有価証券報告書-第20期(2024/04/01-2025/03/31)
(1) 経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー (以下「経営成績等」) の状況の概要は次のとおりです。
① 財政状態及び経営成績の状況
[財政状態]
当連結会計年度末の連結財政状態計算書の概要及び前連結会計年度末からの主な変動は以下のとおりです。
総資産は3兆3,395億円 (前連結会計年度末比2,301億円減) となりました。
非流動資産は、2兆1,382億円 (同2,367億円減) となりました。有形固定資産は、3,289億円 (同352億円増) となりました。のれんは4,152億円 (同35億円減) 、無形資産は1兆1,237億円 (同3,301億円減) となりました。
流動資産は、1兆2,013億円 (同66億円増) となりました。現金及び現金同等物は1,884億円 (同1,473億円減) となりました。
資本合計は、1兆5,133億円 (同827億円減) となり、親会社所有者帰属持分比率は45.3%となりました。当期利益507億円を計上した一方で、剰余金の配当1,290億円を実施しました。
負債合計は、1兆8,263億円 (同1,473億円減) となりました。
非流動負債は7,647億円 (同768億円増) となりました。社債及び借入金は5,649億円 (同1,172億円増) となりました。そのうち、社債は3,200億円 (同700億円増) 、長期借入金は2,449億円 (同472億円増) となりました。
流動負債は1兆616億円 (同2,241億円減) となりました。社債及び借入金は2,665億円 (同2,057億円減) となりました。そのうち、短期借入金は200億円 (同1,154億円減) 、コマーシャル・ペーパーは1,649億円 (同1,201億円減) 、1年以内償還予定の社債は300億円 (同300億円増) 、1年以内返済予定の長期借入金は517億円 (同2億円減) となりました。
[経営成績]
<連結業績 (コアベース) >当連結会計年度の連結業績 (コアベース) は下表のとおりです。売上収益、コア営業利益、コア当期利益はいずれも増加しました。
当連結会計年度からコアベースの業績の定義を変更し、フルベースの業績から新たに無形資産償却費、無形資産譲渡益、持分法による投資損益を、当社が定める特定の重要な調整項目として除外しています。新定義によるコアベースの業績は、当社の収益力を示す指標として、フルベースの業績から当社が定めた特定の重要な調整項目を除外したものです。調整項目には、無形資産償却費、無形資産譲渡益、持分法による投資損益、減損損失、有形固定資産売却損益、リストラクチャリング費用、災害による損失、訴訟等による多額の賠償又は和解費用等のほか、当社が除外すべきと判断する項目が含まれます。前連結会計年度の金額は当該変更を反映しています。
売上収益
・主要製品の前立腺がん治療剤XTANDI、尿路上皮がん治療剤PADCEV、急性骨髄性白血病治療剤XOSPATAの売上が拡大しました。また、前連結会計年度に発売となった閉経に伴う血管運動神経症状治療剤VEOZAHと地図状萎縮を伴う加齢黄斑変性治療剤IZERVAY、当連結会計年度に発売となった胃腺がん及び食道胃接合部腺がん治療剤VYLOYも売上収益の拡大に貢献しました。
・これらによって、米国における過活動膀胱治療剤ミラベトリックの後発品の影響による売上の減少を補いました。
以上の結果、売上収益は1兆9,123億円 (前連結会計年度比19.2%増) となりました。
コア営業利益/コア当期利益
・売上総利益は、1兆5,631億円 (同19.2%増) となりました。
・販売費及び一般管理費は、8,430億円 (同13.9%増) となりました。SMT (注1) によるコスト最適化を推進するなかで、グローバル組織改革 (同約150億円減) や成熟製品における費用の見直し (同約100億円減) 、デジタル及びAI活用による全社的な業務効率化 (同約60億円減) などの削減効果があった一方で、為替の影響 (同349億円増) や重点戦略製品 (注2) の販促費用の増加により、総額として増加しました。なお、XTANDIの米国での共同販促費用を除いた販売費及び一般管理費は、5,905億円 (同8.3%増) となりました。
・研究開発費は、3,277億円 (同11.4%増) となりました。為替の影響 (同111億円増) に加え、Primary Focus (標的タンパク質分解誘導、がん免疫など) や重点戦略製品のライフサイクルマネジメント、研究開発の機能強化への投資を拡充 (同約150億円増) したことなどにより、総額として増加しました。また、一過性の共同開発費用の支払いも増加要因となりました。
