四半期報告書-第162期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響など予断を許さないものの、社会経済活動の正常化が進み回復基調が続きました。世界経済は、ロシアによるウクライナ侵攻の長期化、原燃料価格及び物流費の高騰、中国ゼロコロナ政策によるロックダウンが及ぼすサプライチェーンの混乱などの影響で回復が鈍化し、先行き不透明感が増しました。
このような環境の下、当社グループは2023年度を最終年度とする中期経営計画に基づき、持続可能な社会実現に向け、「環境・エネルギー」「デジタル化社会」「健康・安心・安全」に貢献するグローバル・ニッチ No.1を創造し続ける企業グループを目指しています。
当第1四半期連結累計期間では、高付加価値製品をはじめ全体的に販売が増加しました。また、経営資源を有効活用するため、当社が保有・運営するゴルフ練習場の営業を終了し、当ゴルフ練習場跡地を譲渡いたしました。
この結果、当第1四半期連結累計期間における売上高は23,827百万円(前年同四半期比16.1%の増収)、営業利益は2,613百万円(前年同四半期比54.3%の増益)、経常利益は3,594百万円(前年同四半期比121.5%の増益)、親会社株主に帰属する四半期純利益は4,787百万円(前年同四半期比486.7%の増益)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
グラスファイバー事業部門
グラスファイバー事業部門に属する原繊材事業、機能材事業、設備材事業の状況と具体的な取組みです。
①原繊材事業
原繊材事業では、電子材料向けヤーンについては、スペシャルガラス(NEヤーン、Tヤーン)の生産・販売が伸長し収益に貢献しました。強化プラスチック用途の複合材は、自動車減産などの影響を受けながらも、販売は前年同期を上回りました。
この結果、当事業は売上高6,888百万円(前年同四半期比20.1%の増収)、営業利益は428百万円(前年同四半期比26.0%の増益)となりました。
②機能材事業
機能材事業では、高速大容量通信に資する電子材料向けスペシャルガラス・クロスが引き続き好調に推移しました。
この結果、当事業は売上高6,979百万円(前年同四半期比24.6%の増収)、営業利益は1,416百万円(前年同四半期比96.3%の増益)となりました。
③設備材事業
設備材事業では、原燃料価格の高騰による影響を受けましたが、住宅向け断熱材の販売は回復が続き、設備・建設資材向けガラスクロスの販売は増加しました。
この結果、当事業は売上高4,588百万円(前年同四半期比9.8%の増収)、営業損失は20百万円(前年同四半期は営業損失43百万円)となりました。
④ライフサイエンス事業
ライフサイエンス事業のメディカル事業は、国内外ともに概ね順調な販売となりました。飲料事業においては、外出機会の増加に猛暑が相まって飲料生産受託の数量は増加しました。
この結果、当事業は売上高4,459百万円(前年同四半期比7.3%の増収)、営業利益は869百万円(前年同四半期比27.6%の増益)となりました。
⑤繊維事業
繊維事業では、新型コロナウイルス感染症に関連した行動制限の緩和に伴う外出機会の増加影響により、芯地販売は堅調に推移、収益は改善しました。一方、原糸事業の撤退により売上高は減少しました。
この結果、当事業は売上高606百万円(前年同四半期比9.3%の減収)、営業利益は42百万円(前年同四半期は営業損失19百万円)となりました。
⑥その他の事業
その他の事業は、産業機械設備関連事業等の収益確保に取り組みました。
この結果、当事業は売上高304百万円(前年同四半期比68.0%の増収)、営業利益は37百万円(前年同四半期比53.7%の減益)となりました。
当第1四半期連結会計期間末における総資産は191,981百万円となり、前連結会計年度末に比べ4,692百万円増加しました。主な要因は、受取手形及び売掛金の増加、棚卸資産の増加などであります。
負債は77,066百万円となり、前連結会計年度末に比べ415百万円増加しました。主な要因は、支払手形及び買掛金の増加などであります。
純資産は114,914百万円となり、自己資本比率は57.3%と前連結会計年度末に比べ0.8ポイント上昇しました。
(2) 研究開発活動
