性があることから、今後の推移を注視してまいります。
(2)財政状態の状況
当第2四半期会計期間末の財政状態は、前事業年度末に比べて、主に四半期純利益の計上により純資産が153,528千円増加し、財政状態は良好な状態で推移しております。
資産、負債、純資産別の財政状態は以下のとおりです。
(資産)
当第2四半期会計期間末の資産は、前事業年度末に比べて、298,999千円増加し1,902,761千円となりました。これは主に現金及び預金の増加279,006千円によるものです。
(負債)
当第2四半期会計期間末の負債は、前事業年度末に比べて、145,471千円増加し482,780千円となりました。これは短期借入金の増加100,000千円及び買掛金の増加24,937千円によるものです。
(純資産)
当第2四半期会計期間末の純資産は、前事業年度末に比べて、153,528千円増加し1,419,980千円となりました。これは四半期純利益の計上等による利益剰余金の増加132,817千円及び新株予約権の権利行使に伴う資本金6,750千円、資本準備金6,750千円の増加によるものです。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の期末残高は、前事業年度末に比べて279,006千円増加し、1,496,798千円となりました。
当第2四半期累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は204,249千円(前年同期は111,018千円の獲得)となりました。収入の主な内訳は、税引前四半期純利益235,223千円であり、支出の主な内訳は、法人税等の支払い72,697千円であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は10,926千円(前年同期は27,251千円の支出)となりました。支出の内訳は、ソフトウエアの開発による無形固定資産の取得9,145千円であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果獲得した資金は85,683千円(前年同期は11,948千円の獲得)となりました。収入の主な内訳は、短期借入金の増加100,000千円であり、支出の主な内容は配当金の支払い27,816千円であります。
(4)経営方針・経営戦略等
当第2四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
該当事項はありません。