四半期報告書-第76期第2四半期(令和2年7月1日-令和2年9月30日)
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において、判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第2四半期累計期間においては、新型コロナウイルス感染症の第2波ともいえる拡大が世界中で見られ、その影響で経済活動は全般的に低調に推移しました。主要国においては4~6月は概ね大幅なマイナス成長であり、7~9月はその反動で若干のプラスに転じていますが、中国以外の主要国は依然として厳しい経済情勢が続きました。また、今後についても、新型コロナウイルス感染症に対するワクチン等の根本的な対策が確立されるまで、世界経済の先行きは極めて不透明であると考えております。
このような状況のなか、当第2四半期累計期間における当社の財政状態及び経営成績は以下のとおりです。
①財政状態
(資産)
流動資産は、前事業年度末に比べて、220百万円減少して3,652百万円となりました。これは主に、現金及び預金の増加53百万円および受取手形及び売掛金の増加13百万円による一方で、商品及び製品の減少313百万円によるものです。
固定資産は、前事業年度末に比べて、25百万円減少して4,611百万円となりました。これは主に、投資有価証券の増加29百万円および投資その他の資産その他の増加12百万円による一方で、建物(純額)の減少12百万円および機械及び装置(純額)の減少52百万円によるものです。
この結果、資産合計は前事業年度末に比べて、245百万円減少して8,264百万円となりました。
(負債)
流動負債は前事業年度末に比べて、141百万円減少して2,322百万円となりました。これは主に、短期借入金の増加45百万円による一方で、支払手形及び買掛金の減少91百万円および流動負債その他の減少97百万円によるものです。
固定負債は、前事業年度末に比べて、114百万円減少して2,139百万円となりました。これは主に、債務保証損失引当金の増加5百万円による一方で、長期借入金の減少119百万円によるものです。
この結果、負債合計は前事業年度末に比べて、255百万円減少して4,461百万円となりました。
(純資産)
純資産は、前事業年度末に比べて、9百万円増加して3,802百万円となりました。これは主に、その他有価証券評価差額金の増加23百万円および自己株式の減少5百万円による一方で、四半期純利益29百万円および剰余金の配当48百万円による利益剰余金の減少18百万円によるものです。
この結果、自己資本比率は前事業年度末の44.6%から46.0%となりました。
②経営成績
当第2四半期累計期間の売上高は、製品商品売上高が2,014百万円(前年同期比2.3%増)および作業屑売上高が187百万円(前年同期比36.7%減)となり、合計で2,202百万円(前年同期比2.8%減)となりました。製品商品売上高のうち、LPガス容器用弁および設備用弁は前年同期比で減少しましたが、車載用、船舶用およびバルク付属機器は前年同期比で増加しました。作業屑売上高の減少は、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から全社で可能な限りの休業を実施した為に、工場の作業屑の発生が抑えられた影響によるものです。
損益面につきましては、上記のように積極的に休業を実施しましたが、製品商品売上高を若干ながら増加させることができ、また、全社的に経費削減に取り組みましたので、営業利益は38百万円(前年同期比78.2%増)、経常利益は41百万円(前年同期比161.6%増)と大幅に改善することができました。なお、四半期純利益は29百万円(前年同期比24.4%減)と前年同期比減少しましたが、これは前年においては特別利益を29百万円計上していた影響によるものです。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期累計期間における現金及び現金同等物(以下、「資金」という)は、53百万円増加(前第2四半期累計期間は157百万円の減少)して179百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は197百万円(前第2四半期累計期間は228百万円の減少)となりました。これは主に、売上債権の減少額83百万円、たな卸資産の減少額304百万円および助成金の受取額57百万円により増加する一方で、仕入債務の減少額91百万円、割引手形の減少額97百万円および休業手当の支払額58百万円により減少するものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は19百万円(前第2四半期累計期間は20百万円の減少)となりました。これは主に、投資有価証券の売却による収入4百万円により増加する一方で、有形固定資産の取得による支出23百万円により減少するものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は124百万円(前第2四半期累計期間は91百万円の増加)となりました。これは主に、短期借入金の純増額45百万円により増加する一方で、長期借入金の返済による支出113百万円および配当金の支払額48百万円により減少するものです。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期累計期間において、当社の優先的に対処すべき事業上及び財務上の新たに生じた課題はありません。
(4)研究開発活動
当第2四半期累計期間における研究開発活動の金額は、44百万円であります。
なお、当第2四半期累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5)生産、受注及び販売の実績
当第2四半期累計期間における生産、受注及び販売の実績は「第2 事業の状況 2 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」に記載の通りであり、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を一部受けております。
(6)経営成績に重要な影響を与える要因
当第2四半期累計期間において、当社の経営成績に重大な影響を与える要因に変更はありません。
(7)資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社の資本の財源及び資金の流動性について、主要原材料の黄銅材、鉄鋼材、ステンレス鋼材および鉄鋼鋳鍛造品等の原材料、人件費、外注加工費、製造経費、販売費及び一般管理費等の運転資金は、自己資金および金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資や長期運転資金は、金融機関からの長期借入を基本としております。機動的かつ効率的な資金調達をすべく、取引銀行5行と当座貸越契約、取引銀行1行と特殊当座貸越契約を締結しております。
