有価証券報告書-第162期(2022/04/01-2023/03/31)
(1) 経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、社会経済活動の正常化が進んだ一方で、世界的な原燃料価格高騰の影響が続き、景気の回復が鈍化しました。また世界経済は回復基調にあるものの、半導体市場の成長鈍化や原燃料価格高騰、欧米における政策金利の引き上げなど、先行き不透明な状況は継続しました。
このような環境の下、当社グループは2021年4月に中期経営計画をスタートさせ、持続可能な社会実現に向け、「環境・エネルギー」「デジタル化社会」「健康・安心・安全」に貢献するグローバル・ニッチ No.1を創造し続ける企業グループを目指しています。
2023年3月期は、体外診断薬事業において米国カリフォルニア州にヤギ抗血清の新工場を完成させたほか、飲料事業の連結子会社の株式譲渡を実行するなど、成長戦略の実践と経営基盤の強化に取り組みました。
この結果、連結売上高は87,529百万円(前年同期比4.1%の増収)、連結営業利益は4,880百万円(前年同期比32.9%の減益)、連結経常利益は6,067百万円(前年同期比24.8%の減益)、親会社株主に帰属する当期純利益は2,772百万円(前年同期比57.5%の減益)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
原繊材事業は、売上高23,968百万円と前年同期比2.7%の増収となり、営業損失は1,680百万円(前連結会計年度は営業利益1,733百万円)となりました。
機能材事業は、売上高22,866百万円と前年同期比0.4%の減収となり、営業利益は3,478百万円と前年同期比13.5%の増益となりました。
設備材事業は、売上高20,487百万円と前年同期比11.2%の増収となり、営業利益は111百万円と前年同期比56.3%の減益となりました。
ライフサイエンス事業は、売上高16,759百万円と前年同期比5.5%の増収となり、営業利益は2,791百万円と前年同期比9.0%の増益となりました。
繊維事業は、売上高2,327百万円と前年同期比7.4%の減収となり、営業利益は95百万円(前連結会計年度は営業損失131百万円)となりました。
その他の事業は、売上高1,121百万円と前年同期比21.3%の増収となり、営業利益は130百万円と前年同期比71.3%の減益となりました。
当連結会計年度末における総資産は185,585百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,704百万円減少しました。主な要因は、有形固定資産、売掛金の減少、棚卸資産、現金及び預金の増加などであります。
負債は76,636百万円となり、前連結会計年度末に比べ15百万円減少しました。主な要因は、退職給付に係る負債の減少、修繕引当金の増加などであります。
純資産は108,948百万円となり、自己資本比率は55.9%と前連結会計年度末に比べ0.6ポイント減少しました。
②キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、営業活動により得られた資金7,643百万円、投資活動により得られた資金1,979百万円、財務活動により使用した資金7,249百万円などの結果、前連結会計年度末に比べ3,006百万円増加し、当連結会計年度末には21,460百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における営業活動による資金は、前連結会計年度の6,965百万円の増加から、7,643百万円の増加となりました。これは主に「①財政状態及び経営成績の状況」で記載いたしましたとおりの事業活動の結果、税金等調整前当期純利益が4,661百万円となったほか、減価償却費8,208百万円により資金が増加した一方、棚卸資産の増加額8,660百万円により資金が減少したことなどによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における投資活動による資金は、前連結会計年度の17,305百万円の減少から1,979百万円の増加となりました。これは主に、固定資産の取得による支出7,173百万円により資金が減少した一方、固定資産の売却による収入5,466百万円及び投資有価証券の売却による収入2,516百万円により資金が増加したことなどによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における財務活動による資金は、前連結会計年度の1,530百万円の減少から7,249百万円の減少となりました。これは主に、自己株式の取得による支出5,001百万円及び配当金の支払額1,722百万円により資金が減少したことなどによるものであります。
③生産、受注及び販売の実績
(ア)生産実績
当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注) 金額は、販売価格によっております。
(イ)受注実績
当社グループ(当社及び連結子会社)は主として見込生産を行っており、受注生産はほとんどありません。
(ウ)販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注) セグメント間の取引については相殺消去しております。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
日東紡グループの目標とする経営指標と当連結会計年度の実績は次のとおりであります。
当社グループは2021年4月に新中期経営計画をスタートさせ、持続可能な社会実現に向け、「環境・エネルギー」「デジタル化社会」「健康・安心・安全」に貢献するグローバル・ニッチNo.1を創造し続ける企業グループを目指しています。
2023年3月期は、体外診断薬事業において米国カリフォルニア州にヤギ抗血清の新工場を完成させたほか、飲料事業の連結子会社の株式譲渡を実行するなど、成長戦略の実践と経営基盤の強化に取り組みました。
この結果、連結売上高は87,529百万円(前年同期比4.1%の増収)、連結営業利益は4,880百万円(前年同期比32.9%の減益)となりました。
