有価証券報告書-第53期(平成30年4月1日-平成31年3月31日)
当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
(1) 経営成績
①営業の全般的状況
当期における経済情勢は、米国では個人消費、企業部門ともに堅調に推移し、欧州では個人消費を中心に内需は底堅く推移しましたが、輸出の減少など景気減速の兆しが見られました。また、新興国では中国において、米中貿易摩擦の影響を受け景気は減速傾向を示しました。日本国内では堅調な企業業績により設備投資は増加し、個人消費も良好な雇用環境を背景に緩やかな回復傾向で推移しました。
このような経済環境のなか、電子写真用キャリアが使用されるオフィス用複写機・プリンターや商業用印刷機の市場は、カラー機・複合機は底堅く推移したものの、一部に在庫調整等の動きが見られました。
食品の品質保持に使用される脱酸素剤市場は、概ね横ばいで推移いたしました。鉄粉につきましては、主要用途であるカイロの生産調整等により前期を下回る需要となりました。
このような状況のなか、当社グループは新規受注の獲得などに努めたものの、当期の連結売上高は10,834百万円(前期比1.0%減)となりました。
損益面におきましては、主にキャリア事業の減益により、連結営業利益は1,484百万円(前期比18.3%減)となりました。営業外損益を加えた連結経常利益は1,493百万円(前期比16.8%減)となりました。
特別損益では、損失として固定資産処分損45百万円等を計上いたしました。
この結果、連結税金等調整前当期純利益は1,446百万円(前期比16.1%減)となり、法人税、住民税及び事業税、ならびに法人税等調整額を差し引いた親会社株主に帰属する当期純利益は1,075百万円(前期比14.6%減)となりました。
②セグメントごとの状況
キャリア事業
上記のようなキャリア市場動向のなか、当社グループはお客様から生産・品質面で、絶対的な信頼をいただくことを第一義として事業運営を行いました。販売につきましては、上半期にお客様における在庫調整などがあり減販となりました。
この結果、当部門の売上高は8,586百万円(前期比0.5%減)となりました。セグメント利益は、主に原材料・エネルギー価格の上昇と新規事業を含む研究開発費の増加により1,804百万円(前期比12.7%減)となりました。
鉄粉事業
当セグメントの脱酸素剤関連製品は前期並みの販売となりましたが、鉄粉関連製品は主力のカイロ向け鉄粉の販売減により、全体の売上は前期よりも減少しました。
この結果、当部門の売上高は2,247百万円(前期比2.7%減)となりました。セグメント利益は、原材料価格、輸送費、人件費等の増加をコストダウンではカバーできず145百万円(前期比15.8%減)となりました。
③経営成績の分析
当連結会計年度の経営成績は、年度当初の方針・目標に対して、新規受注の獲得、ボトルネック工程の生産能力増強、工程改善等によるコストダウン、研究開発投資は予定どおり実施いたしました。しかし、キャリア事業においてお客様における在庫調整などがあり、売上高、利益とも年度当初の業績予想を下回る結果となりました。
前連結会計年度と比較しますと、キャリア事業、鉄粉事業とも減収となり、全体の売上高は1.0%減少いたしました。損益面では、主にキャリア事業の減益により、営業利益は18.3%減、経常利益は16.8%減、税金等調整前当期純利益は16.1%減、当期純利益は14.6%減となりました。
④生産、受注及び販売の状況
(a) 生産実績
(注) 金額は販売価格(消費税等抜き)によっております。
(b) 受注状況
当社グループの主要製品については、見込み生産が主で受注生産はほとんど行っておりません。
(c) 販売実績
(注) 1 主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。
2 上記販売実績の金額は消費税等抜きで表示しております。
(2) 財政状態
当期末は前期末に比べて、流動資産は預け金が減少しましたが、売上債権とたな卸資産が増加したことにより、309百万円増加いたしました。固定資産は主に有形固定資産の減少により、31百万円減少いたしました。以上により、総資産は278百万円増加いたしました。
負債は主に未払金が減少しましたので、507百万円減少いたしました。
純資産は利益剰余金が当期純利益等で増加し、785百万円増加いたしました。
自己資本比率は、純資産の増加により77.5%と前期末比4.0%増加いたしました。
(3)キャッシュ・フロー
当連結会計年度の営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益が1,446百万円となり、減価償却費が897百万円、売上債権の増加で569百万円のキャッシュ減少、法人税等の支払で443百万円のキャッシュ減少等により、1,324百万円のキャッシュの増加(前期比416百万円キャッシュ減)となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、主にキャリア製造設備及び研究開発設備等の設備投資に1,235百万円を支出したことにより、1,301百万円のキャッシュの減少(前期比591百万円キャッシュ減)となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローでは、長期借入金の返済100百万円、配当金の支払281百万円等を行い、391百万円のキャッシュの減少(前期比27百万円キャッシュ減)となりました。
これらの結果、当連結会計年度における現金及び現金同等物は前年度比367百万円減少し、期末残高は3,270百万円となりました。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
(1) 経営成績
①営業の全般的状況
当期における経済情勢は、米国では個人消費、企業部門ともに堅調に推移し、欧州では個人消費を中心に内需は底堅く推移しましたが、輸出の減少など景気減速の兆しが見られました。また、新興国では中国において、米中貿易摩擦の影響を受け景気は減速傾向を示しました。日本国内では堅調な企業業績により設備投資は増加し、個人消費も良好な雇用環境を背景に緩やかな回復傾向で推移しました。
