四半期報告書-第111期第3四半期(令和2年10月1日-令和2年12月31日)
(1) 経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間(2020年4月1日~12月31日)における当社グループの事業環境は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行により、海外においては様々な国や地域で都市封鎖(ロックダウン)が実施されるなど、世界的に景気が減速しました。
わが国においても、緊急事態宣言の発出に伴う活動の自粛や個人消費の減少などにより、景気が大幅に悪化しました。
海外のロックダウンや国内の緊急事態宣言の解除後は、各国の緊急経済対策などを下支えに国内外とも持ち直しの動きがみられるようになりましたが、新型コロナウイルスの感染再拡大により先行き不透明感が強まるなど、予断を許さない状況が続いています。
このような状況のもと、当第3四半期連結累計期間の受注高は133,756百万円(前年同期比23.6%減)、売上高は137,531百万円(同18.7%減)となりました。
損益につきましては、営業利益は4,301百万円(同65.9%減)、経常利益は5,956百万円(同55.2%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は5,120百万円(同46.8%減)となりました。
当社グループは、新型コロナウイルスの感染拡大防止に努めるとともに、「あるべき姿(グローバルトップ企業)」の実現に向けて、引き続き市場ニーズに徹底対応した商品開発やモノづくり、グループ総合力を生かしたビジネスの拡大に取り組み、持続的成長力を強化していきます。
なお、セグメント別の経営成績は次のとおりであります。
当社グループの全ての報告セグメントが、新型コロナウイルス感染症の流行の影響を受けました。
[チェーン]
チェーンにつきましては、日本、米州、欧州、環インド洋、中国、韓国・台湾の各地域で販売が減少したことなどから、前年同期比で減収となりました。
以上により、チェーンの受注高は44,281百万円(前年同期比9.1%減)、売上高は43,127百万円(同12.5%減)、営業利益は5,075百万円(同18.9%減)となりました。
[精機]
精機につきましては、日本、米州、欧州、中国、タイにおいて販売が減少したことから、前年同期比で減収となりました。
以上により、精機の受注高は13,812百万円(前年同期比21.0%減)、売上高は14,248百万円(同19.0%減)、営業利益は619百万円(同65.3%減)となりました。
[自動車部品]
自動車部品につきましては、日本、米国、英国、タイ、中国、韓国、メキシコの各拠点においてエンジン用タイミングチェーンシステムの販売が減少したことなどから、前年同期比で減収となりました。
以上により、自動車部品の受注高は40,590百万円(前年同期比24.3%減)、売上高は40,577百万円(同24.4%減)、営業利益は1,682百万円(同61.8%減)となりました。
[マテハン]
マテハンにつきましては、日本国内において自動車業界向けシステムの売上が増加しましたが、日本国内における物流業界向けシステムや新聞印刷工場向けシステム、金属切り屑搬送・クーラント処理装置の販売が減少したことなどから、前年同期比で減収となりました。
以上により、マテハンの受注高は32,860百万円(前年同期比38.4%減)、売上高は37,455百万円(同19.5%減)となりました。損益につきましては、米州における自動車業界向けシステムの工事費用が増加したことなどにより2,175百万円の営業損失(前年同期は902百万円の営業利益)となりました。
[その他]
その他の受注高は2,211百万円(前年同期比15.6%増)、売上高は2,122百万円(同1.8%増)、損益については272百万円の営業損失(前年同期は7百万円の営業損失)となりました。
(2) 財政状態の状況
(資産)
当第3四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末と比較して4,895百万円増加し、298,994百万円となりました。
流動資産は、受取手形及び売掛金が5,498百万円減少した一方で、現金及び預金が9,734百万円増加したこと、電子記録債権が2,756百万円増加したことなどから、前連結会計年度末と比較して6,412百万円増加し、140,496百万円となりました。
固定資産は、保有株式の時価上昇などにより投資有価証券が4,016百万円増加した一方で、償却などにより有形固定資産が4,230百万円減少したこと、無形固定資産が1,126百万円減少したことなどから、前連結会計年度末と比較して1,517百万円減少し、158,498百万円となりました。
(負債)
負債は、賞与引当金が1,667百万円減少したこと、未払法人税等が1,404百万円減少した一方で、借入金が2,047百万円増加したこと、前受金や未払費用等の増加によりその他の流動負債が1,751百万円増加したこと、繰延税金負債等の増加によりその他の固定負債が1,156百万円増加したこと、電子記録債務が903百万円増加したことなどから、前連結会計年度末と比較して2,826百万円増加し、120,869百万円となりました。
(純資産)
純資産は、為替の変動により為替換算調整勘定が2,537百万円減少した一方で、保有株式の時価上昇によりその他有価証券評価差額金が2,782百万円増加したこと、利益剰余金が1,782百万円増加したことなどから、前連結会計年度末と比較して2,069百万円増加の178,125百万円となり、自己資本比率は59.0%となりました。
(3) 会計上の見積りおよび当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積りおよび当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4) 優先的に対処すべき事業上および財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上および財務上の課題について重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、3,157百万円であります。
当第3四半期連結累計期間における研究開発活動の状況の重要な変更は、次のとおりであります。
2020年4月1日付で、新ビジネスおよび研究開発の機動性を高めるため、開発・技術センターを新事業開発と技術・研究開発に分割いたしました。
(6) 生産、受注及び販売の実績
当第3四半期連結累計期間において、生産高が118,742百万円(前年同期比21.0%減)、受注高が133,756百万円(同23.6%減)、販売高が137,531百万円(同18.7%減)となり、著しく減少しております。
これは、新型コロナウイルス感染拡大の影響により世界経済が急速に減速し、自動車産業をはじめとした当社の主要顧客の生産および設備投資需要が減少していることから、受注等が減少したことによるものであります。
