四半期報告書-第156期第2四半期(令和1年7月1日-令和1年9月30日)

【提出】
2019/11/08 10:13
【資料】
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【項目】
37項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当グループが判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間における世界経済は、激化する米中貿易戦争の影響を受け、景気の減速感が一段と強まる展開となりました。
米国経済は、製造業の景況感に低下が見られるなど米中貿易戦争の影響により景気が低迷しました。欧州経済はドイツ経済の不振により景気が低迷し、成長の鈍化が続きました。中国経済は、景気対策により大幅な落ち込みは回避するも、減速傾向で推移しました。
わが国経済は、海外経済の減速や世界的な半導体需要の減退による輸出の低迷を受け、景気に足踏み感が見られ、製造業においては調整局面が続きました。
工作機械の需要動向につきましては、米国市場では、米中貿易戦争の先行き不透明感の高まりを受け、設備投資の先送りが顕著となりました。欧州市場では、輸出の低迷やドイツ経済の減速が影響し、工作機械の需要は低調に推移しました。中国市場では、一時期持ち直しの動きが期待されましたが、米中貿易交渉の進展が見られず、工作機械の需要低迷が続きました。
国内市場では、労働力不足等への対応から、設備投資マインドは見られ、積極的な投資をする動きはあるものの、輸出の減少や米中貿易戦争の先行きを警戒し、設備投資を先送りする動きが見られました。
このような経営環境の下、当グループはAI・知能化技術を搭載したスマートマシンの提供や、生産性向上に寄与するスマートマニュファクチャリング技術・製品の提案を進め、受注・売上・利益の拡大に努めてまいりました。
営業戦略におきましては、中国国際工作機械展覧会「CIMT2019」(北京、2019年4月開催)や欧州国際工作機械見本市「EMO2019」(ドイツ・ハノーバー、2019年9月開催)等、世界的な国際見本市をはじめ、各地の地方展示会にも積極的に出展し、オークマブランドの浸透と拡販に努めました。「EMO2019」では、工作機械と同じ操作感で使用でき、複雑なティーチングが不要な次世代ロボットシステム「ARMROID」と簡単ロボットセル「STANDROID」を出品し、グローバルに根強い生産性向上のニーズに対し、自動化・無人化の新たな在り方をアピールいたしました。また、主要市場であるドイツにおける技術動向、ユーザーニーズに的確に応える為、現地販売代理店をオークマヨーロッパGmbHの販売子会社とし、営業強化も図りました。
技術戦略におきましては、次世代ロボットシステム「ARMROID」の適用機種の拡大や、生産性向上に向けニーズが高まる5軸制御マシニングセンタ、複合加工機や自動化技術の開発強化を図りました。「ARMROID」は、工作機械の加工室内に多関節ロボットを干渉なくビルトインしたロボットシステムであり、部品加工の自動化と生産性向上を図る革新的なロボットシステムとして、日刊工業新聞社主催の「2018年(第61回)十大新製品賞本賞」に続き、「日刊工業新聞社第49回機械工業デザイン賞最優秀賞(経済産業大臣賞)」、「2019年度(第39回)精密工学会技術賞」を受賞しました。
製造戦略におきましては、2019年5月に最新鋭のスマートファクトリーDS3(Dream Site 3)が竣工し、立形・横形マシニングセンタの自己完結一貫生産、超高効率生産をスタートさせました。また、新生産管理システム、新物流管理システムを全工場の各部品へ適用し、生産効率の向上、リードタイムの短縮を推し進めました。
海外では、中国市場で拡大するプレミアム・エコ「GENOSシリーズ」の需要に対応するため、江蘇省常州市に生産子会社「大隈(常州)机床有限公司」を設立しました。これにより、「GENOSシリーズ」の短納期対応、エンジニアリング力強化を図ってまいります。
これらの事業戦略を確実に実行してまいりました結果、当第2四半期連結累計期間の連結受注高は75,033百万円(前年同四半期比33.4%減)、連結売上高は89,352百万円(前年同四半期比11.0%減)、営業利益は9,187百万円(前年同四半期比24.9%減)、経常利益は9,484百万円(前年同四半期比27.7%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は6,141百万円(前年同四半期比23.1%減)となりました。