なお、当第2四半期会計期間の末日における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は2,758百万円となっております。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第2四半期累計期間においては、新型コロナウイルス感染症の第2波ともいえる拡大が世界中で見られ、その影響で経済活動は全般的に低調に推移しました。主要国においては4~6月は概ね大幅なマイナス成長であり、7~9月はその反動で若干のプラスに転じていますが、中国以外の主要国は依然として厳しい経済情勢が続きました。また、今後についても、新型コロナウイルス感染症に対するワクチン等の根本的な対策が確立されるまで、世界経済の先行きは極めて不透明であると考えております。
このような状況のなか、当第2四半期累計期間における当社の財政状態及び経営成績は以下のとおりです。
①財政状態
(資産)
流動資産は、前事業年度末に比べて、220百万円減少して3,652百万円となりました。これは主に、現金及び預金の増加53百万円および受取手形及び売掛金の増加13百万円による一方で、商品及び製品の減少313百万円によるものです。
固定資産は、前事業年度末に比べて、25百万円減少して4,611百万円となりました。これは主に、投資有価証券の増加29百万円および投資その他の資産その他の増加12百万円による一方で、建物(純額)の減少12百万円および機械及び装置(純額)の減少52百万円によるものです。
この結果、資産合計は前事業年度末に比べて、245百万円減少して8,264百万円となりました。
(負債)
流動負債は前事業年度末に比べて、141百万円減少して2,322百万円となりました。これは主に、短期借入金の増加45百万円による一方で、支払手形及び買掛金の減少91百万円および流動負債その他の減少97百万円によるものです。
固定負債は、前事業年度末に比べて、114百万円減少して2,139百万円となりました。これは主に、債務保証損失引当金の増加5百万円による一方で、長期借入金の減少119百万円によるものです。
この結果、負債合計は前事業年度末に比べて、255百万円減少して4,461百万円となりました。
(純資産)
純資産は、前事業年度末に比べて、9百万円増加して3,802百万円となりました。これは主に、その他有価証券評価差額金の増加23百万円および自己株式の減少5百万円による一方で、四半期純利益29百万円および剰余金の配当48百万円による利益剰余金の減少18百万円によるものです。
この結果、自己資本比率は前事業年度末の44.6%から46.0%となりました。
②経営成績
当第2四半期累計期間の売上高は、製品商品売上高が2,014百万円(前年同期比2.3%増)および作業屑売上高が187百万円(前年同期比36.7%減)となり、合計で2,202百万円(前年同期比2.8%減)となりました。製品商品売上高のうち、LPガス容器用弁および設備用弁は前年同期比で減少しましたが、車載用、船舶用およびバルク付属機器は前年同期比で増加しました。作業屑売上高の減少は、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から全社で可能な限りの休業を実施した為に、工場の作業屑の発生が抑えられた影響によるものです。
損益面につきましては、上記のように積極的に休業を実施しましたが、製品商品売上高を若干ながら増加させることができ、また、全社的に経費削減に取り組みましたので、営業利益は38百万円(前年同期比78.2%増)、経常利益は41百万円(前年同期比161.6%増)と大幅に改善することができました。なお、四半期純利益は29百万円(前年同期比24.4%減)と前年同期比減少しましたが、これは前年においては特別利益を29百万円計上していた影響によるものです。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期累計期間における現金及び現金同等物(以下、「資金」という)は、53百万円増加(前第2四半期累計期間は157百万円の減少)して179百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は197百万円(前第2四半期累計期間は228百万円の減少)となりました。これは主に、売上債権の減少額83百万円、たな卸資産の減少額304百万円および助成金の受取額57百万円により増加する一方で、仕入債務の減少額91百万円、割引手形の減少額97百万円および休業手当の支払額58百万円により減少するものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は19百万円(前第2四半期累計期間は20百万円の減少)となりました。これは主に、投資有価証券の売却による収入4百万円により増加する一方で、有形固定資産の取得による支出23百万円により減少するものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は124百万円(前第2四半期累計期間は91百万円の増加)となりました。これは主に、短期借入金の純増額45百万円により増加する一方で、長期借入金の返済による支出113百万円および配当金の支払額48百万円により減少するものです。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期累計期間において、当社の優先的に対処すべき事業上及び財務上の新たに生じた課題はありません。
(4)研究開発活動
当第2四半期累計期間における研究開発活動の金額は、44百万円であります。
なお、当第2四半期累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5)生産、受注及び販売の実績
当第2四半期累計期間における生産、受注及び販売の実績は「第2 事業の状況 2 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」に記載の通りであり、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を一部受けております。
(6)経営成績に重要な影響を与える要因
当第2四半期累計期間において、当社の経営成績に重大な影響を与える要因に変更はありません。
(7)資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社の資本の財源及び資金の流動性について、主要原材料の黄銅材、鉄鋼材、ステンレス鋼材および鉄鋼鋳鍛造品等の原材料、人件費、外注加工費、製造経費、販売費及び一般管理費等の運転資金は、自己資金および金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資や長期運転資金は、金融機関からの長期借入を基本としております。機動的かつ効率的な資金調達をすべく、取引銀行5行と当座貸越契約、取引銀行1行と特殊当座貸越契約を締結しております。
なお、当第2四半期会計期間の末日における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は2,758百万円となっております。