四半期報告書-第121期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)

【提出】
2022/08/01 13:37
【資料】
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【項目】
35項目
(1) 財政状態及び経営成績の状況の分析
①経営成績
当第1四半期連結累計期間の日本経済は、新型コロナウイルス感染症対策に伴う各種制限の緩和により社会経済活動に正常化の動きが見られましたが、同感染症の収束が未だ見通せないほか、ウクライナ情勢や中国のゼロコロナ政策等を要因とした原材料やエネルギーの世界的な供給制約、価格上昇などにより、先行き不透明な状況が続きました。
建設業界においては、民間設備投資に持ち直しの動きが見られたものの、建設資材の価格高騰などの影響があり、引き続き厳しい経営環境となりました。
当社グループの当第1四半期連結累計期間の売上高は、完成工事高及び開発事業等売上高の増加により、前年同期に比べ21.5%増加し3,847億円となりました。利益については、完成工事高の増加により完成工事総利益が増加したことに加え、子会社における開発物件の売却による開発事業等総利益の増加などにより、営業利益は前年同期に比べ30.4%増加し33億円、経常利益は54.7%増加し68億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は31.7%増加し36億円となりました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。(セグメントごとの経営成績については、セグメント間の内部売上高又は振替高を含めて記載しております。また、報告セグメントの利益は、四半期連結財務諸表の作成にあたって計上した引当金の繰入額及び取崩額を含んでおりません。なお、セグメント利益は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。)
(当社建設事業)
当第1四半期連結累計期間の売上高は、前年同期に比べ5.8%増加し2,781億円となり、セグメント利益は前年同期に比べ69.2%減少し18億円となりました。
なお、セグメント情報の当社建設事業における完成工事総利益に、引当金の繰入額及び取崩額を含めるなどの調整を行った当社個別の完成工事総利益は、前年同期に比べ1.3%増加し157億円となりました。
(当社投資開発事業)
当第1四半期連結累計期間の売上高は、前年同期に比べ29.0%増加し89億円となり、セグメント利益は前年同期に比べ2.2%増加し28億円となりました。
(その他)
当社が営んでいるエンジニアリング事業、LCV事業及び子会社が営んでいる各種事業の当第1四半期連結累計期間の売上高は、前年同期に比べ68.5%増加し1,187億円となり、セグメント利益は前年同期に比べ133.2%増加し16億円となりました。
②財政状態
(資産の部)
当第1四半期連結会計期間末の資産の部は、受取手形・完成工事未収入金等の減少などにより、前連結会計年度末に比べ441億円減少し2兆842億円となりました。
(負債の部)
当第1四半期連結会計期間末の負債の部は、連結有利子負債の減少などにより、前連結会計年度末に比べ384億円減少し1兆2,147億円となりました。
なお、連結有利子負債の残高は4,627億円となり、前連結会計年度末に比べ324億円の減少となりました。
(純資産の部)
当第1四半期連結会計期間末の純資産の部は、保有株式の時価の下落等に伴うその他有価証券評価差額金の減少などにより、前連結会計年度末に比べ56億円減少し8,695億円となりました。また、自己資本比率は前連結会計年度末に比べ0.6ポイント上昇し39.3%となりました。
(2) 経営方針・経営戦略等並びに優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等並びに優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(3) 研究開発活動
当第1四半期連結累計期間における研究開発費は35億円であります。なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。