当第3四半期連結累計期間(2020年4月1日~12月31日)における当社グループの事業環境は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行により、海外においては様々な国や地域で都市封鎖(ロックダウン)が実施されるなど、世界的に景気が減速しました。
わが国においても、緊急事態宣言の発出に伴う活動の自粛や個人消費の減少などにより、景気が大幅に悪化しました。
海外のロックダウンや国内の緊急事態宣言の解除後は、各国の緊急経済対策などを下支えに国内外とも持ち直しの動きがみられるようになりましたが、新型コロナウイルスの感染再拡大により先行き不透明感が強まるなど、予断を許さない状況が続いています。
このような状況のもと、当第3四半期連結累計期間の受注高は133,756百万円(前年同期比23.6%減)、売上高は137,531百万円(同18.7%減)となりました。
損益につきましては、営業利益は4,301百万円(同65.9%減)、経常利益は5,956百万円(同55.2%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は5,120百万円(同46.8%減)となりました。
当社グループは、新型コロナウイルスの感染拡大防止に努めるとともに、「あるべき姿(グローバルトップ企業)」の実現に向けて、引き続き市場ニーズに徹底対応した商品開発やモノづくり、グループ総合力を生かしたビジネスの拡大に取り組み、持続的成長力を強化していきます。
なお、セグメント別の経営成績は次のとおりであります。
当社グループの全ての報告セグメントが、新型コロナウイルス感染症の流行の影響を受けました。
[チェーン]
チェーンにつきましては、日本、米州、欧州、環インド洋、中国、韓国・台湾の各地域で販売が減少したことなどから、前年同期比で減収となりました。
以上により、チェーンの受注高は44,281百万円(前年同期比9.1%減)、売上高は43,127百万円(同12.5%減)、営業利益は5,075百万円(同18.9%減)となりました。
[精機]
精機につきましては、日本、米州、欧州、中国、タイにおいて販売が減少したことから、前年同期比で減収となりました。
以上により、精機の受注高は13,812百万円(前年同期比21.0%減)、売上高は14,248百万円(同19.0%減)、営業利益は619百万円(同65.3%減)となりました。
[自動車部品]
自動車部品につきましては、日本、米国、英国、タイ、中国、韓国、メキシコの各拠点においてエンジン用タイミングチェーンシステムの販売が減少したことなどから、前年同期比で減収となりました。
以上により、自動車部品の受注高は40,590百万円(前年同期比24.3%減)、売上高は40,577百万円(同24.4%減)、営業利益は1,682百万円(同61.8%減)となりました。
[マテハン]
マテハンにつきましては、日本国内において自動車業界向けシステムの売上が増加しましたが、日本国内における物流業界向けシステムや新聞印刷工場向けシステム、金属切り屑搬送・クーラント処理装置の販売が減少したことなどから、前年同期比で減収となりました。
以上により、マテハンの受注高は32,860百万円(前年同期比38.4%減)、売上高は37,455百万円(同19.5%減)となりました。損益につきましては、米州における自動車業界向けシステムの工事費用が増加したことなどにより2,175百万円の営業損失(前年同期は902百万円の営業利益)となりました。
[その他]
その他の受注高は2,211百万円(前年同期比15.6%増)、売上高は2,122百万円(同1.8%増)、損益については272百万円の営業損失(前年同期は7百万円の営業損失)となりました。
(2) 財政状態の状況
(資産)
当第3四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末と比較して4,895百万円増加し、298,994百万円となりました。
流動資産は、受取手形及び売掛金が5,498百万円減少した一方で、現金及び預金が9,734百万円増加したこと、電子記録債権が2,756百万円増加したことなどから、前連結会計年度末と比較して6,412百万円増加し、140,496百万円となりました。
固定資産は、保有株式の時価上昇などにより投資有価証券が4,016百万円増加した一方で、償却などにより有形固定資産が4,230百万円減少したこと、無形固定資産が1,126百万円減少したことなどから、前連結会計年度末と比較して1,517百万円減少し、158,498百万円となりました。
(負債)
負債は、賞与引当金が1,667百万円減少したこと、未払法人税等が1,404百万円減少した一方で、借入金が2,047百万円増加したこと、前受金や未払費用等の増加によりその他の流動負債が1,751百万円増加したこと、繰延税金負債等の増加によりその他の固定負債が1,156百万円増加したこと、電子記録債務が903百万円増加したことなどから、前連結会計年度末と比較して2,826百万円増加し、120,869百万円となりました。
(純資産)
純資産は、為替の変動により為替換算調整勘定が2,537百万円減少した一方で、保有株式の時価上昇によりその他有価証券評価差額金が2,782百万円増加したこと、利益剰余金が1,782百万円増加したことなどから、前連結会計年度末と比較して2,069百万円増加の178,125百万円となり、自己資本比率は59.0%となりました。
(3) 会計上の見積りおよび当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積りおよび当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4) 優先的に対処すべき事業上および財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上および財務上の課題について重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、3,157百万円であります。
当第3四半期連結累計期間における研究開発活動の状況の重要な変更は、次のとおりであります。
2020年4月1日付で、新ビジネスおよび研究開発の機動性を高めるため、開発・技術センターを新事業開発と技術・研究開発に分割いたしました。
(6) 生産、受注及び販売の実績
当第3四半期連結累計期間において、生産高が118,742百万円(前年同期比21.0%減)、受注高が133,756百万円(同23.6%減)、販売高が137,531百万円(同18.7%減)となり、著しく減少しております。
これは、新型コロナウイルス感染拡大の影響により世界経済が急速に減速し、自動車産業をはじめとした当社の主要顧客の生産および設備投資需要が減少していることから、受注等が減少したことによるものであります。