当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発費の総額は685百万円であります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響など予断を許さないものの、社会経済活動の正常化が進み回復基調が続きました。世界経済は、ロシアによるウクライナ侵攻の長期化、原燃料価格及び物流費の高騰、中国ゼロコロナ政策によるロックダウンが及ぼすサプライチェーンの混乱などの影響で回復が鈍化し、先行き不透明感が増しました。
このような環境の下、当社グループは2023年度を最終年度とする中期経営計画に基づき、持続可能な社会実現に向け、「環境・エネルギー」「デジタル化社会」「健康・安心・安全」に貢献するグローバル・ニッチ No.1を創造し続ける企業グループを目指しています。
当第1四半期連結累計期間では、高付加価値製品をはじめ全体的に販売が増加しました。また、経営資源を有効活用するため、当社が保有・運営するゴルフ練習場の営業を終了し、当ゴルフ練習場跡地を譲渡いたしました。
この結果、当第1四半期連結累計期間における売上高は23,827百万円(前年同四半期比16.1%の増収)、営業利益は2,613百万円(前年同四半期比54.3%の増益)、経常利益は3,594百万円(前年同四半期比121.5%の増益)、親会社株主に帰属する四半期純利益は4,787百万円(前年同四半期比486.7%の増益)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
グラスファイバー事業部門
グラスファイバー事業部門に属する原繊材事業、機能材事業、設備材事業の状況と具体的な取組みです。
①原繊材事業
原繊材事業では、電子材料向けヤーンについては、スペシャルガラス(NEヤーン、Tヤーン)の生産・販売が伸長し収益に貢献しました。強化プラスチック用途の複合材は、自動車減産などの影響を受けながらも、販売は前年同期を上回りました。
この結果、当事業は売上高6,888百万円(前年同四半期比20.1%の増収)、営業利益は428百万円(前年同四半期比26.0%の増益)となりました。
②機能材事業
機能材事業では、高速大容量通信に資する電子材料向けスペシャルガラス・クロスが引き続き好調に推移しました。
この結果、当事業は売上高6,979百万円(前年同四半期比24.6%の増収)、営業利益は1,416百万円(前年同四半期比96.3%の増益)となりました。
③設備材事業
設備材事業では、原燃料価格の高騰による影響を受けましたが、住宅向け断熱材の販売は回復が続き、設備・建設資材向けガラスクロスの販売は増加しました。
この結果、当事業は売上高4,588百万円(前年同四半期比9.8%の増収)、営業損失は20百万円(前年同四半期は営業損失43百万円)となりました。
④ライフサイエンス事業
ライフサイエンス事業のメディカル事業は、国内外ともに概ね順調な販売となりました。飲料事業においては、外出機会の増加に猛暑が相まって飲料生産受託の数量は増加しました。
この結果、当事業は売上高4,459百万円(前年同四半期比7.3%の増収)、営業利益は869百万円(前年同四半期比27.6%の増益)となりました。
⑤繊維事業
繊維事業では、新型コロナウイルス感染症に関連した行動制限の緩和に伴う外出機会の増加影響により、芯地販売は堅調に推移、収益は改善しました。一方、原糸事業の撤退により売上高は減少しました。
この結果、当事業は売上高606百万円(前年同四半期比9.3%の減収)、営業利益は42百万円(前年同四半期は営業損失19百万円)となりました。
⑥その他の事業
その他の事業は、産業機械設備関連事業等の収益確保に取り組みました。
この結果、当事業は売上高304百万円(前年同四半期比68.0%の増収)、営業利益は37百万円(前年同四半期比53.7%の減益)となりました。
当第1四半期連結会計期間末における総資産は191,981百万円となり、前連結会計年度末に比べ4,692百万円増加しました。主な要因は、受取手形及び売掛金の増加、棚卸資産の増加などであります。
負債は77,066百万円となり、前連結会計年度末に比べ415百万円増加しました。主な要因は、支払手形及び買掛金の増加などであります。
純資産は114,914百万円となり、自己資本比率は57.3%と前連結会計年度末に比べ0.8ポイント上昇しました。
(2) 研究開発活動
当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発費の総額は685百万円であります。