四半期報告書-第57期第3四半期(令和2年10月1日-令和2年12月31日)

【提出】
2021/02/15 15:34
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40項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国の経済については、実質GDP成長率が消費税率引き上げ前の2020年7~9月期以来、1年ぶりのプラスに転じたものの、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う緊急事態宣言が発令された2020年4月~6月期のマイナス分の約6割程度のプラスにとどまる等、経済回復は力強さを欠く状況となっています。今後の新型コロナウイルス感染症の動向や経済への影響についても、上記緊急事態宣言の解除後、社会経済活動レベルの段階的な引き上げを図る中で、新規感染者数が再度拡大基調に転じる揺り戻し(第2波、第3波)が生じ、再度の緊急事態宣言の発令に至ったこと等から、依然として予断を許さない状況が続くと見込まれます。 建設業界におきましては、新設住宅着工戸数が2020年11月で17か月連続の前年比減少となる等、弱含みでの推移が続いています。
こうした情勢下において、売上高は、1,198,742千円と前第3四半期連結累計期間と比べ614,724千円の減少(△33.9%)、営業損失は、414,645千円と前第3四半期連結累計期間と比べ99,745千円の損失の増加、経常損失は、408,892千円と前第3四半期連結累計期間と比べ97,544千円の損失の増加、親会社株主に帰属する四半期純損失は、374,685千円と前第3四半期連結累計期間と比べ54,978千円の損失の増加となりました。
セグメントの経営成績を示すと、次のとおりであります。
Ⅰ 建設事業
当セグメントにおきましては、売上高は206,398千円となり、前第3四半期連結累計期間と比較して96,780千円(88.3%)の増加、セグメント損失(営業損失)は28,479千円となり、前第3四半期連結累計期間と比較して10,758千円の損失の減少となりました。尚、当該業績に至った主な要因は以下のとおりであります。
イ.リフォーム・メンテナンス工事
リフォーム・メンテナンス工事におきましては、売上高は25,687千円となり、前第3四半期連結累計期間と比較して1,962千円の減少(△7.1%)、セグメント損失(営業損失)は310千円(前第3四半期連結累計期間はセグメント利益2,861千円)となりました。
当該業績に至った主な要因は、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う輸入部材不足及び営業活動制限による影響が生じたことによるものです。
ロ.給排水管設備工事
給排水管設備工事におきましては、売上高は45,114千円となり、前第3四半期連結累計期間と比較して22,474千円の減少(△33.3%)、セグメント損失(営業損失)は5,094千円となり、前第3四半期連結累計期間と比較して2,912千円の損失の増加となりました。
当該業績に至った主な要因は、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う受注減、工事期間のずれ込み等により、設備工事の完成工事高が前第3四半期連結累計期間と比較して減少したこと、及び更生工事の完成工事高の計上がなかったことによるものです。
ハ.建設工事事業
建設工事事業におきましては、売上高は135,595千円となり、前第3四半期連結累計期間と比較して121,216千円(843.0%)の増加、セグメント損失(営業損失)は23,075千円となり、前第3四半期連結累計期間と比較して13,543千円の損失の減少となりました。
当該業績に至った主な要因は、当第3四半期連結累計期間において比較的規模の大きな土木関連工事の売上を計上したことによるものです。
Ⅱ 不動産事業
当セグメントにおきましては、売上高は132,633千円となり、前第3四半期連結累計期間と比較して161,632千円の減少(△54.9%)、セグメント利益(営業利益)は16,193千円(前第3四半期連結累計期間は288,344千円のセグメント損失(営業損失))となりました。
当該業績に至った主な要因は、東京都渋谷区のエンターテインメント施設を対象とする不動産賃貸事業における収益を計上したことによるものです。
Ⅲ オートモービル関連事業
当セグメントにおきましては、売上高は123,861千円となり、前第3四半期連結累計期間と比較して71,875千円(138.3%)の増加、セグメント利益(営業利益)は1,623千円(前第3四半期連結累計期間は6,488千円のセグメント損失(営業損失))となりました。
当該業績に至った主な要因は、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う販売低迷を見越したエンジンオイル以外のカー用品の販売、及びエンジンオイル販売の底堅い推移によるものです。
Ⅳ コスメティック事業
当セグメントにおきましては、売上高は14,694千円となり、前第3四半期連結累計期間と比較して464,797千円
の減少(△96.9%)、セグメント損失(営業損失)は41,743千円(前第3四半期連結累計期間は269,860千円のセグメント利益(営業利益))となりました。
当該業績に至った主な要因は、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う感染症予防のための衛生習慣の定着をビジネスチャンスととらえ、2020年7月より衛生関連商品の販売を開始した一方で、2020年4月に美容機器の販売・保守業務について取引先との契約解約が生じたことによるものです。
Ⅴ 飲食事業
当セグメントにおきましては、売上高は229,694千円となり、前第3四半期連結累計期間と比較して303,913千円の減少(△57.0%)、セグメント損失(営業損失)は70,773千円となり、前第3四半期連結累計期間と比較して30,638千円の損失の増加となりました。
当該業績に至った主な要因は、飲食店が新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う営業活動制限、及び外食から中食・内食へのシフトによる影響を受けたためであります。なお、アルトルイズム㈱の株式譲渡、連結の範囲からの除外により、2020年10月以降の実績はありません。
Ⅵ エンターテインメント事業
