四半期報告書-第101期第1四半期(平成30年4月1日-平成30年6月30日)

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2018/08/03 13:12
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32項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、企業業績や雇用所得環境が改善するなか、緩やかな回復基調が続きましたが、海外における保護主義化への懸念が高まり先行き不透明な状況で推移しました。
食品業界では、食へのニーズが益々多様化し簡便調理品や健康訴求品の市場が拡大する一方、労働力不足に伴う人件費や物流費の高騰、原材料の価格上昇などコストアップ要因が顕在化してきました。また、食品物流業界においても、慢性的な人手不足に加え、電力料金や車両調達コストの上昇が継続しました。
このような状況のなか、当社グループは、中期経営計画「POWER UP 2018」(2016年度~2018年度)の最終年度を迎え、食と健康を支える企業として事業活動を通じて新たな顧客価値を創造し、社会課題の解決に貢献しつつ、主力事業の更なる強化による持続的な利益成長と資本効率の向上に向けた施策に取り組みました。
この結果、グループ全体の売上高は、低温物流事業や畜産事業が堅調に推移し、1,413億6百万円(前期比1.7%の増収)となりました。利益面では、海外関係会社の業績影響などにより加工食品事業が苦戦し、営業利益は65億80百万円(前期比16.6%の減益)となり、経常利益は69億30百万円(前期比14.9%の減益)となりました。
特別利益は1億7百万円となる一方、特別損失は、固定資産除却損など総額は1億94百万円となりました。
以上により、親会社株主に帰属する四半期純利益は46億11百万円(前期比7.7%の減益)となりました。
《連結経営成績》
(単位:百万円)

当第1四半期
累計期間
前期比増減率(%)
売上高141,3062,2971.7
営業利益6,580△1,307△16.6
経常利益6,930△1,217△14.9
親会社株主に帰属する四半期純利益4,611△386△7.7

(2) セグメント別の概況
(単位:百万円)
売上高営業利益
(セグメント)当第1四半期累計期間前期比増減率(%)当第1四半期累計期間前期比増減率(%)
加工食品55,993△977△1.73,269△1,158△26.2
水産16,725△190△1.128△108△79.2
畜産22,5511,0264.8339△3△1.0
低温物流48,7682,3785.12,67690.4
不動産1,184△9△0.8533△13△2.5
その他1,13316717.477△31△28.9
調整額△5,049△96-△342△0-
合 計141,3062,2971.76,580△1,307△16.6

① 加工食品事業
家庭用・業務用ともにチキン加工品や米飯類などの主力カテゴリーを中心とした商品開発や販売活動に注力し、家庭用調理品の販売が拡大したものの、前期大幅増収となった業務用調理品の反動により全体では減収となりました。営業利益は生産性の改善などに注力したものの、海外関係会社の業績影響や減価償却費の負担増加などを吸収できず減益となりました。
(単位:百万円)
当第1四半期
累計期間
前期比増減率(%)
売上高 計55,993△977△1.7
家庭用調理品14,6191,2309.2
業務用調理品24,588△1,362△5.3
農産加工品4,871190.4
海外7,691△598△7.2
その他4,223△266△5.9
営業利益3,269△1,158△26.2

