有価証券報告書-第52期(平成29年4月1日-平成30年3月31日)
当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
(1) 経営成績
①営業の全般的状況
当期における経済情勢は、米国では良好な雇用・所得環境を背景とした順調な個人消費の拡大、企業部門でも輸出を中心に景気の回復が続きました。また欧州でも個人消費や輸出を中心に回復基調で推移しました。さらに、新興国では中国等において、力強さは薄れているものの内外需要は堅調で安定した成長が続きました。日本国内では輸出関連企業を中心に企業業績は順調であり、個人消費も雇用環境の改善が続くなか、緩やかな回復傾向で推移しました。
このような経済環境のなか、オフィス用複写機・プリンターや商業用印刷機に使用される電子写真用キャリアの市場は、カラー機を中心に全体としては底堅く推移いたしました。
食品の品質保持に使用される脱酸素剤市場は、概ね横ばいで推移いたしました。鉄粉につきましては、主要用途であるカイロ向けは厳冬の影響もあり前期を上回る需要となりました。
このような状況のなか、電子写真用キャリアの近年上市いたしました商品群の増販が大きく寄与し、当期の連結売上高は10,944百万円(前期比5.9%増)となりました。
損益面におきましては、主にキャリア事業の増益により、連結営業利益は1,815百万円(前期比7.1%増)となりました。営業外損益を加えた連結経常利益は1,794百万円(前期比6.9%増)となりました。
特別損益では、損失として固定資産処分損71百万円を計上いたしました。
この結果、連結税金等調整前当期純利益は1,723百万円(前期比5.9%増)となり、法人税、住民税及び事業税、ならびに法人税等調整額を差し引いた親会社株主に帰属する当期純利益は1,259百万円(前期比11.1%増)となりました。
②セグメントごとの状況
キャリア事業
上記のようなキャリア市場動向のなか、当社グループはお客様から生産・品質面で、絶対的な信頼をいただくことを第一義として事業運営を行いました。販売につきましては、省エネ等お客様のニーズにお応えした新規商品が増販となりました。
この結果、当部門の売上高は8,633百万円(前期比5.6%増)となりました。セグメント利益は、エネルギー価格の上昇と研究開発費の増加を増販益とコストダウンでカバーし2,066百万円(前期比2.0%増)となりました。
鉄粉事業
当セグメントの脱酸素剤関連製品は前期並みの販売となりましたが、鉄粉関連製品は主力のカイロ向け鉄粉が厳冬の影響等で増販となり全体の売上は前期よりも増加しました。
この結果、当部門の売上高は2,311百万円(前期比6.9%増)となりました。セグメント利益は、増販益とコストダウンにより172百万円(前期比9.5%増)となりました。
③経営成績の分析
当連結会計年度の経営成績は、年度当初の方針・目標に対して、新規受注の獲得、ボトルネック工程の生産能力増強、歩留アップ等の技術向上、全社改善活動(Q-up活動)による工場の改善は予定どおり実施いたしました。また、電子写真用キャリアの増販に対しましては、安定生産に取り組みました結果、売上高、利益とも年度当初の業績予想を上回ることができました。
前連結会計年度と比較しますと、キャリア事業、鉄粉事業とも増収となり、全体の売上高は5.9%増加いたしました。損益面では、主にキャリア事業の増益により、営業利益は7.1%増、経常利益は6.9%増、税金等調整前当期純利益は5.9%増、当期純利益は11.1%増となりました。。
④生産、受注及び販売の状況
(a) 生産実績
(注) 金額は販売価格(消費税等抜き)によっております。
(b) 受注状況
当社グループの主要製品については、見込み生産が主で受注生産はほとんど行っておりません。
(c) 販売実績
(注) 1 主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。
2 上記販売実績の金額は消費税等抜きで表示しております。
3 前連結会計年度における京セラドキュメントソリューションズ㈱及び上野キヤノンマテリアル㈱は、当該割合が100分の10未満のため記載を省略しております。
(2) 財政状態
当期末は前期末に比べて、流動資産は主に受取手形及び売掛金と預け金の増加により、936百万円増加いたしました。固定資産はキャリア製造設備等の設備投資を行いましたので、452百万円増加いたしました。以上により、総資産は1,388百万円増加いたしました。
負債は未払法人税等が減少しましたが、未払金が増加しましたので、379百万円増加いたしました。
純資産は利益剰余金が当期純利益等で増加し、1,009百万円増加いたしました。
自己資本比率は、前期末と同じ73.5%となりました。
(3)キャッシュ・フロー
当連結会計年度の営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益が1,723百万円となり、減価償却費が862百万円、売上債権の増加で266百万円のキャッシュ減少、法人税等の支払で579百万円のキャッシュ減少等により、1,740百万円のキャッシュの増加(前期比502百万円キャッシュ減)となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、主にキャリア製造設備及び研究開発設備等の設備投資に683百万円を支出したことにより、709百万円のキャッシュの減少(前期比36百万円キャッシュ減)となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローでは、長期借入金の返済100百万円、配当金の支払251百万円等を行い、363百万円のキャッシュの減少(前期比164百万円キャッシュ増)となりました。
これらの結果、当連結会計年度における現金及び現金同等物は前年度比665百万円増加し、期末残高は3,638百万円となりました。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
(1) 経営成績
①営業の全般的状況
当期における経済情勢は、米国では良好な雇用・所得環境を背景とした順調な個人消費の拡大、企業部門でも輸出を中心に景気の回復が続きました。また欧州でも個人消費や輸出を中心に回復基調で推移しました。さらに、新興国では中国等において、力強さは薄れているものの内外需要は堅調で安定した成長が続きました。日本国内では輸出関連企業を中心に企業業績は順調であり、個人消費も雇用環境の改善が続くなか、緩やかな回復傾向で推移しました。