以上の結果、コア営業利益は3,924億円 (同41.7%増) 、コア当期利益は2,957億円 (同32.5%増) となりました。
(注) 1.SMT:Sustainable Margin Transformation
2.重点戦略製品:PADCEV、IZERVAY、VEOZAH、VYLOY、XOSPATA
<連結業績 (フルベース) >当連結会計年度の連結業績 (フルベース) は下表のとおりです。営業利益及び当期利益はいずれも増加しました。
フルベースの業績は、コアベースの業績に「無形資産償却費」、「無形資産譲渡益」、「持分法による投資損益」、「その他の収益」、「その他の費用」を戻し入れたものです。
当連結会計年度における「無形資産償却費」は1,368億円 (前連結会計年度:988億円)、「その他の収益」は203億円 (同:87億円) 、「その他の費用」は2,358億円 (同:1,678億円) となりました。
「その他の費用」として、主に米国外IZERVAY (1,151億円) 、AT466 (518億円) 、iota (80億円) に関する無形資産の減損損失を計上したことに加え、主に外貨建貨幣性資産の評価において為替レートの変動に伴い発生した為替差損 (186億円) やリストラクチャリング費用 (155億円) を計上しました。
「法人所得税費用」には、Ganymed Pharmaceuticals GmbHの清算を意思決定したことによる従前は未認識であった同社に対する投資に係る一時差異等から生じた税務便益 (206億円) が含まれています。
<主要製品の売上>
(注) 1.VEOZAH:米国以外ではVEOZAの製品名で承認取得
2.プログラフ:アドバグラフ、グラセプター、アスタグラフXLを含む
・全ての地域で売上が拡大し、グローバル売上は大きく拡大しました。
・全ての地域で売上が拡大し、グローバル売上は大きく拡大しました。
・1L mUC (転移性尿路上皮がん患者を対象とした一次治療) の承認国が拡大し、各国での市場浸透が売上伸長に貢献しました。
・発売している米国において、売上は大きく拡大しました。
・発売国の拡大も堅調に推移し、グローバル売上は大きく拡大しました。
・グローバル全体で期待以上に売上が拡大しました。
・想定を上回るClaudin 18.2検査の普及率が、期待以上の売上伸長に貢献しました。
・グローバル売上は着実に拡大しました。
<ベタニス/ミラベトリック/ベットミガ>・米国における後発品参入の影響で、グローバル売上は減少しました。
<プログラフ>・グローバル売上は前連結会計年度と比べ同水準でした。
<地域別売上収益の状況>地域別の売上収益は下表のとおりです。日本は減少した一方で、その他の地域はいずれも増加しました。
(注) 当連結会計年度から、グレーターチャイナの名称をチャイナに変更しています。加えて、台湾のコマーシャル区分をチャイナからインターナショナルマーケットに変更し、前連結会計年度の金額は当該変更を反映しています。
エスタブリッシュドマーケット:欧州、カナダ 等
チャイナ:中国、香港
インターナショナルマーケット:中南米、中東、アフリカ、東南アジア、南アジア、ロシア、韓国、台湾、オーストラリア、輸出売上 等
[セグメント情報]
当社グループは、医薬品事業の単一セグメントのため、記載を省略しています。
② キャッシュ・フローの状況
<営業活動によるキャッシュ・フロー>当連結会計年度の営業活動によるキャッシュ・フローは、1,945億円 (前連結会計年度比220億円増) となりました。
・法人所得税の支払額は855億円 (同474億円増) となりました。
<投資活動によるキャッシュ・フロー>当連結会計年度の投資活動によるキャッシュ・フローは、△894億円 (同7,564億円支出減) となりました。
<財務活動によるキャッシュ・フロー>当連結会計年度の財務活動によるキャッシュ・フローは、△2,614億円 (前連結会計年度は6,141億円の収入) となりました。
・配当金の支払額は1,290億円 (同123億円増) となりました。
以上の結果、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は、1,884億円 (前連結会計年度末比1,473億円減) となりました。
③ 生産、受注及び販売の実績
1) 生産及び仕入実績
当連結会計年度における生産及び仕入実績をセグメントごとに示すと、以下のとおりです。
(注) 金額は、販売価格に基づいています。
