四半期報告書-第59期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)

【提出】
2023/02/13 15:00
【資料】
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【項目】
43項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国の経済は、新型コロナウイルス感染症による規制が徐々に緩和され、経済活動も正常化に向けて進んでおります。一方で、ウクライナ問題に端を発する資源価格の高騰と円安による原材料価格や光熱費の高騰により、依然として経済の先行きが不透明な状況となっております。
建設業界におきましては、低金利融資の継続や住宅取得に係る税制優遇策などにより、新設住宅戸数は持ち家については減少しているものの、戸建分譲と貸家は増加傾向にありますが、世界的な資材需給の逼迫、価格上昇が顕著な状況となっております。
こうした情勢下において、売上高は3,050,011千円と前第3四半期連結累計期間と比べ2,498,429千円の増加(453.0%増)、営業利益は284,021千円(前第3四半期連結累計期間は営業損失288,339千円でした。)、経常利益は295,331千円(前第3四半期連結累計期間は経常損失347,411千円でした。)、親会社株主に帰属する四半期純利益は261,469千円(前第3四半期連結累計期間は親会社株主に帰属する四半期純損失422,461千円でした。)となりました。
セグメントの経営成績を示すと、次のとおりであります。
なお、報告セグメントの一つであった広告事業は、メディアレップ業務を取りやめたことにより、当社グループは広告事業より撤退いたしました。また、不動産事業については重要性が低下しているため、その他の事業に集約しております。
Ⅰ 建設事業
当セグメントにおきましては、売上高は2,987,820千円となり、前第3四半期連結累計期間と比較して2,493,964千円の増加(505.0%増)、セグメント利益(営業利益)は552,941千円となり、前第3四半期連結累計期間と比較して523,605千円の増加となりました。
当該業績に至った主な要因は前連結会計年度より継続して、需要が旺盛な大規模修繕工事を中心に受注及び工事売上高が順調に推移したことによるものです。
Ⅱ オートモービル関連事業
当セグメントにおきましては、売上高は39,274千円となり、前第3四半期連結累計期間と比較して6,301千円の減少(13.8%減)、セグメント損失(営業損失)は36,869千円となり、前第3四半期連結累計期間と比較して26,666千円の損失の増加となりました。
売上高が減少した主な要因としては、海外からの受注が回復しないことや、原油原材料高騰のコストを商品価格に転嫁したことにより、需要が抑制されたことなどによるものです。また、ブランディング強化によるシェア拡大を目指し、広告宣伝並びに販売促進活動に取り組んだため、当第3四半期連結累計期間において、上記のようなセグメント損失(営業損失)を計上しております。
Ⅲ コスメ衛生関連事業
当セグメントにおきましては、売上高は22,917千円となり、前第3四半期連結累計期間と比較して11,469千円の増加(100.2%増)、セグメント損失(営業損失)は7,367千円となり、前第3四半期連結累計期間と比較して12,295千円の損失の減少となりました。
当該業績に至った主な要因は、コロナウイルス対策商品の広告宣伝活動を地道に行いましたが、計画していた規模の広告宣伝活動を行うことができず、売り上げの大幅な増加には至らなかったため、費用を吸収し黒字化することが出来ませんでした。
Ⅳ その他の事業
その他の事業には報告セグメントに含まれない事業を含んでおります。当セグメントにおきましては、売上高はありませんでした(前第3四半期連結累計期間において当該事業の売上高はありませんでした。)。セグメント損失(営業損失)は6,694千円となり、前第3四半期連結累計期間と比較して6,692千円の損失の増加となりました。
当該損失の増加は、新規事業のための子会社設立、事業開始にむけた費用を計上したことによるものであります。
(2)財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末の総資産は1,770,562千円となり、前連結会計年度末と比較して3,232千円の減少(0.2%減)となりました。
(資産)
流動資産は1,732,717千円となり、前連結会計年度末と比較して11,064千円の減少(0.6%減)となりました。この主な要因は、現金及び預金が42,297千円減少、完成工事未収入金及び契約資産が272,092千円減少、建設工事等による前渡金が308,876千円増加したこと等によるものであります。
固定資産は37,845千円となり、前連結会計年度末と比較して7,832千円の増加(26.1%増)となりました。この主な要因は長期貸付金が10,134千円減少、流動資産からの振り替えにより長期未収入金が18,161千円増加、新規事業におけるアプリ開発により、ソフトウェアを含むその他無形固定資産が8,235千円増加したことなどによるものであります。
(負債)
流動負債は703,587千円となり、前連結会計年度末と比較して245,397千円の減少(25.9%減)となりました。この主な要因は、主に建設工事による支払手形・工事未払金等が259,667千円減少、役員からの短期借入金が55,000千円減少、未払法人税等が44,764千円増加、未払消費税等が44,664千円増加したことなどによるものであります。
固定負債は29,795千円となり、前連結会計年度末と比較して2,705千円の減少(8.3%減)となりました。この主な要因は、連結子会社である㈱サニーダの全株式を売却、連結除外したことにより、当該会社の固定負債が除外されたことなどによるものです。
(純資産)
純資産は1,037,179千円となり、前連結会計年度末と比較して244,870千円の増加(30.9%増)となりました。この主な要因は親会社株主に帰属する四半期純利益261,469千円を計上したこと、2022年12月29日に第25回新株予約権の行使期間が満了したことにより、新株予約権が16,584千円減少したこと等によるものであります。
(3)生産、受注及び販売の実績
当第3四半期連結累計期間における各セグメントの生産、受注及び販売の実績の著しい変動の理由は主に以下のとおりであります。
(建設事業)
当セグメントにおきましては、売上高は2,987,820千円となり、前第3四半期連結累計期間と比較して2,493,964千円の増加(505.0%増)、セグメント利益(営業利益)は552,941千円となり、前第3四半期連結累計期間と比較して523,605千円の増加(1,784.8%増)となりました。
当該業績に至った主な要因は前連結会計年度より継続して、需要が旺盛な大規模修繕工事を中心に受注及び工事売上高が順調に推移したことによるものです。
(オートモービル関連事業)
当セグメントにおきましては、売上高は39,274千円となり、前第3四半期連結累計期間と比較して6,301千円の減少(13.8%減)、セグメント損失(営業損失)は36,869千円となり、前第3四半期連結累計期間と比較して26,666千円の損失の増加となりました。
売上高が減少した主な要因としては、海外からの受注が回復しないことや、原油原材料高騰のコストを商品価格に転嫁したことにより、需要が抑制されたことなどによるものです。また、ブランディング強化によるシェア拡大を目指し、広告宣伝並びに販売促進活動に取り組んだため、当第3四半期連結累計期間において、上記のようなセグメント損失(営業損失)を計上しております。
(コスメ衛生関連事業)
当セグメントにおきましては、売上高は22,917千円となり、前第3四半期連結累計期間と比較して11,469千円の増加(100.2%増)、セグメント損失(営業損失)は7,367千円となり、前第3四半期連結累計期間と比較して12,295千円の損失の減少となりました。
当該業績に至った主な要因は、コロナウイルス対策商品の広告宣伝活動を地道に行いましたが、計画していた規模の広告宣伝活動を行うことができず、売り上げの大幅な増加には至らなかったため、費用を吸収し黒字化することが出来ませんでした。