四半期報告書-第10期第1四半期(令和2年4月1日-令和2年6月30日)

【提出】
2020/08/12 15:30
【資料】
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【項目】
30項目
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第1四半期累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う経済活動の自粛等の影響により極めて厳しい経済状況となっており、終息の見通しもたっていないことから、今後も国内外の経済情勢に大きな影響を与えることが予想されます。
当社が属するインターネットメディア業界においては、モバイルにおける運用型広告、動画広告の成長が更に加速し、「インターネット広告費(媒体費+制作費+物販系ECプラットフォーム広告費)」は2兆1,048億円(前年比119.7%)と初めて2兆円を超え、6年連続で二桁成長となりました(株式会社電通発表「2019年日本の広告費」)。また、2020年においても、新型コロナウイルス感染症拡大に伴い在宅時間が増加していることから、インターネット広告の需要はさらに拡大していくと予想しております。
このような環境の中、当社においては、「世界中に、アタリマエとシアワセを。」というコーポレート・ミッションのもと、インターネットメディア事業を展開しております。
当社では、キャリア系メディア「キャリアパーク!」、ファイナンス系メディア「マネット」等の主力メディアで培ったノウハウを活用した領域やジャンルの開発(横展開)、当該メディアにより獲得したユーザーの行動データを活用したリアルプロダクトやサービスの開発(縦展開)を積極的に推進しております。また、他社インターネットメディアを譲り受けるなどM&Aも活用し、さらなる事業成長に取り組んでおります。
しかしながら当第1四半期累計期間においては、新型コロナウイルス感染拡大による外出自粛等の影響により、売上高は760百万円(前年同四半期比14.4%減)、営業損失は20百万円(前年同四半期は営業利益153百万円)、経常損失は14百万円(前年同四半期は経常利益151百万円)、四半期純損失は34百万円(前年同四半期は四半期純利益103百万円)となりました。
なお、当社の事業セグメントはインターネットメディア事業のみの単一セグメントであるため、セグメントごとの記載をしておりません。
(資産)
当第1四半期累計期間における流動資産は3,467百万円となり、前事業年度末に比べ151百万円減少しました。これは主に、現金及び預金が249百万円増加した一方で、売掛金が424百万円減少したことによるものであります。
固定資産は、392百万円となり、前事業年度末に比べ53百万円増加しました。これは主に無形固定資産が60百万円増加したことによるものであります。
この結果、総資産は、3,864百万円となり、前事業年度末に比べ97百万円減少しました。
(負債)
当第1四半期累計期間における流動負債は1,005百万円となり、前事業年度末に比べ183百万円減少しました。これは主にその他流動負債が218百万円減少したことによるものであります。
固定負債は777百万円となり、前事業年度末に比べ120百万円増加しました。これは主に長期借入金が141百万円増加したことによるものであります。
この結果、負債合計は、1,782百万円となり、前事業年度末に比べ62百万円減少しました。
(純資産)
当第1四半期累計期間における純資産は2,081百万円となり、前事業年度末に比べ35百万円減少しました。これは主に、四半期純損失34百万円の計上によるものであります。
この結果、自己資本比率は、53.8%(前事業年度末は53.3%)となりました。
(2) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(3) 研究開発活動
該当事項はありません。
(4)従業員数
当第1四半期累計期間において、主として業容の拡大に伴う新卒採用により従業員数が大幅に増加し、203人となりました。
なお、従業員数は就業人員数であり、臨時雇用者数を含んでおりません。