2) 受注実績
当社グループは見込み生産を行っているため、該当事項はありません。
3) 販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、以下のとおりです。
(注) 主な相手先の販売実績及び総販売実績に対する割合は、以下のとおりです。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりです。また、文中において将来について記載した事項は、当連結会計年度末現在において判断したものです。
① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載しています。
② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
[キャッシュ・フロー]
キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載しています。
[財務政策]
当社グループは、企業価値の持続的向上に努めるとともに、株主還元にも積極的に取り組んでいます。
成長を実現するための事業投資を優先しながら、配当については、連結ベースでの中長期的な利益成長に基づき、安定的かつ持続的な向上に努めます。また、自己株式の取得を必要に応じて機動的に実施し、資本効率の改善と1株当たり利益の向上を図ります。資金の流動性については、コマーシャル・ペーパー及び借入金による資金調達を行い、また流動性リスクに備えるため取引金融機関とコミットメントライン契約を締結しており、当面の運転資金及び設備資金に加え、一定の戦略的投資機会にも備えられる現預金水準を確保しています。
「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおり、当社グループの事業等は医薬品事業に特有のさまざまなリスクを伴っています。事業展開にあたっては、必要資金を円滑にかつ低利で調達できるよう財務基盤の健全性の維持に努めます。
③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループは、IFRSに準拠して連結財務諸表を作成しています。この連結財務諸表の作成にあたり、必要と思われる見積りは合理的な基準に基づいて実施しています。詳細については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 連結財務諸表注記 3.重要性がある会計方針 4.重要な会計上の見積り、判断及び仮定」に記載のとおりです。
当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー (以下「経営成績等」) の状況の概要は次のとおりです。
① 財政状態及び経営成績の状況
[財政状態]
当連結会計年度末の連結財政状態計算書の概要及び前連結会計年度末からの主な変動は以下のとおりです。
総資産は3兆3,395億円 (前連結会計年度末比2,301億円減) となりました。
非流動資産は、2兆1,382億円 (同2,367億円減) となりました。有形固定資産は、3,289億円 (同352億円増) となりました。のれんは4,152億円 (同35億円減) 、無形資産は1兆1,237億円 (同3,301億円減) となりました。
流動資産は、1兆2,013億円 (同66億円増) となりました。現金及び現金同等物は1,884億円 (同1,473億円減) となりました。
資本合計は、1兆5,133億円 (同827億円減) となり、親会社所有者帰属持分比率は45.3%となりました。当期利益507億円を計上した一方で、剰余金の配当1,290億円を実施しました。
負債合計は、1兆8,263億円 (同1,473億円減) となりました。
非流動負債は7,647億円 (同768億円増) となりました。社債及び借入金は5,649億円 (同1,172億円増) となりました。そのうち、社債は3,200億円 (同700億円増) 、長期借入金は2,449億円 (同472億円増) となりました。
流動負債は1兆616億円 (同2,241億円減) となりました。社債及び借入金は2,665億円 (同2,057億円減) となりました。そのうち、短期借入金は200億円 (同1,154億円減) 、コマーシャル・ペーパーは1,649億円 (同1,201億円減) 、1年以内償還予定の社債は300億円 (同300億円増) 、1年以内返済予定の長期借入金は517億円 (同2億円減) となりました。
[経営成績]