当セグメントにおきましては、売上高は465,862千円となり、前第3四半期連結累計期間と比較して121,365千円(35.2%)の増加、セグメント利益(営業利益)は35,448千円となり、前第3四半期連結累計期間と比較して、16,317千円の増加(85.3%)となりました。
当該業績に至った主な要因は、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う業界全体の活動が低迷し、イベント等のついては実施制限などの影響を受けたものの、新型コロナウイルス感染症の予防対策を徹底した上でのイベントの開催、その他のプロモーションや制作業務による収益の積み重ねによるものです。
Ⅶ 広告事業
前連結会計年度より「広告事業」を新たに報告セグメントとして追加しております。広告事業では、インターネット広告媒体と広告代理店・広告主を仲介して、広告枠の仕入・販売を行うメディアレップ業務、及び映像伝送技術を駆使した高性能、低価格のデジタルサイネージとしてのLEDディスプレイ商品の販売を行っています。
当第3四半期連結累計期間において、当セグメント売上高は48,113千円、セグメント利益(営業利益)は21,203千円となっております。
Ⅷ その他の事業
その他の事業には、前第3四半期累計期間においての投資事業と、報告セグメントに含まれない事業を含んでおります。当セグメントにおきましては、売上はありませんでした(前第3四半期連結累計期間において当該事業の売上はありませんでした。)。セグメント損失(営業損失)は、2千円となり、前第3四半期連結累計期間と比較して増減はありませんでした。
(2)財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末の総資産は2,666,122千円となり、前連結会計年度末と比較して119,931千円(4.7%)の増加となりました。
(資産)
流動資産は、2,283,765千円となり、前連結会計年度末と比較して321,083千円の増加(16.4%)となりました。この主な要因は、現金及び預金407,061千円の増加、受取手形及び売掛金315,298千円の減少、販売用不動産660,068千円の増加、前渡金419,453千円の減少などによるものであります。
固定資産は、382,356千円となり、前連結会計年度末と比較して201,152千円の減少(△34.5%)となりました。この主な要因は、のれん58,915千円の減少、建物及び構築物(純額)66,972千円の減少、長期貸付金108,000千円の減少、長期未収入金126,758千円の増加などによるものであります。
(負債)
流動負債は、330,405千円となり、前連結会計年度末と比較して353,914千円の減少(△51.7%)となりました。この主な要因は、買掛金96,195千円の減少、1年内返済予定の長期借入金41,520千円の減少、未払金108,117千円の減少、前受金64,944千円の減少などによるものであります。
固定負債は、140,447千円となり、前連結会計年度末と比較して815,186千円の減少(△85.3%)となりました。この主な要因は、新株予約権付社債775,000千円の減少、長期借入金5,299千円の減少などによるものであります。
(純資産)
純資産は、2,195,269千円となり、前連結会計年度末と比較して1,289,032千円(142.2%)の増加となりました。この主な要因は、資本金836,937千円の増加、資本剰余金836,937千円の増加などによるものであります。
(3)生産、受注及び販売の実績
当第3四半期連結累計期間における各セグメントの生産、受注及び販売の実績の著しい変動の理由は主に以下のとおりであります。
(建設工事事業)
当セグメントにおきましては、売上高は135,595千円となり、前第3四半期連結累計期間と比較して121,216千円(843.0%)の増加、セグメント損失(営業損失)は23,075千円となり、前第3四半期連結累計期間と比較して13,543千円の損失の減少となりました。
当該業績に至った主な要因は、当第3四半期連結累計期間において比較的規模の大きな土木関連工事の売上を計上したことによるものです。
(不動産事業)
当セグメントにおきましては、売上高は132,633千円となり、前第3四半期連結累計期間と比較して161,632千円の減少(△54.9%)、セグメント利益(営業利益)は16,193千円(前第3四半期連結累計期間は288,344千円のセグメント損失(営業損失))となりました。
当該業績に至った主な要因は、東京都渋谷区のエンターテインメント施設を対象とする不動産賃貸事業における収益を計上したことによるものです。
(オートモービル関連事業)
当セグメントにおきましては、売上高は123,861千円となり、前第3四半期連結累計期間と比較して71,875千円(138.3%)の増加、セグメント利益(営業利益)は1,623千円(前第3四半期連結累計期間は6,488千円のセグメント損失(営業損失))となりました。
当該業績に至った主な要因は、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う販売低迷を見越したエンジンオイル以外のカー用品の販売、及びエンジンオイル販売の底堅い推移によるものです。
(コスメティック事業)
当セグメントにおきましては、売上高は14,694千円となり、前第3四半期連結累計期間と比較して464,797千円の減少(△96.9%)、セグメント損失(営業損失)は41,743千円(前第3四半期連結累計期間は269,860千円のセグメント利益(営業利益))となりました。
当該業績に至った主な要因は、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う感染症予防のための衛生習慣の定着をビジネスチャンスととらえ、2020年7月より衛生関連商品の販売を開始した一方で、2020年4月に美容機器の販売・保守業務について取引先との契約解約が生じたことによるものです。
(エンターテインメント事業)
当セグメントにおきましては、売上高は465,862千円となり、前第3四半期連結累計期間と比較して121,365千円(35.2%)の増加、セグメント利益(営業利益)は35,448千円となり、前第3四半期連結累計期間と比較して、16,317千円の増加(85.3%)となりました。
当該業績に至った主な要因は、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う業界全体の活動が低迷し、イベント等のついては実施制限などの影響を受けたものの、新型コロナウイルス感染症の予防対策を徹底した上でのイベントの開催、その他のプロモーションや制作業務による収益の積み重ねによるものです。