このような経済環境のなか、電子写真用キャリアが使用されるオフィス用複写機・プリンターや商業用印刷機の市場は、カラー機・複合機は底堅く推移したものの、一部に在庫調整等の動きが見られました。
食品の品質保持に使用される脱酸素剤市場は、概ね横ばいで推移いたしました。鉄粉につきましては、主要用途であるカイロの生産調整等により前期を下回る需要となりました。
このような状況のなか、当社グループは新規受注の獲得などに努めたものの、当期の連結売上高は10,834百万円(前期比1.0%減)となりました。
損益面におきましては、主にキャリア事業の減益により、連結営業利益は1,484百万円(前期比18.3%減)となりました。営業外損益を加えた連結経常利益は1,493百万円(前期比16.8%減)となりました。
特別損益では、損失として固定資産処分損45百万円等を計上いたしました。
この結果、連結税金等調整前当期純利益は1,446百万円(前期比16.1%減)となり、法人税、住民税及び事業税、ならびに法人税等調整額を差し引いた親会社株主に帰属する当期純利益は1,075百万円(前期比14.6%減)となりました。
②セグメントごとの状況
キャリア事業
上記のようなキャリア市場動向のなか、当社グループはお客様から生産・品質面で、絶対的な信頼をいただくことを第一義として事業運営を行いました。販売につきましては、上半期にお客様における在庫調整などがあり減販となりました。
この結果、当部門の売上高は8,586百万円(前期比0.5%減)となりました。セグメント利益は、主に原材料・エネルギー価格の上昇と新規事業を含む研究開発費の増加により1,804百万円(前期比12.7%減)となりました。
鉄粉事業
当セグメントの脱酸素剤関連製品は前期並みの販売となりましたが、鉄粉関連製品は主力のカイロ向け鉄粉の販売減により、全体の売上は前期よりも減少しました。
この結果、当部門の売上高は2,247百万円(前期比2.7%減)となりました。セグメント利益は、原材料価格、輸送費、人件費等の増加をコストダウンではカバーできず145百万円(前期比15.8%減)となりました。
③経営成績の分析
当連結会計年度の経営成績は、年度当初の方針・目標に対して、新規受注の獲得、ボトルネック工程の生産能力増強、工程改善等によるコストダウン、研究開発投資は予定どおり実施いたしました。しかし、キャリア事業においてお客様における在庫調整などがあり、売上高、利益とも年度当初の業績予想を下回る結果となりました。
前連結会計年度と比較しますと、キャリア事業、鉄粉事業とも減収となり、全体の売上高は1.0%減少いたしました。損益面では、主にキャリア事業の減益により、営業利益は18.3%減、経常利益は16.8%減、税金等調整前当期純利益は16.1%減、当期純利益は14.6%減となりました。
④生産、受注及び販売の状況
(a) 生産実績
| セグメントの名称 | 金額(千円) | 前期比(%) |
| キャリア事業 | 8,509,673 | △0.0 |
| 鉄粉事業 | 2,183,294 | △3.5 |
| 合計 | 10,692,967 | △0.7 |
(注) 金額は販売価格(消費税等抜き)によっております。
(b) 受注状況
当社グループの主要製品については、見込み生産が主で受注生産はほとんど行っておりません。
(c) 販売実績
| セグメントの名称 | 金額(千円) | 前期比(%) |
| キャリア事業 | 8,586,152 | △0.5 |
| 鉄粉事業 | 2,247,961 | △2.7 |
| 合計 | 10,834,113 | △1.0 |
(注) 1 主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。
| 相手先 | 前連結会計年度 | 当連結会計年度 | ||
| 金額(千円) | 割合(%) | 金額(千円) | 割合(%) | |
| 富士ゼロックス マニュファクチュアリング㈱ | 2,380,983 | 21.8 | 2,186,723 | 20.2 |
| ㈱リコー | 1,526,919 | 14.0 | 1,582,812 | 14.6 |
| 京セラ ドキュメントソリューションズ㈱ | 1,129,377 | 10.3 | 1,197,979 | 11.1 |
| 上野キヤノンマテリアル㈱ | 1,128,454 | 10.3 | 1,111,426 | 10.3 |
2 上記販売実績の金額は消費税等抜きで表示しております。
(2) 財政状態
当期末は前期末に比べて、流動資産は預け金が減少しましたが、売上債権とたな卸資産が増加したことにより、309百万円増加いたしました。固定資産は主に有形固定資産の減少により、31百万円減少いたしました。以上により、総資産は278百万円増加いたしました。
負債は主に未払金が減少しましたので、507百万円減少いたしました。
純資産は利益剰余金が当期純利益等で増加し、785百万円増加いたしました。
自己資本比率は、純資産の増加により77.5%と前期末比4.0%増加いたしました。
(3)キャッシュ・フロー
当連結会計年度の営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益が1,446百万円となり、減価償却費が897百万円、売上債権の増加で569百万円のキャッシュ減少、法人税等の支払で443百万円のキャッシュ減少等により、1,324百万円のキャッシュの増加(前期比416百万円キャッシュ減)となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、主にキャリア製造設備及び研究開発設備等の設備投資に1,235百万円を支出したことにより、1,301百万円のキャッシュの減少(前期比591百万円キャッシュ減)となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローでは、長期借入金の返済100百万円、配当金の支払281百万円等を行い、391百万円のキャッシュの減少(前期比27百万円キャッシュ減)となりました。
これらの結果、当連結会計年度における現金及び現金同等物は前年度比367百万円減少し、期末残高は3,270百万円となりました。