(注)海外は平成30年1月から平成30年3月までの累計期間
家庭用調理品
テレビCMなどの販売促進活動により、冷凍炒飯カテゴリーで売上No.1の「本格炒め炒飯」や夕食向けの食卓ニーズに合わせた唐揚げ「特から」などが好調に推移したことや、今春発売した料理素材として使いやすくスライスされた「切れてる!サラダチキン」なども寄与しました。
業務用調理品
需要が堅調に推移する中食市場向けの商品開発や業態別ニーズに合わせた販売活動に注力し、簡単調理で本格的な美味しさを追求した有名シェフ監修による「シェフズ・スペシャリテ」シリーズの販売が伸長したものの、大手ユーザー向けの取扱いが拡大し大幅増収となった前期の反動減を吸収できませんでした。
農産加工品
加工方法や品種選定などによる差別化商品の開発を続けるなか、ブロッコリーやナスなど「そのまま使えるシリーズ」の取扱いが伸長したものの、枝豆類やポテト類が低調に推移しました。
海外
米国子会社のInnovAsian Cuisine Enterprises社(ICE社)において大手ユーザー向けの取扱いが減少したものの、引き続きアジアンフーズ市場向け冷凍食品の積極的な販売促進活動に注力しました。
② 水産事業
安定的な収益確保をめざし中食・外食向けに最適な加工度での商品提供に取り組んだものの、「えび」の取扱いの減少や、「たこ」「魚卵」の調達コストが増加したことにより減収・減益となりました。
③ 畜産事業
中食・外食向けの販売が伸長したことにより増収となりましたが、輸入鶏肉の相場下落などにより利益は前期並みとなりました。
④ 低温物流事業
大都市圏を中心とした集荷拡大や地方エリアにおける保管・運送・流通加工機能などの総合的な物流サービスの提供に注力し増収となりました。営業利益はコスト上昇要因が重なるなか、業務改善及び運送効率化などの対応策を推進したことに加え、海外事業などが堅調に推移したことで前期並みを確保しました。
(単位:百万円)
売上高営業利益
当第1四半期
累計期間
前期比増減率
(%)
当第1四半期
累計期間
前期比増減率
(%)
国内小計39,0241,1183.02,567△158△5.8
物流ネットワーク22,7835622.5920323.7
地域保管16,2405553.51,647△190△10.4
海外9,2361,27616.0211136.9
その他・共通506△16△3.1△102154-
合 計48,7682,3785.12,67690.4

(注)海外は平成30年1月から平成30年3月までの累計期間
国内
地域保管事業において畜産品や冷凍食品などの保管需要を着実に取り込んだことに加え、TC(通過型センター)事業が堅調に推移したことなどにより増収となりました。営業利益は業務効率化や主に運送事業における適正料金の収受などの施策を引き続き推進しましたが、電力料、荷役作業及び輸配送のコストの上昇に加え、東京港湾地区での保管貨物の最適な配置促進に伴う一時的な費用増加などにより減益となりました。
海外
欧州地域はブラジル食肉不正問題によるチキン搬入量の減少や輸配送コストの上昇にもかかわらず、小売店向け輸送業務などの運送需要の着実な取り込みや輸入果汁の取扱拡大などにより増収・増益となりました。
(3) 財政状態の状況
(単位:百万円)
前会計年度末当第1四半期
会計期間末
比較増減
[資産の部]
流動資産153,564162,9919,426
固定資産213,703213,572△130
資産合計367,268376,5649,295
[負債・純資産の部]
流動負債110,489116,0085,519
固定負債87,09887,812713
負債合計197,587203,8216,233
うち、有利子負債
(リース債務を除く)
97,745
(79,844)
108,934
(91,305)
11,188
(11,461)
純資産合計169,680172,7423,062
(うち自己資本)(162,729)(165,891)(3,162)
D/Eレシオ(倍)
(リース債務を除く)
0.6
(0.5)
0.6
(0.5)
0.0
(0.0)

(注)D/Eレシオの算出方法:有利子負債÷純資産
① 総資産のポイント 3,765億円(92億円の増加)
販売が堅調に推移し売上債権が増加したことなどにより流動資産が94億円増加しました。
② 負債のポイント 2,038億円(62億円の増加)
未払費用が44億円減少する一方で、営業資金の増加に加え、配当金や法人税等の支払いなどにより有利子負債は111億円増加しました。
③ 純資産のポイント 1,727億円(30億円の増加)
親会社株主に帰属する四半期純利益46億円の計上、配当金の支払い19億円などにより利益剰余金が26億円増加、その他の包括利益累計額は5億円増加しました。
設備投資等の概要は次のとおりであります。
(単位:百万円)

前第1四半期
累計期間
当第1四半期
累計期間
比較増減
設備投資等
(うちリース資産除く)
3,120
(2,670)
4,931
(4,259)
1,810
(1,589)
減価償却費
(うちリース資産除く)
3,862
(2,947)
4,202
(3,308)
340
(360)

