四半期報告書-第79期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において、判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第1四半期累計期間における我が国の経済は、新型コロナウイルス感染症の5類移行に伴い、外食、旅行などを中心とした個人消費や、インバウンド需要の急回復がけん引役となり経済活動は着実な回復基調を辿りました。 一方で、ウクライナ情勢の混迷化や欧米中央銀行の度重なる金融引締めにより欧米経済の回復ペースが鈍化して来ていることや、米中関係悪化に伴う中国経済の停滞、および我が国の金融緩和策の転換等、全体的に先行き不透明感が増している状況にあります。
このような状況のなか、当第1四半期累計期間における当社の財政状態及び経営成績は以下のとおりです。
①財政状態
(資産)
流動資産は、前事業年度末に比べて、26百万円増加して3,432百万円となりました。これは主に、売上債権の回収が進み、現金及び預金が28百万円増加し、一方で受取手形、売掛金及び契約資産が合計で158百万円減少となったものの、商品及び製品が増加153百万円したことから、流動資産全体では26百万円の微増となったものです。
固定資産は、前事業年度末に比べて、47百万円増加して4,780百万円となりました。これは主に建物(純額)の増加52百万円および投資有価証券の増加11百万円による一方で、機械及び装置(純額)の減少14百万円によるものです。
この結果、資産合計は前事業年度末に比べて、74百万円増加して8,213百万円となりました。
(負債)
流動負債は前事業年度末に比べて、156百万円増加して2,426百万円となりました。これは主に、短期借入金の増加40百万円、賞与引当金の増加72百万円およびその他の流動負債の増加84百万円による一方で、1年以内返済予定の長期借入金の減少21百万円および未払法人税等の減少22百万円によるものです。
固定負債は、前事業年度末に比べて、32百万円減少して1,756百万円となりました。これは主に、長期借入金の減少32百万円によるものです。
この結果、負債合計は前事業年度末に比べて、124百万円増加して4,183百万円となりました。
(純資産)
純資産は、前事業年度末に比べて、50百万円減少して4,029百万円となりました。これは主に、四半期純利益31百万円およびその他有価証券評価差額金の増加9百万円による一方で、剰余金の配当96百万円によるものです。
この結果、自己資本比率は前事業年度末の50.1%から49.1%となりました
②経営成績
当第1四半期累計期間の売上高は、製品商品売上高が1,211百万円(前年同期比2.8%の減収)および作業屑売上高が262百万円(前年同期比6.6%の増収)となり、合計では1,473百万円(前年同期比1.3%減)となりました。これは、設備用、バルク付属機器および車載用等の売上高は前年同期比で増収となったものの、LPガス容器用弁について前年同期には製品値上げ前の駆け込み需要があった為、この分の反動減が影響したものです。一方、作業屑の売上高については、工場の稼働率は前年同期と同水準でしたが、黄銅材価格が高い水準を維持していたことから増収となりました。
損益面については、前年同期は、黄銅弁を中心に、値上げ前の価格による駆け込み需要により低収益の売上がありましたが、今四半期はそれが一掃されており、円安による原材料価格の上昇や物価高による諸経費の上昇をその他の経費削減、原価改善努力によって吸収したことにより、営業利益率が改善しました。
以上により、当第1四半期累計期間においては、営業利益56百万円(前年同期比39.3%の増益)、経常利益57百万円(前年同期比36.9%の増益)を計上し、四半期純利益31百万円(前年同期比28.7%の増益)となりました。
(2)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期累計期間において、当社の優先的に対処すべき事業上及び財務上の新たに生じた課題はありません。
(3)研究開発活動
当第1四半期累計期間における研究開発活動の金額は、65百万円であります。
なお、当第1四半期累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(4)生産、受注及び販売の実績
当第1四半期累計期間における生産、受注及び販売の実績は「第2 事業の状況 2 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」に記載の通りであります。
(5)経営成績に重要な影響を与える要因
当第1四半期累計期間において、当社の経営成績に重大な影響を与える要因に変更はありません。
(6)資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社の資本の財源及び資金の流動性について、主要原材料の黄銅材、鉄鋼材、ステンレス鋼材および鉄鋼鋳鍛造品等の原材料、人件費、外注加工費、製造経費、販売費及び一般管理費等の運転資金は、自己資金および金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資や長期運転資金は、金融機関からの長期借入を基本としております。機動的かつ効率的な資金調達をすべく、取引銀行5行と当座貸越契約、取引銀行1行と特殊当座貸越契約を締結しております。