当第2四半期連結会計期間における総資産は、前連結会計年度末と比較して12,841百万円減少し、224,878百万円となりました。主な要因は、「現金及び預金」の減少20,982百万円、「受取手形及び売掛金」の減少5,690百万円、「たな卸資産」の増加5,274百万円、「建物及び構築物」の増加4,207百万円、及び「投資有価証券」の増加782百万円などによるものです。また、負債は前連結会計年度末と比較して、16,103百万円減少いたしました。主な要因は「1年内償還予定の社債」の減少5,000百万円、「支払手形及び買掛金」の減少4,634百万円、「電子記録債務」の減少3,041百万円、及び「未払法人税等」の減少1,944百万円などによるものです。純資産は、「利益剰余金」の増加4,089百万円、及び「為替換算調整勘定」の減少1,477百万円などにより、3,261百万円の増加となりました。この結果、当第2四半期連結会計期間末の自己資本比率は73.3%となりました。
次に、セグメント別の業績は、次のとおりであります。
① 日本
日本経済は、海外経済の減速や世界的な半導体需要の減退による輸出の低迷を受け、景気に足踏み感が見られ、製造業においては調整局面が続きました。工作機械需要は、労働力不足への対応から、設備投資マインドは見られ、積極的な投資をする動きはあるものの、輸出の減少や米中貿易戦争の先行きを警戒し、設備投資を先送りする動きが見られました。
このような市況を背景として、売上高は77,503百万円(前年同四半期比11.1%減)となりました。損益面では、2019年5月に最新鋭のスマートファクトリーDS3(Dream Site 3)が竣工し、立形・横形マシニングセンタの自己完結一貫生産、超高効率生産をスタートさせました。また、新生産管理システム、新物流管理システムの全工場の各部品への適用により、生産効率の向上、リードタイムの短縮を図り、更にコストダウンの取り組みにも注力致しました。しかしながら、減収の影響が大きく響き、営業利益は7,505百万円(前年同四半期比20.4%減)に留まりました。
② 米州
米国経済は、製造業の景況感に低下が見られる中、米中貿易戦争の先行き不透明感の高まりを受け、設備投資の先送りが顕著となりました。
このような市況を背景として、売上高は24,991百万円(前年同四半期比8.3%減)、営業利益は1,215百万円(前年同四半期比10.8%減)となりました。
③ 欧州
欧州経済は、ドイツ経済の不振により景気が低迷し、成長の鈍化が続き、輸出の低迷やドイツ経済の減速が影響し、工作機械の需要は低調に推移しました。
このような市況を背景として、売上高は12,628百万円(前年同四半期比20.1%減)、営業利益は333百万円(前年同四半期比64.2%減)となりました。
④ アジア・パシフィック
中国経済は、景気対策により大幅な落ち込みは回避するも、減速傾向で推移しました。長期化する米中貿易戦争に進展が見られず、工作機械の需要低迷が続きました。その他のアジア新興国市場においても、総じて景気は減速傾向で推移し、工作機械の需要は弱い動きが続きました。
このような市況を背景として、売上高は13,977百万円(前年同四半期比16.7%増)、営業利益は1,120百万円(前年同四半期比5.1%増)となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物は、前年同四半期連結累計期間末と比較して23,263百万円減少し、36,515百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、2,460百万円の支出となりました(前年同四半期連結累計期間は2,257百万円の収入)。主な資金の増加項目としては、税金等調整前四半期純利益9,178百万円、及び売上債権の減少5,982百万円であります。一方、主な資金の減少項目としては、仕入債務の減少8,090百万円、たな卸資産の増加5,354百万円、及び法人税等の支払額4,707百万円であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、11,636百万円の支出となりました(前年同四半期連結累計期間は2百万円の収入)。主な資金の減少項目としては、有形固定資産の取得による支出8,173百万円、及び連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出1,704百万円であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、7,256百万円の支出となりました(前年同四半期連結累計期間は2,186百万円の支出)。主な資金の減少項目としては、社債の償還による支出5,000百万円、及び配当金の支払額2,051百万円であります。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間における当グループの研究開発費の総額は、2,180百万円であります。

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