また、固定資産売却益5,350百万円など計6,410百万円の特別利益を計上し、一方、減損損失6,592百万円など計7,816百万円の特別損失を計上した結果、親会社株主に帰属する当期純利益は2,772百万円(前年同期比57.5%の減益)となり、ROEは2.6%となりました。
当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因及び対応策につきましては、前述の「3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。
セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は、次のとおりであります。
グラスファイバー事業部門に属する原繊材事業、機能材事業、設備材事業の状況と具体的な取組みは、以下のとおりです。
原繊材事業では、強化プラスチック用途の複合材及び電子材料向けEガラス・ヤーンの販売は低迷しました。また、電子材料向けスペシャルガラス・ヤーンにおいては下期に発生したサプライチェーンの在庫調整により売上が鈍化するも、上期の好調な生産・販売の影響を受け、全体として売上は前年同期比で増加しました。一方、原燃料価格の高騰などにより収益は悪化しました。
この結果、当事業は売上高23,968百万円と前年同期比2.7%の増収となり、営業損失は1,680百万円(前連結会計年度は営業利益1,733百万円)となりました。
また、セグメント資産は81,918百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,206百万円減少しました。
機能材事業では、高速大容量通信に資する電子材料向けスペシャルガラス(NEクロス、Tクロス)において、半導体需要の鈍化に伴うサプライチェーンの在庫調整により、下期は販売が停滞したものの、為替相場がプラスに影響し、増益となりました。
この結果、当事業は売上高22,866百万円と前年同期比0.4%の減収となり、営業利益は3,478百万円と前年同期比13.5%の増益となりました。
また、セグメント資産は24,241百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,459百万円減少しました。
設備材事業では、住宅向け断熱材及び設備・建設資材向けガラスクロス販売が伸長するも、原燃料価格高騰による影響を受けました。
この結果、当事業は売上高20,487百万円と前年同期比11.2%の増収となり、営業利益は111百万円と前年同期比56.3%の減益となりました。
また、セグメント資産は18,428百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,877百万円減少しました。
ライフサイエンス事業では、第4四半期以降、飲料事業の売上は連結対象から外れたものの、メディカル事業が国内外とも順調な販売が継続し、収益に貢献しました。
この結果、当事業は売上高16,759百万円と前年同期比5.5%の増収となり、営業利益は2,791百万円と前年同期比9.0%の増益となりました。
また、セグメント資産は18,626百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,031百万円減少しました。
なお、飲料事業を営むニットービバレッジ株式会社は2023年1月4日に株式譲渡を実行し、当社連結対象子会社から除外されました。
繊維事業では、原糸事業を終了した影響により売上高は減少したものの、衣料品の市況回復により芯地販売は好調に推移し収益に貢献しました。
この結果、当事業は売上高2,327百万円と前年同期比7.4%の減収となり、営業利益は95百万円(前連結会計年度は営業損失131百万円)となりました。
また、セグメント資産は3,126百万円となり、前連結会計年度末に比べ41百万円減少しました。
その他の事業は、産業機械設備関連事業等の収益確保に取り組みました。
この結果、売上高1,121百万円と前年同期比21.3%の増収となり、営業利益は130百万円と前年同期比71.3%の減益となりました。
また、セグメント資産は2,302百万円となり、前連結会計年度末に比べ627百万円減少しました。
②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当社グループの当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況の分析・検討内容は、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に含めて記載しております。
当社グループの資本の財源及び資金の流動性について、当社グループの資金需要は、製品の製造販売に関わる原燃料費や営業費用などの運転資金、設備投資資金及び研究開発などであります。資金調達は主としてフリー・キャッシュフロー(当社グループはフリー・キャッシュフローを営業活動によるキャッシュ・フロー及び資産活用をはじめとした投資活動によるキャッシュ・フローの合計と定義しております。)、社債の発行及び間接調達により十分な資金を確保しており、借入枠100億円のコミットメントラインにより財務の安定性及び流動性を補完しております。
③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づいて作成されております。
連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項) 」、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り) 」及び「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項 (追加情報) 」に記載しております。
当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、社会経済活動の正常化が進んだ一方で、世界的な原燃料価格高騰の影響が続き、景気の回復が鈍化しました。また世界経済は回復基調にあるものの、半導体市場の成長鈍化や原燃料価格高騰、欧米における政策金利の引き上げなど、先行き不透明な状況は継続しました。
このような環境の下、当社グループは2021年4月に中期経営計画をスタートさせ、持続可能な社会実現に向け、「環境・エネルギー」「デジタル化社会」「健康・安心・安全」に貢献するグローバル・ニッチ No.1を創造し続ける企業グループを目指しています。
