四半期報告書-第74期第1四半期(平成30年4月1日-平成30年6月30日)

【提出】
2018/08/10 16:43
【資料】
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【項目】
24項目
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間末現在において、判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第1四半期累計期間におけるわが国経済は、ドル高円安基調で推移し、輸出や生産活動に加えて個人消費、設備投資が底堅く、景気は緩やかな回復基調で推移しましたが、海外では保護主義的な貿易摩擦の懸念や不確実な政治動向などにより依然として先行き不透明な状況が続いております。
このような状況のなか、当第1四半期累計期間における当社の財政状態及び経営成績は以下のとおりです。
①財政状態
(資産)
流動資産は、前事業年度末に比べて、86百万円増加して4,029百万円となりました。これは主に、商品及び製品の増加303百万円および原材料及び貯蔵品の増加60百万円による一方で、現金及び預金の減少69百万円および受取手形及び売掛金の減少199百万円によるものです。
固定資産は、前事業年度末に比べて、58百万円増加して4,850百万円となりました。これは主に建設仮勘定の増加63百万円によるものです。
この結果、資産合計は前事業年度末に比べて、144百万円増加して8,879百万円となりました。
(負債)
流動負債は前事業年度末に比べて、29百万円増加して2,588百万円となりました。これは主に、支払手形及び買掛金の増加40百万円および賞与引当金の増加55百万円による一方で、短期借入金の減少30百万円および未払法人税等の減少39百万円によるものです。
固定負債は、前事業年度末に比べて、193百万円増加して2,281百万円となりました。これは主に、長期借入金の増加186百万円によるものです。
この結果、負債合計は前事業年度末に比べて、223百万円増加して4,870百万円となりました。
(純資産)
純資産は、前事業年度末に比べて、78百万円減少して4,009百万円となりました。これは主に、四半期純利益19百万円により増加する一方で、その他有価証券評価差額金の減少50百万円および剰余金の配当47百万円により減少したためです。
この結果、自己資本比率は前事業年度末の46.8%から45.2%となりました。
②経営成績
当第1四半期累計期間の売上高は、前年同期比でLPガス容器用弁、LPGバルク貯槽用付属機器等が増加し、また、売上高に占める割合は低いもののLNGを核とする低温弁が大きく増加しました。一方で、設備用弁および船舶用弁が大きく減少した結果、1,127百万円(前年同期比2.1%減)となりました。
損益面につきましては、LPガス容器用弁をはじめとする主要原材料である黄銅材の価格が年初から引き続き高値で推移し、材料費が上昇したこと、従業員の待遇改善に伴い人件費が増加したこと等により収益性は若干悪化し、営業利益は23百万円(前年同期比2.4%減)となりました。また、当第1四半期累計期間においては、前年同期に計上した非経常的・臨時的な営業外収益(保険解約返戻金38百万円)および特別利益(固定資産売却益30百万円)の計上がなかったため、経常利益は20百万円(前年同期比67.2%減)、四半期純利益は19百万円(前年同期比76.9%減)となりました。
(2)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期累計期間において、当社の事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(3)研究開発活動
当第1四半期累計期間における研究開発活動の金額は、51百万円であります。
なお、当第1四半期累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。