なお、当第1四半期会計期間の末日における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は1,782百万円となっております。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第1四半期累計期間における我が国の経済は、新型コロナウイルス感染症の5類移行に伴い、外食、旅行などを中心とした個人消費や、インバウンド需要の急回復がけん引役となり経済活動は着実な回復基調を辿りました。 一方で、ウクライナ情勢の混迷化や欧米中央銀行の度重なる金融引締めにより欧米経済の回復ペースが鈍化して来ていることや、米中関係悪化に伴う中国経済の停滞、および我が国の金融緩和策の転換等、全体的に先行き不透明感が増している状況にあります。
このような状況のなか、当第1四半期累計期間における当社の財政状態及び経営成績は以下のとおりです。
①財政状態
(資産)
流動資産は、前事業年度末に比べて、26百万円増加して3,432百万円となりました。これは主に、売上債権の回収が進み、現金及び預金が28百万円増加し、一方で受取手形、売掛金及び契約資産が合計で158百万円減少となったものの、商品及び製品が増加153百万円したことから、流動資産全体では26百万円の微増となったものです。
固定資産は、前事業年度末に比べて、47百万円増加して4,780百万円となりました。これは主に建物(純額)の増加52百万円および投資有価証券の増加11百万円による一方で、機械及び装置(純額)の減少14百万円によるものです。
この結果、資産合計は前事業年度末に比べて、74百万円増加して8,213百万円となりました。
(負債)
流動負債は前事業年度末に比べて、156百万円増加して2,426百万円となりました。これは主に、短期借入金の増加40百万円、賞与引当金の増加72百万円およびその他の流動負債の増加84百万円による一方で、1年以内返済予定の長期借入金の減少21百万円および未払法人税等の減少22百万円によるものです。
固定負債は、前事業年度末に比べて、32百万円減少して1,756百万円となりました。これは主に、長期借入金の減少32百万円によるものです。
この結果、負債合計は前事業年度末に比べて、124百万円増加して4,183百万円となりました。
(純資産)
純資産は、前事業年度末に比べて、50百万円減少して4,029百万円となりました。これは主に、四半期純利益31百万円およびその他有価証券評価差額金の増加9百万円による一方で、剰余金の配当96百万円によるものです。
この結果、自己資本比率は前事業年度末の50.1%から49.1%となりました
②経営成績
当第1四半期累計期間の売上高は、製品商品売上高が1,211百万円(前年同期比2.8%の減収)および作業屑売上高が262百万円(前年同期比6.6%の増収)となり、合計では1,473百万円(前年同期比1.3%減)となりました。これは、設備用、バルク付属機器および車載用等の売上高は前年同期比で増収となったものの、LPガス容器用弁について前年同期には製品値上げ前の駆け込み需要があった為、この分の反動減が影響したものです。一方、作業屑の売上高については、工場の稼働率は前年同期と同水準でしたが、黄銅材価格が高い水準を維持していたことから増収となりました。
損益面については、前年同期は、黄銅弁を中心に、値上げ前の価格による駆け込み需要により低収益の売上がありましたが、今四半期はそれが一掃されており、円安による原材料価格の上昇や物価高による諸経費の上昇をその他の経費削減、原価改善努力によって吸収したことにより、営業利益率が改善しました。
以上により、当第1四半期累計期間においては、営業利益56百万円(前年同期比39.3%の増益)、経常利益57百万円(前年同期比36.9%の増益)を計上し、四半期純利益31百万円(前年同期比28.7%の増益)となりました。
(2)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期累計期間において、当社の優先的に対処すべき事業上及び財務上の新たに生じた課題はありません。
(3)研究開発活動
当第1四半期累計期間における研究開発活動の金額は、65百万円であります。
なお、当第1四半期累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(4)生産、受注及び販売の実績
当第1四半期累計期間における生産、受注及び販売の実績は「第2 事業の状況 2 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」に記載の通りであります。
(5)経営成績に重要な影響を与える要因
当第1四半期累計期間において、当社の経営成績に重大な影響を与える要因に変更はありません。
(6)資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社の資本の財源及び資金の流動性について、主要原材料の黄銅材、鉄鋼材、ステンレス鋼材および鉄鋼鋳鍛造品等の原材料、人件費、外注加工費、製造経費、販売費及び一般管理費等の運転資金は、自己資金および金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資や長期運転資金は、金融機関からの長期借入を基本としております。機動的かつ効率的な資金調達をすべく、取引銀行5行と当座貸越契約、取引銀行1行と特殊当座貸越契約を締結しております。
なお、当第1四半期会計期間の末日における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は1,782百万円となっております。