このような経済環境のなか、オフィス用複写機・プリンターや商業用印刷機に使用される電子写真用キャリアの市場は、カラー機を中心に全体としては底堅く推移いたしました。
食品の品質保持に使用される脱酸素剤市場は、概ね横ばいで推移いたしました。鉄粉につきましては、主要用途であるカイロ向けは厳冬の影響もあり前期を上回る需要となりました。
このような状況のなか、電子写真用キャリアの近年上市いたしました商品群の増販が大きく寄与し、当期の連結売上高は10,944百万円(前期比5.9%増)となりました。
損益面におきましては、主にキャリア事業の増益により、連結営業利益は1,815百万円(前期比7.1%増)となりました。営業外損益を加えた連結経常利益は1,794百万円(前期比6.9%増)となりました。
特別損益では、損失として固定資産処分損71百万円を計上いたしました。
この結果、連結税金等調整前当期純利益は1,723百万円(前期比5.9%増)となり、法人税、住民税及び事業税、ならびに法人税等調整額を差し引いた親会社株主に帰属する当期純利益は1,259百万円(前期比11.1%増)となりました。
②セグメントごとの状況
キャリア事業
上記のようなキャリア市場動向のなか、当社グループはお客様から生産・品質面で、絶対的な信頼をいただくことを第一義として事業運営を行いました。販売につきましては、省エネ等お客様のニーズにお応えした新規商品が増販となりました。
この結果、当部門の売上高は8,633百万円(前期比5.6%増)となりました。セグメント利益は、エネルギー価格の上昇と研究開発費の増加を増販益とコストダウンでカバーし2,066百万円(前期比2.0%増)となりました。
鉄粉事業
当セグメントの脱酸素剤関連製品は前期並みの販売となりましたが、鉄粉関連製品は主力のカイロ向け鉄粉が厳冬の影響等で増販となり全体の売上は前期よりも増加しました。
この結果、当部門の売上高は2,311百万円(前期比6.9%増)となりました。セグメント利益は、増販益とコストダウンにより172百万円(前期比9.5%増)となりました。
③経営成績の分析
当連結会計年度の経営成績は、年度当初の方針・目標に対して、新規受注の獲得、ボトルネック工程の生産能力増強、歩留アップ等の技術向上、全社改善活動(Q-up活動)による工場の改善は予定どおり実施いたしました。また、電子写真用キャリアの増販に対しましては、安定生産に取り組みました結果、売上高、利益とも年度当初の業績予想を上回ることができました。
前連結会計年度と比較しますと、キャリア事業、鉄粉事業とも増収となり、全体の売上高は5.9%増加いたしました。損益面では、主にキャリア事業の増益により、営業利益は7.1%増、経常利益は6.9%増、税金等調整前当期純利益は5.9%増、当期純利益は11.1%増となりました。。
④生産、受注及び販売の状況
(a) 生産実績
| セグメントの名称 | 金額(千円) | 前期比(%) |
| キャリア事業 | 8,511,042 | 5.3 |
| 鉄粉事業 | 2,261,486 | 8.9 |
| 合計 | 10,772,528 | 6.0 |
(注) 金額は販売価格(消費税等抜き)によっております。
(b) 受注状況
当社グループの主要製品については、見込み生産が主で受注生産はほとんど行っておりません。
(c) 販売実績
| セグメントの名称 | 金額(千円) | 前期比(%) |
| キャリア事業 | 8,633,619 | 5.6 |
| 鉄粉事業 | 2,311,271 | 6.9 |
| 合計 | 10,944,891 | 5.9 |
(注) 1 主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。
| 相手先 | 前連結会計年度 | 当連結会計年度 | ||
| 金額(千円) | 割合(%) | 金額(千円) | 割合(%) | |
| 富士ゼロックス マニュファクチュアリング㈱ | 2,522,773 | 24.4 | 2,380,983 | 21.8 |
| ㈱リコー | 1,517,241 | 14.7 | 1,526,919 | 14.0 |
| 京セラ ドキュメントソリューションズ㈱ | ― | ― | 1,129,377 | 10.3 |
| 上野キヤノンマテリアル㈱ | ― | ― | 1,128,454 | 10.3 |
2 上記販売実績の金額は消費税等抜きで表示しております。
3 前連結会計年度における京セラドキュメントソリューションズ㈱及び上野キヤノンマテリアル㈱は、当該割合が100分の10未満のため記載を省略しております。
(2) 財政状態
当期末は前期末に比べて、流動資産は主に受取手形及び売掛金と預け金の増加により、936百万円増加いたしました。固定資産はキャリア製造設備等の設備投資を行いましたので、452百万円増加いたしました。以上により、総資産は1,388百万円増加いたしました。
負債は未払法人税等が減少しましたが、未払金が増加しましたので、379百万円増加いたしました。
純資産は利益剰余金が当期純利益等で増加し、1,009百万円増加いたしました。
自己資本比率は、前期末と同じ73.5%となりました。
(3)キャッシュ・フロー
当連結会計年度の営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益が1,723百万円となり、減価償却費が862百万円、売上債権の増加で266百万円のキャッシュ減少、法人税等の支払で579百万円のキャッシュ減少等により、1,740百万円のキャッシュの増加(前期比502百万円キャッシュ減)となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、主にキャリア製造設備及び研究開発設備等の設備投資に683百万円を支出したことにより、709百万円のキャッシュの減少(前期比36百万円キャッシュ減)となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローでは、長期借入金の返済100百万円、配当金の支払251百万円等を行い、363百万円のキャッシュの減少(前期比164百万円キャッシュ増)となりました。
これらの結果、当連結会計年度における現金及び現金同等物は前年度比665百万円増加し、期末残高は3,638百万円となりました。