(4) 経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループの対処すべき課題について重要な変更はありません。
なお、当社は財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針を定めており、その内容等(会社法施行規則第118条第3号に掲げる事項)は次のとおりであります。
① 基本方針
当社は、当社の株券等について買収提案者が現れて買収提案を受けた場合に、これに応じて当社株式の売却を行うか否かの判断は、最終的に株主の皆様に委ねられるべきものであると考えております。また、株主の皆様が適切な判断をなされるためには、買収提案に関する十分な情報が株主の皆様に提供されるとともに、代替する案の可能性などについても検討する機会が提供されることが重要と考えております。
当社グループでは、「くらしを見つめ、人々に心の満足を提供する」ことを企業経営理念に掲げ、お客様にご満足いただける優れた品質と価値ある商品・サービスを創造・提供し、広く好感と信頼を寄せられる企業として、社会とともに成長することを目指しております。このような当社グループの企業経営理念や目指す姿、中長期的な経営方針にそぐわない、短期的な経済的効率性のみを重視した買収提案の場合には、当社の企業価値ひいては株主共同の利益が損なわれないよう、株主の皆様が十分な情報を得た状態で判断をされることが必要と考えております。
② 基本方針実現のための具体的な取組み
(イ) 基本方針実現のための特別な取組み
平成28年4月からの3年間、当社グループは中期経営計画「POWER UP 2018」に取り組んでおります。経営環境の変化を確実にとらえ、事業の展開を通じて社会的な課題の解決に貢献しつつ、安定的かつ着実な成長を実現することを目標としております。前計画に引き続き加工食品事業と低温物流事業を中心に設備投資を実施し、グループの成長基盤を強化することで企業価値を向上してまいります。
財務面では、営業キャッシュ・フローと資産流動化などによる資金を、成長と事業基盤強化のための投資に加え、株主還元に振り向けてまいります。株主還元につきましては、連結自己資本配当率(DOE)に基づく安定的な配当の継続を重視するとともに、資本効率などを考慮のうえ自己株式の取得を機動的に実施することとしております。
(ロ) 基本方針に照らして不適切な者が支配を獲得することを阻止するための取組み
当社グループは、加工食品事業、水産事業、畜産事業、低温物流事業、不動産事業、その他の事業を行っております。また、その物理的な事業活動の展開についても、子会社、事業所を通じて世界各国にて事業を行っております。当社グループの経営にあたっては、これらの複数の事業に関する幅広い知識と豊かな経験、また世界各国にわたる顧客、従業員及び取引先などとの間に築かれた関係がありますが、買収提案者による買収提案がなされ、株主の皆様が買収提案に応じるか否かの判断をなされる場合においても、これらに関する十分な理解が必要となります。
当社は、常日頃より、積極的なIR活動を行うことにより、株主の皆様に対する情報提供に努めておりますが、買収提案者による買収提案に応じるか否かを適切に判断していただくためには、当社と買収提案者の双方から適切かつ十分な情報(買収提案者からは、買収提案者が企図する当社グループの経営方針や事業計画の内容、買収提案が当社株主の皆様及び当社グループの経営に与える影響、当社グループを取り巻く多くのステークホルダーに対する影響、社会的責任に対する考え方等)が提供されるとともに、株主の皆様が判断をなされるために必要な検討期間が確保されることが必須となります。また、状況に応じて、当社より代替案の可能性を検討し株主の皆様に提案することにより、当社の企業価値ひいては株主共同の利益の観点から、より望ましい提案を株主の皆様が選択されることも可能となります。
当社は、買収提案者に対しては買収提案の是非を株主の皆様が適切に判断されるための必要かつ十分な情報の提供を求め、併せて当社取締役会の意見等を開示し、株主の皆様の検討のための時間と情報の確保に努める等、金融商品取引法、会社法及びその他関係法令の許容する範囲内において適切な措置を講じるとともに、引き続き企業価値並びに株主共同の利益の確保及び向上に努めてまいります。
③ 具体的取組みに対する当社取締役会の判断及びその理由
前記「② 基本方針実現のための具体的な取組み」は、前記「① 基本方針」に沿うものであり、当社の企業価値ひいては株主共同の利益を損なうものではなく、また、当社取締役の地位の維持を目的とするものではありません。
(6) 研究開発活動
当第1四半期連結累計期間における研究開発活動の金額は、550百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

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