<連結業績 (コアベース) >当連結会計年度の連結業績 (コアベース) は下表のとおりです。売上収益、コア営業利益、コア当期利益はいずれも増加しました。
| [連結業績 (コアベース) ] | (単位:百万円) | ||
| 前連結会計年度 (2024年3月期) | 当連結会計年度 (2025年3月期) | 増減額 (増減率) | |
| 売上収益 | 1,603,672 | 1,912,323 | 308,652 (19.2%) |
| 売上原価 | 292,485 | 349,206 | 56,721 (19.4%) |
| 販売費及び一般管理費 | 740,110 | 843,032 | 102,922 (13.9%) |
| 研究開発費 | 294,187 | 327,651 | 33,464 (11.4%) |
| コア営業利益 | 276,890 | 392,435 | 115,545 (41.7%) |
| コア当期利益 | 223,196 | 295,682 | 72,486 (32.5%) |
| 基本的1株当たりコア当期利益 (円) | 124.46 | 165.17 | 40.70 (32.7%) |
当連結会計年度からコアベースの業績の定義を変更し、フルベースの業績から新たに無形資産償却費、無形資産譲渡益、持分法による投資損益を、当社が定める特定の重要な調整項目として除外しています。新定義によるコアベースの業績は、当社の収益力を示す指標として、フルベースの業績から当社が定めた特定の重要な調整項目を除外したものです。調整項目には、無形資産償却費、無形資産譲渡益、持分法による投資損益、減損損失、有形固定資産売却損益、リストラクチャリング費用、災害による損失、訴訟等による多額の賠償又は和解費用等のほか、当社が除外すべきと判断する項目が含まれます。前連結会計年度の金額は当該変更を反映しています。
売上収益
・主要製品の前立腺がん治療剤XTANDI、尿路上皮がん治療剤PADCEV、急性骨髄性白血病治療剤XOSPATAの売上が拡大しました。また、前連結会計年度に発売となった閉経に伴う血管運動神経症状治療剤VEOZAHと地図状萎縮を伴う加齢黄斑変性治療剤IZERVAY、当連結会計年度に発売となった胃腺がん及び食道胃接合部腺がん治療剤VYLOYも売上収益の拡大に貢献しました。
・これらによって、米国における過活動膀胱治療剤ミラベトリックの後発品の影響による売上の減少を補いました。
以上の結果、売上収益は1兆9,123億円 (前連結会計年度比19.2%増) となりました。
コア営業利益/コア当期利益
・売上総利益は、1兆5,631億円 (同19.2%増) となりました。
・販売費及び一般管理費は、8,430億円 (同13.9%増) となりました。SMT (注1) によるコスト最適化を推進するなかで、グローバル組織改革 (同約150億円減) や成熟製品における費用の見直し (同約100億円減) 、デジタル及びAI活用による全社的な業務効率化 (同約60億円減) などの削減効果があった一方で、為替の影響 (同349億円増) や重点戦略製品 (注2) の販促費用の増加により、総額として増加しました。なお、XTANDIの米国での共同販促費用を除いた販売費及び一般管理費は、5,905億円 (同8.3%増) となりました。
・研究開発費は、3,277億円 (同11.4%増) となりました。為替の影響 (同111億円増) に加え、Primary Focus (標的タンパク質分解誘導、がん免疫など) や重点戦略製品のライフサイクルマネジメント、研究開発の機能強化への投資を拡充 (同約150億円増) したことなどにより、総額として増加しました。また、一過性の共同開発費用の支払いも増加要因となりました。
以上の結果、コア営業利益は3,924億円 (同41.7%増) 、コア当期利益は2,957億円 (同32.5%増) となりました。
(注) 1.SMT:Sustainable Margin Transformation
2.重点戦略製品:PADCEV、IZERVAY、VEOZAH、VYLOY、XOSPATA
<連結業績 (フルベース) >当連結会計年度の連結業績 (フルベース) は下表のとおりです。営業利益及び当期利益はいずれも増加しました。
フルベースの業績は、コアベースの業績に「無形資産償却費」、「無形資産譲渡益」、「持分法による投資損益」、「その他の収益」、「その他の費用」を戻し入れたものです。
当連結会計年度における「無形資産償却費」は1,368億円 (前連結会計年度:988億円)、「その他の収益」は203億円 (同:87億円) 、「その他の費用」は2,358億円 (同:1,678億円) となりました。
