四半期報告書-第159期第2四半期(令和1年7月1日-令和1年9月30日)
「企業内容等の開示に関する内閣府令の一部を改正する内閣府令」(平成31年内閣府令第3号)による改正後の「企業内容等の開示に関する内閣府令」第四号の三様式記載上の注意(8)の規定を当事業年度に係る四半期報告書から適用しております。
なお、文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、個人消費や設備投資を中心とした民需に支えられ緩やかな回復基調が続いたものの、製造業の企業収益、輸出や生産に減速感が見られました。また、世界経済は、全体としては緩やかな回復基調が継続していましたが、米中貿易摩擦の動向や中国経済の減速、英国のEU離脱問題等、先行の不透明さが増しております。
このような環境の下、当社グループは『中期経営計画《Go for Next 100》』に基づき、中長期で持続的な成長を実現するために高付加価値品へのシフトを進めており、第1四半期連結会計期間よりスペシャルガラスの生産設備を順次立ち上げるとともに、人材投資、研究開発も積極的に実施いたしました。
この結果、当第2四半期連結累計期間における売上高は42,762百万円(前年同四半期比3.0%の増収)、営業利益は3,394百万円(前年同四半期比22.7%の減益)、経常利益は3,391百万円(前年同四半期比31.0%の減益)、親会社株主に帰属する四半期純利益は2,065百万円(前年同四半期比54.4%の減益)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
①繊維事業
繊維事業では、日東紡(中国)有限公司の持分譲渡や市況の低迷によって売上高は減少しましたが、値上げの浸透や中国から日本への生産移管による損益の改善がありました。
この結果、売上高は2,006百万円(前年同四半期比20.2%の減収)、営業損失は115百万円(前年同四半期は営業損失161百万円)となりました。
グラスファイバー事業部門
原繊材事業、機能材事業、設備材事業では、高付加価値品へのシフトを進めるべく生産設備を立ち上げており、当第2四半期連結累計期間は基盤強化施策に伴う費用の増加の影響を受けました。グラスファイバー事業部門に属する各事業の状況と具体的な取り組みは以下のとおりです。
②原繊材事業
原繊材事業では、電子材料向けガラスヤーンはスマートフォンの生産調整が一段落し回復がみられましたが、強化プラスチック用途の複合材は厳しい状況が続いております。また、基盤強化施策に伴う人件費及び減価償却費の増加に加え物価上昇の影響もあり損益が悪化しました。
この結果、売上高は13,122百万円(前年同四半期比3.6%の減収)、営業利益は1,055百万円(前年同四半期比51.6%の減益)となりました。
③機能材事業
機能材事業では、高速大容量通信に資する電子材料向けスペシャルガラスの需要が引き続き堅調でした。またBaotek Industrial Materials Ltd.が連結子会社となり売上高が増加しました。
この結果、売上高は8,761百万円(前年同四半期比28.4%の増収)、営業利益は1,227百万円(前年同四半期比16.4%の増益)となりました。
④設備材事業
設備材事業では、設備・建設資材向けのガラスクロス及び住宅向け断熱材の販売は底堅く推移しましたが、設備投資に伴う減価償却費の増加等により損益が悪化しました。
この結果、売上高は10,656百万円(前年同四半期比1.4%の増収)、営業利益は73百万円(前年同四半期比60.8%の減益)となりました。
⑤ライフサイエンス事業
ライフサイエンス事業では、免疫系体外診断薬を中心に国内、海外向けの販売に注力し販売は堅調でしたが、基盤強化施策に伴う費用の増加の影響がありました。スペシャリティケミカルス分野においては、高付加価値品を国内外に安定的に供給しました。また飲料分野では、多品種小ロットの需要への幅広い対応を継続して行いました。
この結果、売上高は7,839百万円(前年同四半期比9.1%の増収)、営業利益は1,646百万円(前年同四半期比14.4%の増益)となりました。
⑥その他の事業
その他の事業は、産業機械設備関連事業等の収益確保に取り組みました。
この結果、売上高は376百万円(前年同四半期比55.4%の減収)、営業利益は281百万円(前年同四半期比100.7%の増益)となりました。
第1四半期連結会計期間において、実質支配力基準によりBaotek Industrial Materials Ltd.を持分法適用関連会社から連結子会社に変更しております。
上記の変更を踏まえ、当第2四半期連結会計期間末における総資産は173,848百万円となり、前連結会計年度末に比べ22,847百万円増加しました。主な要因は、有形固定資産の増加などであります。
負債は76,829百万円となり、前連結会計年度末に比べ16,569百万円増加しました。主な要因は、社債の増加などであります。
純資産は97,018百万円となり、自己資本比率は53.1%と前連結会計年度末に比べ6.3ポイント下落しました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、25,861百万円となり、前連結会計年度末に比べ9,564百万円の資金が増加しました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの主な要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前四半期純利益2,923百万円、減価償却費2,479百万円などにより4,781百万円の資金が増加(前年同四半期比3,435百万円資金の増加)しました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、固定資産の取得による支出9,749百万円、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出1,204百万円などにより10,983百万円の資金が減少(前年同四半期比4,388百万円資金の減少)しました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入れによる収入8,630百万円、社債の発行による収入10,000百万円などにより15,875百万円の資金が増加(前年同四半期比11,671百万円資金の増加)しました。