2023年3月期は、体外診断薬事業において米国カリフォルニア州にヤギ抗血清の新工場を完成させたほか、飲料事業の連結子会社の株式譲渡を実行するなど、成長戦略の実践と経営基盤の強化に取り組みました。
この結果、連結売上高は87,529百万円(前年同期比4.1%の増収)、連結営業利益は4,880百万円(前年同期比32.9%の減益)、連結経常利益は6,067百万円(前年同期比24.8%の減益)、親会社株主に帰属する当期純利益は2,772百万円(前年同期比57.5%の減益)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
原繊材事業は、売上高23,968百万円と前年同期比2.7%の増収となり、営業損失は1,680百万円(前連結会計年度は営業利益1,733百万円)となりました。
機能材事業は、売上高22,866百万円と前年同期比0.4%の減収となり、営業利益は3,478百万円と前年同期比13.5%の増益となりました。
設備材事業は、売上高20,487百万円と前年同期比11.2%の増収となり、営業利益は111百万円と前年同期比56.3%の減益となりました。
ライフサイエンス事業は、売上高16,759百万円と前年同期比5.5%の増収となり、営業利益は2,791百万円と前年同期比9.0%の増益となりました。
繊維事業は、売上高2,327百万円と前年同期比7.4%の減収となり、営業利益は95百万円(前連結会計年度は営業損失131百万円)となりました。
その他の事業は、売上高1,121百万円と前年同期比21.3%の増収となり、営業利益は130百万円と前年同期比71.3%の減益となりました。
当連結会計年度末における総資産は185,585百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,704百万円減少しました。主な要因は、有形固定資産、売掛金の減少、棚卸資産、現金及び預金の増加などであります。
負債は76,636百万円となり、前連結会計年度末に比べ15百万円減少しました。主な要因は、退職給付に係る負債の減少、修繕引当金の増加などであります。
純資産は108,948百万円となり、自己資本比率は55.9%と前連結会計年度末に比べ0.6ポイント減少しました。
②キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、営業活動により得られた資金7,643百万円、投資活動により得られた資金1,979百万円、財務活動により使用した資金7,249百万円などの結果、前連結会計年度末に比べ3,006百万円増加し、当連結会計年度末には21,460百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における営業活動による資金は、前連結会計年度の6,965百万円の増加から、7,643百万円の増加となりました。これは主に「①財政状態及び経営成績の状況」で記載いたしましたとおりの事業活動の結果、税金等調整前当期純利益が4,661百万円となったほか、減価償却費8,208百万円により資金が増加した一方、棚卸資産の増加額8,660百万円により資金が減少したことなどによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における投資活動による資金は、前連結会計年度の17,305百万円の減少から1,979百万円の増加となりました。これは主に、固定資産の取得による支出7,173百万円により資金が減少した一方、固定資産の売却による収入5,466百万円及び投資有価証券の売却による収入2,516百万円により資金が増加したことなどによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における財務活動による資金は、前連結会計年度の1,530百万円の減少から7,249百万円の減少となりました。これは主に、自己株式の取得による支出5,001百万円及び配当金の支払額1,722百万円により資金が減少したことなどによるものであります。
③生産、受注及び販売の実績
(ア)生産実績
当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 生産高(百万円) | 前年同期比(%) |
| 原繊材事業 | 28,960 | 31.8 |
| 機能材事業 | 23,022 | 2.3 |
| 設備材事業 | 20,311 | 13.2 |
| ライフサイエンス事業 | 16,768 | 26.1 |
| 繊維事業 | 2,135 | △10.5 |
| その他の事業 | - | - |
| 合計 | 91,196 | 16.8 |
(注) 金額は、販売価格によっております。
(イ)受注実績
当社グループ(当社及び連結子会社)は主として見込生産を行っており、受注生産はほとんどありません。
(ウ)販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 販売高(百万円) | 前年同期比(%) |
| 原繊材事業 | 23,968 | 2.7 |
| 機能材事業 | 22,866 | △0.4 |
| 設備材事業 | 20,487 | 11.2 |
| ライフサイエンス事業 | 16,759 | 5.5 |
| 繊維事業 | 2,327 | △7.4 |
| その他の事業 | 1,121 | 21.3 |
| 合計 | 87,529 | 4.1 |
(注) セグメント間の取引については相殺消去しております。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
日東紡グループの目標とする経営指標と当連結会計年度の実績は次のとおりであります。
| 2022年度実績 | 2023年度目標 | |
| 売上高(百万円) | 87,529 | 100,000 |
| 営業利益(百万円) | 4,880 | 14,000 |
| ROE | 2.6% | 10.0% |
| 自己資本比率 | 55.9% | 55.0% |
当社グループは2021年4月に新中期経営計画をスタートさせ、持続可能な社会実現に向け、「環境・エネルギー」「デジタル化社会」「健康・安心・安全」に貢献するグローバル・ニッチNo.1を創造し続ける企業グループを目指しています。