「その他の費用」として、主に米国外IZERVAY (1,151億円) 、AT466 (518億円) 、iota (80億円) に関する無形資産の減損損失を計上したことに加え、主に外貨建貨幣性資産の評価において為替レートの変動に伴い発生した為替差損 (186億円) やリストラクチャリング費用 (155億円) を計上しました。
「法人所得税費用」には、Ganymed Pharmaceuticals GmbHの清算を意思決定したことによる従前は未認識であった同社に対する投資に係る一時差異等から生じた税務便益 (206億円) が含まれています。
| [連結業績 (フルベース) ] | (単位:百万円) | ||
| 前連結会計年度 (2024年3月期) | 当連結会計年度 (2025年3月期) | 増減額 (増減率) | |
| 売上収益 | 1,603,672 | 1,912,323 | 308,652 (19.2%) |
| 営業利益 | 25,518 | 41,039 | 15,521 (60.8%) |
| 税引前利益 | 24,969 | 31,237 | 6,267 (25.1%) |
| 当期利益 | 17,045 | 50,747 | 33,702 (197.7%) |
| 基本的1株当たり当期利益 (円) | 9.51 | 28.35 | 18.84 (198.2%) |
| 包括利益 | 205,583 | 48,888 | △156,695 (△76.2%) |
<主要製品の売上>
| (単位:億円) | |||
| 前連結会計年度 (2024年3月期) | 当連結会計年度 (2025年3月期) | 増減率 | |
| XTANDI | 7,505 | 9,123 | 21.6% |
| PADCEV | 854 | 1,641 | 92.2% |
| IZERVAY | 121 | 583 | 380.6% |
| VEOZAH (注)1 | 73 | 338 | 363.6% |
| VYLOY | - | 122 | - |
| XOSPATA | 551 | 680 | 23.4% |
| ベタニス/ミラベトリック/ベットミガ | 1,981 | 1,700 | △14.2% |
| プログラフ (注)2 | 2,031 | 2,010 | △1.0% |
(注) 1.VEOZAH:米国以外ではVEOZAの製品名で承認取得
2.プログラフ:アドバグラフ、グラセプター、アスタグラフXLを含む
・1L mUC (転移性尿路上皮がん患者を対象とした一次治療) の承認国が拡大し、各国での市場浸透が売上伸長に貢献しました。
・想定を上回るClaudin 18.2検査の普及率が、期待以上の売上伸長に貢献しました。
<ベタニス/ミラベトリック/ベットミガ>・米国における後発品参入の影響で、グローバル売上は減少しました。
<プログラフ>・グローバル売上は前連結会計年度と比べ同水準でした。
<地域別売上収益の状況>地域別の売上収益は下表のとおりです。日本は減少した一方で、その他の地域はいずれも増加しました。
| (単位:億円) | |||
| 前連結会計年度 (2024年3月期) | 当連結会計年度 (2025年3月期) | 増減率 | |
| 日本 | 2,701 | 2,670 | △1.2% |
| 米国 | 6,631 | 8,664 | 30.7% |
| エスタブリッシュドマーケット | 4,156 | 4,854 | 16.8% |
| チャイナ (注) | 706 | 783 | 10.9% |
| インターナショナルマーケット | 1,770 | 2,035 | 15.0% |
(注) 当連結会計年度から、グレーターチャイナの名称をチャイナに変更しています。加えて、台湾のコマーシャル区分をチャイナからインターナショナルマーケットに変更し、前連結会計年度の金額は当該変更を反映しています。
エスタブリッシュドマーケット:欧州、カナダ 等
チャイナ:中国、香港
インターナショナルマーケット:中南米、中東、アフリカ、東南アジア、南アジア、ロシア、韓国、台湾、オーストラリア、輸出売上 等
[セグメント情報]
当社グループは、医薬品事業の単一セグメントのため、記載を省略しています。
② キャッシュ・フローの状況
<営業活動によるキャッシュ・フロー>当連結会計年度の営業活動によるキャッシュ・フローは、1,945億円 (前連結会計年度比220億円増) となりました。
・法人所得税の支払額は855億円 (同474億円増) となりました。
