四半期報告書-第18期第2四半期(令和1年6月1日-令和1年8月31日)

【提出】
2019/10/11 15:23
【資料】
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【項目】
25項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
なお、当社は、前第2四半期累計期間については四半期連結財務諸表を作成していないため、前年同四半期連結累計期間との比較分析は行っておりません。また、「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用しており、財政状況については、遡及処理後の前連結会計年度末の数値で比較を行っております。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間における我が国経済は、企業収益や設備投資、雇用環境の着実な改善を背景に、緩やかな回復基調が続いておりますが、人手不足感の高まりや増税の影響、海外経済の不確実性、金融資本市場の変動の影響が懸念されるなどにより先行きは不透明な状況にあります。
当社グループの属する情報通信サービスでは、人手不足や働き方改革の影響からIoTやAIなどの最新テクノロジーの導入が加速し、ビジネスシーンの変革を促すデジタルトランスフォーメーションが進行するなどIT投資は活発に推移し堅調な投資動向にあります。
当社グループは、『「価値ある道具(ツール)」を世界中の多くの人が使えるようにする』ことを企業使命とし、この企業使命を具現化するため、顧客のニーズを深く理解することを第一義に考えた活動を行っております。
当社グループが行うツールソリューション事業の中のライセンス&SIサービス業務、クラウドサービス業務、ソフトウェア開発業務はそれぞれが独立したものではなく、相互に有機的に結びついて機能することによって相乗効果を生み、高い企業価値を創造していると考えております。当社グループはライセンスやソフトウェアの販売において、顧客との直接取引が圧倒的に多く、長年にわたり築いてきた信頼関係により、顧客のニーズを迅速に知ることができます。そのため、当社グループの提供できるツールを組み合わせ、顧客のニーズに沿った付加価値のあるソリューションとして提案を行うことが可能になり、顧客の業務効率化の実現に向けて、他のパートナー会社との差別化を図っております。
今期導入した新しいツール(WhiteSource、Workato(ワーカート)、CARA等)は、大手の顧客を含む多数の引き合いをいただいており、今後は更なる拡販を図るべく取り組んでまいります。
当第2四半期連結累計期間におきましても、引き続き、Atlassian社の製品及び新規取扱製品の販売を中心に、コンサルティング、基盤構築・運用、クラウドサービスの提供、並びに新規顧客の獲得によるビジネスの拡大を図り、企業価値の向上に努めてまいりました。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間の当社グループの経営成績は、売上高は1,538,571千円、営業利益233,901千円、経常利益228,401千円、親会社株主に帰属する四半期純利益は145,993千円となりました。
なお、当社グループは「ツールソリューション事業」の単一セグメントであるため、セグメント毎の記載をしておりません。
(2) 財政状態の分析
当第2四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末と比べ234,937千円増加し、1,718,214千円(前連結会計年度比15.8%増)となりました。主な要因は、第三者割当増資による新株式の発行等により現金及び預金が243,387千円増加したことによります。負債については、前連結会計年度末と比べ50,668千円減少し、443,145千円(前連結会計年度比10.3%減)となりました。主な要因は、未払法人税等が35,803千円減少したことによります。純資産については、前連結会計年度末と比べ285,605千円増加し、1,275,069千円(前連結会計年度比28.9%増)となりました。主な要因は、第三者割当増資による新株式の発行により資本金及び資本準備金がそれぞれ70,656千円増加、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により利益剰余金が145,993千円増加したことによります。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末と比べ243,387千円増加し、当第2四半期連結会計期間末には1,280,394千円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、120,035千円となりました。これは主に、税金等調整前四半期純利益228,401千円、法人税等の支払額116,738千円があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、5,670千円となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出4,470千円があったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果得られた資金は、133,904千円となりました。これは主に、株式の発行による収入が137,916千円があったことによるものであります。
(4) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は17,437千円であり、ツールソリューション事業において発生したものであります。