四半期報告書-第75期第1四半期(平成31年4月1日-令和1年6月30日)

【提出】
2019/08/09 16:06
【資料】
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【項目】
32項目
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間末現在において、判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第1四半期累計期間におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善を背景に、緩やかな回復基調が持続しているものの、米中間の貿易摩擦や英国のEC離脱に伴う混乱が国内経済へ影響し始めるなど、景気の先行きは不透明な状況で推移いたしました。
このような状況のなか、当第1四半期累計期間における当社の財政状態及び経営成績は以下のとおりです。
①財政状態
(資産)
流動資産は、前事業年度末に比べて、189百万円減少して3,859百万円となりました。これは主に、商品及び製品の増加159百万円および原材料及び貯蔵品の増加90百万円による一方で、現金及び預金の減少121百万円および受取手形及び売掛金の減少316百万円によるものです。
固定資産は、前事業年度末に比べて、9百万円増加して4,778百万円となりました。これは主に機械及び装置(純額)の増加13百万円によるものです。
この結果、資産合計は前事業年度末に比べて、179百万円減少して8,637百万円となりました。
(負債)
流動負債は前事業年度末に比べて、20百万円増加して2,593百万円となりました。これは主に、支払手形及び買掛金の増加46百万円および賞与引当金の増加28百万円ならびに流動負債その他の増加18百万円による一方で、短期借入金の減少69百万円によるものです。
固定負債は、前事業年度末に比べて、99百万円減少して2,272百万円となりました。これは主に、長期借入金の減少52百万円および退職給付引当金の減少13百万円ならびに役員退職慰労引当金の減少30百万円によるものです。
この結果、負債合計は前事業年度末に比べて、79百万円減少して4,866百万円となりました。
(純資産)
純資産は、前事業年度末に比べて、100百万円減少して3,771百万円となりました。これは主に、四半期純損失5百万円および剰余金の配当96百万円により減少したためです。
この結果、自己資本比率は前事業年度末の43.9%から43.7%となりました。
②経営成績
当第1四半期累計期間の売上高は、製品商品売上高が933百万円(前年同期比1.2%増)および作業屑売上高が140百万円(前年同期比31.2%減)となり、合計で1,074百万円(前年同期比4.7%減)となりました。製品商品売上高のうち、LPガス容器用弁は前年同期で横ばいであったものの、設備用弁の増加および当期から船舶用弁が復調しつつあるので、それらの売上がそれぞれ増加しました。また、車載用およびバルク付属機器は前年同期比で若干減少しましたが、そのうちバルク付属機器は前期末における値上げ前の駆け込み需要の反動であり、今期通期では、設置後20年の交換需要による大幅な売り上げ増加を見込めます。
損益面につきましては、当期は前期に完成したLPガス容器用弁の新製造ラインの償却負担や運賃その他の諸掛かりの値上がりによる経費増を部品内製化による外注費削減や工程変更による生産性向上、バルク附属機器の値上げ等で吸収すべく努めましたが、当第1四半期ではその効果が完全には発揮されず、営業損失5百万円(前年同期は営業利益23百万円)、経常損失2百万円(前年同期は経常利益20百万円)および四半期純損失5百万円(前年同期は四半期純利益19百万円)となりました。
(2)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期累計期間において、当社の事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(3)研究開発活動
当第1四半期累計期間における研究開発活動の金額は、36百万円であります。
なお、当第1四半期累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。