<投資活動によるキャッシュ・フロー>当連結会計年度の投資活動によるキャッシュ・フローは、△894億円 (同7,564億円支出減) となりました。
<財務活動によるキャッシュ・フロー>当連結会計年度の財務活動によるキャッシュ・フローは、△2,614億円 (前連結会計年度は6,141億円の収入) となりました。
・配当金の支払額は1,290億円 (同123億円増) となりました。
以上の結果、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は、1,884億円 (前連結会計年度末比1,473億円減) となりました。
③ 生産、受注及び販売の実績
1) 生産及び仕入実績
当連結会計年度における生産及び仕入実績をセグメントごとに示すと、以下のとおりです。
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) 金額 (百万円) | 前連結会計年度比 (%) |
| 医薬品事業 | 2,239,000 | 108.6 |
| 合計 | 2,239,000 | 108.6 |
(注) 金額は、販売価格に基づいています。
2) 受注実績
当社グループは見込み生産を行っているため、該当事項はありません。
3) 販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、以下のとおりです。
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) 金額 (百万円) | 前連結会計年度比 (%) |
| 医薬品事業 | 1,912,323 | 119.2 |
| 合計 | 1,912,323 | 119.2 |
(注) 主な相手先の販売実績及び総販売実績に対する割合は、以下のとおりです。
| 相手先 | 前連結会計年度 (自 2023年4月1日 至 2024年3月31日) | 当連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) | ||
| 金額 (百万円) | 割合 (%) | 金額 (百万円) | 割合 (%) | |
| McKesson Group | 243,433 | 15.2 | 291,485 | 15.2 |
| Cencora Group | 175,018 | 10.9 | 271,974 | 14.2 |
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりです。また、文中において将来について記載した事項は、当連結会計年度末現在において判断したものです。
① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載しています。
② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
[キャッシュ・フロー]
キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載しています。
[財務政策]
当社グループは、企業価値の持続的向上に努めるとともに、株主還元にも積極的に取り組んでいます。
成長を実現するための事業投資を優先しながら、配当については、連結ベースでの中長期的な利益成長に基づき、安定的かつ持続的な向上に努めます。また、自己株式の取得を必要に応じて機動的に実施し、資本効率の改善と1株当たり利益の向上を図ります。資金の流動性については、コマーシャル・ペーパー及び借入金による資金調達を行い、また流動性リスクに備えるため取引金融機関とコミットメントライン契約を締結しており、当面の運転資金及び設備資金に加え、一定の戦略的投資機会にも備えられる現預金水準を確保しています。
「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおり、当社グループの事業等は医薬品事業に特有のさまざまなリスクを伴っています。事業展開にあたっては、必要資金を円滑にかつ低利で調達できるよう財務基盤の健全性の維持に努めます。
③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループは、IFRSに準拠して連結財務諸表を作成しています。この連結財務諸表の作成にあたり、必要と思われる見積りは合理的な基準に基づいて実施しています。詳細については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 連結財務諸表注記 3.重要性がある会計方針 4.重要な会計上の見積り、判断及び仮定」に記載のとおりです。