有価証券報告書-第61期(令和2年1月1日-令和2年12月31日)

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2021/03/30 13:03
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146項目
(1)経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響により、景気が急速に悪化しました。5月の緊急事態宣言解除後に一時持ち直しの動きもみられましたが、年末にかけて感染が再拡大するなど、依然として厳しい状況が続いておりました。
美容業界におきましても、美容室に顧客は戻り始めておりましたが、都市部の美容室など顧客が十分に戻っていないところも多く、先行きについては楽観できない状況に変わりはありませんが、今後のワクチンの普及状況によっては、次期後半の経済活動回復も期待されます。
このような状況のもと、当社グループは、美容室、代理店、そして社員の安全を最優先にしながら、あくまでも美容室に寄り添う市場活動を続けてまいりました。第2四半期では、緊急事態宣言による外出自粛等により、大きな影響を受けましたが、下半期は、オンラインでの工夫した活動等が市場から評価を受け、国内では前期並みの売上を確保しました。また海外においては、新型コロナウイルス感染症の影響が比較的少なかった韓国、急速に成長軌道へ回復した中国の通期売上が前期実績を上回りました。
この結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。
a.財政状態
当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ11億63百万円増加し、430億75百万円となりました。
当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ7億37百万円増加し、67億67百万円となりました。
当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ4億25百万円増加し、363億8百万円となりました。
b.経営成績
当連結会計年度の経営成績は、売上高は357億25百万円(前期比1.5%減)、営業利益は63億94百万円(同5.3%減)、経常利益は57億91百万円(同7.1%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は42億4百万円(同6.9%減)となりました。また、国内海外別売上高については、国内売上高が298億80百万円(同1.7%減)、海外売上高が58億44百万円(同0.2%減)となりました。
②キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べて29億31百万円増加し、123億7百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は65億48百万円となりました。これは主に税金等調整前当期純利益58億90百万円の計上、減価償却費16億9百万円、持分法による投資損失1億38百万円、投資有価証券売却益1億14百万円、たな卸資産の増加額1億64百万円、法人税等の支払額15億27百万円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は1億61百万円となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出13億88百万円、無形固定資産の取得による支出5億81百万円と定期預金の払戻による収入12億円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は34億16百万円となりました。これは主に自己株式の取得等による15億90百万円の支出と株主さまへの配当金支払額18億25百万円によるものであります。
③生産、受注及び販売の実績
(1)生産実績
当連結会計年度の品目別内訳を示すと、次のとおりであります。
(単位:千円)

品目当連結会計年度
(自 2020年1月1日
至 2020年12月31日)
増減率(%)
ヘアケア用剤23,908,433△3.4
染毛剤12,559,038△6.7
パーマネントウェーブ用剤1,753,0209.8
その他213,28565.7
合計38,433,777△3.7

(注) 金額は販売価格で表示しており、消費税等は含まれておりません。
(2)受注実績
当社グループは見込み生産を行っておりますので、該当する事項はありません。
(3)販売実績
当連結会計年度の品目別内訳を示すと、次のとおりであります。
(単位:千円)

品目当連結会計年度
(自 2020年1月1日
至 2020年12月31日)
増減率(%)
ヘアケア用剤21,135,444△0.9
染毛剤12,594,137△3.1
パーマネントウェーブ用剤1,372,412△9.4
化粧品360,806118.3
その他262,268△0.3
合計35,725,069△1.5

(注)1 最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。
相手先前連結会計年度
(自 2019年1月1日
至 2019年12月31日)
当連結会計年度
(自 2020年1月1日
至 2020年12月31日)
金額(百万円)割合(%)金額(百万円)割合(%)
株式会社トピー商事3,88510.74,10711.5
株式会社ガモウ3,3069.13,2229.0
株式会社BICホールディングス3,2969.13,1658.9