2023年3月期は、体外診断薬事業において米国カリフォルニア州にヤギ抗血清の新工場を完成させたほか、飲料事業の連結子会社の株式譲渡を実行するなど、成長戦略の実践と経営基盤の強化に取り組みました。
この結果、連結売上高は87,529百万円(前年同期比4.1%の増収)、連結営業利益は4,880百万円(前年同期比32.9%の減益)となりました。
また、固定資産売却益5,350百万円など計6,410百万円の特別利益を計上し、一方、減損損失6,592百万円など計7,816百万円の特別損失を計上した結果、親会社株主に帰属する当期純利益は2,772百万円(前年同期比57.5%の減益)となり、ROEは2.6%となりました。
当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因及び対応策につきましては、前述の「3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。
セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は、次のとおりであります。
グラスファイバー事業部門に属する原繊材事業、機能材事業、設備材事業の状況と具体的な取組みは、以下のとおりです。
原繊材事業では、強化プラスチック用途の複合材及び電子材料向けEガラス・ヤーンの販売は低迷しました。また、電子材料向けスペシャルガラス・ヤーンにおいては下期に発生したサプライチェーンの在庫調整により売上が鈍化するも、上期の好調な生産・販売の影響を受け、全体として売上は前年同期比で増加しました。一方、原燃料価格の高騰などにより収益は悪化しました。
この結果、当事業は売上高23,968百万円と前年同期比2.7%の増収となり、営業損失は1,680百万円(前連結会計年度は営業利益1,733百万円)となりました。
また、セグメント資産は81,918百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,206百万円減少しました。
機能材事業では、高速大容量通信に資する電子材料向けスペシャルガラス(NEクロス、Tクロス)において、半導体需要の鈍化に伴うサプライチェーンの在庫調整により、下期は販売が停滞したものの、為替相場がプラスに影響し、増益となりました。
この結果、当事業は売上高22,866百万円と前年同期比0.4%の減収となり、営業利益は3,478百万円と前年同期比13.5%の増益となりました。
また、セグメント資産は24,241百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,459百万円減少しました。
設備材事業では、住宅向け断熱材及び設備・建設資材向けガラスクロス販売が伸長するも、原燃料価格高騰による影響を受けました。
この結果、当事業は売上高20,487百万円と前年同期比11.2%の増収となり、営業利益は111百万円と前年同期比56.3%の減益となりました。
また、セグメント資産は18,428百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,877百万円減少しました。
ライフサイエンス事業では、第4四半期以降、飲料事業の売上は連結対象から外れたものの、メディカル事業が国内外とも順調な販売が継続し、収益に貢献しました。
この結果、当事業は売上高16,759百万円と前年同期比5.5%の増収となり、営業利益は2,791百万円と前年同期比9.0%の増益となりました。
また、セグメント資産は18,626百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,031百万円減少しました。
なお、飲料事業を営むニットービバレッジ株式会社は2023年1月4日に株式譲渡を実行し、当社連結対象子会社から除外されました。
繊維事業では、原糸事業を終了した影響により売上高は減少したものの、衣料品の市況回復により芯地販売は好調に推移し収益に貢献しました。
この結果、当事業は売上高2,327百万円と前年同期比7.4%の減収となり、営業利益は95百万円(前連結会計年度は営業損失131百万円)となりました。
また、セグメント資産は3,126百万円となり、前連結会計年度末に比べ41百万円減少しました。
その他の事業は、産業機械設備関連事業等の収益確保に取り組みました。
この結果、売上高1,121百万円と前年同期比21.3%の増収となり、営業利益は130百万円と前年同期比71.3%の減益となりました。
また、セグメント資産は2,302百万円となり、前連結会計年度末に比べ627百万円減少しました。
②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当社グループの当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況の分析・検討内容は、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に含めて記載しております。
当社グループの資本の財源及び資金の流動性について、当社グループの資金需要は、製品の製造販売に関わる原燃料費や営業費用などの運転資金、設備投資資金及び研究開発などであります。資金調達は主としてフリー・キャッシュフロー(当社グループはフリー・キャッシュフローを営業活動によるキャッシュ・フロー及び資産活用をはじめとした投資活動によるキャッシュ・フローの合計と定義しております。)、社債の発行及び間接調達により十分な資金を確保しており、借入枠100億円のコミットメントラインにより財務の安定性及び流動性を補完しております。
③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づいて作成されております。
連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項) 」、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り) 」及び「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項 (追加情報) 」に記載しております。