(3) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発費の総額は803百万円であります。
なお、文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、個人消費や設備投資を中心とした民需に支えられ緩やかな回復基調が続いたものの、製造業の企業収益、輸出や生産に減速感が見られました。また、世界経済は、全体としては緩やかな回復基調が継続していましたが、米中貿易摩擦の動向や中国経済の減速、英国のEU離脱問題等、先行の不透明さが増しております。
このような環境の下、当社グループは『中期経営計画《Go for Next 100》』に基づき、中長期で持続的な成長を実現するために高付加価値品へのシフトを進めており、第1四半期連結会計期間よりスペシャルガラスの生産設備を順次立ち上げるとともに、人材投資、研究開発も積極的に実施いたしました。
この結果、当第2四半期連結累計期間における売上高は42,762百万円(前年同四半期比3.0%の増収)、営業利益は3,394百万円(前年同四半期比22.7%の減益)、経常利益は3,391百万円(前年同四半期比31.0%の減益)、親会社株主に帰属する四半期純利益は2,065百万円(前年同四半期比54.4%の減益)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
①繊維事業
繊維事業では、日東紡(中国)有限公司の持分譲渡や市況の低迷によって売上高は減少しましたが、値上げの浸透や中国から日本への生産移管による損益の改善がありました。
この結果、売上高は2,006百万円(前年同四半期比20.2%の減収)、営業損失は115百万円(前年同四半期は営業損失161百万円)となりました。
グラスファイバー事業部門
原繊材事業、機能材事業、設備材事業では、高付加価値品へのシフトを進めるべく生産設備を立ち上げており、当第2四半期連結累計期間は基盤強化施策に伴う費用の増加の影響を受けました。グラスファイバー事業部門に属する各事業の状況と具体的な取り組みは以下のとおりです。
②原繊材事業
原繊材事業では、電子材料向けガラスヤーンはスマートフォンの生産調整が一段落し回復がみられましたが、強化プラスチック用途の複合材は厳しい状況が続いております。また、基盤強化施策に伴う人件費及び減価償却費の増加に加え物価上昇の影響もあり損益が悪化しました。
この結果、売上高は13,122百万円(前年同四半期比3.6%の減収)、営業利益は1,055百万円(前年同四半期比51.6%の減益)となりました。
③機能材事業
機能材事業では、高速大容量通信に資する電子材料向けスペシャルガラスの需要が引き続き堅調でした。またBaotek Industrial Materials Ltd.が連結子会社となり売上高が増加しました。
この結果、売上高は8,761百万円(前年同四半期比28.4%の増収)、営業利益は1,227百万円(前年同四半期比16.4%の増益)となりました。
④設備材事業
設備材事業では、設備・建設資材向けのガラスクロス及び住宅向け断熱材の販売は底堅く推移しましたが、設備投資に伴う減価償却費の増加等により損益が悪化しました。
この結果、売上高は10,656百万円(前年同四半期比1.4%の増収)、営業利益は73百万円(前年同四半期比60.8%の減益)となりました。
⑤ライフサイエンス事業
ライフサイエンス事業では、免疫系体外診断薬を中心に国内、海外向けの販売に注力し販売は堅調でしたが、基盤強化施策に伴う費用の増加の影響がありました。スペシャリティケミカルス分野においては、高付加価値品を国内外に安定的に供給しました。また飲料分野では、多品種小ロットの需要への幅広い対応を継続して行いました。
この結果、売上高は7,839百万円(前年同四半期比9.1%の増収)、営業利益は1,646百万円(前年同四半期比14.4%の増益)となりました。
⑥その他の事業
その他の事業は、産業機械設備関連事業等の収益確保に取り組みました。
この結果、売上高は376百万円(前年同四半期比55.4%の減収)、営業利益は281百万円(前年同四半期比100.7%の増益)となりました。
第1四半期連結会計期間において、実質支配力基準によりBaotek Industrial Materials Ltd.を持分法適用関連会社から連結子会社に変更しております。
上記の変更を踏まえ、当第2四半期連結会計期間末における総資産は173,848百万円となり、前連結会計年度末に比べ22,847百万円増加しました。主な要因は、有形固定資産の増加などであります。
負債は76,829百万円となり、前連結会計年度末に比べ16,569百万円増加しました。主な要因は、社債の増加などであります。
純資産は97,018百万円となり、自己資本比率は53.1%と前連結会計年度末に比べ6.3ポイント下落しました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、25,861百万円となり、前連結会計年度末に比べ9,564百万円の資金が増加しました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの主な要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前四半期純利益2,923百万円、減価償却費2,479百万円などにより4,781百万円の資金が増加(前年同四半期比3,435百万円資金の増加)しました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、固定資産の取得による支出9,749百万円、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出1,204百万円などにより10,983百万円の資金が減少(前年同四半期比4,388百万円資金の減少)しました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入れによる収入8,630百万円、社債の発行による収入10,000百万円などにより15,875百万円の資金が増加(前年同四半期比11,671百万円資金の増加)しました。
(3) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発費の総額は803百万円であります。