2 上記金額には、消費税等は含まれておりません。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
①重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に準拠して作成しております。
連結財務諸表の作成に際し、決算日現在における資産・負債の報告事項及び偶発債務の開示並びに連結会計期間における収益・費用の報告数値に影響を与える見積り及び判断に対して、継続して評価を行っております。ただし、事前に予測不能な事象の発生等により実際の結果が現時点の見積りと異なる場合も考えられます。
当社グループの連結財務諸表で採用した重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表」の注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)に記載しております。
②経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
a.経営成績等
1)財政状態
当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末と比較して11億63百万円増加の430億75百万円となりました。
流動資産は前連結会計年度末と比較して17億91百万円増加の221億22百万円となりました。主な変動要因は、現金及び預金が17億29百万円増加したことによるものであります。
固定資産は前連結会計年度末と比較して6億28百万円減少の209億53百万円となりました。主な変動要因は、中国工場新築工事の一部前払いなど建設仮勘定が4億58百万円増加したことと、投資有価証券の一部売却と上場株式の時価評価による評価益の減少に伴い、投資有価証券が10億55百万円減少したことによるものであります。
流動負債は前連結会計年度末と比較して6億93百万円増加の61億円となりました。主な変動要因は、未払金が2億50百万円、未払法人税等が2億13百万円それぞれ増加したことによるものであります。
固定負債は前連結会計年度末と比較して44百万円増加の6億66百万円となりました。
純資産は前連結会計年度末と比較して4億25百万円増加の363億8百万円となりました。主な変動要因は、自己株式の取得が15億45百万円、上場株式の時価評価による評価益の減少に伴い、その他有価証券評価差額金が3億67百万円、円高による為替換算調整勘定が1億19百万円それぞれ減少し、利益剰余金が23億77百万円増加したことによるものであります。
この結果、自己資本比率は前連結会計年度末の85.6%から84.3%となりました。期末発行済株式総数に基づく1株当たり純資産額は、前連結会計年度末の1,096円02銭から1,117円10銭となりました。
2)経営成績
(売上高及び売上総利益)
当連結会計年度の連結売上高は、357億25百万円(前期比1.5%減)となりました。この主な要因は、新型コロナウイルス感染拡大の影響に伴い、第2四半期では緊急事態宣言による外出自粛等により、大きな影響を受けましたが、下半期はオンラインでの工夫した活動等が市場から評価を受け、国内では前期並みの売上を確保できたことによるものであります。また、海外においては、新型コロナウイルス感染症の影響が比較的少なかった韓国、急速に成長軌道へ回復した中国の通期売上が前期実績を上回りました。
売上総利益は前期より3億26百万円減少の233億85百万円(同1.4%減)となりました。
(販売費及び一般管理費、営業利益)
当連結会計年度の販売費及び一般管理費は、169億90百万円(同0.2%増)となりました。これは主に、人員増及び昇給に伴う人件費の増加によるものであります。この結果、営業利益は63億94百万円(同5.3%減)となりました。
(営業外損益、経常利益)
当連結会計年度の営業外収益は2億74百万円、営業外費用は8億78百万円となりました。営業外費用の主なものは売上割引6億42百万円、持分法による投資損失1億38百万円であります。この結果、経常利益は57億91百万円(同7.1%減)となりました。
(特別損益、親会社株主に帰属する当期純利益)
当連結会計年度の特別利益は前期より1億13百万円増加し、特別損失は前期より1百万円増加しました。特別利益の主な増加要因は当連結会計年度において政策保有株式の売却による投資有価証券売却益1億14百万円の計上によるものであります。この結果、親会社株主に帰属する当期純利益は42億4百万円(同6.9%減)となりました。1株当たり当期純利益金額は129円24銭となりました。
部門別売上高および国内海外別売上高は次の通りです。
(連結部門別売上高)
(単位:百万円)

部門前連結会計年度当連結会計年度増減額増減率(%)
金額構成比(%)金額構成比(%)
ヘアケア用剤21,32858.821,13559.2△192△0.9
染毛剤12,99435.812,59435.3△400△3.1
パーマネントウェーブ用剤1,5154.21,3723.8△142△9.4
化粧品1650.53601.0195118.3
その他2630.72620.7△0△0.3
合計36,266100.035,725100.0△541△1.5

(国内海外別売上高)
(単位:百万円)

前連結会計年度当連結会計年度増減額増減率(%)
金額構成比(%)金額構成比(%)
国内売上高30,40983.829,88083.6△528△1.7
海外売上高5,85716.25,84416.4△12△0.2
合計36,266100.035,725100.0△541△1.5

3)キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末の現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ29億31百万円増加し、123億7百万円となりました。当連結会計年度末の各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因につきましては、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載しております。
b.経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社グループの経営に影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 2 事業等のリスク」に記載しております。
c.資本の財源及び資金の流動性
当社グループの資金需要は、主に運転資金需要と設備投資需要であります。
運転資金需要のうち主なものは、当社グループの原材料の仕入れ等の製造費用、販売費及び一般管理費の営業費用によるものであります。また、設備投資需要につきましては、主に新拠点設立、既存拠点の移転・増強、生産設備の取得等に伴う固定資産の購入によるものであります。なお、一般的な余剰資金の運用につきましては、安全性を第一に考慮し運用商品の選定を行っております。
d.経営方針、経営戦略等又は経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当社グループの経営方針等につきましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課
題等(2)基本方針実現のための具体的な取り組み(概要)」に記載しております。
2020年度の計画につきましては、新型コロナウイルス感染拡大の影響により当初の計画を修正しております。修正後の計画につきましては、売上高349億円、営業利益59億30百万円、経常利益52億80百万円、親会社株主に帰属する当期純利益38億40百万円を計画しておりました。
2020年度の実績につきましては、売上高357億25百万円(前期比1.5%減)、営業利益63億94百万円(同5.3%減)、経常利益57億91百万円(同7.1%減)、親会社株主に帰属する当期純利益42億4百万円(同6.9%減)となりました。
2021年度の計画につきましては、売上高382億円(前期比6.9%増)、営業利益64億20百万円(同0.4%増)、経常利益57億10百万円(同1.4%減)、親会社株主に帰属する当期純利益40億50百万円(同3.7%減)を計画しております。
中期5カ年事業構想につきましては、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、市場や経済活動の劇的な変化を受け、大幅なリスケジュールを行いました。「危機・試練は機会」と捉え、afterコロナの美容市場における考察及び仮説に基づいた「18カ月ミッション」を策定しました。2023年末までに実行予定だった様々な事業改革を、2020年7月から2021年12月の18カ月の間で実現もしくは土台作りをし、そこから再び成長軌道を描きながら新たなステージを作り上げるべく、本格的な取り組みを開始しています。
そのため、中期5カ年事業構想(2019-2023)については、2020年度をもって終了とし、2021年度は、上記「18カ月ミッション」に取り組んでおります。2022年度以降については、新たな中期事業構想を策定する予定であります。
(2020年度の目標と実績)
(単位:百万円)
2020年度目標2020年度実績達成率
(%)
金額構成比(%)前期比
(%)
金額構成比(%)前期比
(%)
売上高
国内
海外
34,900
29,600
5,300
100.0
84.8
15.2
△3.8
△2.7
△9.5
35,725
29,880
5,844
100.0
83.6
16.4
△1.5
△1.7
△0.2
102.4
100.9
110.3
営業利益5,93017.0△12.26,39417.9△5.3107.8
親会社株主に帰属する当期純利益3,84011.0△15.04,20411.8△6.9109.5

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